房州千倉らーめん 華の蔵
(ぼうしゅうちくららーめん はなのくら)
[住  所]千葉県南房総市千倉町白子2713-2
[電  話]0470-44-4075
[営業時間]11:00-14:30、土日祝11:00-14:30,17:30-19:30
[定休日 ]月
[アクセス]JR内房線千歳駅下車。ちくら白子漁港至近。徒歩約15分。
[ジャンル]房州千倉
[座  席]座敷に卓袱台12×2、6×1
 

 

 

醤油らーめん 600円
 千倉というのは割と有名かも知れないが、ここは千歳駅。そう、北海道と同じ名前で「ちとせ」。小さな駅でもちろん無人駅。房州といえども木枯らしが吹き、寒い中をちくら白子漁港へ向かう。漁港のそばに店があるが、写真の看板がなければ、どこにあるのかわからないだろう。漁村センターの裏側にある民家がお店なのだ。11時開店ということだが、10時40分頃に到着し、しびれを切らして3分前に、玄関(民家の普通の玄関)を開け「ちょっと早いのですがよろしいですか?」と声をかけると「どうぞ、どうぞ」と二つ返事で招いてくれた。靴を脱いで、げた箱に入れ、広間にあがる。広間には大きな卓袱台が3卓おいてある。「どこでもどうぞ」との声に真ん中の卓袱台の隅に遠慮がちに座る。

メニューは、
[醤油(中太縮れ麺、魚だし1:鳥豚ガラ3)]
   らーめん600、ねぎらーめん700、ちゃーしゅーめん850、ねぎちゃーしゅーめん950
[塩(細縮れ麺、魚だし1:鳥豚ガラ3)]
   らーめん600、ねぎらーめん700、ちゃーしゅーめん850、ねぎちゃーしゅーめん950
[特製(ストレート麺、魚だし3:鳥豚ガラ1)]
   特製醤油らーめん850、特製塩らーめん850
[油(中太縮れ麺、スープなし)]
   醤油あぶらめん700、塩あぶらめん700、特製+200
[つけめん(太縮れ麺、魚だし3:鳥豚ガラ1]
   醤油つけめん700、塩つけめん700、特製+200
炙りチャーシュー丼(重ね)800、炙りチャーシュー丼セット+250、ちゃーしゅーおにぎり(3コ)400、ごはん(並)150・(小)100など。

 種類によって麺を変えているし、ダシの割合も若干変えている。基本と思われる醤油らーめんを注文する。「魚系のダシが入りますけどよろしいですか?」と尋ねられた。なるほど、魚系のダシがきらいな人には対応してくれるというわけなんだ。かなり気配りのできるお店だ。開店時刻を過ぎると、次々とお客さんが入ってくる。あっという間に15人くらいになった。なかなかの人気店である。

 一番に出てきたらーめんは、動物系(房総地鶏・豚ガラなど)と魚系(九十九里の煮干し・鴨川のカツオ節・千倉の鯖節・昆布など)とのWスープで、旨味のある甘めのすっきりした味。麺は中太縮れで、やや平べったいもの。こちらもコシがあり美味しい。具は、チャーシュー(巻バラ肉)・メンマ・のり・お麩・なると・ネギ。スルスルと完食してしまった。隠れ家的な名店。(2007/11/23)
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