かめかめ・かめラ
北東北紀行
(青森県〜岩手県〜秋田県)
(2007/7/27-30)

【4 県境いったりきたり】
(2007/7/30)(記 2007/8/4)


 
7月30日の予定 ◇ 大船渡駅舎

 
大船渡駅名標 ◇ 構内

 参議院選挙は予想通りというか予想以上に自民の惨敗だった。社会保障にお金を出さずに、公共事業費がG7の日本以外の6か国合計よりも日本の方が多いという、お金の使い方を知らない与党は負けて当然だと思う。

大船渡線【大船渡7:03-8:01気仙沼】南三陸リレー号(普通列車)

 
車窓

 さて今日は肌寒い朝であり、いきなり長袖着用である。南三陸リレー号は気仙沼からの快速南三陸に接続している普通列車である。2両・セミクロス・トイレ付・車掌付である。大船渡から乗車するも海側席とれず。夏休みだけど高校生がそこそこいる。左に見える大船渡湾では養殖が盛んに行われている。陸前高田で高校生下車。そして列車交換を行う。まだ岩手県であるが、この地域の旧国名は陸前である。上鹿折(かみししおり)駅から宮城県に入る。

 
快速南三陸2号 ◇ 行き先表示

気仙沼線【気仙沼8:13-9:27前谷地】快速南三陸2号  【気仙沼線完乗】

 気仙沼から快速南三陸2号に乗り換える。この列車は仙台行き3両編成で、1,3両目が固定セミクロス(2列+1列式)、2両目が転換クロスシートの指定席である。南気仙沼駅からかなりの乗車があった。本吉で列車交換。この気仙沼線も比較的新しい路線なので駅も高い場所にあることが多く、トンネルや高架が多い。

 
車窓

 
前谷地駅舎 ◇ 駅名標


前谷地駅構内

気仙沼線【前谷地9:42-10:59気仙沼】快速南三陸1号

 前谷地には石巻線の石巻駅行き車両も停まっていたが、私は快速南三陸1号で気仙沼に戻る。運良く海側順方向の座席を確保できた。南気仙沼で大量に下車がある。来るときにもここからの乗車が多かった。市街地には気仙沼駅よりも南気仙沼駅の方が近いのかも知れない。

 
車窓


気仙沼駅舎

 気仙沼駅に到着した時を見計らったように長男から携帯に電話があった。長男は名古屋へ行く予定なのだが、そのチケットについての確認であった。その時聞いたのだが、豪雨のために東海道新幹線が朝方に一部でストップし、小田急線も運転を見合わせているという。こちらは曇りが多くて残念に思っていたが、豪雨に比べたらまだまだ増しである。

 
弁当包み ◇ 弁当

 朝食を食べていなかったので、お腹が空いてきた。気仙沼駅にて纜(ともづな)弁当(1,000円)を買う。纜とは船と陸とを結ぶ太綱のことで、漁業の町の気仙沼にふさわしい名前だ。中身はマグロハラスの昆布巻・ふかひれコロッケ・サンマの艶煮・ふか肉中華風・手作り煮しめ・ホタテ稚貝煮・地鶏バジル焼・海藻の酢の物・笹包みデザートと盛りだくさん。気仙沼地域の名産品を集めた地元の駅弁である。

 
快速スーパードラゴン ◇ ドラゴンレールロゴ

大船渡線【気仙沼11:17-12:30一ノ関】快速スーパードラゴン  【大船渡線完乗】

 大船渡線の別名はドラゴンレールと呼ばれている。政治的な関係で、直線距離でわずか8kmの陸中門崎と千廐の間の線路は著しく迂回して猊鼻渓や摺沢を通っている。その距離はなんと26.1kmになる。このページのトップの地図の矢印のところが迂回している場所である。線路の形状がドラゴンに似ているでしょう! 一ノ関駅に予定通りに到着した。駅名は「一ノ関」だが市名は「一関」となかなか紛らわしい。一ノ関からは東北新幹線を利用して帰路についた。

東北新幹線【一ノ関12:40-13:12仙台】やまびこ54号
東北新幹線【仙台13:26-15:08東京】はやて14号
中央線【東京15:17-15:31新宿】快速
小田急線【新宿15:41-16:40伊勢原】急行

 小田急線のダイヤは復旧していたが、ロマンスカーは全面的に運休とのことであった。17時前には帰宅できた。
【1 北三陸ぐるり旅】  【2 青森の二つの角】  【3 陸中の山から海へ】  【4 県境いったりきたり】