かめかめ・かめラ
会津若松紀行

(福島県会津若松市など)
(2005/2/11-13)


 
茶:JR只見線、緑:会津鉄道 ◇ 緑:会津鉄道、赤:野岩鉄道、青:東武鉄道

 前日の夜遅く仙台入りし、翌11日の朝食は仙台駅から徒歩3分ほどの名掛丁アーケードにある“めしのはんだや”に向かう。晴れた朝だけに風が冷たい。ここは素朴な定食屋と聞いている。祝日ということもあってか先客は0であった。店内に入ると店員のおばちゃんが3人いた。「ラーメンはありますか?」と尋ねると「麺類はおいてないんですよ」とのこと。店の奥にはおかずが所狭しと置いてあるがご飯は見当たらない。「はじめてなんですが、どうしたらいいんですか?」と聞くと「まずごはんは(中)(小)(ミニ)の中から選んでください。(中)は大盛ですからお客さんだと(小)で十分だと思いますよ。みそ汁かとん汁もあります」。よくわからないままにめし(小)とみそ汁を注文。しかし“(中)が大盛”っていうのは面白いなぁ。そして「好きなおかずを棚から取って食べ始めてください」という。出されためし(小)とみそ汁をトレイにおき、コロッケやカツや種々の小鉢が置いてある中、迷ったあげくにあじフライとポテトサラダを選んで席に座り食べ始める。確かにめし(小)でも量的には十分なようである。するとおばちゃんがするりと寄ってきて伝票にすらすら値段を記載して脇に置いていった。おもわず「名人芸みたいですね」と言ったら笑っていた。食べていたらお客が2人入ってきた。常連さんらしくスムーズに選んで席に着いて食べ始めている。私の食事の料金は占めて389円。掛け値なしに安い! 満足した後仕事に向かう。

 

 翌日は、ホテルでおにぎり一つの朝食を取り、テレビを見ていると2月9日に行われたサッカーワールドカップアジア地区最終予選の日本対北朝鮮戦の話題が流れていた。後半ロスタイムに起死回生のゴールをあげた大黒(おおぐろ)選手に対して「大黒選手は大黒様」という表現で賛美していた。何はともあれ勝ち点3をあげてよかった。
 ホテルを出てJR仙台駅東口に向かう。天気は晴れており寒さが厳しい。9時50分発のJRバス東北の会津若松行高速バスに乗るためだ。会津若松への移動には、まず東北新幹線で郡山へ行き磐越西線に乗り換えるルートを考えたが料金が高い。自由席でも5,780円だし、時間も約2時間20分かかる。新幹線には乗らずに東北本線から磐越西線を利用すると料金は3,260円と安くなるが所要時間は約4時間となる。時刻表をながめていたら高速バスがあるのを発見した。これなら料金は2,800円で所要時間も2時間30分前後である。しかも会津若松駅だけでなく会津若松市内まで行くのでその後の移動を考えても便利である。列車好きの私であるが今回ばかりは高速バスを利用することとした。高速バスの待合室の自販機でチケットを買う。夜行バスなどの長距離バスは予約制であることが多いが、近距離であれば予約不要である。
 東口42番バス乗り場にバスが入ってきた。乗客は18名。運転手さんが無線で事務所に乗車人数を報告している。定刻に出発。市内の電力ビル前でさらに2人が乗車し合計20名となった。大型バスなので2人分のシートを1人で使用できてスペースもゆったりしている。しばらくしてバスは東北自動車道に入り90km/時のスピードで淡々と走っている。車窓から見える山々はどこも雪景色である。1時間ほどして吾妻パーキングエリアに到着。10分弱のトイレ休憩をとる。

 
バスチケット ◇ 大型バス(吾妻パーキングエリアにて)

