かめかめ・かめラ
酔狂な旅(青森〜大阪〜鹿児島)
(東京都〜〜青森県〜〜大阪府〜〜鹿児島県)
(2011/11/11-13)

【3 肥薩おれんじ鉄道】

(2011/11/13)(記 2011/12/18)


 11月12日の夕刻から夜にかけての仕事を無事に終え、13日はまだ乗車したことがない肥薩おれんじ鉄道に乗ることとした。ホテルのシャトルバスで鹿児島中央駅へ向かう。指宿枕崎線に新しく登場した指宿のたまて箱は今日はすべて満席である。

 
朝焼けの桜島 ◇ 鹿児島中央駅

 
指宿のたまて箱:満席 ◇ 駅名標


川内行き列車

 川内行き2両ワンマン、クロスシートの列車は定刻に鹿児島中央を出て順調に西へ向かう。一昨日は杜の都“仙台”に停車した新幹線に乗り、昨日は“川内”に停車したやはり新幹線に乗り、今日は“川内”で鹿児島本線から肥薩おれんじ鉄道へ乗り換える。

 
肥薩おれんじ鉄道のりばへ ◇ 乗車券:川内→八代

 川内駅ホームの北側が肥薩おれんじ鉄道専用になっているようだ。ホーム上の事務室のような場所で切符を買う。手作りの切符だ。事務室に肥薩おれんじ鉄道のスタンプがあった。スタンプラリーが行われているようである。列車が入線してきた。単行、ワンマン、セミクロスでトイレは付いている。海側のボックス席を確保できたが、10人ほどのオバタリアンの話し声がうるさい。どうして次から次へと話しが尽きないのだろう。もう少し小さい声で会話してほしいが、気の小さな私には何もできない(笑)。

 
肥薩おれんじ鉄道スタンプ ◇ 同 川内駅スタンプ


列車@出水駅

 肥薩おれんじ鉄道は以前は鹿児島本線そのものだった。東北新幹線延伸に伴い第三セクター化されたIGRいわて銀河鉄道青い森鉄道と同様に、九州新幹線が新八代〜鹿児島中央まで開通した時に第三セクター化された。ただし鹿児島中央〜川内のドル箱はJRのままである。

 肥薩おれんじ鉄道は海沿いの区間が多い。鹿児島県では東シナ海の風景が、そして熊本県に入ると天草諸島に囲まれた穏やかな八代海が望める。

 
薩摩高城〜西方


薩摩高城〜西方


西方〜薩摩大川

 
奇岩?:津奈木〜湯浦 ◇ たのうら御立岬公園〜上田浦


たのうら御立岬公園〜上田浦


肥後二見〜日奈久温泉


列車@八代駅

 酔狂な旅も終わりに近づいて来た。まだ九州は熊本の新八代駅にいるのだが、もう終焉である。昼時なので新八代駅構内にある八代茶屋へ寄る。いぐさうどんかさくら(馬肉)うどんか迷ったが、両方食べたかったのでお店のお姉さんに「いぐさうどんで、さくらのトッピングはできますか?」と聞くと「できますよ。でもいぐさうどんを湯がくのに10分ほどかかりますがよろしいですか?」との返事。「いいですよ。お願いします」となった。畳表の原料である“いぐさ”の粉を麺に練り込んであるので、少し時間がかかるらしいのだ。私の次に入ってきたお客さんは、さくらうどんを注文し、私より早く出てきていた。その次に入ってきた女性客の注文もいぐさうどんだった。同じようなやりとりのあと、その女性客もいぐさうどんを待っていた。さて、10分はかからずに7分ほどでいぐさうどんがでてきた。新幹線に乗り遅れてはいけないので時間を少し長めに言っているのかな。いぐさの練り込んだ麺は畳の香りまではせず微香性のおしゃれな麺に仕上がっている。ツルツルとした喉ごしもよい。ダシはあっさりとした魚介系でわかめ・ちくわ・さくら・ネギがのっている。美味しいB級グルメをいただいた。

 
八代茶屋 ◇ いくさうどん+さくら(馬肉)


いくさ練り込み麺

 新八代からはさくら412号の自由席に乗り博多を目指す。8両編成で1〜3号車までが自由席である。

 
博多駅名標 ◇ 指定席券

 博多からはのぞみで一気に新横浜を目指す。疲れが出たのか車内でウトウトしていたらいつの間にか外は暗くなってきていた。

 
龍上海 ◇ 二代目げんこつ屋

 新横浜ラーメン博物館により、龍上海と二代目げんこつ屋でミニラーメンを食べて、満足して帰って来ました。かなりの移動距離があり、やはり疲れました。こんな酔狂な旅は今回だけにしておきましょう。
【旅程】
2011/11/13
鹿児島中央
0829
 |   鹿児島本線
0918
川内
0924
 |   肥薩おれんじ鉄道・鹿児島本線
1204
新八代
1240
 |   九州新幹線 さくら412号
1332
博多
1400
 |   山陽新幹線・東海道新幹線 のぞみ38号
1854
新横浜
 |   
町田
 |   
伊勢原
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