かめかめ・かめラ
信州紀行

(長野県)
(2005/7/22-23)

【2 姨捨駅〜小海線】
(2005/7/23)(記 2005/8/7)


 白馬駅からは松本方面に戻ることになります。2両編成のワンマン列車はロングシートとクロスシートがミックスされた珍しい座席配置です。

 
列車@白馬駅 ◇ 車内

 
車窓 ◇ 線路(大糸線)

 車窓には青木湖や木崎湖が見え隠れしています。

 
青木湖 ◇ 木崎湖


車内@信濃大町

 信濃大町駅で快速松本行きに乗り換えます。これは4両セミクロスシートです。外はかなり明るくなってきました。

 
松本駅 ◇ 松本駅旧字

 松本駅で途中下車し駅前の散策をしました。それほど時間はないのですぐに駅構内へ戻ります。

 
播隆上人像@松本駅 ◇ 列車表示

 篠ノ井線の列車は3両セミクロスシートですが車掌さんがいます。学生さんなどで乗客が多くて賑やかな車内です。

 
姨捨駅名標 ◇ 駅舎

 姨捨駅で途中下車します。2面2線です。このあたりは日本三大車窓の一つであり雄大な景色をゆっくりと楽しみます。

 
駅舎ホーム側 ◇ 跨線橋

 跨線橋の向うの線路は行き止まりです。この駅はスイッチバックになっているのです。


姨捨駅案内板

 姨捨伝説や田毎の月などでも知られています。

 
行き止まり ◇ 俳句投句箱

 ホームには俳句投句箱が設置してありました。

 
スイッチバック1 ◇ スイッチバック2

 乗ってきた列車は反対側に動き、駅の下側を山の斜面に沿うように下って行きます。

 
眺望1 ◇ 眺望2

 
眺望3 ◇ 駅の風景

 姨捨駅からの眺望です。善光寺平を一望することができ、なかなか雄大で感激しました。駅舎でしばし休憩です。その後、篠ノ井駅に向かいます。

 
列車表示@篠ノ井駅 ◇ 列車@篠ノ井駅

 篠ノ井駅からはしなの鉄道で小諸に向います。しなの鉄道はJRではなく青春18きっぷは使えませんので改めて乗車券(830円)を購入します。しなの鉄道は元の信越本線なので複線で、車両は赤い3両のセミクロスです。

 
小諸駅全景 ◇ 足裏マッサージ

 小諸駅のそばに懐古園がありますが、時間がないので観光はしません(笑)。その代わりに駅舎に5分100円の足裏マッサージがありましたので、疲れた足を癒します。なかなか気持ちがいいものです。

 
亀や ◇ あげまんじゅう

 駅前の“亀や”であげまんじゅうを2つ買いました。どうも「亀」という字には弱いようです(笑)。小海線の車内で食べましたが、とても美味しかったです。

 
小海線のりば@小諸駅 ◇ “高原列車の旅”

 小諸からは小海線に乗り換えます。ホームには高原列車の旅という案内板があり旅情を盛り上げてくれます。

 
車両 ◇ 車内

 小海線の車両は2両編成で車掌さんもいます。セミクロスシートですがクロスシートが2列と1列と左右で異なるといったユニークな構造です。この小海駅行きは2両編成ですが2両目は中込駅までであり、中込駅から先は1両編成のワンマンになるようです。

 
佐久平駅 ◇ 車窓

 長野新幹線の乗換駅の佐久平駅です。新しい駅舎が立派です。この駅で多くの人が乗り込んできました。列車は黙々と自然の豊かな場所をのどかに走り続けます。

 
小海駅名標 ◇ ホームの駅名


小海線やっピーくん

 終点の小海駅に到着です。ホームには石でできた駅名標もありました。海抜865mだそうです。車両には“小海線やっピーくん”のステッカーが貼ってありました。八ケ岳から名前をとったのでしょうか?

