かめかめ・かめラ
桜と桃源郷といちご狩り
(山梨県)
(2010/4/10)(記 2010/4/11)


『富士ビューホテル大庭園の桜と、桃源郷でいちご狩り』


 我が社の所属部署を中心とした有志で、観光バスを借り切って山梨方面にバス旅行に行ってきました。私は妻と一緒に参加しました。

 小田急トラベルのツアーを利用したわけですが、小田急トラベルの添乗員(ノッチ似)と神奈中観光のバスガイドさんが同行してました。親会社と子会社の厳しい関係があるのでしょうか? まぁ、細かいことをどうこう言うのはやめましょう(笑)


梨の花

 梨の花がきれいに咲く、ジョナサンの近くに集合し、予定通りに8時30分に出発しました。まず本厚木駅へ向い、厚木集合のメンバーと合流します。N係のKさんがちょっと遅れたようでしたが、無事に全員集合となり、東名高速を西へ向います。メンバーは総勢40名以上で、小さな子供たちが15人くらいいます。日本はホントに少子化なんでしょうか? バスの中は、保育園か幼稚園のような賑わいです。今は成人した二人の息子の幼い頃のことを、妻と二人で話しながら、懐かしい気持ちでした。バスの中で落ち着かずに添乗員に注意されてたヤンチャな子もいましたが、子供はこれくらいの元気がないとかえって心配です。


足柄SAに停車中のバス

 大井松田インターチェンジの少し手前では、天気がよければ真っ正面に富士山の雄姿が見えるのですが、今日は残念ながら曇り空なので見えません。大井松田からは右ルートで御殿場を目指します。

 予定通りに足柄SAで休憩です。ここでちょっとしたハプニング! NセンターのSさんの親族から連絡があり、ここでリタイアすることになったのです。SAから出発するバスに向って、大きく手を振るSさんの姿が印象的でした。

 御殿場インターを出て、須走までの一般道は少し渋滞しましたが、須走からの東富士五湖道路は空いていて、あっと言う間に山梨県に入りました。籠坂峠を越えていた時代とは全く違い、便利になりましたね。東富士五湖道路の左側には、陸上自衛隊の東富士・北富士演習場が広がっています。そしてその向こうには富士山が見える・・・・・・・・はずですが、雲に覆われていて裾野しか見えません。バスガイドさんも「富士山は・・・・・あるのですが見えませんね。裾野は見えるので・・・」なんて言ってましたね。

 
富士ビューホテル ◇ 敷島の松

 最初の目的地の富士ビューホテルには予定よりも少し早く到着しました。ランチバイキングまで5〜10分の時間があったので、皆さん思い思いに時間を過ごしていました。私と妻は庭園にある敷島の松を見て来ました。

 さぁ、お待ちかねのランチバイキングです。大きなホールに整然とセットされた大型の丸テーブルで和洋中折衷のバイキングを楽しみました。夢中になりすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)

 
河口湖 ◇ 富士山(はこのように見えるはず)

 食後は、まずホテル6階の展望ラウンジに行きました。エレベーターは5階までで、そこからは階段で6階に上ります。階段の左右には富士ビューホテルの歴史がわかる様々な写真が飾られていました。富士ビューホテルは箱根の富士屋ホテルの系列なんですね。6階の展望ラウンジは東側と西側に二ヶ所あり、それぞれ270度くらいが展望できます。北側は河口湖、そして南側は富士山が見えるはずですが、見えたのは河口湖だけです。富士山はまだ雲に隠れてます。

 
ホテル正面の庭園(6階ラウンジから) ◇ 桜

 
きれいな花々

 
しだれ桜 ◇ バスとホテル

 展望ラウンジから降りてきて、今後は庭園散策です。ホテルの裏側には桜やしだれ桜以外にもいろいろな花が咲いています。桜自体は三分咲きでした。少し肌寒い気温でしたが、花を見ていると心が癒されます。


レジスター

 ホテルの売店の横には「米国ナショナル キャッシュ レジスター社製」が展示してありました。


御坂農園駐車場のレトロな看板

 
農園内の花

 さて、ホテルを出たら、次に目指すのは桃源郷です。河口湖大橋〜御坂峠を通って甲府盆地に入っていきます。4年前には家族でみさと桃源郷公園に来ていますが、今回は御坂農園です。レトロな看板にちょっと引いてしまいましたが、農園内の桃と菜の花はとてもきれいでした。桃色と黄色のコントラストは見事です。


