かめかめ・かめラ
時刻表見聞録1964年10月
【6 関東・東北】

(記 2021/12/27)

171房総西線・房総東線


房総西線(現:内房線)・房総東線(現:外房線)

 1932年までは両国駅は房総方面へのターミナル駅でした。その名残なのでしょうか、両国始発の優等列車が設定されています。

 優等列車は千葉で房総西線・房総東線に分かれるようですね。
172木原線


木原線

 房総東線の大原−上総中野間の全長26.9kmの路線です。終点の上総中野で小湊鉄道と接続しています。計画では房総西線の木更津から大原を結ぶ予定でしたので木原線と名付けられましたが、久留里線終点の上総亀山と上総中野間は建設されませんでした。ちなみに小湊鉄道も外房の小湊まで結ぶ計画がありましたが実現しませんでした。


路線図

 1988年(昭和63年)に第三セクターいすみ鉄道いすみ線に転換されました。
173東北本線普通列車


東北本線

 東京−青森までの長大な東北本線です。全長740.4kmあります。長距離列車も数多く走っています。須賀川6時23分発の普通列車は、郡山10分、福島26分(奥羽本線普通列車と接続)、仙台9分(仙山線普通列車と接続)、小牛田8分(陸羽東線・石巻線普通列車と接続)、一ノ関11分、盛岡27分、尻内13分(八戸線普通列車と接続)停車して、終点の青森には22時51分に到着します。

 黒磯7時22分発の普通列車は、郡山12分、福島23分(奥羽本線普通列車と接続)、仙台14分、一ノ関17分(大船渡線普通列車と接続)停車して、終点の尻内には22時10分に到着します。

 宇都宮7時10分発の普通列車は、白河21分、福島18分(奥羽本線急行第2ざおうと接続)、仙台30分、小牛田9分(陸羽東線普通列車と接続)、一ノ関12分、盛岡14分停車し、終点の沼宮内には21時32分に到着します。

【普66】517:須賀川0623−2251青森(16時間28分)
【普67】143:黒磯0722−2210尻内(現:八戸)(14時間48分)
【普68】145:宇都宮0710−2132沼宮内(14時間22分)
174準急いわき1号・そうま・あいづ(多層建て列車)


常磐線

 水戸発5時54分の準急列車は、いわき1号とそうまが連結したものです。平で分離して、そうまは常磐線をそのまま仙台に向かいます。


磐越東線

 いわき1号は平から磐越東線に入り郡山には9時16分に到着します。


磐越西線

 喜多方7時30分発の準急あいづは郡山に9時07分に到着し、磐越東線からのいわき1号を9分待ちます。そして連結して仙台へ出発します。


東北本線

 終点の仙台へは11時50分に到着します。結局、すべて仙台へ行くわけですが、そうまとあいづはともかく、いわき1号を始発から終点まで乗り通す人はいないでしょうね。


運転略図

【準62】いわき1号:水戸0544−0723☆平(現:いわき)0726−0916★郡山0919−1150仙台
【準63】そうま:水戸0544−0723☆平(現:いわき)0743−1012仙台
【準64】あいづ:喜多方0730−0907★郡山0919−1150仙台
175急行鳥海・第1ばんだい(多層建て列車)


東北本線

 上野6時55分発の急行列車は鳥海と第1ばんだいの連結したものです。郡山で分離されます。


奥羽本線

 急行鳥海は福島から奥羽本線に入ります。そして終点の秋田には17時42分に到着します。


磐越西線

 急行第1ばんだいは郡山から磐越西線に入り終点の喜多方には12時23分に到着します。

【急20】鳥海:上野0655−1027☆郡山1040−1120福島1126−1742秋田
【急21】第1ばんだい:上野0655−1027☆郡山1033−1158会津若松1206−1223喜多方
176準急日光


東北本線・日光線

 準急日光です。東北本線の優等列車はほとんどすべて上野駅発着なのですが、日光へいく列車は東京駅始発になっています。それだけ日光への観光需要があったのでしょう。

 また停車駅の少なさも特筆すべきです。一番左の「急行」第1まつしまは、上野・赤羽・大宮・小山・宇都宮に停車しますが、「準急」日光は、上野の次の停車駅が宇都宮です。1時間18分停車しません。東京−日光の所要時間は1時間58分と2時間を切っています。

 日光観光で国鉄のライバルの東武鉄道では、浅草−東武日光間は特急で1時間45分です。こんなところからも国鉄の意気込みが見えてきます。

【準65】日光:東京0815−0939宇都宮0941−1013日光
177急行いいで


東北本線

上野9時21分発の急行いいでです。東北本線で郡山へ行き、そこから磐越西線・信越本線にて新潟を目指します。


磐越西線・信越本線

いいでというのは「Good!」という意味ではなく、福島県・新潟県・山形県三県の県境にある飯豊(いいで)山(標高2105m)のことです。


列車編成

 上野から会津若松までは10両ですが、会津若松から新潟はわずか3両になってしまいます。上野から新潟へは上越線経由の方が早いのですが、会津若松経由にも需要があったのでしょう。

【急22】いいで:上野0921−1240郡山1243−1407会津若松1422−1643新潟
178特急やまばと


東北本線

 上野発で山形行きの特急やまばとです。全車指定席です。上野を9時45分に出発し、宇都宮・黒磯・郡山・福島しか停車しません。


奥羽本線

 福島からは奥羽本線に入りますが、停車駅は米沢のみで終点の山形には15時17分に到着します。現在の山形新幹線よりも停車駅が少なそうです。


列車編成

 7両編成でしっかりと食堂車もついています。

【特10】やまばと:上野0945−1331福島1333−1517山形
179東北本線夜行普通列車


東北本線

 東北本線を走り抜ける普通列車がありました。上野を11時08分に出発します。宇都宮までは快速のようにいくつか停車しない駅がありますが宇都宮からは各駅に停車します。宇都宮19分(日光線普通列車と接続)、黒磯13分、郡山12分(磐越東線普通列車と接続)、福島15分(奥羽本線特急やまばとと接続)、仙台17分と停車します。


