かめかめ・かめラ
国鉄最長片道きっぷ妄想旅1964年10月
【8 第36日〜第41日】

(記 2022/2/24)

1964年11月5日

36-1 平戸口0710-0919諫早 快速

 平戸口7時10分発の快速長崎行きに乗る。小浦-左石の7駅連続で停車せず、上相浦で先発の普通列車を追い抜く。佐世保で6分停車し、大村線を南下する。右手に大村湾の絶景が広がる。諫早には9時19分に到着する。




36-2 諫早1022-1133佐賀 特急かもめ

 約1時間の待ち合わせで長崎本線に乗り換える。諫早からは長崎発京都行きの特急かもめに乗る。鳥栖まで行きたいのだが、鳥栖には停車しないので、その手前の佐賀で下車する。

36-3 佐賀1146-1236鳥栖

 佐賀で長崎本線の普通列車で鳥栖へ向かう。鳥栖駅では、中央軒のかしわうどん。有名な立ち食いうどんである。



36-4 鳥栖1323-1335原田

 鳥栖からは鹿児島本線で原田を目指す。



36-5 原田1339-1446直方

 原田からは筑豊本線に乗り換える。飯塚で上山田線、新飯塚で後藤寺線、小竹で幸袋線、勝野で宮田線を分岐する。このあたりは路線密度が濃い。直方で下車する。



36-6 直方1513-1531金田

 直方で伊田線に乗り換え。三つ目の金田(かなだ)で下車(赤池-金田間の所要時間は3分)。



36-7 金田1532-1547後藤寺

 金田でただちに糸田線に乗り換えて終点の後藤寺まで。



36-8 後藤寺1656-1801行橋

 後藤寺からは日田彦山線で伊田へ行き、同じ列車で田川線に乗り入れて終点の行橋まで行く。ここで今日の旅は終えよう。





【36日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
36-1 平戸口0710-0919諫早 2時間9分 99.2km 松浦・大村 快速 817D
36-2 諫早1022-1133佐賀 1時間11分 75.5km 長崎 特急かもめ 2D
36-3 佐賀1146-1236鳥栖 50分 25.0km 長崎 424D
36-4 鳥栖1323-1335原田 12分 8.9km 鹿児島 5130M
36-5 原田1339-1446直方 1時間7分 41.3km 筑豊 434D
36-6 直方1513-1531金田 18分 9.9km 伊田 323
36-7 金田1532-1547後藤寺 15分 6.9km 糸田 619D
36-8 後藤寺1656-1801行橋 1時間5分 28.9km 日田彦山・田川 422

 今宵の宿は京都(みやこ)館(→みやこホテル行橋として営業中)。国鉄最長片道きっぷの旅ももう少しである。




36日目の行程1(黒)平戸口→佐世保→諫早→佐賀→鳥栖→原田→


36日目の行程2(黒)→直方→後藤寺→行橋
1964年11月6日

37-1 行橋0601-0628城野

 行橋からは日豊本線の上りで小倉の二つ手前の城野で下車。



37-2 城野0716-0808香春

 城野からは日田彦山線に乗り換え、香春で下車。



37-3 香春0814-0836添田

 香春からは添田線に乗り換えて添田まで。



37-4 添田0902-1023夜明

 添田からは再び日田彦山線に乗り換える。日田の二つ手前の夜明で下車する。



37-5 夜明1118-1214久留米

 夜明で九大本線に乗り換え久留米を目指す。1時間弱で久留米に到着。駅から5分の沖食堂でとんこつラーメンを食す。



37-6 久留米1246-1738大分 準急ひまわり

 お腹も満たされた。昨日と今日は乗り換えが多くて少し疲れてきたので、準急ひまわりで大分まで一気に行ってしまおう。久留米を出ると、瀬高・大牟田・玉名へ停車して熊本へ。その間、羽犬塚で矢部線、瀬高で佐賀線を分岐する。熊本で13分の停車の後、準急ひまわりは大分へ向かう。水前寺・立野・赤水・阿蘇・宮地・豊後竹田・三重町へ停車した後、大分には17時38分に到着する。今日は大分で宿泊する。





【37日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
37-1 行橋0601-0628城野 27分 6.1km 日豊 440D
37-2 城野0716-0808香春 52分 23.4km 日田彦山 735
37-3 香春0814-0836添田 22分 12.1km 添田 931D
37-4 添田0902-1023夜明 1時間21分 29.2km 日田彦山 735
37-5 夜明1118-1214久留米 56分 39.1km 九大 620
37-6 久留米1246-1738大分 4時間52分 230.7km 鹿児島・豊肥 準急ひまわり 907D

 大分の宿は水仙。温泉地の別府ではないけれど、ゆっくりと湯につかろう。




37日目の行程(赤)行橋→城野→添田→夜明→久留米→熊本→大分
1964年11月7日

38-1 大分0812-1243都城 準急日南

 大分からは日豊本線を下る。8時12分発の準急日南である。幸崎・臼杵・津久見・佐伯・重岡に停車して延岡へ。佐伯から延岡は県境越えの山間部である。延岡からは左手に日向灘が見えて来る。そして、南延岡・日向市・高鍋・広瀬・宮崎・南宮崎に停車し、都城へは12時43分に到着する。昼食はがもう食堂で、かつ定食を食べよう。





