かめかめ・かめラ
九州・中国紀行
(岡山・広島・山口県〜九州)
(2007/9/16-23)
【6 筑豊ローカル線めぐり】
(筑豊本線・香椎線・篠栗線・後藤寺線・日田彦山線)
(2007/9/21)(記 2007/10/13)
周遊きっぷの有効期間も今日が最後である。そして最後を飾るべく、一番乗り換えの多い日なのである。
9月21日の行程
せっかく博多へ来たので朝からラーメンである。
まるうま ◇ ラーメン
鹿児島本線【博多08:25〜08:39二日市】特急ハウステンボス3号
博多からは、まず特急ハウステンボスで二日市駅まで行く。何度も繰り返すが、周遊きっぷらしい乗り方である。博多駅を出発する特急ハウステンボスは、長崎行きの特急かもめと、佐世保行きの特急みどりと併結されている。
特急ハウステンボス車両 ◇ マーク
マーク ◇ 行き先表示
車内
二日市駅は太宰府天満宮の最寄り駅なので、駅名標も鳥居の形をしている。二日市からは3両転換クロスの荒木行きに乗り換える。博多方面から来たこの列車は8両編成だったが、後ろの5両は、また博多に引き返すらしい。九州ではこのような列車の連結や切り離しが多い。
鹿児島本線【二日市08:49〜08:55原田】普通
二日市駅名標 ◇ 太宰府天満宮案内
荒木行き列車 ◇ 行き先表示
車内
原田(はるだ)駅に着いた。筑豊本線は本線と行ってもローカル線で、特に原田駅〜桂川(けいせん)駅間は1日7本しか列車が走っていない閑散区間である。この区間を通称“原田線”とも呼んでいる。単線非電化の筑豊本線のホームにはすでに9時19分発の列車(1両転換セミクロスワンマン)が入線していたがドアが開かない。この暑さの中、先に乗車させてくれてもよいのではないだろうか? しばらくしてからエアコンの利いた休憩室から運転手が出てきて、ゆっくりゆっくりこちらに向かってくる。やっと乗車できた。しかし、車内のエアコンは効き過ぎている。寒いくらいだ。
筑豊本線【原田09:19〜09:47桂川】普通
原田駅名標 ◇ 桂川行き列車
原田駅構内 ◇ 車窓
のどかな山あいをのんびり走って桂川駅に到着した。跨線橋を渡り乗り換えである。ここからは電化・複線であり、今までの様子が違い近代的な路線である。門司港行きの4両転換クロス車両であり、車掌もいる。この博多駅〜桂川駅〜直方駅〜折尾駅〜黒崎駅を通称“福北ゆたか線”と呼んでいる。
筑豊本線【桂川09:50〜10:41折尾】普通
桂川駅名標 ◇ 門司港行き列車
福北ゆたか線 ◇ 車内
直方駅で後ろの2両を切り離し、2両編成となる。車掌もおりてワンマンになる。折尾駅で下車したが、折尾駅舎から約150m離れている場所に停車した。これは、筑豊本線から鹿児島本線に乗り入れる列車のみの特別なホームのようである。人の流れに乗って折尾駅舎に向かう。折尾駅は秋葉原駅のようにクロス型のホームで2階建てのなっている。今度はここから若松駅へ向かう。
折尾駅名標(乗り入れ専用ホーム) ◇ 折尾駅舎
筑豊本線【折尾10:50〜11:08若松】普通 [筑豊本線完乗]
若松行きの列車は2両セミクロスで、複線だが非電化区間である。折尾駅を出発すると、たちまちに若松駅に着き、筑豊本線完乗となる。若松駅からは若戸大橋がちょこっと見える。
若松行き列車 ◇ 若松駅名標
若戸大橋 ◇ 構内
筑豊本線【若松11:15〜11:33折尾】普通
折り返しの列車で折尾に戻る。折尾からは鹿児島本線の大牟田行き快速(7両転換クロス)に乗り香椎駅を目指す。
鹿児島本線【折尾11:38〜12:18香椎】快速
折尾駅構内(少し複雑) ◇ 折尾駅名標