東北本線

 さらに北上します。小牛田13分(石巻線・陸羽東線普通列車と接続)、一ノ関5分と停車し、日付が変わる頃から再び快速のようになります。盛岡に16分停車し、午前3時29分の一戸からまた各駅に停車するようになります。尻内で12分停車(八戸線普通列車と接続)し、終点の青森には午前8時13分に到着します。夜行普通列車です。乗りたいような乗りたくないような(笑)

【普69】111:上野1108−0813青森(21時間05分)
180特急つばさ


東北本線

 上野発で盛岡・秋田行きの特急つばさです。全車指定席です。上野を12時30分に出発すると、宇都宮、黒磯、郡山、福島、仙台と停車します。秋田行きは福島で切り離されます。


東北本線

 仙台からは一ノ関、花巻だけに停車して終点の盛岡には20時ちょうどに到着します。さすが特急列車です。


奥羽本線

 秋田行きは福島から奥羽本線に入り、米沢、山形、新庄、横手だけに停車し、終点の秋田には21時ちょうどに到着します。注釈に「秋田で青森行特急白鳥号に乗り継がれる方には、通しの特急券が発売されます」と書いてあります。乗客の便宜を図っていますね。

 列車番号ですが、上野−秋田が「5D」で、福島−盛岡が「2005D」となっています。現在の感覚だと逆のように思いますが、当時は長距離優先だったのでしょうか。


列車編成

上野出発時は14両の長い編成です。福島で仲良く7両ずつに分かれます。

【特11】つばさ:上野1230−1608☆福島1611−2100秋田
(−−−☆福島1611−2000盛岡)
181準急なすの


東北本線

 上野13時26分発の準急なすのです。他の準急と比べて赤羽・大宮・小山には停車しません。そして西那須野には15時20分に到着しますが、「西那須野から塩原温泉行の国鉄バスの座席は確保されています」と注釈があります。国鉄で列車とバスの通しの切符を発行しているようなものですね。

【準66】なすの:上野1326−1530黒磯
182寝台急行八甲田


東北本線

上野15時10分発の寝台急行八甲田です。赤羽・大宮・小山・宇都宮・西那須野・黒磯・白河・郡山・福島・白石・仙台と停車していきます。


東北本線

仙台からは塩釜・小牛田・一ノ関・水沢・北上と停車し、翌日になり花巻・盛岡・一戸・尻内・野辺地・浅虫と停車し終点の青森には午前5時03分に到着します。


列車編成

上野を出発する時には、9号車から13号車までの5両編成なのでしょうか? 「白河−青森(下りのみ)」と書いてあるのが何号車までを指してあるのかが明らかではありません。いずれにしても白河(18時15分着)で何両が連結するようです。

【寝急30】八甲田:上野1510−0503青森
183特急ひばり


東北本線

上野16時30分発の特急ひばりです。全車指定席です。宇都宮・黒磯・郡山・福島しか停車しません。終点の仙台へは21時25分の到着です。所要時間は約5時間です。


列車編成

6両編成です。山形行きの特急やまばとが7両、盛岡と秋田行きの特急つばさが7両ずつなのと比較すると10両くらいあってもいいようなものですが、6両なんですね。

【特12】ひばり:上野1630−2125仙台
184寝台特急はくつる


東北本線

上野18時30分発の寝台特急はくつるです。全車指定席です。上野を出ると、宇都宮・黒磯・郡山・福島・仙台と停車します。「函館発「おおとり」に乗り継がれる方には通しの特急券が発売されます」という注釈がついています。青函連絡船を跨いだ特急券というわけですね。


東北本線

仙台からは、一ノ関・盛岡・尻内に停車して終点の青森には午前6時10分に到着します。20分後の6時30分には青函連絡船の船中にいることができます。函館には10時20分に到着し、特急おおとりは10時40分の出発です。


列車編成

上野−青森を通して10両編成です。

【寝特06】はくつる:上野1830−2347仙台2352−0610青森
185準急わたらせ・つくばね(多層建て列車)


東北本線

 上野18時33分発の準急わたらせ・つくばねです。準急わたらせは小山から両毛線に入り高崎へ向かいます。準急つくばねは小山から水戸線に入り水戸と茂木へ向かいます。しかしよくみると準急つくばねは小山駅を通過しています。


短絡線(赤線)

 図の赤線が短絡線です。東北本線からスイッチバックせずにそのまま水戸線に行けるようにしていたのです。1950年(昭和25年)に東北本線間々田方面から水戸線小田林方面に小山駅を経由しない短絡線(約1km)が建設されました。1986年(昭和61年)に実質廃止となり、2006年(平成18年)に撤去されました。

 このため間々田で分離され、準急わたらせは小山駅に向かうのに対し、準急つくばねは小山駅を通らないのです。


両毛線

 準急わたらせは、小山を出ると栃木・佐野・足利・桐生・伊勢崎・前橋と停車し終点の高崎には21時36分に到着します。


水戸線

 準急つくばねは、水戸線に入り、結城・下館に停車します。そして下館では水戸線の水戸行きと真岡線の茂木行きに分割されます。水戸には21時11分に、茂木には21時09分に到着します。

 ちなみに友部−水戸は常磐線であり、小山−友部が水戸線ですので、水戸線は水戸を通っておりません。先に水戸線が開業し、そのあと常磐線が開業したため、当初は水戸線だった友部−水戸が常磐線に変更されました。

【準67】わたらせ:上野1833−1941☆間々田1943−1949小山1954−2136高崎
【準68】つくばね:上野1833−1941☆間々田1943−2011☆下館2015−2111水戸
 (−−−☆下館2015−2109茂木)
186東北本線普通夜行列車


東北本線

 上野20時50分発の普通列車です。行き先は青森です。寝台列車ではなく、普通夜行列車のようです。快速のようにところどころ駅を飛ばしていきます。西那須野で日付が変わり、仙台には4時46分の到着です。


東北本線

 仙台からは各駅に停車し、終点の青森には17時06分の到着です。これをずっと乗り通したらお尻が痛くなること必至ですね。

【普70】113:上野2050−1706青森(20時間16分)
187東北本線夜行列車


東北本線

 上野18時30分−23時40分の間に9本の夜行列車が出発します。順に、

寝台特急はくつる:18時30分発(青森行き)
寝台急行第1おが:19時45分発(秋田行き)
寝台急行津軽:21時30分発(青森行き:奥羽本線経由)
寝台急行第2おが:22時15分発(秋田行き)
寝台急行北星:22時18分発(盛岡行き:寝台専用列車)
急行青葉:22時55分発(仙台行き)
急行出羽:23時20分発(酒田行き)
寝台急行新星:23時30分発(仙台:寝台専用列車)
急行第4ばんだい:23時40分発(会津若松行き)

