かめかめ・かめラ
大阪紀行
(大阪府大阪市)
(2005/4/7-9)

【1 寝台急行銀河】
(2005/4/7-8)(記 2005/4/17)


 暑いくらいの陽気の中、仕事を終えて夜の東京駅に移動する。これから寝台急行銀河に乗り大阪まで移動するためだ。銀河は横浜や小田原にも停車するので、東京駅まで移動するのはムダなようだが、始発駅から乗りたかったのである。22時50分頃、神田駅方面から入線してきた。ヘッドマークはなくテール(6号車)に“銀河”というマークがあった。

 
チケット ◇ 列車表示

 
入線 ◇ テールマーク

 東京駅からの東海道線はこの時間でも湘南方面への普通列車や湘南ライナーなどが頻繁に発車しておりホームにも人が多い。さて1号車のA寝台3番下段が今晩のねぐらである。もっと空いているのかと思ったがA寝台は7-8割の乗車率である。2号車のB寝台を見に行くとこちらの乗車率は5割以下であった。途中から乗車する人がいるのかも知れないが、B寝台の方が空いているのかも知れない。23時ちょうどの定刻に発車した。A寝台は中央に通路があり左右に寝台が縦に並んでいる。奇数番号は大阪よりが頭で、偶数番号は大阪よりに足を向けるようになっている。

 
車両入口 ◇ 場所表示

 B寝台は海側に通路があり山側に寝台が線路と直角方向に2列2段で並んでいる。1号車では70歳くらいの御婦人だろうか、通路で浴衣に着替え始めた。ほのぼのとした雰囲気である。

 この1号車の先頭よりに和式と洋式のトイレが一つずつあり、洗面所も2か所ある。洗面所の蛇口は手を差し出すと自動的に水が出るタイプであった。2号車よりには更衣室と四人掛けのボックスシートがあり喫煙場所になっている。

 
B寝台上段 ◇ B寝台下段

 
A寝台洗面所 ◇ B寝台洗面所


ボックスシート(喫煙場所)

 寝台には布団とまくら、そして浴衣・スリッパ・ハンガーが準備されている。読書灯もあり、小さいながらテーブルもある。カーテンで通路とはしっかりと遮断されており落ちついた空間である。明朝の予定を考えながらウトウトとしてしまったようだ。目を覚ますと静岡あたりだった。通路を挟んだ4番下段のお客さんのいびきが激しい。結局やや寝不足のまま朝を迎えることになった。列車は6分遅れて大津に到着していた。天気は曇りのようである。窓から見える駅々にはサラリーマンがホームに大勢いてこちらを見ている人もいる。複々線になっているので普通列車と並行して走った区間もあった。新大阪には7時23分、大阪には12分遅れの7時30分頃に到着した。大阪駅のホームにも人がたくさんおり気恥ずかしい感じである。桜橋口から駅を出て、宿泊するホテルに荷物を預け大阪の街に繰り出した。

 
A寝台下段 ◇ A寝台下段

 
テーブル ◇ A寝台上段へのはしご


JR西日本(複々線区間)

【旅程】
◆東京(23:00)−大阪(07:30) 20,270円
     乗車券8,510円、急行券1,260円、寝台料金10,500円
【1 寝台急行銀河】  【2 梅田スカイビル】  【3 道頓堀極楽商店街】