かめかめ・かめラ
伊勢原古地図めぐり(3)
(神奈川県伊勢原市〜厚木市)
(2015/1/24)
【3 成瀬地区】
(記 2015/8/23)
それでは(12)から(13)(14)へ向かって歩いて行きます。
交差点を渡ると、こちらも工事中です。
左側には「伊勢原成瀬複合店舗」なる新築工事が始まっています。噂ではこのあたりにスーパーができると聞きましたが、ここなのでしょうか?
マンホールには伊勢原のゆるキャラのクルリンがデザインしてありました。
(13)のところに橋がかかっています。歌川橋です。
橋の下を流れているのは歌川です。昔は低湿地帯で大雨で氾濫していましたが、改修工事が行われたようですね。
欄干には、どじょうや鯉が描かれています。どちらも歌を歌っていますね。歌川だからでしょうか?
さらに進んでいくと右側に成瀬小学校が見えてきました。新地図の青丸の場所です。黒枠と重なっていて学校マークが見にくいですね。
成瀬小学校前のバス停は成瀬農協前です。なぜか表記が手書きですね。
ここが(14)のあたりです。
今回は、これからしばらくと、愛甲石田駅付近の二カ所で旧道を追うのが難しくなります。昔と大幅に地形が変わって(開発されて)いるのです。そのため新たに1万分の1の地図に登場してもらいます。(ちなみに今までの古地図は2万分の1、新地図は2万5千分の1でした。)
地図の(a)地点まではなんとか旧道を追えるのです。
少し先のこちらを向いている黒い車のところに左に入る道があります。そこが地図の(a)地点です。
その手前の左側に白金地蔵がありました。ここに再建されたのは1996年(平成8年)とまだ比較的新しいものです。
ここからが旧道を追えなくなる最初の区間です。古地図ではなめらかに東北東に進み(d→g→h)、途中から北へ進路を変え(h→l→n)、変形S字カーブを描いて(l→n→o→p)、東に向かっています。等高線を見ると、(a)から(d)の先までは登り坂で、(g)から(h)に向かって下り坂となり、(l)から(n)に向かってはまた登り、(o)から(p)にかけてまた下り坂という起伏に富んだ旧道です。自然に逆らっているようにも感じますが、ひょっとして低湿地帯を避けているのかも知れません。
明治前期の低湿地帯地図を見ると、できるだけ低湿地帯を避けているのがわかります。自然に逆らっているのではなく、自然に忠実だったようです。
ここが地図の(a)の場所です。ここから先は旧道の痕跡が残っていないのですが、推測で一番近い道を選んで歩いてみたいと思います。
新地図の(a)から(b)へ向かいます。
左側の家にはウルトラマンのフィギュアが並んでいました。
ここが(b)の場所です。
ここを右折すると成瀬小学校に沿った先ほどの道と合流します。こちらには行きません。
左折してこちらの道を進みます。
(c)の場所に来ました。この角には「屈曲部」と書かれた杭がありました。何の目印なのでしょうか?
(c)から(d)に向かって登って行きます。
なめらかなカーブを描いていきます。
ここが(d)の地点で、行き止まりです。この先は以前はライオンという会社があったのですが、今は宅地になっています。
新地図の(d)からまで引き返して、(e)を通り、国道246号線を(f)から(l)へ向かって、ワープします。
(c)から(e)へ向かう途中のカーブです。
ここを右折すると(e)へ出ます。
国道246号線が見えてきました。
左側に中華料理の桂花楼と、味噌ラーメンの魚らん坂があります。新地図の(f)の手前です。
新地図の(f)の場所です。高森交差点です。
さらに進むと、左側にエネオスのガソリンスタンドが、その先に日本ロジテムの倉庫があります。
近くには高森団地入口のバス停があります。
ここから細い道に入り込み、旧道の痕跡を探します。
新地図の(g)の場所で写真のような面白い看板を見つけました。会社の敷地内にお稲荷様があるのです。ご自由に通行してよいと書いてあります。せっかくですからお稲荷様にお参りしましょう。
こんな感じの立地です。
「正一位 稲荷大明神」と書いてあります。
お稲荷様の裏をよくみると、ところどころコケが生え小さな崖がありました。これは一朝一夕にできたものではないでしょう。ということで、古地図めぐりをこの場所から再開することにしました。
(g)から(h)へは下り坂になっていますが、ちょうど切り通しのようになっています。極楽寺坂のようですね(ちょっと大げさか?)。
周囲の崖にもコケが生えており歴史を感じさせます。
新地図の(h)から先へ進みます。
ここが(h)の場所です。右に行くとたかなし接骨院ですが、ここを左折します。
左折してすぐの右側にはこのような昔ながらの小川が残っています。
(h)から(i)へ向かうところです。途中までは車が入れますが、その先は細くなり車は通れません。
ここが(i)の角になります。
(i)から(j)にかけては登り坂です。切り通しの崖はこのように歴史を感じさせます。
(j)から(k)に向かう場所も途中までは登り坂です。ここからは車が通れます。
(k)の場所では住宅新築工事が行われていました。
(l)につきました。国道246号線の向こうに日本ロジテムの倉庫が見えます。新地図では第一伊勢半本店ビルとなっています。
【1 田中村】
【2 下糟屋村】
【3 成瀬地区】
【4 石田村】
【5 愛甲石田駅付近】