です。実はこれ以外にも常磐線経由でも夜行列車が6本あります。おそらく見送りの人たちも加わって、さぞ活気のあるホーム風景だったのでしょうね。

 寝台急行津軽には「この列車で福島−青森間を途中下車しないで青森方面へ行かれる方は、東北本線回りの乗車券でそのままお乗りになれます」という注釈があります。距離が短い東北本線で運賃を計算するようです。


奥羽本線

 福島からの奥羽本線にも夜行列車が何本も走っているなんて、なんだかうれしいことです。


列車編成(津軽・おが・出羽)

津軽は10両編成で秋田からは9両になります。おがは11両編成で新庄からは8両になります。出羽は10両編成で寝台車はなく、山形からは7両、新庄からは3両になります。


列車編成(北星・新星)

北星は終点盛岡まで11両編成です。新星も終点仙台まで10両(当分の間は9両)編成です。


列車編成(青葉)

 青葉は終点仙台まで12両編成ですが食堂車は営業中止しています。


列車編成(第4ばんだい)

第4ばんだいは終点の会津若松まで7両編成です。

【寝急31】第1おが:上野1945−0020福島0021−0709秋田
【寝急32】津軽:上野2130−0158福島0201−(奥羽本線)−1157青森
【寝急33】第2おが:上野2215−0301福島0307−0946秋田
【寝急34】北星:上野2218−0825盛岡(寝台専用列車)
【急23】青葉:上野2255−0530仙台
【急24】出羽:上野2320−0410福島0415−0829酒田
【寝急35】新星:上野2330−0622仙台(寝台専用列車)
【急25】第4ばんだい:上野2340−0410郡山0415−0528会津若松
188寝台準急ひばら・しのぶ(多層建て列車)


東北本線

 上野23時45分発の寝台準急ひばら・しのぶです。行き先は会津若松と福島です。「ひばら」は裏磐梯の桧原湖に、「しのぶ」は福島の信夫(しのぶ)山にちなんだものでしょう。両者は郡山で分離され、ひばらは磐越西線に入ります。しのぶはそのまま東北本線を北上し6時12分に終点の福島に到着します。福島からは普通列車となり、仙台に8時42分に到着します。


磐越西線

 ひばらは郡山から磐越西線に入り終点の会津若松に6時40分に到着します。準急列車花盛りですが、寝台準急は珍しいようです。

【寝準01】ひばら:上野2345−0505☆郡山0511−0640会津若松
【寝準02】しのぶ:上野2345−0505☆郡山0518−0612福島(0634−0842仙台)
189東北観光団体専用準急列車


東北本線

 上野22時18分発の夜行列車は、東北観光団体専用準急列車です。大宮・小山・宇都宮・西那須野・黒磯・白河・郡山・本宮・二本松・松川・福島・伊達・白石・大河原・長町・仙台とこまめに停車していきます。団体専用なのでそれほどこまめに停車する必要がないと思うのですが、どうなんでしょう。


東北本線

 仙台からは塩釜・松島・小牛田・瀬峰と停車し、終点の一ノ関には8時18分に到着します。中尊寺金色堂などの観光にはちょうどよいのでしょう。しかしよくみると「急行」と書いてあります。上野−仙台までが準急で、仙台−一ノ関までが急行ということはないでしょうから、これは準急の誤植だと思われます。

 常磐線周りの東北観光団体専用列車がありました。これは常磐線の時に取り上げます。

【準69】東北観光団体専用準急列車:上野2218−0818一ノ関
190準急くりこま1号・たざわ1号・もがみ・むろね1号・はやちね1号(多層建て列車)


東北本線

仙台7時26分発の準急くりこま1号です。くりこま1号は盛岡行きですが、多層建て列車のため行先には盛岡・盛・秋田・酒田と四つ記してあります。仙台を出ると塩釜・松島・小牛田に停車し、小牛田に8時06分に到着し、たざわ1号ともがみを切り離します。そして瀬峰・石越・花泉に停車します。一ノ関には9時10分に到着しむろね1号を分離します。そして盛6時03分の普通列車(312D)を併合します。そして平泉・前沢・水沢・北上・花巻と停車します。花巻には10時15分頃に到着し、釜石からのはやちね1号を連結し、石鳥谷・日詰ととてもこまめに停車しながら終点の盛岡には10時55分に到着します。


陸羽東線

小牛田で分離された準急たざわ1号・もがみですが、陸羽東線に入り、陸前古川・西古川・東鳴子・鳴子・羽前赤倉・羽前向町・瀬見とこまめに停車し、新庄に9時59分に到着します。


奥羽本線

新庄からは秋田行きのたざわ1号と酒田行きのもがみが分離します。また米沢7時52分発のもがみが併結して酒田行きとなります。かなり複雑です。

たざわ1号は奥羽本線を北上し湯沢・横手・大曲などに停車しながら終点の秋田に12時39分に到着します。


陸羽西線

もがみは新庄から陸羽西線で余目へ、そして羽越本線で終点の酒田に11時06分に到着します。


大船渡線

 一ノ関からむろね1号は大船渡線に入ります。陸中松川・摺沢・千厩・気仙沼・陸前高田・大船渡に停車し終点の盛には11時38分に到着します。気仙沼〜盛間は2011年東日本大震災で被災し、現在ではバス(BRT)になっており線路はありません。寂しいことです。


