かめかめ・かめラ
香川・鳴門紀行
(香川県〜徳島県)
(2010/7/10)(記 2010/8/5)
7月11日(日)に香川・琴平で仕事があり、妻とプチ二人旅をしようということになりました。7月9日(金)の夜に寝台特急サンライズ瀬戸で高松に向かいます。
まずは小田原の月の洞くつで腹ごしらえです。
サンライズ瀬戸は小田原へは止まりませんので、熱海から乗ることになります。小田原から熱海までは在来線で行くより新幹線の自由席で行った方が、乗り継ぎ割り引きのおかげで不思議なことに安くなります。裏ワザです。
熱海に着きました。23時23分まで30分ほど待ち時間があります。その間に長大な貨物列車が、2本も通過していきました。
さて、サンライズ瀬戸に乗り込みます。サンライズツインが満席だったので、妻にはシングルデラックス、私はシングルにしました。そうです、優しい夫なのです(笑) この写真はシングルです。
こちらの写真がシングルデラックスです。イスもテーブルも洗面台もあり、広々としています。
朝もやの瀬戸大橋を渡ると四国です。定刻通りに高松駅に到着しました。天気が心配でしたが晴れています。
高松駅前のめりけんやにより、早速讃岐うどんの朝食です。セルフ式なので風情があります。私はぶっかけ温玉+ちくわ天+じゃこ天を、妻はかけ+きつねを食べましたが、安くて美味しい朝食になりました。
駅前広場には「親切な青鬼くん」がありました。
香川県のゆるキャラの一つです。
駅構内の売店をよく見ると、アンパンマン弁当があります。ちびっ子には人気なんでしょうね。
もうひとつ、アンパンマン列車弁当もあります。なかなか手がこんでいますね。
さて、駅でレンタカーを借りて高松自動車道を東へ向かい鳴門のうず潮を見に行きます。高速観潮船うず潮汽船に乗って、大鳴門橋の下まで行くと、うず潮が次から次へとで出来ては消え、出来ては消えています。すごい迫力です。
鳴門のうず潮
表現すると、海ではなくまるで川のような流れです。右手が瀬戸内海方面で、左手が太平洋になりますが、瀬戸内海から太平洋へ勢いよく流れているのがわかります。段差は1メートルくらいはありそうです。
潮の流れ
うず潮汽船の駐車場から車を出そうとすると「これからどこへ行くんだい?」とおじさんが声をかけてくれます。引田へ行くと話すと「それなら鳴門スカイラインから行くと早く着くよ」と親切に教えてくれました。鳴門スカイラインはカーブが多いですが見晴らしがいい道です。途中の四方見展望台からの景色は特に素晴らしい。
引田へ行くのは、創業250年(宝暦三年創業)というかめびし醤油に寄るためです。「かめ」に反応したのは間違いありません(笑) 赤い建物がとても印象的です。
店内に入るとナインティナインの岡村さんの写真があります。お店の人に聞くとぐるナイの「ごちになります」の収録で先月にこちらへ来たそうです。体調不良らしいですが、早く復帰してほしいものです。
併設の喫茶室でもろみ入りのソフトクリームを食べました。ちょっと変わった味で美味しく感じましたが、妻の口には合わなかったようです。
喫茶室内には古いうちわが飾ってありました。室内のイスやテーブルなどインテリアもすべて醤油の樽を利用してあり、雰囲気が出ています。
引田を出てからは丸亀城に向かいます。知らない土地でもカーナビがあるので目的地を設定すれば道に迷う心配がないので気が楽です。丸亀城は小高い山の上に天守閣があります。特徴は石垣の美しさです。しかしかなり急な坂を登るので、汗ビッショリになります。
途中からは讃岐富士がきれいに見えます。
これが天守閣です。中に入って街中を見下ろすと天下を取ったような気がするのが不思議です。
お堀には鯉とともに亀がたくさんいました。さすがに丸亀城です。
丸亀城を出てからは、善通寺に向かいます。弘法大師が生まれた場所だそうです。立派な五重の塔がありました。高さ45メートルで京都の東寺に次ぐ高さだそうです。
樹齢千年を超える楠。弘法大師誕生の頃からあったとされている。きっと、弘法大師の声も聞いているはずです(笑)
まだ時間があったので丸亀に戻り、うちわと港ミュージアムへ向かいます。館内ではうちわ作りの体験ができるようでちびっ子達が歓声を上げながら熱心に取り組んでいました。
日本全国のうちわの展示や、海外での展覧会の結果、そして丸亀うちわの販売が行われています。
丸亀駅でレンタカーを返して、JRで琴平へ向かいます。快速サンポートでわずか20分くらいです。JR琴平駅は写真のように伝統と風格のある駅舎で駅舎内も広々としています。
明日の仕事は琴平花壇であるので、今日はここに宿泊します。夕食は豪勢なものでした。写真は「瀬戸内産真蛸の石焼」です。これも美味しくいただきました。
朝は少し時間があるので、宿の近くにある金丸座へ行ってみます。実際に年に1度、2週間くらいは歌舞伎の公演が行われているところです。手作りでボランティア中心の運営がされているようです。
館内はこのような感じです。700人まで収容できるようです。
ところで宿から金丸座まで近道があるのですが、写真のような自然満載の細道です。大河ドラマ「龍馬伝」での“脱藩の道”のように思えてしまいました(笑)
これから別行動になり、妻は金毘羅さんへ向かい、私は宿に戻って仕事です。
帰りは飛行機で高松空港から羽田空港まで戻りました。飛行機は早いというのが率直な感想です。