かめかめ・かめラ
国鉄最長片道きっぷ妄想旅1964年10月
【6 第26日〜第30日】

(記 2022/2/24)

1964年10月26日

26-1 下呂1029-1705敦賀 準急しろがね1

 昨夜の到着が遅かったので、今朝は遅めの出発である。下呂を10時29分発の準急しろがね1号に乗る。この列車は名古屋発で岐阜を経由し高山本線を北上。富山からは北陸本線で金沢・福井・米原を経て、岐阜経由で名古屋に到着するおもしろい経路の列車である。飛騨萩原・飛騨小坂・高山(4分停車)・飛騨古川・猪谷・越中八尾と停車し、富山へは13時9分に到着する。ここで11分の停車時間があるので、ますのすし本舗 源(みなもと)のますのすしを購入し、車内で食べることにしよう。



 富山を出ると、高岡・石動・津幡・金沢(20分停車)・小松・粟津・動橋・大聖寺・福井(6分停車)・鯖江・武生・今庄とこまめに停車し、敦賀には17時5分に到着する。結局、今日も1本の列車のみだった。



【26日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
26-1 下呂1029-1705敦賀 6時間36分 328.2km 高山・北陸 準急しろがね1 907D/908D

 宿泊は観光ホテル(→敦賀観光ホテルとして営業中)。




26日目の行程(青)下呂→高山→富山→金沢→福井→敦賀
1964年10月27日

27-1 敦賀0610-0911西舞鶴

 敦賀から小浜線で旅を続ける。小浜線から若狭湾は近いのだが、車内からはあまり見えない。東舞鶴からは中舞鶴までの支線が伸びている。次の西舞鶴で下車する。



27-2 西舞鶴1002-1236豊岡

 西舞鶴からは宮津線に乗り換える。由良川や栗田湾がきれいに見える。宮津の次は天橋立(天横立は誤植)。ゆっくりと観光したいのだが先を急ぐ。豊岡には12時36分の到着。駅前の大石屋食堂へ入り、時間がないのでチキンライスを注文。さくさく食べて駅へ戻る。



27-3 豊岡1305-1430福知山

 豊岡からは山陰本線で京都へ。まずは普通列車で福知山へ。途中の和田山からは播但線が姫路方面へ伸びている。


27-4 福知山1441-1710京都

 福知山で京都行きへ乗り換え。綾部で7分停車し、17時10分に京都へ到着。ここも観光はしないで先を急ぐ。



27-5 京都1714-1751大阪

 京都からは東海道本線で大阪へ。新大阪まで新幹線でもいいのだが、在来線を利用しよう。



【27日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
27-1 敦賀0610-0911西舞鶴 3時間1分 91.2km 小浜・舞鶴 922
27-2 西舞鶴1002-1236豊岡 2時間34分 84.0km 宮津 533
27-3 豊岡1305-1430福知山 1時間25分 59.9km 山陰 714
27-4 福知山1441-1710京都 2時間29分 90.1km 山陰 836
27-5 京都1714-1751大阪 37分 42.8km 東海道 887M

 大阪での宿泊は喜多八(→ホテル喜多八  として営業中)。夜は北新地か、それともなんばで楽しもうか。




27日目の行程(黒)敦賀→西舞鶴→豊岡→福知山→京都→大阪
1964年10月28日

28-1 大阪0555-0819谷川

 大阪始発の福知山線直通の東海道本線の普通列車で今日の旅を始める。篠山口で篠山線からの列車と連絡し、谷川で下車する。



28-2 谷川0853-0923野村

 谷川で加古川線に乗り換える。野村で下車し、さらに乗り換える。

28-3 野村1000-1055加古川

 野村では鍛冶屋線からの列車に乗り換える。



28-4 加古川1059-1230岡山 急行関門

 加古川からは東海道本線で西へ向かう。普通列車は10時52分に出てしまったので、急行関門に乗ることにする。姫路・相生・和気に停車し、12時30分に岡山に到着する。ことぶき食堂で中華そばでも食べてお腹を満たそう。