大船渡線

 盛6時03分発の普通列車(312D)は一ノ関からくりこま1号に連結され、盛岡を目指します。


釜石線

釜石8時15分発のはやちね1号は花巻でくりこま1号と連結し盛岡を目指します。


運転略図

図で表すとこうなります。なかなか複雑な運転体系ですね。

【準70】くりこま1号:仙台0726−0806☆小牛田0814−0910★☆一ノ関0917−1015★花巻1021−1055盛岡
【準71】たざわ1号:仙台0726−0806☆小牛田0808−0959★☆新庄1006−1239秋田
【準72】もがみ:仙台0726−0806☆小牛田0808−0959★☆新庄1009−1106酒田
(米沢0752−0958★新庄−−−)
【準73】むろね1号:仙台0726−0806☆小牛田0814−0910☆一ノ関0918−1138盛
【準74】はやちね1号:釜石0815−1014★花巻1021−1055盛岡
【普71】312D:盛0603−0906★一ノ関
191準急しもきた・うみねこ(多層建て列車)


東北本線

 盛岡17時20分発の準急しもきた大鰐行きです。好摩・沼宮内・小鳥谷(こずや)・一戸・北福岡(現:二戸)・三戸に停車し尻内駅で準急うみねこを分離し、待機していた久慈発17時02分の普通列車(626D)を連結して、陸奥市川・三沢・上北町・野辺地・浅虫・浦町に停車し、21時12分に青森に到着します。


奥羽本線

 青森駅で青函連絡船18便(青森20時10分着)と接続してから、浪岡・川部・弘前を経て大鰐には22時13分に到着します。この時刻に到着して大鰐温泉に宿泊する観光客はいないと思います。翌朝7時25分に大鰐発の準急しもきたがあるので、それに充当させるための運用でしょう。


八戸線

 尻内で分離された準急うみねこは、八戸(現:本八戸)・陸奥湊・鮫・種市を経て21時(午後9時[笑])ちょうどに久慈に到着します。また久慈17時02分発の普通列車が尻内から準急しもきたに併合され大鰐へ向かいます。

【準75】しもきた:盛岡1720−1929☆★尻内(現:八戸)1934−2112青森2115−2213大鰐(現:大鰐温泉)
【準76】うみねこ:盛岡1720−1929☆尻内(現:八戸)1938−2100久慈
【普72】626D:久慈1702−1911★尻内(現:八戸)
192急行陸中・準急はやちね2号(多層建て列車)


東北本線

 上野7時40分発、常磐線回りの急行陸中です。行き先は盛岡・宮古となっており多層建て列車です。花巻からは宮古行きの準急はやちねを切り離し、終点の盛岡へは16時05分に到着します。


列車編成

 急行陸中は盛岡行き6両と宮古行き3両の9両編成です。


釜石線

花巻からは宮古行きになる3両と盛岡から来た準急陸中・はやちねを連結して釜石線に入ります。土沢・宮守・遠野・上有住(かみありす)・陸中大橋に停車し釜石には17時30分に到着します。はやちねはここが終点です。陸中のみになって山田線に入り、大槌・陸中山田に停車し終点の宮古には19時03分に到着します。


運転略図

はやちねは標高1917mで北上山地の最高峰である早池峰(はやちね)山にちなんだものでしょう。

【急26】陸中(下り):上野0740−(常磐線)−1313仙台1318−☆花巻1533−1605盛岡
(−−−★☆花巻1540−1730釜石1733−1903宮古)
【準77】はやちね2号:盛岡1500−★花巻1540−1730釜石
【準78】陸中(上り):盛岡1500−★花巻1540−1730釜石1733−1903宮古
193急行あけぼの


東北本線

 仙台13時50分発の急行あけぼの青森行きです。塩釜・松島・小牛田・一ノ関・平泉・水沢と停車して北上からは横黒線(おうこくせん)回りで青森に向かいます。


横黒線

横黒線は今の北上線です。北上駅は昔は黒沢尻(くろさわじり)駅で、1954年(昭和29年)に北上駅に改称されました。横黒線が北上線に改称されたのは1966年(昭和41年)でした。

 急行あけぼのは横黒線内では陸中川尻(現:ほっとゆだ)のみに停車して17時22分に横手に到着します。


奥羽本線

 横手を出た後は、大曲に停車して秋田には18時33分に到着します。秋田からは土崎・一日市(現:八郎潟)・森岳・東能代・鷹ノ巣・大館・大鰐・弘前・浪岡に停車して終点の青森には21時53分に到着します。

 仙台から東北本線・横黒線・奥羽本線で青森へ向かうルートを走る急行あけぼのでした。

【急27】あけぼの:仙台1350−北上1608−(横黒線)−1722横手1723−1833秋田1844−2153青森
194東北本線長距離普通列車


東北本線

 八戸線の鮫を5時25分発の郡山行きは尻内から東北本線に入ります。尻内17分、盛岡29分(急行みちのくに接続)、一ノ関6分(大船渡線普通列車と接続)停車して、15時09分に仙台に到着します。

 青森を6時22分発の上野行きは、尻内10分、盛岡22分に停車し、仙台に18時41分に到着します。

 青森を8時01分発の上野行きは、盛岡9分(山田線普通列車と接続)、一ノ関13分(大船渡線普通列車と接続)停車して仙台には20時04分に到着します。


東北本線

郡山行きは福島で奥羽本線普通列車と接続し、終点郡山に19時05分に到着します。青森6時22分発上野行きは、福島18分、郡山18分(磐越西線普通列車と接続)、黒磯20分、宇都宮14分、小山10分停車して、上野には翌朝の4時30分に到着します。


常磐線

青森8時01分発上野行きは岩沼から常磐線に入ります。仙台15分、平17分、水戸28分停車し、上野へは翌朝の5時39分に到着いたします。

 青森−上野間は20時間超えの区間となり、当然ながら夜行列車となります。乗り通す自信がありません。

【普73】144:鮫0525−0551尻内0608−1905郡山(13時間40分)
【普74】112:青森0622−0430上野(22時間08分)
【普75】212:青森0801−(常磐線)−0539上野(21時間38分)
195準急くりこま3号・むろね2号・さかり(多層建て列車)


東北本線

 盛岡18時35分の準急くりこま3号仙台行きです。一ノ関で盛からの準急むろね2号と連結し、盛への準急さかりを分割します。


大船渡線

 盛17時35分発の準急むろね2号は大船渡・陸前高田・気仙沼・千厩・摺沢・陸中松川に停車して19時55分に一ノ関に到着し、くりこま3号(上り)と併合され一ノ関20時10分発で終点仙台には21時43分の到着です。


