かめかめ・かめラ
水郡・会津・上越紀行
(茨城県〜福島県〜新潟県〜群馬県)
(2009/1/10-11)

【2 只見線】

(2009/1/11)(記 2009/1/12)


 二日目はまだ夜が空ける前からの行動である。会津若松駅の朝は早い。5時40分頃に駅へ行くもすでに待合室には10人以上の人が待っている。

 
会津若松駅スタンプ ◇ 駅舎


1月11日の行程(1)

 駅でスタンプを押し、6時ちょうど発の只見線列車(2両編成:1両目はセミクロス、2両目はロング)に乗るも、ボックス席の窓側進行方向向きのベストポジションは取れず。通路側のボックス席に座ったが、途中で思い切ってロングシートに移動して伸び伸びと車内を動くことができた。これも結果オーライである。この列車は終点の小出まで4時間13分のロングランである。ちなみに只見線の会津若松〜小出まで走り通す列車は、1日わずかに3本しかない。この始発列車を逃すと次は7時間後の13時8分発になってしまう。ローカル線の厳しすぎる現実である。2両編成の列車は、真っ暗やみの中を静かに出発した。暗かった空も6時30分頃から白みはじめてきた。西の空には、沈もうとしている満月が雲の切れ目から時折顔をのぞかせている。

 
列車@会津坂下駅 ◇ 駅名標

 会津坂下駅で対向列車と行き違いのために7分間停車する。乗客の多くはホームに降りて、列車や駅や対抗列車などを撮影している。まぁ、人のことは言えないが(笑)。周囲は雪、雪、雪である。列車が進むに従い、雪の量が圧倒的に多くなる。

 
車窓

 
列車@会津宮下駅 ◇ 駅名標


駅構内

 会津坂本駅からは只見川に沿って線路が敷かれている。会津宮下駅でも対向列車と行き違いのために6分停車する。雪が積もると色彩が失われ、モノクロになるので、静寂感が増す感じがする。





 雪景色に見入っていると、携帯電話がなった。宮崎在住の友人A氏からであり、同時進行のかめかめブログを見てるよというメールが入っていた。彼のブログもなかなか面白い。今月末には宮崎で会うことになっているのだ。

 
列車@会津川口駅と駅名標と只見川の水面 ◇ タブレットの交換





 只見線は「会津××駅」という、旧国名を冠にした駅が多い。この会津川口駅もそうである。ここで対向列車との行き違いのために8分の停車時間がある。会津川口駅は日本で一番川に近い駅ということで知られている。駅のすぐ近くまで只見川のまるで湖のような動きの少ない水面が迫っている。駅員がホームに立ち、対向列車に手渡すタブレットを持って待っている。今では珍しく懐かしいタブレットの交換が行われている。対向列車が駅に近づくと鉄ちゃんたちが我を忘れてベストポジションをとろうと線路の端まで溢れている。駅員さんが警笛を鳴らしても知らぬ存ぜぬである。マナーが悪すぎる。マナーだけの問題ではなく、事故が起きたらどうするのだろう。このようなマナーの悪い鉄ちゃんがいるから鉄ちゃんのイメージが悪いのであろう。


吹雪@只見駅付近

 只見駅に近づいてきた。ここでも3分停車する。横からの風にのって雪も横殴りである。只見駅を出ると次の停車駅の大白川までは約30分かかる。その間にある田子倉トンネル(3,712m)を経て、六十里越トンネル(6,359m)を過ぎればそこはもう新潟県である。末広川に沿いながら、こんどは高度をどんどんと下げて、新潟県の最初の駅である大白川駅に到着した。



 
上条駅(山菜共和国) ◇ 魚沼田中駅


小出駅名標

 大白川からは徐々に家々が多くなってきた。そして列車は4時間以上もの旅を終えて小出駅に到着した。
【旅程】
会津若松 06:00〜10:13小  出 只見線 青春18きっぷ 2,300円
【1 水郡線・磐越西線】  【2 只見線】  【3 上越線】