かめかめ・かめラ
岡山・鳥取・兵庫・愛知
ローカル線の旅
【2 津山線・因美線】
(記 2024/3/15)
09津山線:岡山〜亀甲
岡山12時18分の津山線の列車に乗ってから、駅売店で買ったサンドイッチを食べる。
こちらは吉備線(桃太郎線)の総社行きの車両。キハ40と書いてある。
こちらが津山線の津山行き車両で、キハ47と書いてある。
列車は旭川に沿って走る。
牧山駅で列車行き違いのために3分停車。ミラーに写った車両をパチリ。
野々口の次が金川(かながわ)駅である。神奈川県と同じ音である。
亀甲駅で途中下車する。
岡山1218-1332亀甲 津山線
10津山線:亀甲駅(1)
亀甲駅に停車中のキハ47。
駅舎の屋根から突き出た亀の頭。駅舎全体が亀の形になっている。
駅の周りにはいろいろな亀のオブジェがたくさんある。
本当の亀も飼育されている。
いろいろな亀のグッズが展示されている。
11津山線:亀甲駅(2)
反対側から亀の頭を見てみる。
幟には、「亀」にあやかり子宝に恵まれ長寿を願う(久米郡商工会)と書いてある。
久米郡ロマンス企画
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「亀甲岩(かめのこういわ)の伝説」
昔、ここで生き別れた旅の巡礼者がいました。その人を哀れに思った村人が、この地に巡礼者を葬り、ねんごろに供養しました。すると、月の青い夜、巡礼者を埋葬した辺りから大きな岩が弘法大師の尊像を乗せてせり上がりました。この岩の形が亀に似ていたことから、その岩を亀甲岩と呼ぶようになりました。
地名には「亀甲(かめのこう)」の名前はありませんが、明治31年に開通した中国鉄道(現在のJR津山線)の駅名に亀甲(かめのこう)の駅名が付けられました。
この地では「亀甲岩」を地域のシンボルとして、平成7年の亀甲駅舎などの改築の際に駅舎を亀の形にしたり、様々な場所に亀をモチーフにしたモニュメントを設置するなどしたまちづくりを行なっています。
久米郡ロマンス企画では、三番目の訪問地として「亀」にあやかり、子宝に恵まれ、長寿を願う地とします。
久米郡商工会
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ここにも亀が
料理屋の店名も「かめのや」
マンホールのデザインも亀!
時計のデザインも亀!
亀甲から津山までは快速ことぶきに乗る。
亀甲1404-1414津山 津山線 快速ことぶき
12津山線:津山駅
津山駅名標
津山駅舎
「SAKU美SAKU楽」の顔ハメパネル
「SAKU美SAKU楽」は津山線を走る観光列車で2022年7月から運行されている。そういえば、岡山からの津山線で牧山駅でそれらしき列車とすれ違った気がする。
観光列車「SAKU美SAKU楽」
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臨時快速「SAKU美SAKU楽」(wikipediaから引用、2023年8月11日)
「岡山デスティネーションキャンペーン」に合わせ、2022年7月1日から津山駅 - 岡山駅間で運行されている臨時快速列車である。車両および列車の愛称は公募により命名され、沿線の美しさと楽しさについて「作」「咲く」「索」という3つの「サク」を楽しむことがテーマとなっている。車両はキハ40形を改造した1両編成で、全車指定席である。
運行開始当初は月曜日に快速「ことぶき」と併結して、金曜と土休日は単独でそれぞれ2往復が運行されていた。同年10月1日からは月・金曜の運行を取りやめ、原則として土休日に「ことぶき」と連結して2往復運転されていた。2023年3月31日からは「ことぶき」との併結を廃止して1往復のみの運行とし、全列車が単独運行となっている。
「ことぶき」との併結時代から本列車については津山駅 - 岡山駅間ノンストップ扱いとされており、「ことぶき」の停車する途中駅であってもその駅発着で本列車を利用することはできない。
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津山駅前は再開発されたようでスッキリしている。
駅前にはC11の蒸気機関車が展示されている。
蒸気機関車の隣には、津山出身の蘭学者の箕作阮甫(みつくりげんぽ)の銅像がある。
13ホルモンうどん
扇形機関車庫のある津山まなびの鉄道館に行く予定であったが、あまりの暑さにあっさりと予定変更し、駅近くの飲食店でホルモンうどんを食べることとする。
テレビのローカル路線バスの旅で見た記憶のある東宝へ行くも、虚しく「準備中」の文字が。
それでは近くの陣笠へ。
これがホルモンうどんであり津山近辺のB級グルメとして有名である。現地でB級グルメを食べることができて満足である。
陣笠の店主さんと地元のいろいろ話をする中で、津山出身の有名人の一人にB'zの稲葉浩志がいることを聞いた。駅の隣に看板があった。
M1で優勝したウエストランドも津山の出身だった。
14因美線:津山〜美作河井
津山駅ホームから津山まなびの鉄道館が眺められる。さようなら「津山まなびの鉄道館」!
