かめかめ・かめラ
餘部紀行
 〜寝台特急出雲・余部鉄橋と路面電車〜

(兵庫県・滋賀県・岐阜県・愛知県)
(2004/8/27-29)

【4 名鉄岐阜市内線】
(2004/8/29)


 
本家第一旭 ◇ ラーメン

 京都に泊まった時の朝食は駅の近くの新福菜館か第一旭が最近の定番である。第一旭は5時からで新福菜館は7時30分から営業している。時刻が7時だったので第一旭でラーメンを食べる。そしてJR西日本の誇る新快速列車(8両の転換型クロスシート車)で京都駅から米原駅へ。JR西日本が誇るだけあり、表定速度はなんと81.2km/時。これはかなりのスピードである。車内は満員で立っている客もいる。今年の10月16日のダイヤ改正では新快速が増発されるらしい。米原駅でJR東海の快速列車(8両の転換型クロスシート)に乗り換え。前方4両は混んでいるが、後方4両は空いている。快速といっても岐阜駅までは各駅停車であり、車窓からは青空も見えて来た。台風の影響を心配するが風もそれほど強くない。大垣を経て岐阜駅で下車。


岐阜市内均一制区間1日乗車券

 岐阜の市内電車がもうじき廃止になるというので乗っておこうというわけである。岡山市内電車が再建計画を名乗り上げたりしたのだが、どうも岐阜市としては市内電車の存在を迷惑に思っているらしい。名鉄新岐阜駅で市内電車の1日乗車券があるかどうか尋ねると「市内均一制区間の1日乗車券ならある」とのこと。530円で購入する。市内均一制区間はどこかと尋ねると「忠節〜日野橋まで」との答え。どうも名古屋鉄道のパノラマパック「ワンデーフリーぎふ」というツアー扱いになっているようだ。路線図などはいっさいなく、“忠節”や“日野橋”がどこにあるのかすらわかりにくい。名鉄自体は“忠節”や“日野橋”以降にも路線がありこれらの駅は終点ではないので余計にわかりにくい。サービスとしては最低である。名鉄もあまり力を入れていないことがはっきりする。


埋没した線路

 現在、JR岐阜駅前の再開発に伴い、岐阜駅前電停〜新岐阜駅前電停までが工事中なのだが線路が埋められている。これでは再開するかどうかも怪しい。

 
忠節橋で長良川を渡る ◇ 黒野行@忠節電停

 まずは新岐阜駅前から黒野行きで忠節に向かう。途中の電停でお客がいなくても一回一回律義にドアを開けている。長良川を忠節橋で渡り、忠節で引き返す。


徹明町電停

 市内の中心部にある徹明町電停だが、道路に緑色の安全地帯マークだけでホームがない。これでは慣れていないと乗るのに怖い。

 
野一色行@徹明町電停 ◇ 運転席から進行方向

 
車内 ◇ 野一色電停付近

 徹明町電停で日野橋方面(野一色行き)へ乗り換える。赤い古い車両が1両。行き先は野一色電停。日野橋の一つ前の電停である。徹明町電停から梅林電停までは複線だが、それ以降は単線になる。競輪場前電停の先の交差点で美濃町線と合流。美濃町線の電車の後を、私の乗った電車がまるでストーカーのように走る。

 
関行き@日野橋電停 ◇ 日野橋電停付近

 
日野橋電停付近 ◇ ユニークな形の連結部

 野一色電停で2両のワンマン電車に乗り換えて日野橋電停で下車。この辺りでは道路と並行して走っている。折り返しの電車を待っているときに小雨が降ってきた。やはり台風の影響なのか。新岐阜駅電停に戻る電車の連結部は円形でユニークだった。途中の田神駅では普通の電車のホームと路面電車のホームが高さが異なるために二つのホームが直列に並んでいた。新岐阜駅では市内均一制区間を乗り越したので160円を徴収された。非常に複雑な電車運行体系なのでいつのまにやら市内均一制区間を乗り越してしまったらしい。
【旅程】
京都(07:46)〜米原(08:36) 東海道本線 新快速 180円(京都〜山科)
米原(08:47)〜岐阜(09:33) 東海道本線 快速
岐阜市内均一制区間1日乗車券 530円
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