かめかめ・かめラ
九州・中国紀行
(岡山・広島・山口県〜九州)
(2007/9/16-23)
【5 肥前の海めぐり】
(大村線・佐世保線・唐津線・筑肥線)
(2007/9/20)(記 2007/10/13)
そろそろ疲れがたまり、早起きができないだろうから、ゆっくりとした予定を立てていたが、目覚ましが鳴る前に目が覚めてしまった。予定より早い列車、長崎駅発7時24分の列車に乗ろうと長崎駅に向かった。列車が入線し、窓際の座席に座り今日の予定を確認しようと、時刻表を探すが・・・・・ない! もう一度探すが・・・・・やはりない! そうだ! ホテルの部屋に忘れた。発車する前に気がついてよかった。
長崎駅からホテルまでは徒歩5分程度だが、今日も暑くて暑くてかなわないので、といってタクシーを使うほどの距離でもないので、バックパックをコインロッカーに預けて手ぶらで歩いてホテルに戻った。事情を話してカギをもらい部屋に戻ると、あった! ホッと胸をなで下ろした。お礼を言ってカギを返し、日陰を選びながら長崎駅に戻る。結局予定の列車でのスタートとなった。早起きは三文の得、とはこういうことなのかな? と思った。
9月20日の行程
長崎本線【長崎08:12〜08:49喜々津】普通(長与回り) [長崎本線完乗]
長崎本線の旧線である長与回りの海線は初めてである。普通列車だが車両は快速シーサイドライナーと同じ車両で2両ワンマン転換クロストイレ付きだ。山に入るとみかん畑が目立つが、大草駅〜喜々津駅までは大村湾沿いを走るので景色は最高である。
長崎駅名標 ◇ 喜々津行き列車
行き先表示 ◇ マーク
マーク ◇ 車内
車窓(みかん畑) ◇ 車窓(大村湾)
喜々津駅に到着し、長崎本線も完乗となった。北側は駅前開発がされるような感じで整備が行われている。この夏から花粉症のようなアレルギー症状に悩まされているが、今日は特にひどく、ここまでの車内でもくしゃみを連発していた。喜々津駅前の薬局が開店したばかりだったので、マスクとポケットティッシュを購入して、すぐにティッシュをまるめて鼻につめ、マスクを着けた。
喜々津駅名標 ◇ 喜々津駅舎
構内
大村線【喜々津09:24〜10:38佐世保】快速シーサイドライナー [大村線完乗]
喜々津駅からは快速シーサイドライナー(2両ワンマン転換クロス)で佐世保を目指す。松原駅から先は左手に大村湾がずっと見え、海! 海! 海! といった感じである。
車窓
車窓
ハウステンボス駅は近づくと、左手にハウステンボスが見え、JR全日空ホテルが見え、そしてハウステンボス駅に到着となる。次の早岐駅で大村線完乗となった。
JR全日空ホテル ◇ ハウステンボス駅名標
しばらくするとJR最西端の佐世保駅に着いた。佐世保バーガーを食べようと思ったが、時間帯が悪くて無理だった。
佐世保駅名標 ◇ JR最西端の駅
佐世保駅 ◇ 松浦鉄道の列車
佐世保駅からは特急みどり12号で佐賀駅へ向かう。向こうのホームには松浦鉄道の列車が発車を待っていた。
佐世保線【佐世保11:13〜12:21佐賀】特急みどり12号 [佐世保線完乗]
特急みどり列車 ◇ マーク
マーク ◇ 車内
車内
早岐(はいき)駅で特急ハウステンボス12号を併結するため7分停車し、肥前山口駅では長崎からの特急かもめ18号をさらに併結するために5分停車する。ずいぶんとのんびりした特急である。佐世保線もこれで完乗した。
佐賀駅名標 ◇ 佐賀駅
佐賀駅には「祝 甲子園大会優勝 すごか!! 佐賀北高」という横断幕があった。さわやかな高校球児に拍手を送りたい。
優勝の横断幕
駅前のららららーめんで昼食を食べる。
ららららーめん ◇ バリ旨とんこつラーメン
唐津線【佐賀13:10〜14:05山本】普通