38-2 都城1435-1559京町

 都城からは吉都線に乗り換える。左手には霧島連山が見えてくる。吉松の二つ手前の京町で下車。少し早いが今日は京町で宿泊することとする。



【38日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
38-1 大分0812-1243都城 4時間31分 257.0km 日豊 準急日南 505D
38-2 都城1435-1559京町 1時間24分 56.6km 吉都 337D

 京町の宿は真砂旅館。時間があるのでゆっくりできる。





38日目の行程(青)大分→延岡→宮崎→都城→京町
1964年11月8日

39-1 京町0848-1042八代 準急第1えびの

 京町からは吉都線の準急第1えびのに乗車し、まずは吉松へ。吉松からは肥薩線で真幸スイッチバック・大畑ループ&スイッチバックを抜けて、人吉からはノンストップで八代へ。





39-2 八代1118-1323川内 準急第1かいもん  

八代からは鹿児島本線の準急第1かいもんに乗り換える。日奈久・水俣・出水・阿久根に停車し川内で下車する。昼食はだるま亭でだるま定食でまったりしよう。



39-3 川内1449-1648薩摩大口

 川内からは宮之城線に乗り換え。薩摩永野からは山間に入っていく。約2時間で薩摩大口へ着く。



39-4 薩摩大口1708-1843隼人

 薩摩大口からは山野線に乗り換え、栗野からは肥薩線となる。吉松からの車両と連結し、結局栗野で17分の停車となるが、このまま隼人へくだる。





【39日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
39-1 京町0848-1042八代 1時間54分 91.8km 吉都・肥薩 準急第1えびの 610D
39-2 八代1118-1323川内 2時間5分 116.9km 鹿児島 準急第1かいもん 105D
39-3 川内1449-1648薩摩大口 1時間59分 66.1km 宮之城 918D
39-4 薩摩大口1708-1843隼人 1時間35分 48.6km 山野・肥薩 421D・339D

 今夜の宿は大正館。到着が遅かったのですぐに休もう。




39日目の行程(黒)京町→吉松→人吉→八代→川内→薩摩大口→栗野→隼人
1964年11月9日

40-1 隼人0842-1001西都城

 隼人からは日豊本線を東へ行く。西都城で下車。



40-2 西都城1020-1114志布志
 西都城からは志布志線へ乗り換え。終点の志布志まで行く。



40-3 志布志1135-1321海潟

 志布志からは古江線に乗り換える。乗車前に買った駅弁を車内でたべよう。大隈高須からは左手に錦江湾が見えてくる。徐々に桜島が近づいてくると、国鉄最長片道きっぷの終点の海潟に到着した。

 国鉄片道きっぷの距離は12334.7kmで、40日かかった。長い長い旅が終わり、達成感に満足する。しかし余韻につかっている時間がそれほどない。17分後の列車で引き返す。



40-4 海潟1338-1420鹿屋

 海潟から快速列車のような普通列車で鹿屋へ。



40-5 鹿屋1433-1707宮崎 準急日南

 鹿屋では接続している準急日南に乗車する。志布志まではノンストップ。志布志からは串間・油津・青島・南宮崎に停車し宮崎には17時7分に到着する。



【40日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
40-1 隼人0842-1001西都城 1時間19分 42.3km 日豊 528
40-2 西都城1020-1114志布志 54分 38.6km 志布志 711D
40-3 志布志1135-1321海潟 1時間46分 64.8km 古江 519D
40-4 海潟1338-1420鹿屋 42分 32.8km 古江 518D
40-5 鹿屋1433-1707宮崎 2時間34分 123.6km 古江・日南 準急日南 2506D

 宮崎の夜は、宮崎観光ホテル(→宮崎観光ホテルとして営業中)。8000円の部屋で、長旅を達成したお祝いを一人でしよう。




40日目の行程(赤)隼人→西都城→志布志→海潟
1964年11月10日

41-1 宮崎0800-1646広島 特急かもめ

 宮崎からは東京へ戻る。特急かもめで帰ろう。延岡・佐伯・大分・別府・中津・小倉・下関・小郡・徳山・岩国に停車し次の広島で下車する。夕食は広島でお好み焼きでも食べようかな。







41-2 広島2117-翌0930東京 寝台特急あさかぜ

 広島からは寝台特急あさかぜだ。「走るホテル」と称されるブルートレインである。広島をでると、尾道・岡山・大阪・京都・名古屋・浜松・熱海・横浜に停車し、朝9時30分に東京駅に到着した。長い長い、そして満足の43日間だった。







【41日目の行程:出発駅時刻-到着駅時刻 所要時間 距離 路線名 種別 列車番号】
41-1 宮崎0800-1646広島 8時間46分 553.5km 日豊・鹿児島・山陽 特急かもめ 2002D
41-2 広島2117-翌0930東京 12時間13分 894.8km 山陽・東海道 寝台特急あさかぜ 6
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