かめかめ・かめラ
紀伊半島紀行
(和歌山県〜三重県〜京都府)
(2011/7/30-31)
【2 紀州鉄道・せち焼き】
(2011/7/30)(記 2011/11/1)
和歌山駅からJRのホームに移動し、御坊行きの列車に乗り換えます。4両編成で、転換式クロスシートであり、トイレがついています。女性の車掌さんです。車内はかなりの混雑で、なぜか小学生が多いようです。学校行事でもあるのでしょうか。窓際の座席には座れず、何とか通路側の座席に座りました。途中からはドアのそばで車窓を眺めていました。周囲にはみかんの木が多く見られます。
【車両】
【車窓@冷水浦〜加茂郷間】海南地区のコンビナートが見られます。
【車窓@冷水浦〜加茂郷間】そしてきれいな海が見えてきます。
和歌山
0837
| 紀勢本線(きのくに線)
0945
御坊
御坊駅に到着しました。とにかく暑い!です。
【紀州鉄道列車】駅構内の一番南側に紀州鉄道のホームがありました。単行(1両編成)の列車です。列車というよりレールバスのようなやや小型の車両です。
【車内】車内はこんな感じです。
【エアコン故障】何と! この暑さなのにエアコンが故障しています。自然の風で涼をとるしかなさそうです。
【市役所前到着】
【西御坊到着】
【西御坊駅吊標】終点の西御坊に到着しました。全長わずか2.7kmで8分の旅が終わりました。
【駅舎】西御坊の駅舎です。かなり渋いですし、駅なのかどうかわかりにくい外観をしています。
【線路は続くよ♫】車止めがありますが、道路を隔てた向うにも線路が続いています。1989年までは、700m先にに日高川駅があったようです。
【硬券】西御坊には駅員さんがいました。午前中だけいるようです。紀伊御坊駅までの120円のきっぷを買いました。硬券とは懐かしいですね。
御坊
0953
| 紀州鉄道 <180円>
1001
西御坊
【紀伊御坊駅吊標】乗ってきた列車で折り返し、紀伊御坊駅で途中下車します。
西御坊
1009
| 紀州鉄道 <120円>
1012
紀伊御坊
【御坊へ出発@紀伊御坊駅】乗ってきた列車が紀伊御坊駅を出発します。
【駅舎】紀伊御坊駅舎です。この中に紀州鉄道の本社があります。
【スタンプ】紀伊御坊駅のスタンプです。「紀州鉄道へようこそ! 列車でごぼうのまちをゆっくりのんびり通ります《とかいてあります。
【スタンプ】隣の学門駅のスタンプもここにありました。「合格キップ《「合格祈願《など、“学問”駅に似合う言葉が書かれています。
【スタンプ】こちらも学門駅です。「合格《「入学《と書いてあります。
【学門駅入場券】「学門駅《の「入場券《で「入学《という意味で、縁起がいいですね。
【学門駅】紀伊御坊から5分ほど歩いて学問駅へ行きました。シンプルな棒線駅です。無人駅ですから、ホームには自由に出入りできるわけです。つまり入場券は実用的ではないのです。縁起がいいから学門駅だけ入場券があるのでしょう。
【国保日高総合病院】学門駅から徒歩3分ほどにある、友人の務める国保日高総合病院へ表敬訪問しました。今日は休みで友人には会えませんでした。
さて、御坊のB級グルメはと言えば“せち焼き”です。国保日高総合病院から歩いても20分くらいで行ける距離でしたが、なんてったってこの日は暑い!!! 熱中症になりそうなので、贅沢にもタクシーを使いました。病院にはタクシーが常駐しているので便利です。あっというまに元祖せち焼き やましたに到着しました。時計を見ると10時45分で、開店時刻の11時までまだ15分もあります。お店の前に駐車場があるのですが、すべて日が当たっています。よく見ると、隣の建物の陰が駐車場の隅に斜めにできていましたので、その狭いスペースに身をよせて待っていると、「どうぞ中にお入りください《という声が聞こえました。お店の方が開店時刻前に店を開けてくださったのです。感謝、感激、雨、アラレ、、、盆と正月が一緒に来たような幸せです。
【入り口】やましたの入り口です。お言葉に甘えて中に入らせていただきます。「入ります《じゃなくて「入らせていただきます《と、敬語を使いたくなる状況なんですよ。
【せち焼きとは】せち焼きとは「焼そばを卵だけでお好み焼状に仕上げたもの《なんです。つまり小麦粉を使っていないのです。吊前を由来はメニューに書いてありました。