 11時30分頃に郡山ジャンクションから磐越自動車道を新潟方面へ向かう。「只今の気温1℃」と表示されている。トンネルをいくつか越えると一面の雪景色。厳寒の会津地方に向かう雰囲気が現実的になってくる。普段は雪を見慣れていないせいか、雪というのは景色をここまでモノクロにするのかと感傷的になる。「只今の気温-2℃」と徐々に外気は寒くなっている。右側に磐梯山が見えるはずだが雲に隠れて裾野しか見えない。

 
磐梯山 ◇ 車窓

 会津若松インターチェンジを降りて、会津アピオ入口で停車。2人降車する。12時13分に会津若松駅到着。ここで13人下車。私は市内中心部である次の神明通りで降りる。時刻は12時22分。ほぼ定刻通りである。中合というデパートでトイレを借り、なかじまグリルへ向かう。主要道の歩道は雪が取り除いてあるが、横道にそれると路面に雪が残り一部凍結していて歩くのに苦労する。いつもの半分くらいのスピードでゆっくりと歩いて約5分。なかじまグリルへ到着した。

 

 ここは“元祖煮込ソースカツ丼”で有名なお店だ。会津地方は元来ソースカツ丼文化が根付いておりカツ丼というとソースカツ丼を指す場合が多いという。ソースカツ丼とはご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上にソースで味付けしたカツを置くのだが、ここではソース味で煮込んだ卵とじしたカツ丼が提供されるということを「全日本 食の方言 地図」という本で知った。昭和23年創業のこのお店は営業時間が11時から14時と短く、夜は出前のみ行なっているようである。カウンター約12席、座敷に4人用卓袱台が3卓ある。幅の広いカウンターの隅に座り“元祖煮込ソースカツ丼850円”を注文する。ちなみにキャベツソースカツ丼850、中華そば500などのメニューもある。お客さんが多く15分ほどたってからカツ丼が運ばれてきた。  フタを開けると香ばしいソースの香りが漂う。まさに卵とじのソースカツ丼である。カツを食べるとソースの酸味が利いていてソース好きにはたまらない美味しさである。卵がある部分のカツはソース味が卵で和らげられていて酸味が少ない。肉自体も柔らかくて美味。

 

 店を出てから鶴ケ城へと南へ歩く。凍結した路面を歩くのに気をつかっていると、地元の人らしき女性にも簡単に追い抜かれてしまう。靴底に違いがあるのだろうと思ってみるが、靴を買うわけにもいかずこのままの状態で歩くしかない。
 鶴ケ城へ来るのはこれで3回目になるが雪景色は初めてである。夜には“絵ろうそく祭り”が行われているらしい。

 

 鶴ケ城を出てから国道118号へ出て今度は北進する。神明通り南交差点を左折し、すぐに右折すると、そこは大町通り(通称野口英世青春通り)である。古い町並みが所々残り落ちついている空間である。若い女性2人から「すみません。野口英世青春館はどこでしょうか?」と尋ねられる。地元民に間違えられたようだ。「私も旅行者なんですが」と断った上で、彼女たちが持っている地図を見せてもらい、場所を教えることができた。

 

 この道は城下町らしく敵からの進入を防ぎやすいように道の交差点は正確な四つ角ではなく、少しだけ中心をわざとずらしており昔の名残りがある。センターラインには雪を溶かすためのスプリンクラーが設置されている。そのため雪は少ないが水たまりが出来ているので車がはねる水がかからないようにという別の注意が必要である。

 
中心のずれた交差点 ◇ スプリンクラー

 鶴ケ城から30分くらい歩いたであろうか、会津若松駅についた。今日の宿泊地である駅前のホテルにチェックインし、しばし休憩する。16時を過ぎ駅前に行くと観光地循環型バスのハイカラさんがお客を待っていた。今回は乗る機会がなかったが1日乗車券が600円であり観光客には便利な乗り物である。路線バスでもいいのだが初めての土地で路線バスを乗りこなすのはかなり難易度が高い。駅のびゅープラザで明日の会津鉄道の指定席券を買おうとしたが、発券するまでに15〜20分くらい時間がかかるという。出発時間も迫ってきていたので明日購入することとした。

