かめかめ・かめラ
長野・新潟紀行
(長野県〜新潟県)
(2010/5/26-30)

【1 小海線・しなの鉄道】

(2010/5/26-27)(記 2010/7/25)


 5月27日(木)から29日(土)にかけて長野で某協会の仕事です。普通ですと、長野新幹線で長野まで一直線ですが、そこに一工夫を加えました。仕事は27日(木)の午後からなので、小海線を通って長野へ向います。そうなんです、長野新幹線を使わないのです。そのためには前日の26日(水)に甲府に前泊する必要があるので移動します。

 八王子で途中下車し、八王子ラーメンとして評判のよい「一麺」へ行くも、シャッターが下1/3だけ開いているだけで、営業するのかしないのか判断できません。それではと「圓」へ行くと「体調不良のため臨時休業」。どうも最近、振られることが多くなってしまいました。


 結局、「とん八」に入ってラーメンを食べました。


 八王子ラーメンは、タマネギのみじん切りが入った醤油味のスープが特徴的です。


 甲府駅前のビジネスホテルに宿泊し、翌朝(27日)6時46分甲府発の6両セミクロスシートの普通列車で小淵沢へ向います。前日の雨もあがり快適です。平日の朝だからか地元の高校生が多いようです。南アルプスの頂には雪が見え、八ケ岳の頂は雲の中です。長坂駅で中・高校生が大量に下車しました。


 7時25分に小淵沢駅に到着しました。


 ホームにある案内看板にも、すでに高原の雰囲気です。


 小海線は2両編成です。


 車内は写真のように2列+1列のセミクロスシートです。これから高原列車の旅が始まります。外気はかなり寒く、車内には暖房が入っています。


 小淵沢駅を7時48分に出発した列車は、高度をどんどんとあげて新緑の高原へ向っていきます。三つ目の駅が清里駅です。夏になれば大混雑していることでしょう。しかし多くの人は車で行くので、列車で行く人はまれでしょう。清里駅の標高は1,274メートルなので、伊勢原にある大山(1,246メートル)より高い所にあるのです。


 清里の次は野辺山駅です。ここは知る人ぞ知るJR線最高地点にある駅で、標高1,345メートル67センチあります。何もセンチまで書くことはないように思いますが(笑)、きっと重要なのでしょう。ちなみにJR線で標高の高い駅ベスト10のうち9駅までがこの小海線にあります。それだけ高い場所を通っているのです。
 小淵沢から順に、小淵沢ー甲斐小泉(6位)ー甲斐大泉(3位)ー清里(2位)ー野辺山(1位)ー信濃川上(4位)ー佐久広瀬(5位)ー佐久海ノ口(7位)ー海尻(8位)ー松原湖(9位)ー小海となっていて、第10位は中央本線の富士見駅です。


 信濃川上は高原野菜の産地です。今年は天候不順でしたが、収穫はどうなのでしょうか?


 こんな畑が車窓に広がります。車内は通学時間が過ぎたのでお年寄り中心に客層が変わりました。


 出発して約2時間後の9時40分に佐久平駅に到着しました。ここは長野新幹線の乗り換え駅です。乗り換えた方が早く長野へ着くのですが、このまま終点の小諸まで乗ります。


 乙女駅からはしなの鉄道と並走し、小諸駅へは定刻の9時55分に到着しました。ここからはしなの鉄道に乗り換えます。昔は信越本線でしたが、長野新幹線開通と同時に信越本線は分断され、小諸〜篠ノ井まではしなの鉄道になりました。赤い重厚な感じのする列車です。駅舎とホームはかなり大きく立派なものが多く、さすが昔を偲ばせます。


 9時58分発の列車は11時01分に長野駅に到着しました。お腹が空いたので、駅から徒歩3分の豊龍へ向い中華そばを食べました。ラーメンは、スープは色はかなり黒いが、飲むとさっぱりしています。


 豚骨ベースの醤油味で、京都の新福菜館を彷彿とさせる美味しさでした。


 次いで「味の道草 いむらや」へ向います。ここでは焼そばです。それにしても「味の道草」とは味のある名前ですね。出てきた焼そばは、量のたっぷり入ったカタ焼そばです。


 並を注文したのですが、ボリュームがとても多いのです。なんとか意地で食べ終えました。その後、いむらやの近くにある千石入口バス停で循環バスのぐるりん号を待ちました。バス停にいた地元のおばあさんと仲良く話しをしていたら、あめ玉を一ついただきました。人と人との触れ合いっていいものですね(笑)。一緒にぐるりん号に乗り、セントラルスクエアで先に降りたおばあさんに車内から手を振りました。


 さて、私は善光寺入口で下車します。そしてあわてて善光寺参りを済ませました。


 善光寺参道には「すや亀」という門前みそ専門店がありました。亀という字に反応してしまいます(笑)。


 名物はみそソフトクリームだそうです。


 帰りは善光寺下駅から長野電鉄に乗ってみます。


 5分ほどで長野駅に到着します。そこで待っていたのは、、、ロマンスカーです。ここ長野電鉄は小田急線で使われていたロマンスカーが第二の人生を送っているのです。


 湯田中行きの特急です。


 ロマンスカーとは呼ばずに「特急ゆけむり」。いい名前です。


 長野電鉄長野駅は地下にあります。出入口にはこんな写真があります。今日は乗れませんが、明日にでも乗ってみたいです。


 午後2時から6時までは仕事です。仕事で長野へ行ってるのですから当然です(笑)。夕食は、夕方に長野入りした同僚の美女二人と食事です(笑)。場所は長野駅前の宴席油やです。美味しい懐石料理のお店です。


 長野ですからもちろん蕎麦も出ました。ビールと日本酒もいただき、大満足です。これからホテルに帰って明日に備えます。


 翌朝、目を覚ますと、部屋の窓からはJR長野駅がよく見えます。新幹線と在来線の列車が行き来しています。なかなかいいホテルです(笑)。


 午前中は時間があるので、気になっている長野電鉄に乗りましょう。まずは長野電鉄長野駅から8時12分発の信州中野行きの普通列車で須坂へ向います。(写真は須坂駅到着時のもの)


 須坂駅で下車します。ここから特急ゆけむりに乗換えますが、少し時間があるので駅の周囲を散策します。


 駅の構内では地元産の野菜などの販売所になっています。いろいろと工夫して売り上げ増に貢献しようとしているようです。


 さて特急ゆけむりが入線してきました。



特急ゆけむり須坂駅入線

 隣のホームには9時15分着のB特急が到着しました。この車両はどこから購入したものなのでしょうか?


 先頭車両の中です。特急料金は100円で、座席は自由です。一番前の展望席になんなく座れました。特急ゆけむりは9時19分に須坂を出発し、終点の湯田中へは9時48分に到着予定です。


 先頭展望席からの眺めはいいですねぇ。のどかな雰囲気です。



特急ゆけむりの車窓

 終点の湯田中駅に到着しました。湯田中温泉の最寄り駅なのですね。以前は写真左の横断歩道の先まで線路がひかれていて、スイッチバックだったのです。


 停車中の特急ゆけむりです。10時10分に湯田中駅を発車し、10時57分に長野駅へ到着します。復路も先頭展望席に座って景色を楽しみました。


 昼食時になったので、ゴリラの看板が目立つラッキー食堂まとやへ行きました。


 中華そばを注文します。大きなチャーシューが目立ちます。ランチタイムにはミニカレーもサービスされ満腹になります。その後はまた仕事に戻ります。

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