大船渡線

 一ノ関からはむろね2号(下り)とさかりが連結され、盛には22時35分に到着します。


運転略図


なんだか複雑ですね。これで合っているのかどうか自信ありません。

【準79】くりこま3号(上り):盛岡1835−2004★☆一ノ関2010−2143仙台
【準80】くりこま3号(下り):仙台1838−2002★☆一ノ関2005−2130盛岡
【準81】むろね2号(上り):盛1735−1955★☆一ノ関2010−2143仙台
【準82】むろね2号(下り):仙台1838−2002★☆一ノ関2013−2235盛
【準83】さかり:盛岡1835−2004★☆一ノ関2013−2235盛
196準急いわき1号・そうま・あいづ(多層建て列車)


常磐線

水戸5時54分発の準急いわき1号・そうまです。日立・高萩・勿来(なこそ)・植田・泉・湯本・内郷と停車し平には7時23分に到着します。いわき1号は磐越東線へ、そうまはそのまま常磐線となりますが、終点はともに仙台です。そうまは10時12分に仙台着ですが、いわき1号は1時間半以上遅れた11時50分に仙台着となります。

 そうまは平を出た後、四ツ倉・富岡・浪江・小高・原ノ町・相馬・亘理・岩沼と停車します。


磐越東線

いわき1号は磐越東線に入り、小川郷・小野新町・大越・船引・三春と停車し、準急あいづの待つ郡山に9時16分に到着します。


磐越西線

準急あいづは喜多方を7時30分に出発します。会津若松・猪苗代・川桁(かわげた)・岩代熱海(現:磐梯熱海)に停車し、郡山には9時07分に到着します。


東北本線

郡山でいわき1号とあいづが併合され仙台を目指します。本宮・二本松・松川・福島・伊達・白石・北白川・大河原・船岡・岩沼・長町と停車し、仙台には11時50分に到着します。


運転略図

いわき1号で水戸から仙台まで乗り通す人がいないでしょうね。

【準84】いわき1号:水戸0554−0723☆平(現:いわき)0726−0916★郡山0919−1150仙台
【準85】そうま:水戸0554−0723☆平(現:いわき)0743−1012仙台
【準86】あいづ:喜多方0730−0907★郡山0919−1150仙台
197急行みちのく


常磐線

上野9時50分発の急行みちのく青森行きです。「みちのく」という響きが遠くへいくということを知らせてくれます。上野を出ると、土浦・水戸・日立・湯本・平・原ノ町と停車し、仙台には15時34分に到着します。


東北本線

 仙台からは、塩釜・小牛田・水沢・北上・花巻・盛岡・一戸・尻内・三沢・上北町・野辺地・浅虫に停車し終点の青森へは23時31分の到着です。青函連絡船の11便(青森0時30分発)に連絡しています。

【急28】みちのく:上野0950−(常磐線)−1534仙台1542−2331青森
198特急はつかり


常磐線

上野13時30分発の常磐線回りの特急はつかり青森行きです。停車駅は水戸・平だけで仙台へは18時13分に到着します。注釈に「函館発特急「おおぞら」に乗り継がれる方には通しの特急券が発売されます」とあります。連続した方が経済的なのでしょう。


東北本線

仙台を過ぎると、盛岡・尻内にしか停車せず終点の青森へは日付が変わる少し前の23時55分に到着します。停車駅が5つだけとはさすがに特急だけのことはありますね。


列車編成

上野から青森まで10両編成です。豪華な列車です。

【特13】はつかり:上野1330−(常磐線)−1813仙台1818−2355青森
199準急ときわ5号・奥久慈


常磐線

上野16時10分発の準急ときわ5号・奥久慈です。上野を出ると、土浦・石岡・友部に停車し水戸へ17時49分に到着します。ときわ5号はそのまま常磐線を走ります。東海・大甕(おおみか)・常陸多賀・日立・高萩・大津港・植田・泉・湯本に停車し、終点の平には19時23分に着きます。


水郡線

奥久慈は水戸から水郡線に入ります。上菅谷・常陸大宮・山方宿・袋田・常陸大子・矢祭山・東館・磐城塙・磐城棚倉・磐城浅川に停車し、終点の磐城石川には20時07分に到着します。


水郡線

水戸17時38分の普通列車は上菅谷から準急奥久慈の一部を連結して常陸太田に向かいます。18時33分に到着します。

【準87】ときわ5号:上野1610−1749☆水戸1752−1923平(現:いわき)
【準88】奥久慈:上野1610−1749☆水戸1753−1805☆上菅谷1807−2007磐城石川
【普76】541D:水戸1738−1758★上菅谷1815−1833常陸太田
200常磐線回り夜行列車


常磐線

常磐線回りの夜行列車も、東北本線に負けず劣らず数多くあり、行き先はすべて青森です。順に、

急行十和田:19時10分発
寝台急行北斗:19時50分発(寝台専用列車)
急行第2十和田:21時00分発
寝台急行いわて:22時00分発
急行おいらせ:23時25分発
東北・北海道観光団体専用急行列車:16時40分発

です。


東北本線

寝台急行の方が青函連絡船への接続がよさそうですね。


列車編成

北斗は12両編成、十和田は11両編成、第2十和田は10両編成です。北斗は寝台専用列車ですが、十和田と第2十和田には寝台車はありません。


列車編成

いわては12両編成、おいらせは上野−盛岡は11両編成で上野−青森は10両編成です。

【急29】十和田:上野1910−(常磐線)−0057仙台0103−0846青森
【寝急36】寝台急行北斗:上野1950−(常磐線)−0132仙台0140−0910青森(寝台専用列車)
【急30】第2十和田:上野2100−(常磐線)−0250仙台0255−1049青森
【寝急37】寝台急行いわて:上野2200−(常磐線)−0351仙台0358−1137青森
【急31】おいらせ:上野2325−(常磐線)−0610仙台0616−1415青森
201東北・北海道観光団体専用急行列車


常磐線

上野16時40分発の常磐線経由の東北・北海道観光団体専用急行列車の青森行きです。寝台車はついていないようです。土浦・水戸・日立・湯本・平・原ノ町と停車し仙台には22時52分に到着します。


