やま川食堂
(やまかわしょくどう)
[住所]久慈郡大子町大字大子673
[電話]0295-72-0014
[営業時間]1030-1900
[定休日]
[アクセス]JR常陸大子駅下車。徒歩1分。
[ジャンル]駅前大衆食堂
[座席]多数
[駐車場]?

奥久慈しゃも丼

 
奥久慈しゃも丼 ◇ けんちんそば

 

 

 

 
雑誌での紹介 ◇ 昔のメニュー

奥久慈しゃも丼 800円 + けんちんそば(サービス)

常陸大子駅で偶然遭遇した駅前食堂の「やま川食堂」。奥久慈しゃも丼とけんちんそばで、旅の醍醐味を味わうことができた。以下は「かめかめかめラ」からの抜粋。
 常陸大子駅に到着した。風がかなり強く吹いており体感温度はとても寒く感じる。駅構内は広々としており、駅舎も赤い屋根が印象的な小奇麗なもので、小さな町の中心駅といった佇まいだ。次の郡山行き列車までは写真のように約2時間あるので、ここで昼食をとる予定になっている。しかし10時43分の次の列車が14時36分なんて小田急線では全く考えられない。いくつか食堂があったが、駅前の本町交差点脇にある「やま川食堂」の外観が琴線に触れたので入った。

 中へ入るとご主人が出前のけんちんそばを作っているところだったが、店内にはお客さんは誰もおらず貸切り状態になった。「ようこそいらっしゃいました。寒いから今ストーブ点けますね」といいストーブに火を点けながら「これよかったら食べていてください」とけんちんそばを一人前テーブルに置いた。いきなりの大サービスである。いやー驚きである。またこのそばが美味しい! ダシが利いていて冷たくなった身体を内側から暖めてくれる。ご主人が近くまで出前に行って来てから、我々の注文を聞いてくれた。そばを食べたのでご飯ものが欲しくなり、奥久慈しゃも丼(800円)を2つ注文する。しゃもの肉も身がしまっておりとても素晴らしい味である。ご飯の量もたっぷり入っており寒さと空腹がともに一挙に克服できた。そして、ご主人としばしのお茶の間モードに入るのに何も障害はなかった。店内に貼ってあった魚拓から釣りの話しになり、パチンコの話し、映画撮影の話し、そして相模大塚にいる娘さんの話し、四代目となるやま川食堂の話しなど多くを語り、ほのぼのとした時間を過した(釣りとパチンコはもっぱら叔父の担当(笑))。店内には昔のお品書き「支那そば十銭、しるこ五銭、肉丼十五銭」が日焼けをしながらも飾られていた。すごい駅前食堂の体験ができた。いままでも食堂でお茶の間モードに入ってサービスを受けたことがあるが、注文前にそれもけんちんそば1人前が出て来るとは奇跡的でさえある。人情深いやま川食堂のご主人に、ただただ感謝するばかりである。(2009/01)
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