かめかめ・かめラ
中央本線・身延線紀行
(愛知県〜岐阜県〜長野県〜山梨県〜静岡県)
(2011/8/7)(記 2012/3/8)
8月6日(土)夜に京都で仕事がありそのまま京都へ宿泊。そして翌8月7日(日)に青春18きっぷで、名古屋〜<中央西線>〜塩尻〜<中央東線>〜甲府〜<身延線>〜富士〜<東海道本線>〜小田原の旅をしてきました。京都〜名古屋は時間の都合上、涙をのんで(笑)新幹線を利用しました。
「♪京都の恋」なら渚ゆう子ですが(古い!)、「京都の朝」はやっぱりラーメンです(笑)。京都駅近くの高倉塩小路の南に老舗の二軒がしのぎをけずっています。朝5時!開店の第一旭たかばし本店と、朝7時30分開店の新福菜館本店です。今朝は6時半頃だったので、第一旭に寄りました。この時間でも店内は8割方の混み具合で、半数くらいのお客さんはビールを飲んでいます。大都会で国際観光都市の知られざる一面のようで、生活に触れているように感じます。ミニラーメン(550円)を注文しました。写真のように醤油色のスープはコクがあります。京都のラーメンというとあっさりした印象があるかも知れませんが、実は背脂でコッテリしていたり、醤油が強くてコクがあったりします。薄味であっさりしたラーメンは、京都以外では「京都“風”らーめん」として人気があるようですね。
ミニラーメン ◇ 麺
美味しくラーメンをいただいた後、新幹線で名古屋へ向かいます。わずか35分であっという間に名古屋に到着し、在来線ホームへ移動します。今日の天気は快晴です。真夏の快晴、めちゃくちゃ暑いです。最近は旅に出ると好天に恵まれます。好天すぎて暑すぎるくらいです(笑)。雨が降るよりはいいですね。
名古屋駅名標
名古屋からは臨時快速列車のナイスホリデー木曽路に乗り換えます。青春18きっぷは普通列車と快速列車に乗ることができます。通常の快速列車は中津川までしか行かないのに対し、この快速列車は名古屋〜塩尻まで行くので便利です。車両は6両編成でトイレ付き。乗客はハイキング姿の小団体を含めて、そこそこ乗っています。名古屋から塩尻までの所要時間は約3時間です。
快速ナイスホリデー木曽路
名古屋の次の金山でさらに乗客が増え、ボックス席は埋まってしまいました。次の鶴舞では駅近くの鶴舞公園があるためか、セミの鳴き声がうるさいほどです。まぁ、夏らしいといえば夏らしいです。ところでこの公園は鶴舞と書いて“つるま”と読みます。駅名は“つるまい”です。どうしてなんでしょう???
都市近郊にしては秘境感ただよう、定光寺や古虎渓を通過し、中津川まではほぼ各駅に停車していきますが、その後は南木曾、上松、木曽福島、薮原、奈良井、木曽平沢と停車していきます。木曽川に沿って線路が敷かれています。まぁ、川沿いしか平地がないっていう事情もありますけどね。
車窓@南木曾〜大桑
木材貯蔵場@大桑駅前
【
寝覚の床@倉本〜上松】
寝覚の床が車窓から見えます。何だか得をした気分になります。
塩尻駅
塩尻駅には予定よりも数分遅れて到着しました。塩尻駅の表玄関は東口です。「ワインと遺跡のまち」と書かれています。東西の出入口をつなぐ高架橋から南を眺めると、向かって左が甲府・新宿方面(中央東線)、右が中津川・名古屋方面(中央西線)にきれいに別れているのが見えます。西口は静かですが、駅前の歩道にはぶどう棚があり風情を感じます。
塩尻駅東口 ◇ 駅前
高架橋からの眺め ◇ 塩尻駅西口
歩道のブドウ棚
昼食時なので山賊焼きなるB級グルメがあると聞きそのお店を探したのですが、地図上の場所にはお店はなく暑くてかなわないので、駅ビルにあるほっとして ざわという面白い名前の店に入り、ざるそば(960円)を注文しました。食後にはやはり駅前の観光案内所でソフトクリーム(300円)を食べました。満足です!
