かめかめ・かめラ
おやじの遠足
飯田線秘境駅紀行
(長野県〜静岡県〜愛知県)
(2010/8/28-29)

【2 中井侍駅】

(2010/8/28)(記 2010/10/5)


  飯田線の列車にしては、予想以上に乗客が多く、またまたサプライズです。立ち客が常にいます。飯田について少し減ったかなと思っていましたが、天竜峡から大量に乗車しました。おそらく豊橋9時51分発で天竜峡15時03分着の臨時急行飯田線秘境駅号の乗客でしょう。さらに立ち客が多くなっています。為栗駅からはさらに乗客が増えました。

 そしておやじの遠足としては最初の秘境駅である中井侍(なかいさむらい)駅に列車が到着しました。


 中井侍駅に到着した列車から、次々とそして次々と乗客が降りてきます。こ、こ、こんなはずではないのです! イメージとしては物寂しげな秘境駅を見たかったのに。これまたサプライズです。30人近い年配の方々は、しなの鉄道のツアー客で、為栗駅の次にこの中井侍駅に来ましたと、添乗員さんが言っていました。こんなツアーがあるということは秘境駅めぐりがブームになっているのかも知れません。しかし年配の方々は、あまり駅に興味がないようです。添乗員さんは、我々の気持ちを汲んでいただけたのか、「申し訳ありません」と恐縮しきりでしたが、それほど恐縮する必要はありません。



 我々とツアー客を降ろした列車が出発していきます。



 気を取り直して、駅を散策します。まずはお約束の駅名票を撮影します。


 駅の近くの地形図です。民家は駅の上の1軒のみで、それ以外には周囲に民家はありません。


 こちらが豊橋方面です。


 もう少し前進すると、このように鉄橋が間近に現れます。


 こちらは反対側の飯田方面です。


 さらに前進すると、こちらも鉄橋が現れます。つまり地図ではわかりにくいのですが、鉄橋に挟まれた駅なのです。


 飯田線の車内で隣に座った女性から教えていただき、車掌さんから「飯田線秘境駅」のパンフレットをいただきました。それによると中井侍駅の周囲には茶畑があるようです。


 しかし実際の駅周囲には茶畑は見えません。ずっと山の上の方の斜面には茶畑がありました。


 出口は2ヶ所あり、豊橋側は歩行者のみ通れる通路で、飯田側は急な坂道の行き止まりに軽自動車が入れるくらいのスペースがありました。そして飯田側の道を登って行くとこのような標識が現れます。


 正面の道が「平岡・伊那小沢」方面への道で、右側の登り坂は「林道天龍川線」です。


 これが駅前一等地(笑)にある民家です。どのようにして生計をたてているかは見当がつきません。


 ツアー客の皆さんは写真のように休憩しています。休憩する前も天然のミョウガを採取したりしており、あまり秘境駅自体には興味がないようでした。それじゃ、ここまで来ても無駄じゃん!



 定刻に到着した列車にこれから乗り込みます。
【旅程】
中井侍 16:32〜16:52為 栗  飯田線
【1 飯田線へ】  【2 中井侍駅】  【3 為栗駅】  【4 平岡駅&龍泉閣】  【5 田本駅】  【6 小和田駅】  【7 大嵐駅】  【8 中部天竜駅】  【9 飯田線&東海道本線】