 
小海駅前 ◇ 小海の森の小人たち


小海診療所

 駅前は小さなロータリーになっていてその中心に小海駅という看板と小海の森の小人たちの人形?がありました。駅が街の中心なのでしょうか、駅舎にはスーパーマーケットやJAがあり、JAの中に厚生連佐久総合病院小海診療所がありました。スーパーの中には調剤薬局もあります。

 
桔梗家 ◇ ソースカツ丼

 まさしく駅前食堂が2軒ありました。桔梗家というお店に入り昼食をとります。メニューにはラーメンなどの麺類もありましたが、私はソースカツ丼を妻は中華丼を注文しました。ソースカツ丼はソースの酸味がなんとも言えずにご飯と相性がよく満足でした。

 
小海線線路 ◇ 高原野菜

 昼食後は小海線の後半戦です。これからが本当の高原を走るようです。小海駅からは2両セミクロスシートのワンマン車両です。川上村の小学生バレーボールチームの女の子たちがここからたくさん乗って来ました。夏休みの試合があったのでしょう。高原野菜生産工場といった趣の畑が左右の車窓を賑わしていると信濃川上駅に到着して彼女たちは降りていきました。

 
JR線最高駅の野辺山駅 ◇ 鉄道最高地点

 一度は空いた車内ですが次の野辺山駅からは多くの観光客らしき人達が乗り込んできました。ここ野辺山駅はJR線の最高地点にある駅として知られており、次の清里駅までの間に鉄道最高地点を通過します。車内では観光アナウンスがなされており車内から見えるはずの八ケ岳の説明などがありましたが曇っていたために見えなかったのは残念でした。

 
清里駅 ◇ 迫る中央線線路

 女性にも人気の高い清里駅を出ると列車は高度をどんどん下げて行きます。もやの立ちこめた幻想的な風景の中を列車は静かに進みます。やがて右手から中央線の線路が迫ってきます。小淵沢駅はもうすぐのようです。

  
人気駅弁の元気甲斐

 小淵沢駅に到着し乗り換えまでの短い時間で駅弁を購入しました。駅弁ランキングで上位に入る、「元気甲斐(二段重ね)」と「八ケ岳の高原弁当(高原野菜がいっぱい)」と「甲州名物煮貝めし」をゲットし子供の夕食(夜食か?)にするつもりです。

 小淵沢駅からは6両編成のセミクロスシート車両です。大月あたりから混雑しはじめ、四方津では有名な駅直結のエスカレーターに改めて驚き、藤野では南側の山腹にハートマークのついた手紙のオブジェが印象に残りました。

 
地震の新聞記事 ◇ 各地の震度

 相模湖駅に到着した列車が出発しません。すぐに車内放送があり「16時35分頃、関東地方で震度5の地震がありました。現在線路の点検中ですのでしばらくお待ちください」とのこと。この時点ではあとどれくらいで列車が動くかわかりません。このような状況はかなり不安です。いつの間にか隣のホームには特急車両が臨時停車しています。おそらくあずさ24号と思われます。相模湖駅到着が16時45分くらいだったと思いますが、17時10分頃には「東京〜四谷はまだ点検中ですが、四谷〜高尾間では運転を再開いたしました」という放送とともに隣のホームの特急が先に出発しました。その後「高尾駅満線のためしばらくお待ちください」という放送があり、結局17時21分に相模湖駅を出発しました。しかしこの列車は立川行きの予定でしたが高尾止まりになったと放送があり、17時30分に高尾で一旦下車しました。高尾からは17時52分発の列車で、八王子へ17時59分に到着しました。横浜線のホームへ移動するとこちらは通常運転のようでしたが、18時7分発の列車が4分遅れで出発しました。そして町田駅で下車し、夕食を済ませてから小田急線で伊勢原駅に向かいました。

 2日間での交通費は小田急線を入れてもわずかに4,960円と格安であり青春18きっぷの威力です。ただし伊勢原駅発から伊勢原駅到着までの時間のなんと約75%を車内で過ごしたことになります。このプランではかなり体力が必要です。この次はもう少し余裕を持ったプランにしてみようと思います。
【旅程】
◆白馬(06:12)〜信濃大町(06:50) 大糸線
◆信濃大町(06:52)〜松本(07:47) 大糸線
◆松本(08:04)〜姨捨(08:50) 篠ノ井線
◆姨捨(09:31)〜篠ノ井(09:45) 篠ノ井線
◆篠ノ井(09:58)〜小諸(10:48) しなの鉄道 830円
◆小諸(11:17)〜小海(12:19) 小海線
◆小海(13:15)〜小淵沢(14:26) 小海線
◆小淵沢(14:32)〜高尾(17:30) 中央東線<地震の影響>
◆高尾(17:52)〜八王子(17:59) 中央東線<地震の影響>
◆八王子(18:11)〜町田(18:36) 横浜線
◆町田(19:17)〜伊勢原(19:45) 小田急小田原線 300円
【1 ムーンライト信州】  【2 姨捨駅〜小海線】