かめかめ・かめラ
伊豆箱根鉄道駿豆線
(静岡県)
(2014/9/15)

【3 三島界隈】

(2014/9/15)(記 2014/12/27)


駿豆線ぶらり旅16 三島広小路駅


 大場駅の周りをブラブラしてからまた列車に乗り、今度は三島広小路駅で下車しました。降りた列車のドアには、箱根園水族館のゆるキャラの縁結びのエンチャンもゆるキャラグランプリに参戦しているようです。


 昔の駅名標がありました。


 改札口です。この改札口を出たあたりから、昔は沼津までの路面電車が走っていたわけです。そのころの駅の様子はどうだったのでしょうか。


 駅を出て、すぐそばの踏切を渡ってから駅を見てみました。一面一線の棒線駅です。

大場1137ー1145三島広小路

駿豆線ぶらり旅17 源兵衛川(げんぺいがわ)1


 源兵衛川へ向かう途中になにやら行列がありました。うなぎ 桜家です。創業安政三年(1856年)だそうですので、今年で創業158年になるわけですね。写真の左奥にもまだまだ待っているお客さんがいるのです。桜家、恐るべしです。


 桜家のすぐ横には時の鐘があります。昔はこれで時を伝えたのですね。現在では午後6時に鐘がなるようです。


 三石神社です。時の鐘は三石神社境内にあります。


 時の鐘の下には源兵衛川が流れています。


 時の鐘から、源兵衛川を通して桜家の行列を見ました。何時間待ちなのでしょうか。

駿豆線ぶらり旅18 源兵衛川2


 道を渡り、三島駅側に来てみました。源兵衛川水辺の散歩道として観光名所にもなっています。

 
 透明な川の水に緑が映えて美しい光景です。地元住民の憩いの場にもなっているようで、小さなお子さんが遊んでいました。


 若いカップルもいました。デートスポットにもなっているようです。


 源兵衛川のホタルについての看板が出ています。一度全滅したホタルですが、昭和60年から三島青年会議所が蛍祭りを開催し、現在では市民有志による三島ホタルの会がホタルの幼虫の飼育に取り組んでいるようです。5月初旬からホタルが見られるようです。素晴らしい市民活動だと思います。

 
 川の水が本当にきれいです。


 楽寿園の近くまできれいな散歩道が続いています。

駿豆線ぶらり旅19 白滝公園


 しばらく歩いて白滝公園へ行きました。

 
入口にはからくり人形の「めぐみの子」が、お水を自動で汲んでくれます。この水は、もちろん富士山の雪解け水です。冷たい水を一杯いただきました。

  
 桜川という川が白滝公園の脇に流れていました。こちらの水も透明できれいでした。どこからでも富士山の雪解け水が湧いているようです。

駿豆線ぶらり旅20 水辺の文学碑


 三嶋大社へ向かう川沿いに水辺の文学碑がありました。


 十返舎一九の「東海道中膝栗毛」からです。内容はコミカルですね。


 松尾芭蕉の俳句です。「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」とあります。


 若山牧水の「箱根と富士」からです。当たり前ですが昔から水は清らかだったようです。沼津駅近くでは富士山は確かに見にくいのですが、三島駅近くでは富士山がきれいに見えるのです。


 司馬遼太郎の「裾野の水、三島一泊二日の記」からです。「・・・その後、岩盤が、ちょうど人体の血管のようにそのすきまに多くの水脈をつくった。」とあり、湧水の街だったことがわかります。


 太宰治の「老 ハイデルベルヒ」からです。やはり清流のことが書かれています。


 穂積忠の歌です。「町なかに 富士の地下水 湧きわきて 冬あたたかに こむる水靄」とあります。古くから富士山の湧き水で知られていたことがわかります。

駿豆線ぶらり旅21 三嶋大社


 水辺の文学碑が終わると、源頼朝が崇敬した神社と言われている三嶋大社の入り口がありました。小さな入り口だなと思っていたら、正面入口の大鳥居は別の場所にありました。


 こちらが本殿です。多くの人がお参りをしていました。


 売店で家族にお守りを買いました。


 五色ひょうたん無病息災御守です。ネットで調べると、赤ひょうたんは心臓、白ひょうたんは肺臓、紫ひょうたんは腎臓、緑ひょうたんは肝臓、黄ひょうたんは脾臓の内臓で、本体と合わせて六つでむびょうたん(無病丹)というシャレで、昔から無病息災の御守として知られているそうです。でも、よく見ると、小さな五色のひょうたんの中に白ひょうたんはなく、その代わりに黒ひょうたんがあります。どうしてなんでしょう? 御利益があれば、まぁいいか(笑)

 
 こちらは天然記念物指定の金木犀です。日本一の大きさだそうです。


 こちらは厳島神社です。


 そしてこちらが大鳥居です。脇から入ったために写真の順番が逆になってしまいました。

駿豆線ぶらり旅22 三島コロッケ

 
 大鳥居の前の通りの向こう側にみしまコロッケの幟を発見! 三島のB級グルメです。


 お店の名前はせせらぎ蘖(ひこばえ)庵です。「蘖(ひこばえ)」とはあまり耳にしない言葉ですが、太い幹に対して、若い芽のことを孫(ひこ)に見立てて孫生え(ひこばえ)といい、俳句では春の季語になっているそうです。


 さっそく買って店前のベンチで食べてみます。箱根西麓の三島馬鈴薯(メークイン)のみを使っているそうです。揚げたてなのでホクホクです。


 三島市役所方面に歩いていくと、つるべっ子がありました。白滝公園入口にあった「めぐみの子」と同じようにからくり仕掛けで湧き水を飲む事ができます。まさに湧水の街三島ならではです。

駿豆線ぶらり旅23 三島田町駅


 三嶋大社から歩いて10分ほどで三島田町駅に着きました。


 駅前には水の仕掛けがあり、そばのベンチで休憩することもできます。

 
 新旧の駅名標です。


 三島田町駅は大きな駅です。駅舎側のホームと、島式ホーム(2線)の2面3線で、島式ホームとの連絡は地下道になっています。

駿豆線ぶらり旅24 特急踊り子106号

 
 特急踊り子106号が三島田町駅にやってきました。


特急踊り子106号@三島田町駅


 一日乗車券の旅助けがあれば、自由席に乗ることができますので、三島駅までの区間を乗車しました。特急踊り子106号は、伊豆箱根鉄道からJRへの渡り線を通ってJR三島駅のホームに停車しました。わずか3分の特急の旅でした。

三島田町1258ー(特急踊り子106号)ー1301三島

駿豆線ぶらり旅25 伊豆の味そば処(三島駅)


 JRのホームから連絡通路を通って伊豆箱根鉄道の改札口をでました。その脇には伊豆の味そば処がありました。


 JR東海の富士運転区間区内の駅そばグランプリで31票を得て見事グランプリに輝きました。


 いろいろなメニューがあるなか、おすすめメニューの椎茸そばを注文しました。


 ビジュアルはこんな感じです。椎茸のだしがよくでていてホッとする美味しさです。

 食後に三島駅から熱海駅乗り換えで小田原まで行き、小田急線で帰宅しました。

三島1327ー1341熱海1402ー1424小田原1425ー1554伊勢原
【旅程】
大場1137ー1145三島広小路
三島田町1258ー(特急踊り子106号)ー1301三島
三島1327ー1341熱海
熱海1402ー1424小田原
小田原1425ー1554伊勢原
【1 まずは修善寺駅】  【2 ぶらぶら下車旅】  【3 三島界隈】