かめかめ・かめラ
近江紀行
(滋賀県)
(2017/2/11-12)

【4 信楽高原鐵道】

(2017/2/12)(記 2017/6/11)

近江紀行47:貴生川駅1


 こちらが貴生川駅東口です。


 JRの改札口です。


 信楽高原鉄道の乗り場はJRの改札を通った先にあります。改札外で「乗車証明書」を取り、駅員に見せてから改札を通ることになります。精算するのは降車時です。

 
 さらに階段を下って行きます。
近江紀行48:貴生川駅2


 信楽高原鉄道の貴生川駅駅名標です。JRのホームの一番西側の切り欠き型ホームです。


 こちらが車両外観です。


 そして車内の様子。転換型クロスシートです。


 駅の近くには「陶器とお茶のまち 信楽」と観光協会のPRがありました。
近江紀行49:信楽高原鉄道


 信楽高原鉄道は昔の国鉄信楽線です。貴生川と信楽を含めて駅は全部で6つです。全長14.7kmの路線ですが、貴生川と次の紫香楽宮跡まで9.6kmあり信楽側に駅が偏っています。


 貴生川駅を出発すると、JR草津線から分かれて右にカーブしていきます。


 徐々に勾配をあげ、見晴らしのよい高台を紫香楽宮跡まで走っていきます。

 
 途中で小野谷信号場があります。現在は列車交換はしていないのですが、まだ線路は残っています。1991年に起きた信楽高原鉄道列車衝突事故は、本来ならこの信号場で列車交換するはずの列車同士が正面衝突をしてしまうという痛ましいものでした。


 さらに列車は高原の中を進んでいきます。


 紫香楽宮跡駅には「未来へ走る鉄道へ 再出発」と書かれています。1991年の事故のことかと思いましたが、2013年9月の台風18号による橋梁流失で運休になり翌年11月に運行再開になったことを意味しているのでしょう。

貴生川1024ー1048信楽 信楽高原鉄道 信楽行
近江紀行50:信楽駅1


 24分で終点の信楽駅に到着しました。

 
 さすが信楽焼の本場です。数多くのたぬきが出迎えてくれました。


 虹色たぬきもお出迎えです。


 かなりの勾配を登ってきましたが、標高はまだ285メートルです。


 近江鉄道と信楽高原鉄道を貴生川で直通させ、さらに信楽〜京田辺まで延伸することによるびわこ京阪奈線(仮称)構想があり、それにちなんだ、近江鉄道全線と信楽高原鉄道全線乗り放題のびわこ京阪奈線フリーきっぷ(1,030円)が平成28年4月1日〜平成29年3月31日までの土・日・祝日に発売されています。米原〜貴生川〜信楽の片道で1,490円ですので、格安のフリーきっぷです。


 この先にレールが伸びて、京田辺とつながる日が来るのでしょうか?
近江紀行51:信楽駅2


 改札を出たところにはテツコ駅長というたぬきが! 最近ではいろいろな駅に動物の駅長がいますが、ここは信楽焼の動かない駅長がいます。


 待合室の奥にはお土産やがあります。後ほど寄ってみましょう。


 その近くに信楽焼きの記念きっぷも売っていました。福かえる切符、酉年親子切符、いい夫婦切符、合格祈願切符などです。記念きっぷというよりも飾って楽しむお土産という感じですね。

 
 信楽駅舎です。全体的にすっきりしています。
近江紀行52:信楽駅3


 駅前にはご覧のような大きなたぬきがお出迎え。公衆電話があるので、大きさが想像つくと思いますが、とても巨大です。


 懐かしいボンネットバスもありました。


 こんなモニュメントもありました。


 信楽の絵葉書のデザインです。やっぱりたぬきは欠かせませんね。
近江紀行53:セーフティーしがらき  信楽駅内には「セーフティーしがらき」という、1991年5月14日の列車衝突事故に関する資料を展示したコーナーが、事故を風化させるべきでないという遺族の要望によって1997年4月30日より設けられています。


「事故車両部分展示の説明
 平成3年5月14日午前10時35分頃、信楽高原鐵道の列車とJR西日本直通乗り入れ列車が正面衝突し、42名の尊い命が失われ、600余名が負傷するという大事故となりました。
 この車両部分は、この事故で破損した車両の一部であり、ご遺族の強い要望により、二度とこのような列車事故を起こさないという思いと事故の風化を防ぐため、ここに展示するものであります。」


