真好味
(しんほうみ)(2006/12/7閉店)
[住  所]中央区日本橋茅場町3-8-12
[電  話]03-3249-3880
[営業時間]11:00-14:00
[定休日 ]土日祝
[アクセス]東京メトロ日比谷線・東西線の茅場町駅下車。2番出口を出て直進(新大橋通りを八丁堀方面へ)。信号を越え、セブンイレブンの手前の本屋の角の細い路地を右折してしばらく行った左側。八丁堀駅からも近そう。
[ジャンル]癒し系
[座  席]カウンター×10
 



四川みそらーめん+かゆセット 900円
 いつかは行きたいを思っていたがやっと行くことができた。なにしろ平日の昼間だけの営業なのでハードルが高いのだ。取材拒否の激うまラーメン店という本にも紹介されている。開店15分前に到着し、確認のために「11時開店ですよね?」と尋ねると「そうです。でも中に入ってお待ち下さい」とのこと。5分もすると準備が出来たのか、注文を聞かれ「四川みそらーめんかゆセット」と答える。そして「“四川”というくらいですからすごく辛いんですかね?」と尋ねると「お客さんは初めてですか? 辛いことは辛いけど、ほとんどのお客さんは問題ないようですよ」と親切に対応してくれる。「辛さ控えめとかの調節はできますか?」と私1人の気軽さのために次々と聞いてしまう。「スープ全体が薄くなりますよ」「・・・じゃ、普通でいいです」。細かなことを聞いてくる客だと思われたであろうが、イヤな顔をせずに対応してくれた。ちなみにメニューは、手もみらーめん600(+かゆセット800)、四川みそらーめん700(+かゆセット900)、貝柱かゆ500と非常にシンプル。
 注文するとすぐにおかゆが出てきた。貝柱のエキスやその他の海の幸のダシが豊富に含まれていて美味。しかも熱々である。空気に触れている部分を浅く広くレンゲですくいながら食べる。そのうち四川みそらーめんが出てきた。見た目はかなり辛そうな印象だが、スープを飲んでみると予想していたより辛くない。というか、辛味だけでなく旨みも十分にある。大地魚(ターティユイ)干しも使っているらしい。でも汗はどんどん出てくる。麺は、スープに負けまいとしてコシのある縮れ麺。具は、チャーシュー・もやし・メンマ・ネギ。巻バラ肉のチャーシューは柔らかくて大きく、これだけ食べにきてもいいほどに美味しい。もやしはシャキシャキとした歯応えがある。らーめんとかゆを交互に食べる。汗をかきかき食べていると、ティッシュを出してくれた。本当にありがたいお店である。らーめんを食べ終えてからは、レンゲにおかゆとスープを半分づつにして同時に食べてみる。これも旨い! 食べ終えて「ごちそうさまでした」と声をかけると、「辛くなかったですか? 平気でしたか?」と気づかっていただいた。「はい、平気でした」「それはよかった!」と声を掛け合い店を後にした。いい店だ。身体と心が元気になる。店を出るころにはお客さんは8割の入りになっていた。今日もすぐに満席になるのだろう。なんとかしてまた来てみたい。(2005.10.07)
[ここがおすすめ]身体と心が元気になる店