ざるそば ◇ ソフトクリーム
塩尻からは普通列車の甲府行きに乗り換えます。その前に隣のホームを見ると、かわいらしい色をした電車が止まっています。中央東線旧線(小野・信濃川島経由)で辰野へ行く列車です。岡谷からみどり湖までの塩嶺トンネルが開通し新線になってから優等列車はすべて新線を通りますので、旧線は文字通りの支線になっています。単行(1両)が辰野と塩尻の区間を行ったり来たりしているだけです。
甲府行きの列車は3両、ボックス型セミクロス、トイレ付きです。乗客はなんと満員です! 立っている人もいます。余裕を持ってホームにいたのでボックス席の通路側に座ることができました。しかし車窓を楽しむことはできません。
下諏訪から突然の大雨です。ゲリラ豪雨です。今年はゲリラ豪雨が多いですね。しかし茅野の手前では路面は乾いています。おそらく局地的な大雨だったのでしょう。大気の状態が不安定なのでしょうね。
旧線回りの辰野行き車両 ◇ 車両
行き先表示 ◇ ベル@甲府駅
車両
そうこうしている内に甲府に到着しました。反対側のホームには見たことのない車両が停まっています。臨時列車なのでしょうか?(これはシーズン運行の「ホリデー快速ビュー山梨」でした。)
甲府駅の改札口を出て気分転換してから身延線のホームへ向かいます。今日、8月7日は市川大門で花火大会があるようです。浴衣姿の女性を見るのもそのためでしょう。4・5番ホームが身延線です。特急ふじかわではなく、もちろん普通列車の富士行きに乗ります。かなりの乗客がいそうです。予想ではガラガラだったのですが・・・・・
身延線ホームへ ◇ 列車案内
身延線ホーム ◇ 車両
車両は3両でロングシート!です。 あぁ、残念! 乗客は案の定満員です。ロングシートの真ん中あたりに席を確保できました。車両前方の窓を独り占めにしている鉄オタクのおやじがいます。結局始発の甲府から終点の富士までずっとその場に立っていました。すごい集中力ですね。さて、甲府を出発してから10分ほどして雷が轟きました。同時に雨も降ってきました。今夜の花火は大丈夫でしょうか。そして市川大門駅で大量に下車しました。鰍沢口駅では特急列車追い越しのため19分停車します。周囲は大雨になっています。しかし追い越すはずの特急ふじかわは待てど暮らせど来ません。駅員と運転士の業務連絡を聞いていると、東花輪駅で信号トラブルがあり運転打ち切りとなったようです。この列車に乗ることができてラッキーです。その間も車両前方にかぶりついたオタクは一歩も動きません。
鰍沢口駅名標 ◇ 停車中列車
【大雨@鰍沢口駅】
甲斐岩間駅では今度は甲府行きの特急ふじかわと行き違いのはずだが、、、、、やはり来ません。来るのは雷ばかりです。ダイヤが相当に乱れていると思われます。甲斐常葉駅でやっと甲府行き特急ふじかわと行き違いをしました。
はだかじま?
「次は“はだかじま”です」というアナウンスがありました。こんな字なんですよ。残念でした(笑)
この列車は予定通りに富士に到着しました。富士からは東海道本線で熱海、小田原と来て、小田原からは小田急線で伊勢原に到着しました。ミニトリップでしたが、京都から伊勢原に帰るのでもこんなバリエーションに富んだルートがあるのですね。さぁ、次はどんなコースで帰ってきましょうか(笑)
【旅程】
2011/8/7
京都0716ー<東海道新幹線 のぞみ104号>ー0751名古屋0817ー<中央本線 快速ナイスホリデー木曽路 青春18きっぷ>ー1114塩尻1212ー<中央本線>ー1352甲府1414ー<身延線>ー1705富士1713ー<東海道本線>ー1800熱海1810ー<東海道本線>ー1831小田原1838ー<小田急線>ー1914伊勢原