中世鎌倉時代、宇都宮城主 藤原宗円(そうえん)氏(関白道兼の曾孫)ゆかりの地一部に建てられたホテルです。
江戸時代、藩主 戸田忠真(たださね)公が別邸御山屋敷を作り、立派な庭園として有名であったと言われております。稲荷様と八幡様の二つの杜があった為、毎年2月の初午の時にのみ一般の人々に開放され、拝むことができたと言い伝えが残っております。
明治時代、陸軍大将・鮫島重雄男爵が別邸として庭園内に住まわれました。
グランドホテルは昭和20年秩父宮妃殿下の為に建てられた数寄屋作りの離れ(現割烹 陽南荘) にて開業、現在に至っております。二万坪の大庭園では、明治天皇から賜った山桜をはじめ、ソメイヨシノ、ボタンザクラが咲き誇り、永きに渡り訪れる方々を楽しませています。