東北本線

仙台を出ると、一ノ関・盛岡・一戸・尻内・三沢・野辺地・浅虫と停車し青森には6時55分に到着します。このページには「東北観光団体専用列車」とあり「北海道」が抜けています。青森に着いても青函連絡船との接続は悪く、9時30分まで約2時間半待たなければなりません。

【急32】東北・北海道観光団体専用急行列車:上野1640−(常磐線)−2252仙台2300−0655青森
202常磐線普通列車


常磐線

上野22時15分発の常磐線普通列車の青森行きです。水戸26分(急行おいらせ待ち合わせ)、平11分、原ノ町8分停車し、仙台には8時53分に到着します。


東北本線

 仙台12分(仙山線準急仙山1号に接続)、小牛田8分(石巻線普通列車に接続)、一ノ関8分、盛岡15分(橋場線普通列車に接続)、尻内13分(八戸線普通列車に接続)停車し、終点の青森には20時15分に到着します。乗り通すにはかなりの忍耐が必要そうです。

【普77】211:上野2215−(常磐線)−0853仙台0905−2015青森(22時間00分)
203真岡線


真岡線

真岡線は水戸線の下館−茂木の全長42.0kmの路線です。1988年(昭和63年)真岡鐵道真岡線に転換されました。駅数は転換前の12から転換後は17に増えました。


真岡鐵道地図

現在ではSLもおかが元気に走っています。
204準急いわき1号・あがの1号(多層建て列車)


東北本線

仙台7時ちょうど発の準急いわき1号(水戸行き)と準急あがの1号(新潟行き)です。仙台を出ると、長町・岩沼・大河原・白石・伊達・福島・松川・二本松・本宮と停車し、郡山には9時15分に到着します。ここでいわき1号とあがの1号を切り離します。


磐越東線

 いわき1号は、三春・船引・大越・小野新町・小川郷と停車し平へは11時15分に到着します。


常磐線

平から勿来までは各駅に停車し、高萩・日立・東海・勝田に停車して終点の水戸には12時57分に到着します。仙台から水戸へ行くには、常磐線をそのまま南下した方が早いので、いわき1号に乗り通す人はいないことでしょう。


磐越西線

あがの1号は、岩代熱海・川桁・猪苗代・会津若松(進行方向転換)・喜多方・野沢・鹿瀬・津川・五泉・新津に停車し、終点の新潟へは13時01分に到着します。こちらは仙台から新潟まで乗り通す人も多いことでしょう。

【準89】いわき1号:仙台0700−0915☆郡山0930−1115平(現:いわき)1126−1257水戸
【準90】あがの1号:仙台0700−0915☆郡山0920−1044会津若松1047−1301新潟
205足尾線


足尾線

両毛線の桐生−間藤間の全長44.1kmの路線です。1989年(平成元年)にわたらせ渓谷鉄道に転換されました。駅数は転換前の14から17に増えました。

 朝の足尾発間藤行きが3本あります。これはおそらく間藤駅で折り返しの桐生行きになるものと思われます(時刻表の赤矢印参照)。夜の間藤発足尾行きもそのためで、足尾駅に列車を留置しておいたためでしょう。


わたらせ渓谷鉄道地図
206川俣線


川俣線

東北本線の松川−岩代川俣間の全長12.2kmの路線です。この時は6往復の列車が走っていました1972年(昭和47年)に廃止されました。
207橋場線


橋場線

東北本線の盛岡−赤渕間の全長22.0kmの路線です。1966年(昭和41年)に秋田県の生保内線と繋がり田沢湖線と改称されました。現在では秋田新幹線の一部となっています。なお路線名は赤渕の一つ先にあり、1944年(昭和19年)に休止となった橋場駅にちなんでいます。
208準急久慈川・ときわ2号・スカイライン


常磐線

上野10時55分発の準急久慈川(福島行き)と準急ときわ2号(水戸行き)です。土浦・石岡と停車し12時45分に水戸へ到着し切り離します。


水郡線

久慈川は水戸を出た後、上菅谷・常陸大宮・山方宿・西金・袋田・常陸大子・矢祭山・東館・磐城塙・磐城棚倉・磐城浅川・磐城石川・川東・安積永盛とこまめに停車し、郡山には16時05分に到着します。

 水郡線には準急スカイラインという優等列車も走っています。こちらは水戸を5時35分の早朝に出発し、上菅谷・常陸大宮・山方宿・常陸大子・東館・磐城塙・磐城浅川・磐城石川・川東・安積永盛に停車し、郡山には8時35分に到着します。


東北本線

久慈川は郡山を出て、本宮・二本松・松川に停車し、終点の福島へは16時54分に到着します。


東北本線

 スカイラインは郡山を出て、やはり本宮・二本松・松川に停車し、終点の福島へは9時36分に到着します。

 「ときわ(常磐)」や「久慈川」はわかりますが、「スカイライン」って何にちなんだものなのでしょうね。

【準91】久慈川:上野1055−1245☆水戸1302−1605郡山1608−1654福島
【準92】ときわ2号:上野1055−1245☆水戸
【準93】スカイライン:水戸0535−0835郡山0843−0936福島
209長野原線


長野原線

上越線の渋川−太子間の全長48.1kmの路線です。1970年(昭和45年)長野原(現:長野原草津口)−太子間の営業を休止しましたが、1971年(昭和46年)に長野原−大前間を延伸開業(全長55.3km)し吾妻線と改称しました。

 民主党政権時代八ッ場(やんば)ダム建設が白紙となりましたが、2020年(令和2年)4月から運用を開始しました。そのため吾妻線では一部で線路が付け替えられています。
210準急草津いでゆ


高崎線・上越線

上野10時40分発の準急草津いでゆです。列車名から草津温泉への観光客をねらったものと思われます。注釈に「長野原から草津温泉−新鹿沢温泉行の国鉄バスの座席は確保されています」とあることからもわかります。

 上野を出ると、赤羽・大宮・熊谷・本庄・高崎・新前橋に停車し、渋川には12時38分に到着します。


長野原線(現:吾妻線)

渋川から長野原線(現:吾妻線)に入ります。中之条・川原湯に停車し終点の長野原には13時34分に到着します。ここから国鉄バスで草津温泉や新鹿沢温泉へ向かうわけです。行楽シーズンにはおそらく長野原駅前には何台もの国鉄バスが待機していたのでしょうね。

