かめかめ・かめラ
高松・小豆島紀行
(香川県)
(2018/6/14-17)

【3 大坂城残石記念公園・農村歌舞伎】
(2018/6/16)(記 2019/1/12)

18小豆島へ1:高松・小豆島紀行


 翌日(6月16日)は小豆島観光である。朝食後にホテルから高速船ターミナルに移動する。


 高松港からフェリーや高速船でいろいろな島々へ渡ることができる。切符売り場には中国人観光客が多い。掲示物は日本語・英語はもちろん中国語・ハングルでも表記してある。


 こちらが小豆島への高速艇スーパーマリン。


 船内に入ると、ゆるキャラの「オリーブしまちゃん」が迎えてくれた。


 船内はこんな感じになっている。


 JRホテルクレメント(左側)やサンポート高松(右側)を見ながら高松港を離れる。


 正面に見えるのが男木島、左側には女木島がある。


 男木島のアップ。


180616a高松〜小豆島

高松港0910→0945土庄港 高速艇スーパーマリン
19小豆島へ2:高松・小豆島紀行


これはまだ男木島かな?


 フェリーとその向こうに豊島が見える。


180616b高松〜小豆島


 オリーブラインと書いてあるフェリーは高速艇スーパーマリンより遅い。


 小豊島を左手に見ると、そろそろ小豆島である。


 土庄港に着いた。


 わずか35分。スーパーマリン、お疲れさまでした。

高松港0910→0945土庄港 高速艇スーパーマリン
20土渕海峡・小豆島大観音:高松・小豆島紀行


 予約していたレンタカーで島に繰り出そう。まずは世界で一番狭い土渕(どふち)海峡。土庄と渕崎の間にあり、幅はわずかに9.9mに過ぎない。


 次は小豆島大観音。もったいないほどの青空をバックに観音様が微笑む。高さは約50〜60mで、胎内にはエレベーターがあるそうだ。
21大坂城残石記念公園:高松・小豆島紀行


 大坂城残石記念公園にやってきた。徳川幕府の大坂城修築の時に石垣の石をここから船で運んだ。しかし切り出されながら石垣になれなかった石を「残念石」とよびここに保存してある。

 「大阪城」ではなくて「大坂城」というのが史実に則っていてよい。テニスで大活躍の大坂なおみ選手とは関係ない(笑)



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 香川県指定文化財
 史跡 大坂城石垣石切とび越丁場跡および小海残石群
     昭和46年4月30日指定
 これより東方、とび越神社西隣に大坂城再築石垣用の巨石を切り出した丁場跡が残っている。
 古い記録には同様の石切丁場が、小海村だけで七か所あったと記されており、ここはその一つである。旧港の防波堤上に並べられていた平石・四十個と海中にあった数個の平石は「残念石」と呼ばれ、元和9年(1623)ごろには既に積み残され各地に散在していたものを、明治初年にここへ集められたものである。
 この残石群にも各種の刻印や刻文が刻まれている。刻文は、大坂城千貫やぐらの水際角石などの細川家の普請丁場の石垣の刻文と同じものである。
(中略)
     平成26年9月吉日  土庄町教育委員会
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 県指定史跡 大坂城石垣石切り飛びこし丁場跡及び小海残石群


 防波堤の上に並んでいる巨石が残念石であるが、どれも立派な石である。


 この公園の裏の海がきれいだ。底まできれいに見えている。


沖にみえる小さな島は小島という。
22屋形崎夕陽の丘:高松・小豆島紀行


 少し戻って今度は屋形崎夕陽の丘に立ち寄る。


 小豆島の岬や瀬戸内海の島々が見渡せる。夕方だともっときれいなのだろう。


180616c屋形崎夕陽の丘




 穏やかな海に浮かぶ小豆島が実感できる場所である。
23肥土山農村歌舞伎:高松・小豆島紀行


 次に向かったのは肥土山農村歌舞伎の舞台だ。


 駐車場の片隅に「小豆島石の絵手紙」として肥土山農村歌舞伎を描いたものがあった。


 この舞台は国指定重要有形民俗文化財となっている。

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国指定重要有形民俗文化財
肥土山の舞台
 土庄町肥土山東田2303番地
 (中略)
 肥土山の歌舞伎は貞享三年(1686年)、庄屋の太田伊左衛門典徳が築造した蛙子池の水がこの離宮八幡神社境内に流れてきたことを喜んだ里人がここに仮小屋を建てて芝居をしたのが始まりである。
     小豆島ライオンズクラブ
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 こちらには石碑もある。


 逆光で見えにくいがこちらが舞台である。


 そしてこちらが客席。後方に本殿がある。村人が数多く集まって楽しんだ姿が想像できそうだ。
24中山農村歌舞伎:高松・小豆島紀行


 次は近くにある中山農村歌舞伎である。

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中山の舞台
国指定重要有形民俗文化財
     昭和62年3月3日

 舞台は、天保年間(1830年頃)に琴平の金丸座の舞台を参考にして再構築されたと伝えられている。
 建築様式は、萱葺き寄せ棟造りで、屋根の下部の四方に瓦を葺いた「四方●造り」になっている。
 間口は12.24m、奥行き10.15m、花道は上演の際に仮設された。
 (中略)
平成4年3月吉日
中山農村歌舞伎保存会
池田町教育委員会
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 こちらが石碑である。


 神社の入口には「国運隆昌」や「威武宣揚」という物々しい言葉と、天皇皇后両陛下の行幸啓記念碑があった。


 こちらも逆光であり舞台自体はみにくい。先ほどと同じだ。敢えてこの向きに設定したのだろう。


 扉の隙間から舞台の中を見ることができた。廻り舞台と立て看板があった。


 こちらが客席である。客席の後方に本殿がある。これも肥土山と一緒である。
25中山千枚田:高松・小豆島紀行


 中山の舞台の近くにこまめ食堂がある。暑かったので冷たい飲み物を求める人で混雑していた。






 中山の舞台の裏側に回ると、写真のようなきれいな千枚田が見えてくる。この遊歩道は駐車場の方へ続いていた。
6月14日(木)
伊勢原2030→2042海老名 小田急線 急行
海老名2127→2201横浜 相鉄 急行
横浜2224→翌0727高松 東海道本線他 寝台特急サンライズ瀬戸 サンライズツイン

6月15日(金)
高松築港0800→0805瓦町 ことでん琴平線
瓦町0849→0924長尾 ことでん長尾線
長尾0948→1025高松築港 ことでん長尾線
高松築港1428→1433瓦町 ことでん長尾線
瓦町1446→1520琴電志度 ことでん志度線
琴電志度1540→1615瓦町 ことでん志度線

6月16日(土)
高松港0910→0945土庄港 高速艇スーパーマリン
【1 ことでん長尾線】  【2 ことでん志度線】   【3 大坂城残石記念公園・農村歌舞伎】   【4 寒霞渓・オリーブ公園】   【5 栗林公園・高松城址】