かめかめ・かめラ
九州・中国紀行
(岡山・広島・山口県〜九州)
(2007/9/16-23)

【7 観光列車で長門の海へ】
(山陰本線・美祢線・山口線)
(2007/9/22-23)(記 2007/10/13)


 
 周遊きっぷの九州ゾーン券も昨日で有効期間が切れ、今日からは<かえり券>を行使する。<かえり券>は、北九州市内〜下関〜(山陰本線)〜益田〜(山口線)〜新山口〜横浜市内であり、2割引きで11,540円となる。

9月22〜23日の行程


周遊きっぷ(かえり)

 昨夜、魁龍へ行ったときに気になっていた資さんうどんで朝食にかしわうどんを食べる。

 
資さん ◇ かしわうどん

 今朝は、もっとゆっくり出来るのだが、間が持たないので予定より早い列車で下関へ向かう。


小倉駅

鹿児島本線【小倉09:12〜09:25下関】普通

 下関駅に着いてから、時間がたっぷりあるので、駅周囲を散策する。日本最大級の大聖堂がある下関の結婚式場、セント・ヴァレンタインの建物は立派だった。思わず吸い込まれるように中に入ったが、バックパックの身には場違いな感じで、すぐに退散した。

 
下関駅名標 ◇ 金子みすゞ駅名標

 
セント・ヴァレンタイン ◇ ふぐの日時計

 駅の喫茶店で時間をつぶしたあと、観光列車の快速みすゞ潮彩1号に乗るべく改札を入った。長門市で生まれた童謡詩人の金子みすゞの名前を冠した列車である。終点の仙崎には金子みすゞ記念館もある。

山陰本線【下関10:40〜12:44仙崎】快速みすゞ潮彩1号  指定券 510円 長門市〜仙崎 140円

 さすが観光列車だけあり、指定席の座席はすべて海側を向いている。車体や窓枠も個性的で見ているだけで楽しい。綾羅木駅からは団体が乗ってきて指定席は満席となった。家族連れも多い。この観光列車は、日本海がよく見えるビュースポットでは3分間停車して、ゆっくりと景色を見せてくれる。海の素晴らしい景色に感動したり、家族連れの写真を撮ってあげたり、車内で行われた金子みすゞの紙芝居を見たりして過しているとアッという間に終点に到着となった。

 
快速みすゞ潮彩列車 ◇ みすゞ潮彩列車(記念下敷きから)

 
車内 ◇ 記念スタンプ

 
車窓

 
車窓 ◇ 車窓(夫婦岩)

 
車窓

 
仙崎駅名標 ◇ 仙崎駅舎

 
車両@仙崎駅

 仙崎駅からは、折り返しの快速みすゞ潮彩2号の自由席で長門市まで戻る。

山陰本線【仙崎12:50〜12:54長門市】快速みすゞ潮彩2号 自由席 仙崎〜厚狭 820円

 
長門市駅名標 ◇ 厚狭(あさ)行き列車

 長門市からは美祢線の1両ロングワンマンに乗り換える。

美祢線【長門市13:13〜14:18厚狭】普通 [美祢線完乗]

 渋木駅を出ると徐々に登りとなり峠を越える。渋木駅から次の於福駅までの駅間距離は10kmもある。厚保(あつ)駅あたりから少し雨が降ってきた。厚狭駅についてもまだ小雨が続いている。

 
厚狭駅名標 ◇ 仙崎行き列車(折り返し)

美祢線【厚狭14:26〜15:33長門市】普通

 厚狭駅出発の頃になったら雨が止んできた。


車窓

 長門湯本駅で大量に下車。2分の遅延。長門市では同じホームでの乗り換えだったので1分の接続時間でも問題はない。

山陰本線【長門市15:36〜17:26益田】普通

 
益田行き車両 ◇ 車窓

 山陰本線は海の見える区間が多い。観光列車でなくても、変化のある海の景色を満喫できる。

 
車窓

 
車窓

 
車窓

 益田駅に到着した。考えてみれば今日は朝のかしわうどんしか食べていない。お腹が空いてきた。駅前に出てみると左手に大阪王将という看板が目に入ったので入ってみた。ラーメンと餃子を食べて空腹を満たした。

 
益田駅名標 ◇ 益田駅舎

 
ラーメン ◇ 餃子

山陰本線【益田18:04〜19:06浜田】普通 [山陰本線完乗] 益田〜浜田 740円

 出雲市行きの列車(1両セミクロスワンマン)で浜田駅を目指す。やはり高校生の乗客が多い。こちらの高校生は田川後藤寺駅の高校生に比べると行儀ははるかによい。今日のホテルは、島根浜田ワシントンプラザホテルだ。

 
出雲市行き列車 ◇ 浜田駅名標

 
 さて長旅も終焉を迎える時が来た。浜田駅からは当初は特急スーパーおき1号で一気に新山口駅に行こうとしていたが、昨日みた海の景色をもう一度ゆっくりと見たくなり、普通列車(2両セミクロスワンマン)で益田駅まで行くことにした。
9月22〜23日の行程(再掲)

 
浜田駅舎 ◇ 益田行き列車

山陰本線【浜田07:42〜08:30益田】普通 浜田〜益田 740円

 海岸はミニリアス式海岸のように、木立があったと思うとトンネルであり、海が見え、またトンネルというように変化に富んでいて楽しい。

 
車内 ◇ 車窓

 
車窓

 益田駅からの普通列車は約3時間後なので、特急スーパーおき1号を利用する。

山口線【益田08:40〜10:13新山口】特急スーパーおき1号 特急券 1,150円

 
日原駅 ◇ 転車台@津和野

 岩日線のレールが延びてくるはずだった日原駅からは、山口県内最高峰の安蔵寺山へのハイキングコースがあるようだ。津和野駅には転車台がある。これがあるからこそ、SLやまぐち号が運転できるわけである。


SLやまぐち号@新山口

 新山口駅に到着したら、隣のホームにはSLやまぐち号が煙をはきながら出発を待っていた。

山陽新幹線【新山口10:26〜14:47新横浜】のぞみ16号 特急券 7,320円 グリーン券 7,400円

 
ふくすし

 新山口駅のホーム売店でふくすしを買い、これが今日の朝食である。新幹線の車内では長旅の疲れがでたのかぐっすりと眠ることができた。静岡駅あたりを走行中に車内で急病人が発生したが、新横浜駅に救急車を要請し搬送をお願いした。

横浜線【新横浜14:57〜15:18町田】普通 長津田〜町田 150円

小田急線【町田15:26〜15:51伊勢原】急行 町田〜伊勢原 300円

 自宅に帰って来てホッとする。やっぱり自宅は落ち着くのである。これでJR九州と中国地方のJRを完乗したことになる。次はどこへ乗りつぶしに行くとするかはまだ考えていない。
【1 山陽ローカル線めぐり】  【2 豊後から日向へ】  【3 薩摩から肥後へ】  【4 九州山地を東へ西へ】  【5 肥前の海めぐり】  【6 筑豊ローカル線めぐり】  【7 観光列車で長門の海へ】