 ところで長野原線には準急草津1号・2号という準急もありますが、草津いでゆとどこが違うのでしょうか?  それは草津いでゆのみ全席指定席(自由席がない)ということです。国鉄バスの座席確保をするためなのでしょうね。

【準94】草津いでゆ:上野1040−1238渋川1240−1334長野原(現:長野原草津口)
211信越・日光観光団体専用準急列車


両毛線

信越・日光観光団体専用の準急列車です。日光を20時06分発ですが、日光線と東北本線には記載がありません。小山からの両毛線の欄に突然現れてます。忍者みたいでおもしろいです。終点は大阪で21時27分となっていますので、翌日の夜となり24時間以上の行程となります。

 両毛線内は、栃木・小俣・桐生・駒形に停車します。準急わたらせと比較すると、佐野・足利・伊勢崎・前橋には止まらず、その代わりに小俣・駒形に停車しています。どうしてなのでしょう?


信越本線

高崎には23時37分に到着し11分停車した後、信越本線に入ります。横川・熊ノ平・軽井沢・信濃追分・御代田・小諸・上田・戸倉に停車し、長野へは午前3時40分に到着します。おそらく列車はしばらく長野駅に留まっており、乗客は乗ったままなのでしょうね。

 そしてなんと列車は長野で7時間40分停車します。午前8時から観光するとなると善光寺には行けそうです。


篠ノ井線

長野を11時20分に出発し、篠ノ井線で篠ノ井・西条・松本に停車し塩尻には13時11分に到着します。


中央本線

塩尻からは中央本線に入ります。藪原・木曽福島・中津川・恵那・釜戸・土岐津(現:土岐市)・多治見・千種に停車し名古屋に17時42分に到着します。


東海道本線

名古屋からは東海道本線に入ります。米原・山科・京都に停車し終点の大阪には21時03分の到着です。あれっ? 大阪到着は21時27分という表示が続いていたのですが、ここでは21時03分となっています。多数決で21時27分にしようか(笑)と思いましたが、京都20時30分発ですから、21時03分のほうが確からしいです。

 それと両毛線には日光20時06分発となっていましたが、それ以外は日光20時ちょうど発となっていました。どちらでもいいのですが、こちらは多数決で20時ちょうど発といたしましょう。

 興味深いルートを走り、長野で7時間以上停車するなどユニークな団体専用列車でした。

【準95】信越・日光観光団体専用列車:日光2000−宇都宮−小山2126−2337高崎2348−0340長野1120−1311塩尻1316−1742名古屋1802−2103大阪
212信越本線普通列車


高崎線

上野6時25分発の高崎線・信越本線の普通列車の長岡行きです。高崎で11分停車(急行弥彦新潟行きと接続)します。


信越本線

高崎からは信越本線に入ります。軽井沢12分、小諸7分、長野25分(飯山線普通列車と接続)、直江津25分(急行白山待ち合わせ)と停車して終点の長岡には19時01分に到着します。

【普77】311:上野0625−(高崎線)−0846高崎0857−(信越本線)−1554直江津1619−(信越本線)−1901長岡(12時間36分)
213急行第1志賀


信越本線

上野7時10分発の急行志賀長野・湯田中行きです。上野を出ると赤羽・大宮・熊谷に停車し高崎には8時38分に到着します。

 高崎からは横川・軽井沢・中軽井沢・小諸・上田・戸倉・屋代に停車して終点の長野には11時08分に到着します。


長野電鉄

 屋代では湯田中行き(3両)を切り離します。長野電鉄屋代線の屋代を10時58分に出発し須坂からは長野線に入り信州中野に停車し、終点の湯田中には11時51分に到着します。

 急行列車が国鉄から私鉄へ乗り入れることはあまり多くないと思います。それだけ温泉地への需要が多かったことなのでしょう。「志賀」とは志賀高原にちなんだものです。


列車編成

【急32】第1志賀:上野0710−0838高崎0841−1052☆屋代1055−1108長野
(−−−1052☆屋代1058−1151湯田中)
214特急とき


高崎線・上越線・信越本線

上野16時50分発の特急とき新潟行きです。全車指定席です。上野を出ると高崎・長岡・新津に停車するだけで終点の新潟には21時30分に到着します。高崎−長岡間は2時間以上停車しないなど、停車駅の少なさはまさしく「特別」急行にふさわしいものですね。列車番号も「1M」とかっこいいです。


列車編成

【特14】とき:上野1650−2130新潟
215寝台・夜行急行列車


高崎線・上越線・信越本線

上野20時20分発の寝台急行黒部金沢行きを筆頭にして、寝台・夜行急行列車が数多く出発していきます。行き先も金沢・秋田・新潟・長野・直江津といろいろです。上野駅は賑やかだったことでしょうね。

 寝台急行羽黒(秋田行き)には「この列車で大宮−秋田間を途中下車しないで秋田方面へ行かれる方は奥羽本線回りの乗車券でそのままお乗りになれます」という注釈があります。奥羽本線回りの方が距離が短いのでしょうね。

 また寝台急行北陸(金沢行き)には「この列車で高崎−直江津間を途中下車しないで金沢方面に行かれる方は信越本線回り(長野回り)の乗車券でそのままお乗りになれます」という注釈があります。信越本線回りの方が距離が短いのでしょう。


黒部列車編成


羽黒列車編成


北陸列車編成


越後列車編成


天の川列車編成


とがくし列車編成


丸池列車編成

【寝急38】黒部:上野2020−(信越本線)−0656金沢
【寝急39】羽黒:上野2100−(上越線・羽越本線)−0852秋田
【寝急40】北陸:上野2125−(上越線)−0812金沢
【急33】越後:上野2230−0540新潟
【寝急41】天の川:上野2251−0610新潟
【急34】とがくし:上野2310−0436長野
【寝急42】丸池:上野2324−0459長野(0513−0727直江津)
【急35】高原2号:上野2351−0557長野
216上越線夜行普通列車


高崎線・上越線・信越本線

上野21時58分発の普通列車の秋田行き、および上野23時55分発の普通列車の新潟行きがあります。

 秋田行きは新津で39分も停車(磐越西線と信越本線の普通列車と接続)します。新潟行きは高崎で21分停車し、終点の新潟には9時20分に到着します。所要時間は9時間25分です。


