かめかめ・かめラ
京都旅行
(京都府)
(2015/5/28-31)

【2 平等院鳳凰堂】

(2015/5/29)(記 2015/10/15)



 2日目はまず京都からJR奈良線に乗って宇治駅まで行きます。京都発の列車は満席でしたが、二つ目の稲荷駅でほとんどの乗客が下車しました。ここは伏見稲荷の最寄り駅ですので、外国人を含めた観光客が下車したのはわかるのですが、大学生らしき若者も大量下車したので、すぐにスマホで調べると近くに龍谷大学深草キャンパスがあるのですね。ここの学生さん達でしょう。


 宇治駅前には茶壺型のポストがありました。「この茶壺型ポストは2001年3月23日『宇治市制施行50周年』を記念して設置されました。」という説明がされていました。なかなかユニークです。


 駅前には観光地らしく宇治市観光案内所がありました。抹茶ソフトクリームやだんごがおいしそうです(笑)。ここに寄って観光案内図をいただきました。


 宇治駅前から平等院へ向かう表参道の両側には、観光客相手の飲食店やお土産店が数多く並んでいます。そんな中、「うちが“かんばやし”のお茶の本家ですよ」などという声がかかりました。調べてみると、京都の一澤帆布の騒動と似ているようです。詳しくはかんばやしの争いをどうぞ。まぁ、平等院へ行く観光客にはどうでもいいことですが、なんだか寂しいですねぇ。仲良くやれないものなのでしょうか。誠に残念です。そうこうしているうちに平等院表参道の鳥居まで来ました。平等院までもうすぐです。


 宇治平等院に到着しました。まずは10円玉で有名な平等院鳳凰堂の姿を見ようとしましたが、写真のように修学旅行生を中心にかなりの混雑です。


 前の方へ移動してパチリ。なかなかきらびやかです。中学生の時にも来ているとは思いますが、全く記憶がありません(笑)


 少し斜めから全体像をパチリ。池に写る姿も美しいものです。


 あらかじめ時刻指定の内部拝観券を購入しておきました。


 鳳凰堂内部拝観の時間が来ましたので、中に入ります。解説付きのミニツアーのような感じです。中央にたたずむ、木造の阿弥陀如来像には圧倒されました。鳳凰堂から灯籠を入れて写真をとりました。


 内部はこんな感じです。




 屋根はこんな感じになっています。うまく表現できませんが、色合いが鮮やかです。


 鳳凰堂内部の説明を受けた後に、最初に写真を取った場所に移動すると、阿弥陀如来像の顔の部分の格子が空いているのがわかります。これもガイドさんに説明されました。
 この後、平等院ミュージアム鳳翔館に寄りましたが、写真はとれませんでした。


 平等院ミュージアム鳳翔館を出た後、さらに歩みを進めて、喜撰橋を渡り、宇治公園へと入りました。写真右側には宇治公園内の十三重石塔が写っています。宇治公園から今度は朝霧橋を渡り川の向こう岸に出ました。


 川を渡ってすぐに宇治神社があります。重要文化財になっています。


 そして川岸の小さな公園には、宇治十帖モニュメントがあります。写真の背景の橋はA HREF="http://web.kyoto-inet.or.jp/people/uji-web/asagiribridge.html" TARGET="_blank">朝霧橋です。


 宇治神社の奥に、宇治上神社があります。こちらは世界文化遺産に登録されています。


 正面には拝殿があります。本殿はこの裏のようですね。


 本殿に行く途中に桐原水がありました。これは宇治茶にかかせない「宇治七名水」の一つですが、他の六ヶ所はすでになくなってしまい唯一残っているものだそうです。


 こちらが本殿です。茅葺き屋根でとても渋い感じになっています。さすがは世界文化遺産ですね。


 宇治上神社からは三室戸寺へ行く予定です。歩いても行けないことはないのですが、尋常でないくらいの暑さのためにタクシーを使うことにしました。探しながら歩いていると京阪の宇治駅まで来てしまいました。タクシーに乗り三室戸寺へ向かいました。この写真が山門です。


