かめかめ・かめラ
紀伊半島紀行
(和歌山県〜三重県〜京都府)
(2011/7/30-31)

【3 橋杭岩】

(2011/7/30)(記 2011/11/1)


 


【串本駅舎】串本駅に到着する少し手前から、道路が濡れています。雨が降ったのでしょう。蒸暑かった天気が、さらに湿度を増した感じがします。体感湿度は80%!くらいです。


【スタンプ】串本駅は本州最南端の駅なのです。


【スタンプ】記念スタンプも無料で、観光案内所に用意されています。


【スタンプ】スタンプラリー用のこんな小さなスタンプもありました。

 奇岩奇勝で有名な観光地の橋杭岩は串本駅の近くにあります。駅前の観光案内所で行き方を尋ねてみると、「2kmくらいあるので歩くと30分くらい。タクシーでもいいですが、駅前からバスも出ています。」との説明でした。バスで行くことにしましょう。


【駅前バス停】バスの時刻を見ると30分ほどの待ち時間がありました。駅の近くのスーパーであてもなく時間を潰し、駅前バス停へ戻ります。とにかく蒸暑い。体感湿度90%にあがりました。先ほどの雨で蒸し風呂状態です。


【熊野交通バス内】バスの内部です。2列+1列のやや小さめなバスでした。


【橋杭岩の伝説】バスで8分ほどで橋杭岩に到着しました。橋杭岩の伝説が書いてありました。それによると「その昔弘法大師が紀州行脚の際、この地に立ち寄り向かいの大島へ渡るため天邪鬼に手伝わせて橋をかけ始めたが、天邪鬼がくたびれて鶏の鳴き声をまねたので大師も夜が明けたと思って中止し、その橋杭だけが残った」と言われているようです。どう考えてもウソなのですが、創作話にしては面白いですね。


【朝日夕陽百選】和歌山県朝日夕陽百選に選定されています。

 
【橋杭岩】近くでみるとかなりの迫力です。橋杭岩の向こう側に見えている島影が大島です。



 さて、串本駅に帰ろうとタクシーを探しました。観光地だからタクシーが待機しているだろうという考えは甘く、見当たりません。すると突然の大雨!  ゲリラ豪雨です!!!  建物の軒で雨宿りをしばしするはめになりました。それにしても凄い豪雨です。バスはすでに行った後です。Oh,my God! しょうがないので歩くしかないのです。さっきのゲリラ豪雨で体感湿度はついに100%!に達しました。少し歩くだけで汗ビッショリです。ビショビショ状態です。それでも列車に間に合うように早歩きで串本駅に向かいます。橋杭岩海水浴場の脇を通ります。おぉ、楽しそうな海水浴客よ。でもさっきの豪雨で帰り支度を始めているようですね。ズボンの中も汗で美女美女、じゃなかったビジョビジョで、足にまとわりつくようになって来ました。世界水泳で4位に敗れた北島康介が「疲れた・・・・」と言ってましたが、私の方が彼よりも疲れました、きっと。サウナの中を歩いているような感覚に陥ってからしばらく歩いていると少しずつ駅に近づいてきます。エアコンの効いた串本駅前のスーパーに入ってクールダウン! ありがたい地元のスーパー! 少し蘇ってきました。おぉ、スーパー感謝です。串本駅には、始発の列車がホームに止まっています。車内もエアコンが効いています。汗が急に冷やされるので、風邪をひかないように注意しなければなりません。


【列車】串本からの列車は2両編成でロングシート。旅の風情が感じられません。もちろんワンマンでトイレ付きです。

 
【車内】 ◇ 【最南端の駅】


【車窓からの橋杭岩】車内からもご覧のように橋杭岩がよく見えます。

 
【車窓@古座〜田原間】


【車窓@紀伊浦神〜下里間1】紀伊浦神駅から下里駅にかけては玉の浦が大きな入り江になっており、幅の広い川のようになっています。天然の良港なのでしょう。


【車窓@紀伊浦神〜下里間1】


【車窓@紀伊浦神〜下里間2】


【車窓@紀伊浦神〜下里間2】

 海岸沿いを走りながら紀伊勝浦駅に到着しました。かなりの乗客が下車しました。ここで特急列車行き違いのため10分間停車します。身体を伸ばそうとホームに出て、軽く屈伸運動をして、車内の乗客を数えるとわずか8名。1両4名の計算です。うーん、独占状態! 車窓には新婚旅行で宿泊した忘帰洞で有名なホテル浦島が島の斜面にデーンとそそり立っていました。またいつかは妻と行ってみたいなぁ、とほんの一瞬(だけ)思うのでありました。


【紀伊勝浦駅名標】

 
【車窓@三輪崎〜新宮間】


【車窓@三輪崎〜新宮間】


【新宮駅名標】新宮駅に到着しました。今日の宿は駅前のビジネスホテルです。チェックインして駅周辺を散策します。


【新宮駅舎】


【スタンプ】渓谷・瀞峡の最寄り駅と書いてあります。



串本
1614
 |   紀勢本線
1736
新宮

 新宮駅近くの踏切脇によさげな寿司屋があったので入りました。かつ田という名前です。昨年までは「十二社」というお店だったようですがリニューアルされたのですね。店内はきれいでしたが、繁盛しており忙しすぎてカウンター内の大将などとの会話もできません。これでは一人飯は寂しいですね。そそくさとお店を後にしました。

 
【お店外観】 ◇ 【岩がき】

 
【さざえつぼ焼き】 ◇ 【アワビのバター焼き】

 翌日も早いのでベッドで休みます。
【1 和歌山電鐵】  【2 紀州鉄道・せち焼き】  【3 橋杭岩】  【4 新宮〜鳥羽】  【5 みそ焼きうどん】  【6 伊賀鉄道】