かめかめ・かめラ
南東北紀行
（新潟県〜山形県〜宮城県〜福島県〜茨城県）
（2006/4/22-23）
【2 水郡線〜常磐線】
（2006/4/23）（記 2006/4/27）
朝食 ◇ 快晴の仙台駅
今日も快晴。昨夜コンビニで買ったおにぎりと豚汁が朝食だ。さらっと食べてから仙台駅へ。
さくら開花情報＠仙台駅 ◇ 新幹線総合車両センター
利府駅名標 ◇ 車止め
すると寝台特急北斗星4号が上野に向って出発していったところだった。今日はまず利府駅へ向かう。利府駅は岩切駅から枝のように出ており利府支線とも呼ばれる。利府駅周囲には新幹線総合車両センターがあり、JR東日本が所有する全ての新幹線車両が、検査を受けるため定期的に入場する。ところで南東北地方は今や桜が満開である。お花見のための臨時列車がいくつか出ているようである。
蔵王山
仙台駅に戻ってから新幹線で郡山駅まで移動する。右手には蔵王山や安達太良山などが雪化粧で迎えてくれた。
【薄紫】東北新幹線、【水色】水郡線、【橙】常磐線
水郡線乗り場案内
水郡線ホーム ◇ 車止め
郡山駅に着いて水郡線に乗り換えるために在来線ホームへ移動する。乗り場案内を見ると他の列車は数字でホームが表示されているが、水郡線のみ“水郡線ホーム”となっている。入り口には水郡線ホームへの行き方が仰々しく説明してある。指示の通りに歩くと水郡線ホームに到着した。切り欠き式のホームには、3両セミクロスの車両が停まっていた。郡山駅構内は大変広く、磐越西線の“SL郡山会津路号”や磐越東線の“風っ子あぶくま”などといった特別仕立ての列車が準備を始めていた。
磐越東線で郡山から二つ目の三春駅の近くには、日本三大桜として知られている三春滝桜がある。しかし今回はそちらには行かずに水郡線で水戸を目指すのである。とりあえず、この列車に3時間以上乗ることになる。
車窓
登り坂をゆっくりとした足取りで上っていく。しばらくして辺りはのどかな風景になってきた。“由緒正しき日本の里山風景”と勝手に呼ばせていただく。
矢祭町に入って最初の駅は磐城石井駅。矢祭町は “市町村合併をしない町宣言” をした町として有名である。
常陸太田駅 ◇ 車止め
観光地図（日立電鉄がまだ記載されている）
旧常北太田駅（日立電鉄）
出発して2時間ほど経過しただろうか。気づいてみるといつの間にか下りになり、線路に沿う川の流れも順方向になった。上菅谷駅で途中下車。ここから常陸太田駅までやはり支線（盲腸線）のような形になっているのだ。
常陸太田駅では24分の乗換時間があるので、立ち食いうどん屋でもあるかと期待したが残念ながらなかった。駅舎にはそれらしき店舗があったがすでに営業を続けている形跡はなかった。営業を続けていないと言えば、常陸太田駅のすぐ前にあった日立電鉄の常北太田駅にはもう走らない列車が廃虚のように留まっていた。栄枯盛衰、なかなかむなしいものである。
牛そぼろ弁当
さて常陸太田を出て再び上菅谷に向い、今度は水戸行きの列車に乗り水戸駅を目指す。お腹が空いてきたので、水戸駅で駅弁“牛そぼろ弁当735円”を購入。仙台行きのスーパーひたち27号の車内でゆっくりと食べることにしよう。
スーパーひたち27号
スーパーひたちは11両編成で、上野から仙台までを4時間10分で結んでいる。水戸から仙台までは約3時間だ。途中のいわき駅で7両が切り離され、4両のみが終点の仙台へ行く。海が見える区間はわずかであり、ウトウト居眠りをしながらの旅になった。
新しいロマンスカー表示 ◇ ホームウェイ9号
今日二度目の仙台駅である。一日に２度も同じ駅から新幹線に乗るなんてことは今後もあまりないだとう。ここからははやて24号で東京を目指す。1時間42分で到着する。やはり新幹線は速い。その後、新宿駅からはホームウェイ9号に乗り本厚木で乗り換えて帰宅した。久しぶりにたっぷりと列車に乗ることができて満足だった。
【行程】
◆仙台（7：07）〜利府（7：22） 東北本線
◆利府（7：29）〜仙台（7：47） 東北本線
◆仙台（8：02）〜郡山（8：54） 東北新幹線 やまびこ44号
◆郡山（9：18）〜上菅谷（12：21） 水郡線
◆上菅谷（12：33）〜常陸太田（12：47） 水郡線
◆常陸太田（13：11）〜上菅谷（13：25） 水郡線
◆上菅谷（13：30）〜水戸（13：47） 水郡線
◆水戸（14：07）〜仙台（17：10） 常磐線 スーパーひたち27号
◆仙台（17：26）〜東京（19：08） 東北新幹線 はやて24号
◆東京（19：12）〜新宿（19：25） 中央線 特快
◆新宿（20：00）〜本厚木（20：42） 小田急線 ホームウェイ9号 550円（特急券）
◆本厚木（20：45）〜伊勢原（20：51） 小田急線 急行 570円（運賃）
【1 新潟〜酒田〜石巻】
【2 水郡線〜常磐線】