 これが三室戸寺の境内案内図です。広大な境内です。


 山門をくぐって登り坂を進むと、右側にあじさい園が見えてきます。6月の夜にはライトアップも行われるようです。


 長い階段を、汗を流しながら登りきると、視界が開けました。いきなり人頭蛇身でとぐろを巻く形で表される神である宇賀神が迎えてくれました。


 これは何だったけなぁ。納経所かも知れません。忘れてしまいました(笑)


 立派な本堂です。


 本堂の前に狛牛(宝勝牛)とともに御影石でできた狛兎(福徳兎)が安置してあります。この地域は古来から「兎道(うじ)」と称され、兎と縁があるようです。二つ穴があいた玉の中に卵型の石があり、それが立てば願いがかなうらしいですよ。


 登ってきた階段を降りてあじさい園に来ました。まだまだ3分咲きですが、きれいです。


 あじさい園の中にある花の茶屋で昼食することにしました。茶そばセット(かやくご飯付き)をいただきました。

 さて、京阪宇治駅まで戻ることにしましょう。三室戸寺の入口にタクシー会社の電話番号が大きくかかれた看板がありました。そこへかけようとすると、ちょうどよく一台のタクシーがやって来て、お客さんを降ろしました。そのタクシーに乗ったのは言うまでもありません。

 京阪宇治駅は、JRの線路の向こう側にあるため、一度地下に下ってから再び登るという珍しい構造になっています。ここからは中書島駅へ向かいます。


 中書島駅で下車します。駅の改札口には伏見の樽とミニ樽が並んでいました。


 さらに坂本龍馬のパネルも飾ってありました。寺田屋が近いですからね。


 さて駅から5分ほど歩いて、十石舟乗り場にやってきました。


 ここから舟に乗り、地図のコースを巡ります。


 さぁ、出発です。


十石舟往路


 のどかな雰囲気です。


 三栖閘門で途中下車します。「三栖閘門」と書いて「みすこうもん」と読みます。パソコンに「みすこうもん」と入力しても「ミス黄門」になってしまうかもしれません(笑)


 閘門とは水位差のある水面間で船を就航させるための構造物で、長さのある一種の部屋(閘室)に船を誘導し、水位を変えることにより、次の河川へ誘導するものです。ミニパナマ運河とも呼べる施設です。三栖閘門資料館にはその模型がありました。


 この水面の空間が閘室です。赤い水門を両側で閉じることにより閉鎖空間を作り、水位を変えるのです。


 これが反対側の赤い水門です。


 水門の向こう側はこんな状態になっています。


 水門の真下はこんな感じでかなり深くなっています。




 三栖閘門を見学してから、復路になります。


十石舟復路


 十石舟乗り場まで戻ってきました。


 そして徒歩約10分で、あの寺田屋事件で有名な寺田屋に到着しました。


 寺田屋内は資料館のようになっていて坂本龍馬ゆかりのものがところ狭しと飾られていました。


 寺田屋の庭には坂本龍馬先生像が鎮座しておりました。


 十石舟から見えた小さな公園には「龍馬とお龍 愛の旅路」像がありました。そういえば新婚旅行のルーツは、龍馬とお龍の薩摩への旅なのだそうですね。


 夜は妻をつれて京都ホテルオークラの懇親会に参加しました。少しは食べたのですが、挨拶・挨拶・また挨拶で小腹が空いていたので(笑)、四条にあるラーメン屋へ向かいました。これがラーメン屋の外観です。全く想像できないですね。和醸良麺すがりというお店ですが、店名さえよくわかりません。


 中はこんな感じです。木で造られたカウンターが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


 これは妻が頼んだ豚そばです。




 こちらは私の頼んだ生卵豚カレーつけ麺です。  
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