 
会津若松駅 ◇ ハイカラさん

 16時53分会津若松発会津田島行きの普通列車に乗り芦ノ牧温泉駅を目指す。この列車は2両編成・ワンマン・セミクロスシートである。ワンマンなので後ろの車両のドアは開かずに、前の車両の後ドア乗り前ドア降りとなる。西若松駅まではJR只見線の線路を走り、以後は会津鉄道となるため西若松駅で運転手が交代した。

 

 17時16分に芦ノ牧温泉駅下車。温泉はここから少し離れた場所にある。駅前にはかまくらがあり、芦ノ牧温泉駅の昔の名前である上三寄という駅名標が残されていた。ちなみに上三寄という名前は芦ノ牧温泉駅にほど近いバス停の名前として今でも残っている。

 
芦ノ牧温泉駅舎 ◇ かまくら

 
駅名標(現在) ◇ 駅名標(過去)

 ここへ来た目的は牛乳屋食堂という駅前食堂へ行くためである。駅から凍結した道をゆっくり歩いて約2分。厳寒の地の中のオアシスのように「牛乳屋食堂」の看板がある。店内には数多くの色紙が所狭しと飾られている。すでに何人かのお客さんがおり次々に入ってくる。地元に愛されている食堂という雰囲気である。昭和初期に牛乳屋として創業されてから80余年の老舗だ。メニューは、Aセット(ラーメン半分でカツ丼1人前)1100、Bセット(ラーメン1人前でカツ丼半分)950、牛乳屋ミニセット(ラーメン半分でカツ丼も半分、白牛乳と小鉢付き)900、チャーシュー丼セット(ラーメン1人前にチャーシュー丼)800、その他単品メニューも多い。セットのカツ丼は煮込みカツ丼かソースカツ丼を選べる。

 
外観 ◇ 店内

 Bセットで、カツ丼は煮込みカツ丼を注文し、事前に手に入れたクーポン券を提示して白牛乳1本をサービスでいただく。注文してしばらくしてから「どのセットも手打ち麺に変えられます(50円増)」という文字を発見したがもう遅い。もっと予習していかないと・・・。ラーメンは、スープは煮干しの効いた醤油味でショウガもピリッと効いている。老舗だけれど味は新しい感じがした。麺は、中太の平打ち麺でモチモチしている。手打ちではないが十分に美味しい。手打ちだったらもっと美味しかったのだろうか? 具は、チャーシュー・メンマ・なると・のり・ネギ。煮込みカツ丼は普通の(煮込んだ)カツ丼にソースをかけた独特のもの。

 
牛乳(白) ◇ 煮込みカツ丼


ラーメン

 粉雪が舞い散る中を18時前に駅舎に戻る。この駅の業務時間は17時までで待合室には誰もいない。出入り口には「ネコが出入りしますので10cmほど開けておいてください」という張り紙がしてある。待合室には主と化したネコだけがいた。あたりは暗くなり雪がしんしんと降っている。18時16分の会津若松行きの列車に乗るために反対側のホームへ移動する。18時38分に定刻通りに会津若松駅に到着。駅には“絵ろうそく祭り”のミニチュアが飾られていた。



 翌朝のおにぎりを買おうと駅に併設されているコンビニNewDaysに入るが完売。店員さんに近くのコンビニの場所を聞くと「10分くらい歩くとありますが、隣のスーパーにもお総菜ならあります」とのこと。寒く粉雪が舞う中を歩きたくなかったので、道を挟んだスーパーに行ってみる。するとおにぎりが売っていた。それも定価126円が2割引の101円だった。ラッキーである。
 翌日7時のニュースを見ると会津若松-5℃、会津田島-12℃と言っていた。外は寒そうだ。

