かめかめ・かめラ
九州・中国紀行
(岡山・広島・山口県〜九州)
(2007/9/16-23)
【4 九州山地を東へ西へ】
(豊肥本線・久大本線・長崎本線)
(2007/9/19)(記 2007/10/13)
今日は、山と高原の一日である。熊本市電で熊本駅へ出て、特急九州横断特急2号に乗る。今日も天気がよくて暑い!
9月19日の行程
熊本駅 ◇ 熊本駅スタンプ
豊肥本線【熊本08:32〜11:26大分】特急九州横断特急2号 [豊肥本線完乗]
豊肥本線は別名を“阿蘇高原線”というように世界最大のカルデラで有名な阿蘇山のカルデラ内を通る路線である。大分までは約3時間かかる。九州横断特急は3両編成で1号車が指定席、2-3号車が自由席である。この列車には女性アテンダント2名が乗車しているが、その一人は伊東美咲似の研修生である。何か得をしたような感じになる。さて、阿蘇山が見えるように進行方向に向かい右側に座った。
特急九州横断特急 ◇ マーク
水前寺駅の次の駅はなんと東海学園前駅である。とても親しみを感じる。肥後大津駅を過ぎてから徐々に登り路線に入っていくのがわかる。
車窓 ◇ 記念スタンプ
立野駅では日本で最大のZ型のスイッチバックがある。立野駅についた列車は、1km以上バックしてから、再び進む。阿蘇山の外輪山を登るのは大変なのである。
スイッチバック1 ◇ スイッチバック2
上左の写真の右側の線路は1段目で、立野駅に入ってきた時の線路である。上右の写真の左側の線路は3段目で、進行方向を順行にしてこれから登って行く線路である。ともに2段目を逆行している車内から撮ったもの。スイッチバックを登ると阿蘇山のカルデラ内になるが、これが広くて雄大である。右側に阿蘇山が見える。
車窓(赤水駅手前) ◇ 阿蘇山
転車台(宮地駅) ◇ 車窓
宮地駅を過ぎてまた登る。小刻みに小さなトンネルが続いていて、左手にはカルデラ内の街並みが見えている。アテンダントはデザートや飲み物などをワゴンでサービスしている。豊後荻駅を出てからは今度は下りとなる。豊後竹田駅を出てからはウトウトしてしまったようだ。気がついたら大分駅が近づいてきていた。大分駅で豊肥本線完乗となる。この列車は別府まで行くが、せっかくの周遊きっぷなので、数多くの特急に乗ってみたい。というわけで大分駅からは特急ソニック24号に乗り換えることにする。
大分駅名標 ◇ ベンチ
日豊本線【大分11:42〜11:56亀川】特急ソニック24号
特急ソニックは亀川駅に停車しないものが多いが、この特急ソニック24号(7両編成)は亀川駅に停車するので都合がよい。座席がおしゃれで、まるでミッキーマウスがたくさんいるようなデザインである。
特急ソニック列車 ◇ マーク
座席
テーブル ◇ 車窓(別府湾)
亀川駅に到着した。木造の駅舎もうれしいものだ。近くに鉄輪温泉や血の池地獄もあるようだ。
亀川駅名標 ◇ 亀川駅舎
駅から歩いて3分くらいのところにある南国飯店・十五万石亀川店でラーメンを食べる。こちらでラーメンというと豚骨ラーメンのようである。
南国飯店・十五万石亀川店 ◇ ラーメン
日豊本線【亀川12:32〜12:38別府】普通
亀川駅に戻り、佐伯行き普通列車(2両ワンマン、きれいなロングシート)で別府へ戻る。別府駅前には手湯があった。足湯はいくつか見たことがあったが、手湯は初めてみた。
佐伯行き列車 ◇ 別府駅名標
別府駅舎 ◇ 手湯