乗った快速は途中から3分遅れになった。次の香椎駅では元々6分の乗り換え時間しかないが、この分では3分くらいに短くなりそうだ。1本遅れると、大幅に予定が狂うので、何とか予定通りに乗り換えをしたい。
香椎線【香椎12:21〜12:44西戸崎】普通
香椎駅名標 ◇ 鹿児島本線をオーバークロス
階段を走って予定通りの列車(2両セミクロスワンマン)に乗り換えできた。香椎駅を出ると、鹿児島本線を跨ぎながら海の中道を西に向かう。
海の中道駅 ◇ 車窓
西戸崎駅名標 ◇ 西戸崎駅
案内看板 ◇ 駅から博多湾を望む
香椎線【西戸崎12:53〜13:53宇美】普通 [香椎線完乗]
折り返す列車で、今度は香椎線の反対側の終着駅である宇美駅に向かう。西戸崎駅は海のそばにあったが、宇美駅は“海”ではなく内陸部にある。宇美八幡宮の最寄り駅である宇美駅に到着し、香椎線も完乗となった。
宇美行き列車 ◇ 行き先表示
車内 ◇ 宇美駅名標
名所案内 ◇ 宇美駅
お腹が空いてきたので、宇美駅前のお店でたこ焼きを買い、車内で食べる。列車旅では、ゆっくりと食事をとる時間のないことも多くなる。
たこ焼き
香椎線【宇美14:07〜14:21長者原】普通
また折り返す列車で篠栗線の乗換駅である長者原駅で下車する。そしてわずか2分の乗り換え時間で博多行き列車(2両転換クロス)に乗り換える。
長者原駅名標 ◇ 博多行き列車
篠栗線【長者原14:23〜14:35吉塚】普通
吉塚駅では反対側ホームの電車に乗り換えるので、わずか1分だが可能なのである。
篠栗線【吉塚14:36〜15:26新飯塚】普通 [篠栗線完乗]
新飯塚駅名標 ◇ 田川後藤寺行き列車
新飯塚駅では20分の余裕がある。次の15時43分着の列車でも間にあるのだが、平日のこの時間帯は高校生が多いので、座席確保ために早めに到着したかったのだ。これで篠栗線も完乗となった。
後藤寺線【新飯塚15:46〜16:08田川後藤寺】普通 [後藤寺線完乗]
1両転換クロス(1+2列タイプ)ワンマンは、予想通りに43分着の列車からの大量の高校生の乗車で立ち客がでるようになった。
行き先表示 ◇ 車内
田川後藤寺駅に着き、日田彦山線ホームへ移動しようと、跨線橋を渡るときに思い掛けない場面に遭遇した。跨線橋の通路で高校生がタバコを吸っているのだ。それも20人!くらい。女子高生も5人くらい混ざっていた。私は一人で注意することもできなかった。日田彦山線のホームの端でタバコを吸っている高校生もいた。いったいどうなっているのだろう。いずれにしても後藤寺線も完乗した。
日田彦山線【田川後藤寺16:23〜17:19夜明】普通
2両クロスシートワンマン、トイレ付きの列車がやって来た。行き先は日田である。この列車に乗って夜明駅まで行くのだ。
田川後藤寺駅名標 ◇ 車両
車窓 ◇ 筑前岩屋駅
車窓 ◇ 宝珠山駅名標
高校生は添田駅まででほとんどいなくなった。長いトンネルを抜けると筑前岩屋駅だった。宝珠山駅は、九州で唯一県境にホームがある駅だどうだ。夜明駅に到着した。
夜明駅到着 ◇ 待ち合わせていた久留米行き普通列車
夜明駅構内
夜明駅舎
日田彦山線【夜明17:45〜19:41小倉】普通 [日田彦山線完乗]
帰りは約2時間かけて小倉まで行く。日が暮れており周囲は見えないのが残念であるが、小倉駅到着で、JR九州完全制覇となった。その足で魁龍へ行き、呼び戻し製法でのこってりとした豚骨ラーメンを食べて、今日のホテルである東横イン小倉南口へチェックインした。
魁龍 ◇ ラーメン
【1 山陽ローカル線めぐり】
【2 豊後から日向へ】
【3 薩摩から肥後へ】
【4 九州山地を東へ西へ】
【5 肥前の海めぐり】
【6 筑豊ローカル線めぐり】
【7 観光列車で長門の海へ】