 
朝食のおにぎり ◇ 会津若松駅

 8時前にホテルをチェックアウトしタクシーで飯盛山に向かう。観光ガイドには8時からと書いてあったがこれは夏時間のようでどこも閉まっている。“動く坂道”もまだ動いていない。


まだ動いていない“飯盛山動く坂道”

 坂道や階段などに雪が積もっていて慣れない人にとっては非常に危険である。通路に積もった雪を取り除いて準備している人しかいない。「8時からだと思って来たんですがまだですかね」「だいたい冬場は9時ごろからだと思うよ」という。雪の坂道や階段に四つんばいになったりしながら白虎隊自決の場とお墓を見て、さざえ堂だけでも拝観しようとしばし待つ。

 
白虎隊自刀の地 ◇ 白虎隊士の墓

 さざえ堂は小学生の時に一度来ているはずだが記憶はあまりない。9時になって係の人が来たので拝観料を支払い中に入る。階段はなく二重になったらせん状の構造物で、遺伝子のDNAの構造に似ていると感じる。

 
さざえ堂 ◇ 全景

 
正面 ◇ 上り口


内部(らせん状の坂道)

 帰りは駅まで歩いてみる。雪道は本当に歩きにくい。何度も滑りながら駅を目指す。途中で若い女性にまた抜かれる。30分以上歩いて会津若松駅についた。マルモ食堂という駅前食堂に入りたかったが休みのようだ。

 
雪のある歩道 ◇ マルモ食堂(定休)

 会津若松から首都圏へ帰るには、磐越西線で郡山に出て東北新幹線を利用するのが時間的には早い(新幹線自由席利用で約3時間40分、7,460円)。また会津若松から新宿まで高速バス(4時間20分、4,800円)もある。しかし今回は会津地方をそのまま南下することとする。
 10時45分発の列車で会津田島へ向かう。この列車は新しい車両で1両編成のセミクロスシートだ。野口英世が車体に書かれている。かなりの乗車率で、芦ノ牧温泉駅でさらに大勢乗車したので立ち客もでる盛況ぶりである。茅葺き屋根の駅舎があることで有名な湯野上温泉駅では乗降客が多いもやはり満員状態は変わらない。茅葺き屋根も雪に隠れている。会津下郷駅ではトロッコ列車を待ち合わせる。12時ちょうどに会津田島駅到着。

 
会津田島行き車両 ◇ 一面雪の車窓

 
湯野上温泉駅 ◇ 一面雪の車窓

 多くの人は12時20分発の新藤原行き普通列車に乗り換えるが私は途中下車し、ここで急行南会津の指定券を買う(2005年3月1日からは「南会津」でなくて、浅草〜新藤原間の「ゆのさと」になる)。この列車は全席指定なので自由席はない。禁煙席は満席で、喫煙席しかなかった。駅員さんに「いつもこんなに満席なんですか」と尋ねると「今日は三連休の最後だから混んでいるんです。」との答え。実感はなかったけれど今日まで三連休だったのだ。窓側の席は望むべくもなく、通路側の席に甘んじる。

 
12時20分発の新藤原行き普通列車 ◇ 急行南会津のチケット

 時間があるので、駅の売店に併設された観光案内所で旧南会津郡役所の場所を確認したところ、「3月までは休館です」とのこと。外からなら眺められるというので行ってみる。途中で三保屋食堂という駅前食堂の前を通った。“会津ラーメン”ののぼりがあり帰りに寄ってみようと思う。こちらは会津若松よりも雪が深く滑らないように注意しながら歩道を歩く。でも3度滑った。“頭上落雪注意”という立て札もあった。洋風の館のような旧南会津郡役所は奇麗であった。その裏側に公園があるようなのでグルッ回って行こうとするが、雪が深くて足が雪に埋もれてしまう。残念ながら断念する。