別府からは九大本線で久留米へ向かう。九大本線は別名“ゆふ高原線”と言うように由布岳のふもとを通り今ではすっかり有名になった由布院も通る。さっきの九州横断特急と同じタイプの車両の特急ゆふ4号に乗車する。今日は奇数日だが、偶数日には特急ゆふデラックスが運行するようである。3両編成のこの特急ゆふは2両目の真ん中から先が自由席、後よりが指定席となっている。
久大本線【別府13:15〜16:02久留米】特急ゆふ4号 [久大本線完乗]
特急ゆふ列車 ◇ マーク
車内
豊後国分駅あたりから徐々に登り勾配がはじまった。線路がヘアピンカーブをすると、そこが由布院駅である。駅に到着する手前の右側には由布岳が見えた。由布院駅からは大量に乗車してきた。さすがは人気の観光地だけのことはある。
由布岳
車窓
日田駅を出てからまたウトウトしてしまったようだ。2日後に訪れる夜明駅を確認しておこうと思ったが、確認できなかった。福岡県に入り、かっぱの駅舎で知られる田主丸駅に停車した。ドナルドダックを思い出す人もいるようだ。
田主丸駅
このまま鳥栖まで行ってもよいのだが、何度もいうように周遊きっぷの利点を生かし、久留米駅で特急有明22号に乗り換えることにする。久留米駅到着の時点で久大本線も完乗だ。
鹿児島本線【久留米16:08〜16:14鳥栖】特急有明22号
久留米駅名標 ◇ 特急有明列車
マーク ◇ 車窓(筑後川)
さぁ、そして今日のラストラン。鳥栖駅からは特急かもめ31号、白いかもめで一路長崎を目指す。かなりの乗車率で自由席の通路側しか席がなかった。しかし佐賀駅で大量に下車し、進行方向左側の海が望める席に座ることができた。
長崎本線【鳥栖16:23〜17:56長崎】かもめ31号
鳥栖駅名標 ◇ 駅前にSL
特急かもめ(白いかもめ)列車 ◇ マーク
車内
車内
肥前鹿島駅〜諌早駅間は、左手にはずっと有明海が望め、その向こうに雲仙岳がそびえる絶景区間が続いている。諌早湾干拓の問題ではいろいろと騒動があったが、今は海苔の養殖や、漁業がかつてのように営まれているのだろうかと心配になる。
車窓(有明海) ◇ 車窓(雲仙)
列車は定刻に長崎駅に到着した。
特急かもめ(白いかもめ)列車@長崎駅 ◇ 長崎駅名標
長崎駅
まず駅の観光案内所へ行き、長崎市電の一日乗車券(500円)を購入した。そして、電車好きにはおなじみの“きっちんせいじ”へ向かう。市電を乗り換え、賑橋電停でおりて徒歩約3分。ちょっとした路地に店はある。外観は路面電車をデザインしており、内装も実際に路面電車で使っていたイスやつり革やライトなどなどが使用されている。電車好きにはいるだけで楽しいお店である。
長崎市電一日乗車券 ◇ きっちんせいじのロゴ
外観
内部
内部
長崎のローカルフードであるトルコライスを注文する。トルコライスとは、(1)ドライカレー/ピラフ/チャーハン、(2)トンカツ/チキンカツ、(3)スパゲティ(ナポリタン)、(4)サラダという料理が一つのお皿にのったもので、「大人用お子様ランチ」などとも理解されている。なぜ、トルコという名前なのか? これは定説はないようですが、カレーのインド、トンカツの日本、スパゲティのイタリアの中間地点がトルコという無理やりな説もあるようだ。
トルコライス(ドライカレー、トンカツ、スパゲティ、サラダ)
お店のロゴの入った手ぬぐいを3本も買ったら、アイスコーヒーをサービスしてくれました(^_^;
きっちんせいじの手ぬぐい
今日のホテルは東横イン長崎駅前。帰りはブラブラと市電を3回乗り継いでチェックインしました。
【1 山陽ローカル線めぐり】
【2 豊後から日向へ】
【3 薩摩から肥後へ】
【4 九州山地を東へ西へ】
【5 肥前の海めぐり】
【6 筑豊ローカル線めぐり】
【7 観光列車で長門の海へ】