因美線の智頭行きに乗る。キハ120である。
列車本数はこのようにとても少ない。
因美線は加茂川に沿って徐々に高度を上げる。
美作加茂駅、知和駅と停車し、わずかな乗降客の利用がある。
知和駅を出ると、勾配はさらにきつくなり、ディーゼルの音が大きくなる。
【動画】知和〜美作河井
美作河井駅の手前に「矢筈城跡」という大きな看板があった。
帰宅後に調べると県内最大級の規模を誇る難攻不落の堅城 矢筈城跡に記載があった。
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岡山県内最大級の中世山城 矢筈城(やはずじょう)跡
矢筈城(高山城)は、天文元年(1532)から翌二年にかけて、草刈衡継(ひらつぐ)が矢筈山(標高756m)に築いた県内最大ともいわれる中世山城で、築城以来一度も落城することのなかった難攻不落の堅城として知られています。
草刈氏は、山陰の尼子方としてこの地に入部し、初代城主草刈衡継のあと二代城主景継、三代城主重継と続きます。第三代城主の草刈重継は、宇喜多氏や羽柴秀吉などからたびたび攻撃を受け、その都度撃退しましたが、毛利氏の要請によって天正12年(1584)に重継が退去し、その後廃城となったと考えられています。
城は、東西1,600m、南北500mの壮大な規模を誇り、城内には石垣、礎石、土塁、石塁、堀切、狼煙場などの遺構が良好に残っています。また、矢筈山麓の知和(ちわ)の大ヶ原には、「内構」と呼ばれる城主草刈氏の大規模な居館跡があります。矢筈城は、県内でも最大級の規模を誇る縄張りをもつ城郭であるとともに、築城、廃城の時期が明らかで、廃城後に使用されていないため、16世紀後半の遺構がよく残っているということなどから、城跡の北東の山下(さんげ)にある、第二代城主草刈景継と伝えられる墓所とともに、平成18年3月に岡山県指定史跡の指定を受けています。
現在、矢筈城跡保存会によって会報『矢筈山』の発行やパンフレットの作成、登山会の実施、説明看板や遺構表示板の設置、登山道の草刈作業などが行われ、城跡の保存整備と顕彰活動が積極的に取り組まれています。
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美作河井駅に着いた。
津山1513-1622智頭 因美線
15因美線:美作河井〜智頭
美作河井を出ると、線路の勾配はさらにきつくなってくる。
【動画】美作河井〜那岐1
物見峠を貫く物見トンネル(3077m)に向かい、さらにディーゼル音が大きくなる。
【動画】美作河井〜那岐2
物見トンネルを抜け那岐駅に着いた。
那岐駅からは智頭駅に向かった緩やかな下り坂。右側の下方には国道沿いの集落が見下ろせる。
津山1513-1622智頭 因美線
16因美線:智頭〜鳥取
智頭からは智頭急行仕様のHOT3508に乗り換え、鳥取を目指す。智頭急行は兵庫県、岡山県、鳥取県にまたがっているのでそれぞれの県名の頭文字をつなげてHOTとなったようだ。
ようきんさった!! みどりの風が吹く"疎開”のまち智頭町
なんで「疎開のまち」なのか帰宅後に調べると智頭町疎開保険なるものがあった。なるほど、こんな形のまちおこしなんだね。
郡家駅で特急スーパーはくと12号と普通列車との行き違いのため16分停車する。ホームに出て列車を撮影する行動を起こすと思うが、今日は朝早かったので、車内でウトウトしていた。
鳥取駅に到着した。県庁所在地だけに高架の立派な駅である。
智頭1627-1729鳥取 因美線
17武蔵屋食堂
今日の夕食は創業明治45年(1912年)の老舗の武蔵屋食堂。今年で創業111年の立派な百年食堂である。
鳥取駅から歩くこと約15分。大通りから路地を入ったところにある。
駅からの道沿いにはこんなレトロな建物もある。
夕方ではあるが、猛暑の中を汗まみれになりながらお店に到着。店内は地元の老若男女で賑わっている。
若女将のような女性がメニューを持ってきてくれた。ここは「素ラーメン」の元祖で有名なので早速、素ラーメンを注文した。
しばらくして若女将が素ラーメンを持ってきてくれた。「白コショウをたっぷりかけてラーメンっぽくして食べる人が多いですよ」とコメントをいただく。カツオと昆布などの和風だしの中に自家製の中華麺が漂っている。私には、あまりコショウは必要ないようだ。歴史の味に感服した。
2023/7/15
伊勢原0518-0548小田原 小田急線快速急行
小田原0617-0913岡山 東海道・山陽新幹線 ひかり533号
岡山0931-0948倉敷 山陽本線
倉敷市1014-1041三菱自工前 水島臨海鉄道【完乗】
水島1109-1133倉敷市 水島臨海鉄道
倉敷1136-1156岡山 山陽本線
岡山1218-1332亀甲 津山線
亀甲1404-1414津山 津山線 快速ことぶき
津山1513-1622智頭 因美線
智頭1627-1729鳥取 因美線
【1 水島臨海鉄道】
【2 津山線・因美線】
【3 若桜鉄道】
【4 智頭急行・北条鉄道】
【5 豊橋鉄道】