 
“頭上落雪注意” ◇ 旧南会津郡役所

 三保屋食堂に入る。まさに駅前食堂といったロケーション。素朴な感じがいい。町の食堂兼飲み屋といった趣で、もつ煮込みなどのつまみはアルコールもメニューもある。テレビでは東京国際マラソンの実況中継が誰が見ているわけでもなく流れている。「もつ煮込みとビール」といきたかったが自重してラーメンを注文。スープは、節系が香る甘めのシンプルな醤油味。麺は太い平麺で縮れている。食感はモチモチしていて美味しい。この麺が会津地方のラーメンの特徴なのだろうか? 具は、チャーシュー・メンマ・わかめ・なると・ネギ。チャーシューは食べごたえあり美味。

 

 駅周辺をブラブラしながら時間をつぶし、13時45分頃に急行南会津が入線。さっそく乗り込む。4両編成で2両は禁煙で残り2両が喫煙車である。トイレは2ヶ所あり自販機もあった。回転型クロスシートでリクライニングはない。この急行南会津は会津田島から会津鉄道で会津高原まで、そして野岩鉄道で新藤原まで、最後に東武鬼怒川線や東武伊勢崎線を通って浅草まで行く。浅草から会津田島までは電化されているので電車が乗り入れることができるようだ。

 
会津田島駅 ◇ 駅名標

 
ホーム ◇ 急行南会津

 
行き先表示 ◇ 車内

 
自販機 ◇ テーブル

 発車を待っていると突然携帯電話が鳴る(バイブで知らせる)。職場の同僚からだ。緊急連絡か、といやな予感がして早速折り返して電話すると「ごめんなさい、間違えました。」と。ホッと胸をなで下ろす。
 急行南会津は定刻の13時59分に会津田島駅を出発した。前の席では団体客8人が酒盛りを始めた。後ろでは親子連れがピコピコと音をさせながらゲーム機で遊んでいる。マナーやエチケットという言葉はどこへ行ってしまったのだろう。これから3時間の長旅なのにあまり快適ではないな、と読書に専念する。といっても車窓を楽しんだりもしていた。会津高原を過ぎトンネルを越えると雪がみるみる少なくなっていた。峠を越えたのだろうか。途中の湯西川温泉駅はトンネルの中にあった。鬼怒川温泉駅で酒盛り組が下車。少し静かになる。電車は新高徳、下今市、新鹿沼、新栃木、栃木と停車している。栃木の次は春日部であるがこの間37分ノンストップである。春日部から北千住も23分間停車しない。急行とはいえ、特急きぬ(スぺーシア)とあまり変わらぬ所用時間である。北千住に17時3分到着。地下鉄千代田線で西日暮里下車。下車せずにこのまま代々木上原まで行き小田急線に乗り換えた方が早いが、軟弱にも新宿からロマンスカーに乗りたくなり、西日暮里から山手線で新宿へ出た。新宿からはロマンスカーでゆったりと自宅へ向かった。
【旅程】
[2/12]
◆仙台(09:50)〜会津若松:神明通り(12:22) JRバス東北 高速バス 2,800円
◆会津若松(16:53)〜芦ノ牧温泉(17:16) 580円
   JR只見線 180円、会津鉄道 400円
◆芦ノ牧温泉(18:16)〜会津若松(18:39) 580円
  会津鉄道 400円、JR只見線 180円
[2/13]
◆会津若松(10:45)〜会津田島(12:00) 1,610円
  JR只見線 180円、会津鉄道 1,430円
◆会津田島(13:59)〜北千住(17:03) 急行南会津 4,610円
  会津鉄道(乗車券 600円、指定席 290円)
  野岩鉄道(乗車券 1,040円、指定席 360円)
  東武鉄道(乗車券 1,320円、指定席 1,000円)
◆北千住〜西日暮里 160円 東京メトロ千代田線
◆西日暮里〜新宿 190円 山手線
◆新宿〜伊勢原 1,120円 小田急小田原線(乗車券 570円、特急券 550円)