かめかめ・かめラ
近江紀行
(滋賀県)
(2017/2/11-12)
【3 桜川駅・水口駅】
(2017/2/12)(記 2017/6/11)
近江紀行33:彦根駅
夜になっても雪は止まず、翌朝の彦根駅前交差点の様子です。大雪注意報がでるわけですね。
彦根駅跨線橋から見る駅前広場です。井伊直弼の銅像も雪で凍えてしまっています。
車両基地もご覧のように真っ白です。
鉄道むすめ列車の屋根にも雪が積もっています。
これから乗る列車も雪にまみれています。
途中の高宮駅の3番線ホームにはクロスシートの車両が止まっていました。帰宅後に調べてみると1998年(平成10年)に近江鉄道開業100周年を記念して誕生したイベント対応車両の700系列車でした。
彦根0655ー0729八日市 近江鉄道 近江八幡行
近江紀行34:五箇荘引き込み線
雪に煙る愛知川を越えました。
そして五箇荘駅に到着しました。今日は途中下車はしません。
五箇荘駅から左に反れていく引き込み線があります。
雪ではっきりしませんが、まだまだ続いているようです。帰宅後に調べると、五箇荘引き込み線で、愛知川沿いの砂利を採取していたようです。
彦根0655ー0729八日市 近江鉄道 近江八幡行
近江紀行35:八日市駅
八日市駅に到着しました。今日はこれから黄色い水口・蒲生野線を南下していく予定です。
八日市駅の跨線橋からの眺めです。昨日よりもはるかに積雪が多くなっています。
これから貴生川行きの鉄道むすめ列車に乗り換えます。
進行方向ですが、雪に煙ってわかりにくくなっています。
近江八幡方面への線路がここから右手に分岐していきます。
近江紀行36:鉄道むすめ列車
外は大雪です。
京セラ前駅でも雪が降り止みません。
車内には、各鉄道会社の鉄道むすめが並んでいます。青い森鉄道の八戸ときえ、三陸鉄道の久慈ありす、伊豆急行の城ヶ崎なみ、三陸鉄道の釜石まな。三陸鉄道は二人ですね。
大阪モノレールは豊川まどか、小田急レストランシステムは渋沢あさぎ。小田急電鉄ではなくて小田急レストランシステムですが、私の地元の小田急にも鉄道むすめがいたのですね。初めて知りました。
外観はこんな感じです。
八日市0735ー0746桜川 近江鉄道 貴生川行
近江紀行37:桜川駅1
桜川駅で途中下車します。
桜川駅の米原・八日市方面です。
こちらは貴生川・日野方面です。どちらも真っ白です。
ホームから駅舎を見ています。
構内踏切を渡って駅舎へ向かいます。
古い木造駅舎が残っています。
170212雪景色@桜川駅
桜川駅は、「川」を「く」を三つと読み替えて、「さくら咲く」駅としています。五箇荘駅は、音から「合格しよう」駅になっていました。受験生が励まされますね。
近江紀行38:桜川駅2
桜川駅舎の全景です。1900年(明治33年)に開業した駅ですが、当時の駅舎がそのまま残っているそうです。すごいですね。
駅前はご覧の通り雪に埋もれています。
駅前にはタクシー乗り場がありました。タクシーは停まっていませんでしたが。屋根を支える支柱にはレールが使われていました。
駅舎内部の様子です。奥の部分が何に使われているのかはわかりませんでした。
古い改札口が残っていました。これも開業時のものなのでしょうか。
近江紀行39:桜川駅3
雪のために周囲の散策をする元気がなかったので、駅舎内の掲示物を見ていました。昨日、近江鉄道と豊郷町のジョイントで豊郷あかねフェスタが開催されたようです。
スマホで検索してみると、昨日は臨時シャトル列車の運行はすべて取りやめになったそうです。
こちらは近江の地酒電車です。
人気があるので、アンコール運行されるようですね。
昨日から明後日まではびわ湖灯り絵巻です。
びわ湖周辺に何箇所かの会場があるようです。
この時期ですがいろいろなイベントが行われているのですね。
地元の少年が父親の運転で駅にやってきました。次の列車に乗るのでしょう。その少年に「こちらは冬はこんなに雪が降るのですか」と尋ねると、「雪は降るけどこんなに毎日降るのは珍しい」という返事でした。数日前からずっと降っているようです。
名残惜しいのですが、そろそろ桜川駅をあとにしましょう。次の電車に乗って日野駅に向かいます。
近江紀行40:日野駅
日野駅に到着しました。ここにも木造駅舎があるという情報があったからです。
しかし、駅舎は解体工事中でした。
一度、改札を通って駅前に出てみました。「近江日野商人と花の街」「蒲生氏郷公を大河ドラマに」という大きな看板がありました。
駅前には日野町観光案内所がありました。
現在の日野駅入口です。日野駅で列車交換のため11分間停車していましたので、同じ電車に乗り直して、さらに次へ進みます。
桜川0820ー0854水口 近江鉄道 貴生川行
近江紀行41:清水山トンネル
日野駅から次の水口松尾駅に向かいます。
前方に清水山トンネル(147m)が見えてきました。
1898年(明治31年)竣工で、レンガ造りのトンネルです。
桜川0820ー0854水口 近江鉄道 貴生川行
近江紀行42:水口駅1
水口(みなくち)駅に到着しました。
対向列車との列車交換です。カラフルな列車です。
鉄道むすめ列車でした。ひょっとして、昨日の豊郷あかねフェスタの際の臨時シャトル列車だったのでしょうか?