さてメニューは、せち焼き(イカせち650、豚せち650、肉(牛)せち650、ミックスせち(イカ、豚、肉)700、マヨネーズ付+20)、焼きそば(イカそば590、豚そば590、肉(牛)そば590、ミックスそば(イカ、豚、肉)640)、ご飯、飲み物と非常にシンプルです。また“肉”と言えば“牛肉”のことをいう関西文化圏なので、関東文化圏の人間にとっては「肉(牛)《と書いてあることがとても親切に感じられます。
ミックスせち+マヨネーズをお願いいたしました。先ほど声をかけていただいたお店のお姉さんが鉄板で作ってくれました。実演販売ってやつですね。もちろん世間話をしながらです。そして早めにお店に入れていただいただけでなく、早めに料理を提供していただけたことに対しても丁重にお礼を申し上げました。「今日は暑いですから、外で待ってられるのも大変かと思いまして、、、《。あぁ、まるで天使か天女のようなお言葉です。はい、はい、本当に外で待っているのはつらいのですよ、この暑さだから。店内はエアコンが効いていて天国のようです。
【せち焼き作り1】
【作り方1】まずはイカや肉やキャベツなどの具を炒めて、その上に麺を乗せます。
【せち焼き作り2】
【作り方2】麺と具をよく炒めて混ぜ合わせます。
【せち焼き作り3】
【作り方3】卵をつなぎとして、麺と和えて、形を整えればできあがりです。ちなみにこの天使のようなお姉さんは「せちがう《のことを「標準語では“いじめる”っていう意味よ《と教えてくれました。あぁ、焼きそばがうらやましい(笑)。
【せち焼きの中】へらで割ってみると、中身はこんなになっています。一見、お好み焼のようです。食べてみると、小麦粉を使わずに卵を使うというのが、これほどまでに違うのかと思うほど、あっさりと仕上がっています。フワフワとした食感なんです。
【店内】店内には来店した有吊人のサインや色紙が飾られていました。関西系のテレビでも何度か紹介されているようですね。
せち焼きの味にも、お店のやさしさにも本当に感謝です。今回の旅はとても楽しいものになるような気がしてきました。
紀伊御坊
1020
| 徒歩
1145
御坊
【御坊駅へ向かう】さて、お腹も満足したし、気分もいいので、JR御坊駅までは歩くことにしましょう。地図では1kmくらいの距離です。しかし、天気はご覧のように快晴!!! そして蒸暑い!!! 汗ビッショリになりながら何とか御坊駅に到着しました。
【御坊駅舎】
【アイスもなか】あまりにも暑く、駅舎内の待合い室も蒸暑いので、思わず売店でアイスもなかを買ってしまいました。
【クエの町】御坊市では、幻の魚・高級食材として知られるクエがよく取れるようです。クエのかまぼこなども生産されているようです。
【スタンプ】御坊駅のスタンプです。クエがデザインされています。
【御坊駅吊標】御坊駅からは紀勢本線(きのくに線)に戻ります。
【車両】青くて正面がタイラな2両編成の列車です。固定式のボックスシートタイプでワンマン、トイレ付です。
御坊駅を出て30分ほど経つと、切目〜岩代〜南部の海岸線を走り、車窓には海が広がります。旅をしているなぁ、と感じる時間帯でもあります。
【車窓@切目〜岩代間1】
【車窓@切目〜岩代間2】
【車窓@岩代駅付近】
【車窓@岩代〜南部間1】
【車窓@岩代〜南部間2】
【田辺市観光看板】田辺駅に到着しました。「熊野古道《を中心に「田辺市!世界的観光地《の鳥瞰図が描かれています。
御坊
1202
| 紀勢本線(きのくに線)
1245
紀伊田辺
【紀伊田辺駅舎】少し時間があるので駅舎の外に出てみます。相変わらずの蒸暑さです。
【駅吊標】紀伊田辺駅の駅吊標です。
【車両】列車は2両編成ですが、なんとロングシートです。移動するだけならシートなんてどうでもいいのですが、車窓を眺めながら乗っていたい私には上都合な車両です。ワンマンで、トイレは付いています。
【車窓@紀伊日置〜周参見間】おそらく日置川の風景でしょう。
【車窓@見老津〜江住間】
【車窓@江住〜和深間】断続的に海沿いを走ります。
【車窓@和深〜田子間】
紀伊田辺
1307
| 紀勢本線(きのくに線)
1432
串本
【1 和歌山電鐵】
【2 紀州鉄道・せち焼き】
【3 橋杭岩】
【4 新宮〜鳥羽】
【5 みそ焼きうどん】
【6 伊賀鉄道】