28-5 岡山1400-1455宇野

 岡山からは宇野線で宇野へ。準急鷲羽2号でも結局同じことになるが、普通列車でのんびりと行こう。

28-6 宇野1525-1635高松 宇高連絡船

 宇高連絡船で四国に渡る。少し早いが高松で宿泊する。



【28日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
28-1 大阪0555-0819谷川 2時間24分 82.5km 東海道・福知山 711
28-2 谷川0853-0923野村 30分 17.3km 加古川 820D
28-3 野村1000-1055加古川 55分 31.2km 加古川 728D
28-4 加古川1059-1230岡山 1時間31分 104.3km 山陽 急行関門 903M 
28-5 岡山1400-1455宇野 55分 32.9km 宇野 531M
28-6 宇野1525-1635高松 1時間10分 18.0km 宇高連絡船 17

 宿泊は川六旅館(→ホテル川六 エルステージ高松として営業中)。もちろん4000円の部屋にしよう。




28日目の行程(赤)大阪→谷川→加古川→岡山→宇野→高松
1964年10月29日

29-1 高松0708-0908佐古

 四国の初日は高松から高徳線の普通列車で徳島の一つ手前の佐古まで。板野で鍛冶屋原線、池谷で鳴門線を分岐する。ちょうど2時間の旅。



29-2 佐古0959-1159佃

 佐古からは徳島本線に乗り換え。51分の待ち時間をボーッとして過ごす。阿波池田の一つ手前の佃で土讃本線に乗り換えるのが、最長片道きっぷのルートだが、終点の阿波池田(12時5分到着)まで行って昼食を食べよう。駅近くにある味の老舗八千代で祖谷そばを食べることにする。中華そばも追加しよう(笑)。



29-3 佃1301-1431多度津

 阿波池田12時54分発の土讃線の普通列車に乗る。最長片道きっぷのルートは佃(13時1分発)から。スイッチバックの坪尻駅はみどころの一つである。



29-4 多度津1445-1630新居浜

 多度津からは予讃本線に乗り換える。右手に津島の宮を見ながら、観音寺からは瀬戸内海がよく見える。新居浜で下車し、今日の宿で休みとする。



【29日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
29-1 高松0708-0908佐古 2時間 73.4km 高徳 237D
29-2 佐古0959-1159佃 2時間 67.5km 徳島 345D
29-3 佃1301-1431多度津 1時間30分 38.8km 土讃 126
29-4 多度津1445-1630新居浜 1時間45分 70.4km 予讃 59D

 新居浜の宿は別子荘(→別子荘として営業中)。ゆっくりと休むことにしよう。




29日目の行程(青)高松→佐古→佃→多度津→新居浜
1964年10月30日

30-1 新居浜0954-1209堀江  

愛媛県の堀江と広島県の仁方を結ぶ仁堀航路の時刻に合わせて、朝はゆっくりと出発する。大西からは右手に瀬戸内海がみえてくる。松山の三つ手前の堀江で下車。



30-2 堀江1235-1500仁方 仁堀航路

 港へ向かって歩いていく。仁堀航路で再び本州へ戻る。四国とはわずか2日間でお別れである。



30-3 仁方1521-1645三原

 仁方からは呉線に乗り換える。右手には瀬戸内海がよく見える。絶景である。



30-4 三原1707-1810広島 特急はと

 三原からは山陽本線の特急はとに乗る。ノンストップで広島へ。さすがに特急は早い。今日の宿はここ広島にしよう。


【30日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
30-1 新居浜0954-1209堀江 2時間15分 81.8km 予讃 45D
30-2 堀江1235-1500仁方 2時間25分 70.0km 仁堀航路 2
30-3 仁方1521-1645三原 1時間24分 57.6km 呉 646D
30-4 三原1707-1810広島 1時間3分 72.0km 山陽 特急はと 3M

 広島は旅館が多いが、相生館(→広島の宿 相生として営業中)にしよう。





30日目の行程(黒)新居浜→堀江→仁方→三原→広島
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