この駅のみどころとして大池寺の庭があるようですが、徒歩25分もかかるので行くのはやめます。
こちらは八日市方面です。
こちらは貴生川方面です。
近江紀行43:水口駅2
古い改札口が残っています。
木造駅舎の内部です。
こちらは駅舎の入口です。
こちらが駅舎の全景です。
駅から南へ進み、踏切を渡って、反対側(米原方面)のホームから駅に戻りました。
構内踏切を渡って貴生川行きホームへ戻ります。
水口は旧東海道沿いの水口宿があった場所です。それに対して、これまで乗り降りしてきた、鳥居本、高宮、愛知川、武佐は旧中山道の宿場町でした。草津宿で東海道と中山道が合流するので、このあたりは二つの主要街道で往来の賑やかな地域だったことでしょう。
水口0922ー0926水口城南 近江鉄道 貴生川行
近江紀行44:水口城南駅
わずか4分で水口城南駅に到着しました。
ここが改札口ですが、改札してるのかなぁ。
駅舎ですが、左半分は近江タクシーの水口営業所になっていました。
駅前広場には山車の様子が展示してありました。
説明もありました。
「曳山広場 水口祭と曳山(水口町指定文化財)
水口祭は「大宮さん」と呼ばれ親しまれている水口神社の春の大祭(四月二〇日)で、この広場に掲げられた曳山は、江戸時代(享保二十年)から町内を巡行したと伝えられ、現在十六基が保存されています。
この曳山は、上層に歌舞伎などからテーマをとった人形飾り(だし)をのせる「二層露天式人形屋台」と呼ばれる構造で、初層部には囃方(七人〜一〇人)が乗り勇壮な水口囃子が演奏されます。
現存する曳山はいずれも江戸末期の建造で、高さ四・五〜六・三m、幅三〜四m、長さ四〜五・五mを有し、総勢四〇〜五〇人の人によって巡行されます。
この広場は国土庁と滋賀県の花と緑の年モデル地区整備事業の指定を受け整備された広場です。 水口町」
駅の裏側へ回ると、山車の収納庫が並んでいました。大きな山車のようですね。
近江紀行45:水口神社
山車の収納庫からすぐのところに水口神社がありました。ここが「大宮さん」と呼ばれている場所です。なかなか大きな神社です。
由緒書がありました。
「由緒書
御祭神
大水口宿禰命(おおみなくちすくねのみこと)
相殿
大己貴命(おほなむちのみこと)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
由緒
御祭神 大水口宿禰命は饒速日命(にぎはやひのみこと)の子孫である出石心大臣命(いずしごころおほをみのみこと)の御子に坐し、吾が郷土を、御開拓遊された祖神にて御神徳広大無辺である。当社の御創祀は不詳ながら「日本三代実録」貞観元年(八五九年)正月甲申の条に従五位下水口神に従五位上を授くとあり、延喜式内の旧社で神名帳にある近江国百五十五座甲賀郡八座の一である。大正十三年六月二十一日には県社に列せられた。
例祭
四月二十日
文化財
木造女神坐像(平安時代) 国指定重要文化財 明治四十四年八月九日
官幣(勅使御奉納)
御榊(同右)
古文書(上総介書)
石燈籠(南北朝時代) 甲賀市指定文化財 昭和五十九年四月一日
水口まつり 滋賀県選択無形民俗文化財 昭和三十六年七月六日指定
以上」
奥に拝殿がありました。
拝殿の手前に、桜と橘がありました。
「還暦記念植樹
左近の桜
紫寝殿(天皇の御殿)の警護や信奉の任にあたっていた左近衛府が担当して大内裏の階段の下の東方(向かって右側)に植えられた桜(別名南殿の桜)
右近の橘
右近衛府が担当して大内裏の階段の下の西方(向かって左側)に植えられた橘
昭和五十五年庚申吉日 久寿会」
近江紀行46:水口城南〜貴生川
再び水口城南駅に戻ってきました。
急に晴れ間が覗いてきました。この天気が続くことを祈ります。
一面一線のホームです。貴生川方面を見ています。
やってきた電車はゆるキャラ電車です。座席の背もたれに「いしだみつにゃん & しまさこにゃん」が描かれています。しまさこにゃんって何だろう、と思って帰宅してから調べると、
「しまさこにゃんは、ひこね「街の駅」戦国丸(花しょうぶ通り商店街、滋賀県彦根市河原町)のマスコットキャラクター。通称「さこにゃん」。コミュニティFM局のエフエムひこねでパーソナリティを務める山本ひまりが、「国宝・彦根城築城400年祭」のキャラクターである「ひこにゃん」を引き立てるために、戦国時代の武将・島左近由来のキャラクターとしてイラストを描いたのがはじまり。後に島左近の主君である石田三成をモデルにした「いしだみつにゃん」も作られた。」
ということでした。
車体の側面には「エコ イコ キコ」と書いてありました。
わずか4分で貴生川に到着しました。貴生川の跨線橋からゆるキャラ電車を見たところです。
水口城南1000ー1004貴生川 近江鉄道 貴生川行
2017/2/12
彦根0655ー0729八日市 近江鉄道 近江八幡行
八日市0735ー0746桜川 近江鉄道 貴生川行
桜川0820ー0854水口 近江鉄道 貴生川行
水口0922ー0926水口城南 近江鉄道 貴生川行
水口城南1000ー1004貴生川 近江鉄道 貴生川行
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