かめかめ・かめラ
東北紅葉
(岩手県〜宮城県〜山形県)
(2015/11/1-4)

【3 最上川】

(2015/11/3)(記 2016/8/21)


東北紅葉26:最上川舟下り1


 さて、今日はまず最上川舟下りを楽しみます。雨模様の中、出発場所である戸澤藩船番所へ到着しました。ここにも大陸系の人々が大型バスで乗り入れてきています。騒々しいので早めに船乗り場へ移動しましょう。


 こちらが船乗り場です。


 チケットには最上川舟唄の歌詞が書かれています。


 早めに乗船してみました。


 次から次へと乗船してきて満員御礼状態です。


 かなり訛りのある船頭さんの楽しい案内とともに船が出発しました。

東北紅葉27:最上川舟下り2


 進行方向右側に紅葉が次々と現れます。




 山全体が紅葉しています。


 こちらの山も紅葉しています。

東北紅葉28:最上川舟下り3:最上峡ふるさと村


 川の向こう側に建物が見えてきました。


 ふるさと村という売店です。ドライブスルーのように舟に乗ったままで買い物ができます。


 こんな感じです。よく考えたものですね。

東北紅葉29:最上川舟下り4


 ふるさと村でしばしの休憩後にまた出発します。まだ紅葉が続きます。




 いくつか滝が見られます。スーッと糸を引くように落ちています。

東北紅葉30:最上川舟下り5:すれ違い


 船内に座っているので、川面と高さが近い目線になります。




まだまだ紅葉が続きます。


 川下りを終えた回送中の舟とすれ違いました。

東北紅葉31:最上川舟下り6:仙人堂(外川神社)


 まだまだ舟は下っていきます。


 向こう側に神社が見えました。仙人堂(外川神社)です。祭神は日本武尊だそうです。


 このあたりの流れは他の場所より激しくなっています。


最上川舟下り



東北紅葉32:最上川舟下り7:白糸の滝


 こちらは白糸の滝です。

 もうそろそろ終点に到着です。約1時間くらいの舟の旅を楽しみました。船頭さんの訛りの強い案内も面白かったです。


 舟を降りて、終点の草薙港を見下ろします。


 このあたりも山全体が紅葉しています。車は草薙港まで回送してもらっていたので、ここから車に乗って旅を続けます。

東北紅葉33:致道博物館

 最上川舟下りを終えてから、鶴岡市内に車を走らせます。まず行ったのが鶴岡城址の隣にあるこちらの致道博物館です。江戸時代の庄内藩校の「致道館」に由来しています。




 こちらの美しい建物は旧西田川郡役所です。カエデの紅葉も綺麗です。

「明治13年(1880年)6月に当市の大工棟梁高橋兼吉、石井竹次郎が初代県令三島通庸の命によって着工し、翌14年5月に完成した建物である。同年秋、明治天皇東北御巡幸の折には行在所(御宿舎)にあてられた。・・・・・・・(中略)・・・・・・・ この建物は明治開花期に外国の影響を受けた擬洋風建築で、外観は簡素ながら均整のとれた意匠を示している。上げ下げ硝子窓、玄関柱は柱脚台と頸巻繰型でバランスをとり、軒先廻りの化粧垂木などはルネッサンス風で、また二階の釣階段は鹿鳴館時代を偲ぶことができる興味深いものである。」




 酒井氏庭園である日本庭園です。こちらのカエデも色づいており落ち着いた庭園に色を添えています。

東北紅葉34:しるけっちゃーの


 さてお腹が空いてきました。お昼は致道博物館内にある庄内藩「しるけっちゃーの」へ行きました。鶴岡市内で人気のイタリアンレストランアル・ケッチャーノの姉妹店です。


 ここからお店に入ります。


 メニューはこちらです。


 お汁は庄内風芋煮(味噌)、お魚はハタハタの醤油漬け焼きしか残っていませんでした。こちらも本店のアルケッチャーノに負けず人気があるようです。

東北紅葉35:旧風間家住宅「丙申堂」


 次に寄ったのは旧風間家住宅「丙申堂」です。


 こちらは国指定重要文化財の旧風間家住宅の丙申堂の入口です。


 大金持ちだったのでしょう。荘内銀行の前身の風間銀行なども作ったようです。




 ボランティアガイドさんに説明を受けながら住宅内をめぐりました。二階の屋根には石が隙間なく並べられています。杉皮吹きに無数の小石を乗せた「石置き屋根」はとても珍しいそうです。コケまで生えてきて、侘び寂びの世界です。
【1 八幡平】  【2 鳴子峡】  【3 最上川】  【4 もみじ公園】