かめかめ・かめラ
大阪くらしの今昔館
(大阪府大阪市)
(2007/9/2)(記 2007/9/6)


 大阪出張の時に少し時間があったので、天神橋筋商店街をブラブラしてみました。その北の端に“住い情報センター”があり、その8階に「大阪くらしの今昔館」があります。エレベーターで8階に上がり、入場券を買って館内に入ります。まずはエスカレーターで10階へ行き、そこから9階の町並みを見下ろすことができます。江戸時代は天保の頃、1800年代初期の大坂の夏祭りの時期の町並みを復元したものだそうです。この時代は“大阪”ではなく“大坂”と表記していたようです。

 
やぐらと物干し台(バルコニー) ◇ 裏長屋(明かり窓付)と路地

 
通りの風景

 上から風景を見て楽しんだ後、階段で9階に降りて、ぶらりと歩いて町並みを体感できます。木戸門を入りすぐ右側にあるのが風呂屋です。その中はシアターになっていて動画を上映しています。


風呂屋

 風呂屋の裏には裏長屋があります。共同井戸(きっと井戸端会議をやってたんでしょうね)があり、室内にはかまどや明かり取り窓があります。

 
共同井戸 ◇ 居間

 
明かり取り窓 ◇ かまど

 安住大明神と茶席もあります。

 
安住大明神 ◇ 茶席

 さて、通りへ戻ります。合薬屋には屏風が飾ってあります。高張り提灯が至るところにあり夏祭りの雰囲気を盛り上げています。

 
合薬屋 ◇ 屏風を飾る風習


高張り提灯@呉服屋

 8階に降りてみます。こちらは「モダン大阪 パノラマ遊覧」となっています。明治・大正・昭和の大阪を模型や映像で紹介しています。まずは「住いの大阪六景」です。本当に精巧に再現されています。見ているだけでワクワクと楽しくなります。

 
(1)川口居留地

 
(2)北船場

 
(3)大大阪新開地

 
(4)空堀通 ◇ (5)城北バス住宅


(6)古市中団地

 天神祭も大正時代の船渡御風景が再現されています。

 
天神祭の船渡御風景

 昭和初期の心斎橋筋商店街も再現されています。かなり賑やかだったようですね。

 
心斎橋筋商店街の“心ぶら”風景

 明治末期に完成した初代の通天閣とルナパークです。通天閣のそばにこんな素敵な遊園地があったんですね。

 
通天閣とルナパーク(昼) ◇ 同(夜)

 なかなか楽しいミュージアムでした。さて、大阪くらしの今昔館を後にして、日本で一番長い商店街として知られている天神橋筋商店街を南へ下ります。まずは天六(天神橋筋六丁目商店街)です。「106」と書いて「てんろく」と読ませています。和洋折衷というところですね。


106商店街

 天五を通り、天四です。こちらは「ten 4」と表記してあります。そしてJR天満駅近くには点が四つのてんとう虫のようなものもあります。これも「天(点)四」の意味なのでしょうか?

 
ten 4商店街 ◇ 点が四つで天四?