かめかめ・かめラ
秋田内陸線紀行
(秋田県)
(2012/1/7-9)

【4 マタギの湯】

(2012/1/8-9)(記 2012/2/17)



マイクロバス内

 10人ほど乗れるマイクロバスだが、私専用である。雪の道を5分ほど走るとマタギの湯が見えてきた。

 
マタギ資料館スタンプ ◇ 地図

 
熊狩り ◇ 部屋

 マタギの湯に併設されているマタギ資料館を見学する。小さな資料館だが、マタギに関する説明と展示が豊富になされていた。マタギファンの方は必見である。


看板

 道路脇に大きな看板がある。

 
外観 ◇ 玄関

 もっと鄙びた旅館かと予想していたが、思いの外にしっかりとした宿である。


スタンプ

 天然温泉大浴場はとても広い。大きな浴槽が二つあり、一つは高温であり、変化を楽しむことができる。サウナも完備しており、汗を流せて気持ちよい。露天風呂は休止中だったのが残念だった。


マタギ座敷

 1日3組限定のじゃんご料理だとこのマタギ座敷で食べられるようだ。


夕食

 通常メニューだった私は館内のお食事処へ案内された。家族連れが多い中、一人侘びしく食事を始めた。メニューは、季節の三点盛り、お造り(鱒、鯰(なまず)、イカ)、秋野菜のてんぷら、岩魚の塩焼、茶碗蒸し、マタギの里鍋(ウサギ)、お新香、里山の煮物、山菜ご飯、焼きリンゴと豊富である。トレイの右上には岩魚の塩焼が収まるようにレイアウトされている。

 
マタギの里鍋(ウサギ) ◇ どぶろく

 ウサギの肉は鶏肉のようなさっぱりとした食感だ。ここはどぶろくが有名らしいので、さっそく注文した。アルコール度数はかなり強いように思われた。

 
岩魚の塩焼 ◇ 箸袋の裏

 岩魚の塩焼も美味であった。箸袋の裏側にはマタギの山言葉が紹介されている。イタズ、シカリ、セコ、ブッバ・・・・・・・想像すらつかない独特の言語である。

 どぶろくがかなり効いてきた。フロントで明日の8時24分の列車で出発することを伝えた後、部屋へ戻ると、ベッドに横になり眠ってしまった。目覚めたら23時! 4時間も眠ってしまった。疲れもたまっていたのだろうか。そして、、、、、、、、、また、寝た。


雪景色

 翌朝は6時前から目覚めていた。外が明るくなるにつれて雪景色が見えてくる。幹線道路には除雪車が朝早くから除雪作業をしている。


【除雪車】


朝食

 一風呂浴びた後、朝食をいただく。その後またマイクロバスで阿仁マタギ駅まで送ってもらうことになっていた。。しかしそのマイクロバスの自動ドアが凍って開かない。客は私一人なので助手席に座らせてもらい駅まで送ってもらった。運転手の人に雪の状況を尋ねたら、「今年は多い。自分も自宅の雪おろしをもう二回もやった。こんな年は珍しい。」と言っていた。雪おろしをしないと屋根のひさし部分が壊れてしまうようだ。

 
観光案内所 ◇ 内部

 阿仁マタギ駅前に観光案内所があった。中はきれいになっているが、鍵がしまっている。夏だけオープンするのだろうか? 


駅外観

 やや高い場所にホームはある。

 
観光案内 ◇ 無料送迎

 観光案内や無料送迎の案内が出ている。先ほどの観光案内所には確かに公衆電話が備え付けられていた。

 
待合室 ◇ ホーム

 待合室がある。冬には待合室は必須である。ホームから角館方面を見ると写真のようである。


【阿仁マタギ駅に列車が到着】

 阿仁合方面から列車が到着した。これに乗って角館を目指す。実は、この日も阿仁合まで行き、比立内駅などで途中下車して楽しもうと思っていたのだが、雪の中の生活がこれほど大変なのかと少し知ってしまったので、これ以上物見遊山することがどうにも容認できなくなってしまったのだ。


ホリデーフリーきっぷB(角館〜阿仁合)

 列車に乗る。今日はホリデーフリーきっぷBを用意していたので、角館〜阿仁合までは何度乗ってもいいのだが、前述の理由によりまっすぐ角館を目指すことにする。

 
車窓

 どこまでいっても一面真っ白である。


【戸沢〜上桧木内】

 
松葉駅名標 ◇ 車窓


雪おろし@八津駅

 谷津駅で列車行き違いのため少し停車していたら、駅前のお宅ではご夫婦で雪おろしをしていた。大きなつららも見える。


【雪下ろし@八津駅】

 
列車@角館駅 ◇ 秋田内陸線角館駅

 秋田内陸線にはこの二日間いろいろとお世話になった。


フォルクローロ角館@さくら小町

 雪が降っていないのでフォルクローロ角館とさくら小町もハッキリと見えた。

 
JR角館駅 ◇ 列車案内

 みどりの窓口でこまちの列車変更を申し出る。こまち20号が取れたので9時43分に角館を出発することにした。


角館駅

 人力車が飾られている。

 
角館ホームギャラリー

 角館ホームギャラリーにもいくつかの生活用品が展示されている。

 こまち20号は、田沢湖・雫石・盛岡・仙台・大宮・上野に停車して定刻通りに東京に到着した。新幹線を降りた時の印象は「東京は暖かい」だった。
【旅程】

2012/01/09
阿仁マタギ
0824
 |   秋田内陸線 <ホリデーフリーきっぷ(B:角館〜阿仁合)>
0921
角館
0943
 |   秋田新幹線 こまち20号
1308
東京
1315
 |   中央線
1330
新宿
1350
 |   小田急線 特急あさぎり5号
1434
本厚木
1436
 |   小田急線
1443
伊勢原
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