かめかめ・かめラ
四国紀行
(神奈川県〜香川県〜愛媛県)
(2004/7/16-19)

【1 サンライズ瀬戸】
(2004/7/16)

 高松への出張である。仕事は7月17日(土)の午後から。高松への移動は、普通は土曜日の午前中の航空機利用を考えるが、無理を言って“サンライズ瀬戸”での移動となった。サンライズとは寝台列車の一つであり、現在では東京〜高松間の“サンライズ瀬戸”の他に“サンライズ出雲”が東京〜出雲市間を走っている。瀬戸と出雲は東京〜岡山間は連結されており、岡山で切り離しが行われる。さてサンライズとは「最終のフライトの出発より遅く出発し、最初のフライトの到着より早く到着する」というコンセプトである。JTB時刻表の7月号を見ると、羽田空港-高松空港の最終フライトの出発は18時55分であり、最初のフライトの到着は9時50分であるのに対して、サンライズ瀬戸は22時00分に東京駅を出発し翌7時26分に高松駅に到着する。


列車案内(サンライズ瀬戸がない)

 横浜駅からサンライズ瀬戸に乗ることにした。遠足を前にした小学生のように、21時45分頃にはすでに横浜駅に着いてしまい、ホームで東海道線の列車を何本か見送ることになった。さすがに首都圏の平日の夜である。金曜日ということもあったのかもしれないが、どの列車もかなりの乗客である。う〜ん、改めて感心。横浜駅発は22時24分の予定であったが、中央線の遅れの影響を受け10分程度遅れているとのアナウンスがある。なお、新潟〜福島方面の豪雨のため、ムーンライトえちごをはじめ北方面へ行く寝台列車は軒並み運休である。悪運はまだまだ強いようだ(^_^;


サンライズ瀬戸チケット

サンライズ瀬戸

 結局、サンライズ瀬戸は13分遅れで到着した。部屋は4号車24番シングルデラックス個室であり、3号車寄りのドアから乗車した。

 
4号車通路 ◇ 部屋の配置図

 通路を進む。そうすると右側に部屋の案内図があった。階下が1〜4番で、階上が21〜26番になっている。

 
下への階段 ◇ 上への階段

 ここ(写真左)を降りると1・2番の部屋である。ここ(写真右)を登ると23・24番の部屋がある。


プッシュボタン式のドアロック

 部屋の施錠は4ケタの暗証番号によって行うもの。ボケて来て、暗証番号を忘れたりしたら困るなぁ。

 
室内(ベッド:頭部) ◇ 室内(ベッド:足部)

 
室内 ◇ 室内

 
室内(机とイス) ◇ コンソール


アメニティグッズ

 さて室内はというと、ご覧のような感じ(って言ってもよくわからないかもしれないが)。広さは3畳ほどで、洗面所や机が設置されている。アメニティグッズも整えられている。さずがに“シングル・デラックス”だけのことはある。

 
衛星放送(受信中) ◇ 衛星放送(受信不能)

 衛星テレビも完備されている。BS1、BS2とWOWWOWを見ることができた。トンネルなどの関係で電波が届かない時には、右写真のように衛星と電車の間に×印が出る。

 
ロビー ◇ 自動販売機

 車内を探索。ロビーは各4席、計8席のイスが用意してあり、その横には自動販売機もあるが、アルコール類はなかった。部屋に帰り、荷物を整理したり明日の予定を反復したりして、BSで全英オープンを見ながらいつの間にか眠ってしまった。

 
岡山駅名標 ◇ 車窓風景

 午前6時頃に目が覚めた。岡山着は午前6時27分。ここでサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離しである。瀬戸は6時31分に、出雲は6時33分に岡山駅を出発する。岡山からは田園風景が続く。

 
瀬戸大橋からの風景 ◇ 瀬戸大橋からの風景

 
瀬戸大橋からの風景 ◇ 坂出コンビナート

 児島を出た列車はやがて瀬戸大橋を渡る。瀬戸大橋は一つの橋ではなく、いくつかの橋の総称である。これらの橋は上側が自動車道で下側が線路になっている。天気がよかったので車窓も素晴らしかった。

 
高松に到着したサンライズ瀬戸 ◇ JR高松駅

 予定通り7時26分に高松駅に到着した。まだ7時半なのに列車を出たら外気はかなりの暑さ。「おー、気温が高松!」なんて、オヤジギャグでも気温を下げることはできなかった。
【1 サンライズ瀬戸】  【2 下灘駅へ】  【3 伊予鉄道市内電車】