赤いいちごと青いいちご

 さあ、その次はいちご狩りです。これを楽しみにしていた人が多かったようですね。バスで見晴し園に向います。細い道を下っていったところにビニールハウスがありました。が、しかし、いちごが見当たりません。いえ、青いいちごはありますが、赤いいちごが少ないのです。これは残念でしたね。「30分食べ放題」と旅行のしおりに書いてありますが、いちごの数が少ないので30分も食べ続けることができません。時期が悪いのでしょうか? 次に来る機会があったらもう少し早めに来たいと思います。

 
見晴し園から甲府盆地の眺め

 いちご狩りを早めに終了しましたが、見晴し園の見晴らし台からの甲府盆地の眺めは見事でした。見晴し園という名前にふさわしい絶景でした。

 
勝沼ぶどう郷駅 ◇ 駅前公園の桜

 ここで予定変更です。予定では笹一酒造へ直接向うはずでしたが、富士ビューホテルで桜が十分観賞できなかったので、勝沼ぶどう郷駅へ寄ってから笹一酒造へ向うことになりました。

 
桜と特急かいじ116号 ◇ 桜と普通列車

 ちょうど列車が到着しました。ホームの位置が高いので、車内からも桜が眺められそうです。

 
昔のホームの名残 ◇ 昔の駅名標

 この駅は1993年に「勝沼駅」から「勝沼ぶどう郷駅」へと駅名が変わりました。また昔は通過可能なスイッチバック駅であり、1968年にホームを新設してスイッチバックを解消しており、その名残として昔のホームの一部が駅前公園になっています。

 
笹一酒造 酒遊館 ◇ 大月おつけだんご


駐車場にある世界一の大太鼓

 桜を堪能した後は、笹一酒造へ向います。酒蔵見学では、ちょんまげをつけた志村けんさんが、子供たちに大人気。ちょっかいを出す子供たちが多くて、志村けんさんもさぞ説明がしにくかったことでしょう。酒遊館に入ると、まずB級グルメとして最近知られるようになってきた大月おつけだんごを賞味してから、日本酒・焼酎・梅酒などの試飲を楽しみました。

 予定されていたイベントはすべて終了し、残すは帰路のみとなりました。大月インターから中央高速を利用して帰る予定でしたが、中央高速が事故渋滞しているという情報が入ったので、富士吉田経由で東富士五湖道路から東名高速を使って、つまり来た時の逆の行程で帰ることになりました。

 大月インターに入る手前で、バスの右手の中央本線に2階建ての千葉行きの列車が走っているのが見えました。変わった車両だったので、帰宅後時刻表で調べたら「ホリデー快速ビューやまなし号(オール2階建て車両)」という臨時列車で小淵沢発千葉行きでした。

 富士吉田インターの手前で、やっと夕暮れの富士山が顔を出しました。

 さて御殿場インターから東名高速に入ると、こちらも事故渋滞の情報です。うーん、がっかり。笹一酒造でイベントは終了のはずでしたが、中央高速と東名高速の事故渋滞が最後のイベントになってしまったようです。料金が同じだから少しでも長く乗っていたい、とも思えず、しかしどうにもならないのでじっとガマンしながら、ウトウトしながら、トムとジェリーを見ながら時間を過ごしていました。なんとか本厚木駅には20時25分頃に到着しました。この後、町田へ行く予定のあった私は、妻とともにここで降りました。小さな子供たちのお父さん、お母さんはお疲れさまでした。

 何はともあれ、無事に日帰りバス旅行が終わってよかったです。幹事のTさんとMさん(だけでいいのかな?)、お疲れさまでした。来年はどこへ行くのでしょうか? 今から楽しみですね。
【行程】
伊勢原発 8:30
本厚木発 9:05
足柄SA休憩 9:50〜10:10
富士ビューホテル(ランチバイキング・桜観賞・庭園散策) 11:15〜12:50
桃源郷(御坂農園) 13:40〜14:20
いちご狩り(見晴し園) 14:50〜15:20
勝沼ぶどう郷駅(桜観賞) 15:40〜16:10
笹一酒造(おつけだんご・酒蔵見学・地酒試飲) 16:50〜17:20
足柄SA休憩 18:50〜19:10
本厚木着 20:25
伊勢原着