唐津線西唐津駅行きの2両セミクロスワンマン列車に乗る。東多久駅・中多久駅・多久駅と多久とつく駅が“たく”さんある(笑)。多久駅を過ぎてしばらくすると峠を越えたようだ。山本駅で下車し、筑肥線に乗り換える。
西唐津行き列車 ◇ 車内
車窓
筑肥線【山本14:12〜14:51伊万里】普通
山本駅で伊万里行き(1両セミクロスワンマン、トイレあり)に乗り換える。筑肥線は、路線の変更があったために、姪浜駅〜唐津駅の通称“筑肥東線”と、この山本駅〜伊万里駅の通称“筑肥西線”に分断されてしまった。木造の駅舎は涼しげであるが、実はうだるような暑さなのだ。
山本駅名標 ◇ 山本駅舎
伊万里行き列車 ◇ 車内(シートは青い)
山本駅を出て、一旦東側へそれてから、唐津線を乗り越えるようにして(オーバークロス)、西側へと進む。そこからは由緒正しき山里のような景色の中を伊万里に向かう。
唐津線をオーバークロス ◇ 車窓
伊万里駅に到着した。焼き物の町だけのことはあり、なんと駅名標が陶器製だった。伊万里駅では、松浦鉄道伊万里駅との間に道路があるために、一度2階に上がってから向こう側にわたり、そして1階におりなければいけないようだが、多くの人は道路を渡っていた。松浦鉄道の佐世保行きと有田行き列車が停車していた。
伊万里駅名標 ◇ JR伊万里駅
松浦鉄道佐世保行き列車 ◇ 松浦鉄道有田行き列車
筑肥線【伊万里15:18〜16:09唐津】普通
今度は伊万里駅から唐津行きに乗り換える。といっても、今乗ってきた車両が折り返すだけだ。金石原駅で下車したおじいさんが帽子を車内に忘れたのに、私が気付き、運転手さんに声をかけて車外まで届けた。ホッとして車内に戻ると、手ぬぐいも忘れている! また運転手さんに断り、ダッシュでおじいさんのもとに届けた。疲れた。
車窓
山本駅からは下校の高校生が大量に乗車してきた。そして列車は松浦川に沿って唐津市内に進んでいる。
車窓(松浦川)
唐津駅からは、筑肥東線を走ってきた3両ロングワンマン列車に乗り換え西唐津駅へ向かう。市街地の向こうに唐津城が見える。西唐津で唐津線完乗となった。
唐津線【唐津16:23〜16:26西唐津】普通 [唐津線完乗]
唐津駅名標 ◇ 西唐津行き列車
車内 ◇ 西唐津駅名標
筑肥線【西唐津16:36〜17:24筑前前原】普通
折り返す列車に乗り、博多方面へ向かう。唐津駅から高校生が大量に乗車してきた。東唐津駅からは海沿いを走るようになり、きれいな唐津湾を望むことができる。
西唐津駅 ◇ 筑前前原行き列車
車窓
筑前前原駅では2分で福岡空港行きに乗り換える。同じホームの反対側なので2分でも余裕だ。
筑肥線は姪浜駅までで、そこから先は福岡市地下鉄になる。姪浜駅で筑肥線完乗である。
筑肥線・福岡市地下鉄【筑前前原17:26〜18:06博多】普通 [筑肥線完乗] 姪浜〜博多 290円
博多駅からは、一番安く新幹線車両に乗れる博多南線に乗る。これは山陽新幹線の延長なのでJR九州ではなくJR西日本の管轄にある。そのため周遊きっぷでは利用できず、別途運賃も支払う。10分間だが、わずか290円である。
博多南線【博多18:22〜18:32博多南】 290円 [博多南線完乗](運賃 190円 + 特定特急券 100円)
博多南行き表示 ◇ きっぷ
博多南駅 ◇ 博多行き
博多南線【博多南19:07〜19:17博多】 290円(運賃 190円 + 特定特急券 100円)
すぐさま博多に戻り、Yodobashi Hakataのレストラン街にある“しばらく”へ行こうとしたら、お店が“一竜”に変わっていた。他のお店に行くのも疲れるし、一竜で夕食を食べてホテルにチェックインする。今日のホテルは、東横イン博多口駅前である。
一竜 ◇ ラーメン
【1 山陽ローカル線めぐり】
【2 豊後から日向へ】
【3 薩摩から肥後へ】
【4 九州山地を東へ西へ】
【5 肥前の海めぐり】
【6 筑豊ローカル線めぐり】
【7 観光列車で長門の海へ】