 変形した「世界陶芸祭 しがらき号」のヘッドマークが事故を風化させないことでしょう。


 変形した車体の一部でしょうか。こちらも事故の衝撃が伝わってきます。


 向こう側のホームには、楽しい柄の車両が停まっていました。
近江紀行54:新宮神社

 
 近くの新宮神社まで足を伸ばしてみます。町にはいたるところに信楽焼きのお店が散在しています。


 信楽伝統産業会館の入り口には、信楽観光協会のマスコットキャラクターのぽんぽこちゃんがありました。

 
 新宮神社にお参りを済ませ、信楽駅に戻ります。
近江紀行55:信楽〜貴生川


 途中の雲井駅名標を守るようにたぬきがいました。


 そして紫香楽宮跡駅と同じように「未来へ走る鉄道へ 再出発」と書かれています。


 信楽高原鉄道列車事故の現場跡と慰霊碑です。心の中で合掌しました。

信楽1154ー1217貴生川 信楽高原鉄道 貴生川行
近江紀行56:想夫恋


 貴生川駅から徒歩7-8分のところにある想夫恋で昼食をとります。ここは日田焼きそばのお店です。日田焼きそばは

「一般的な炒める焼きそばと違い、鉄板上で一部が焦げるほど硬めに焼く麺に特徴がある。 ソースで味付けし、具はもやし、ねぎ、豚肉をおもに入れる。 昭和30年代に、日田焼きそば専門店の想夫恋の初代である角安親が「焼いた麺料理はないものか」と考え、試行錯誤の結果生み出したものとされる。日田市内のラーメン店を中心に広がっており、この焼きそばを提供する店は想夫恋をはじめ十数店舗ある。日田で焼きそばが流行った影響で、現在は周辺の都市や福岡県にも日田風の焼きそばを出す店が存在する。「日田焼きそば」と表記する場合は、想夫恋の商標で2009年8月27日に登録されている。」

という特徴があります。


 メニューの中からシンプルな焼そば(864円)を注文しました。


 日田市の想夫恋本店には行ったことがあったので、その美味しさは知っていました。今回は近江鉄道近辺の食堂を検索していて偶然に発見した次第です。期待に違わぬ美味しさでした。満足です。
近江紀行57:貴生川〜五箇荘

 
 貴生川駅に戻ってきました。近江鉄道のりばに向かいます。


 貴生川駅名標です。


 この列車に乗り込みます。青空を見せていたお天気でしたが、再び悪化し雪が降り続くようになりました。気温もぐんぐんと下がっています。


170212雪景色@貴生川駅


 京セラ前駅の手前では空がどんよりとしています。


 五箇荘駅ではさらに強く降ってきました。


170212雪景色@五箇荘駅

貴生川1328ー1444彦根 近江鉄道 彦根行 ★米原行だったが行き先変更
近江紀行58:五箇荘〜愛知川


 五箇荘駅です。

 
 愛知川橋梁です。


170212雪景色@愛知川橋梁


 愛知川橋梁を通過しました。

貴生川1328ー1444彦根 近江鉄道 米原行
近江紀行59:愛知川〜米原

 
 一面の銀世界が広がります。


 犬上川を渡ります。


 高宮駅です。駅名標の下が雪で埋もれています。


 彦根口駅を過ぎると、左から東海道本線が近づいてきて並走します。

 この列車は米原行きでしたが、彦根までで運転を打ち切り、列車を乗り換えました。


フジテックのエレベータ研究棟が見えてくると、もうすぐ米原です。

貴生川1328ー1444彦根 近江鉄道 彦根行 ★米原行だったが行き先変更
彦根1456ー1507米原 近江鉄道 米原行
近江紀行60:帰路


 米原は東海道新幹線です。こだま666号東京行きに乗り換えます。


 米原駅新幹線ホームの北にある北陸新幹線用の用地は今後どうなるのでしょうか。


 米原駅の線路際ではスプリンクラーで勢い良く散水していました。


 帰りの関ヶ原付近の様子です。厚い雪が地面を覆っています。大垣を過ぎる頃には積雪はなくなりました。たいした遅れもなく小田原に到着し、小田急線で伊勢原へ帰ってきました。

 雪の近江鉄道、、、、、記憶に残りますな。

米原1528ー1814小田原 東海道新幹線 こだま666号 東京行 ★4分遅れて出発、8分遅れて到着
小田原1821ー1852伊勢原 小田急線 急行 新宿行き
2017/2/12
貴生川1024ー1048信楽 信楽高原鉄道 信楽行
信楽1154ー1217貴生川 信楽高原鉄道 貴生川行
貴生川1328ー1444彦根 近江鉄道 彦根行 ★米原行だったが行き先変更
彦根1456ー1507米原 近江鉄道 米原行
米原1528ー1814小田原 東海道新幹線 こだま666号 東京行 ★4分遅れて出発、8分遅れて到着
小田原1821ー1852伊勢原 小田急線 急行 新宿行

 
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