羽越本線

秋田行きは新津から羽越本線に入ります。こまめに停車して終点の秋田には15時43分に到着します。所要時間は17時間45分です。

 二つの列車ともに乗り通すにはかなりの覚悟が必要です。

【普78】813:上野2158−1543秋田(17時間45分)
【普79】715:上野2355−0920新潟(9時間25分)
217弥彦線


弥彦線

 弥彦から吉田(越後線接続)−東三条(信越本線接続)を経て越後長沢まで全長25.3kmの路線です。1985年(昭和60年)に東三条−越後長沢(7.9km)が廃止され、現在は弥彦−東三条の17.4kmとなっています。


地図

越後長沢からは福島県の只見と結ぶ計画があったそうです。
218信越本線普通列車


信越本線

 新潟6時05分発の普通列車の上野行きです。長岡11分、直江津15分、長野54分、軽井沢15分停車して高崎に18時46分に到着します。高崎で22分停車して終点の上野には21時32分に到着します。所要時間は15時間27分です。乗り通すとお尻が痛くなりそうです。

【普80】314:新潟0605−0802長岡0816−1045直江津1110−1344長野1438−1846高崎1908−2132上野(15時間27分)
219赤谷線


赤谷線

 羽越本線・白新線の新発田−東赤谷の全長18.9kmの路線です。終点の東赤谷駅はスイッチバックの駅です。終点の駅がスイッチバックなのは日本でここだけだそうです。しかし、1984年(昭和59年)に廃止されました。


地図
220只見線


只見線

 上越線の小出−大白川の全長26.0kmの路線です。5往復の列車が走っています。


会津線

 磐越西線の会津若松−只見の全長88.4kmの路線は会津線です。

 1971年(昭和46年)に会津若松−小出の全長135.2kmが延伸開業(只見線と会津線がくっついた)し、全線を只見線と改称しました。
221魚沼線


魚沼線

 信越本線の来迎寺(らいこうじ)−西小千谷の全長12.6kmの路線です。ちなみに小千谷駅は上越線にあります。西小千谷まで5往復、片貝まで4往復の列車が設定されており、一部は長岡まで乗り入れていました。


地図

 1984年(昭和59年)に廃止されました。盲腸線で利用しにくかったのでしょうか。
222飯山線


飯山線

 上越線の越後川口から信越本線の豊野までを結ぶ飯山線です。列車の多くは長野発着です。優等列車の準急野沢も設定されています。上りは越後川口−長野間ですが、下りは長野−十日町間です。また新潟からの上り準急うおのが十日町まで乗り入れています。

 千曲川沿いに走る飯山線は景色がいいでしょうね。

【準96】野沢:越後川口0800−1030長野
223日中線


日中線

 磐越西線の喜多方−熱塩(あつしお)の全長11.6kmの路線です。朝1往復と夕方2往復しかありません。そのため「日中走らぬ日中線」「日中は走りま線」と揶揄されました。1984年(昭和59年)に廃止されました。


地図

 熱塩駅の北方にある日中温泉まで延伸する計画(さらに山形県の米沢と結ぶ計画もありました)があったために日中線となりました。  
224会津線


会津線

 磐越西線の会津若松−会津滝ノ原(現:会津高原尾瀬口)の全長60.5kmの路線です。1980年(昭和55年)に大川ダム建設のため一部経路変更となりました。


地図

 1987年(昭和62年)に第三セクターの会津鉄道に転換されました。駅数は18から23に増加しました。

 2020年3月現在、東武鉄道日光線・鬼怒川線および野岩鉄道会津鬼怒川線と繋がり、首都圏と会津地方を結んでいます。
225気仙沼線


気仙沼線

 大船渡線の気仙沼−本吉の全長21.6kmの路線です。その後延伸され、1977年(昭和52年)に気仙沼−前谷地(石巻線)が全線開通(72.8km)しました。

 しかし2011年(平成23年)の東日本大震災で被災し、気仙沼−柳津はBRT(バス)方式に転換され、鉄路が残っているのは前谷地−柳津の17.5kmだけになっています。
226小本線


小本線

 山田線の茂市−浅内の全長31.2kmの路線です。当初は三陸海岸の小本まで延伸する予定でしたので小本線と名付けられました。しかし岩泉(茂市−岩泉38.4km)以遠は延伸されず、岩泉線と改称されました。5往復の列車がありました。


地図

 2010年(平成22年)に土砂崩れにて列車脱線事故が発生し、しばらくバス代行輸送が続いていましたが、2014年(平成26年)に廃止となりました。
227長井線


長井線

奥羽本線の赤湯−荒砥の全長30.6kmの路線です。途中の今泉で米坂線と接続しています。9往復+区間運転があります。

 左沢(あてらざわ)発荒砥行きの普通列車がありました。


左沢線

左沢を12時24分に出発して山形には13時15分に到着します。


奥羽本線

山形で27分停車して13時42分に出発し、赤湯に14時30分に到着します。時刻表では赤湯で終点となっていますがこの列車が荒砥まで行っています。


地図

長井線は、1988年(昭和63年)に第三セクター山形鉄道フラワー長井線に転換されました。その後駅数は13→17へと増加しました。

【普81】626D-530D-223D:左沢1224−1315山形1342−1430赤湯1445−1550荒砥
228準急あさひ1号・月山(多層建て列車)


白新線

新潟7時35分発の準急あさひ1号仙台行きです。新潟から仙台へはいくつかルートがありますが、この列車は米坂線・仙山線回りです。葛塚(くずつか、現:豊栄)に停車し、新発田には8時02分に到着します。


羽越本線

新発田からは羽越本線に入り、中条に停車して坂町には8時23分に到着します。


米坂線

坂町からは米坂線に入ります。越後下関・小国・今泉・羽前小松に停車して米沢には10時08分に到着します。


奥羽本線

米沢からは奥羽本線に入り、糠ノ目(ぬかのめ、現:高畠)・赤湯・上ノ山へ停車して山形には10時54分に到着します。


仙山線

 山形からは仙山線に入り、山寺・作並・北仙台に停車して終点の仙台には12時28分に到着します。

 山形では酒田および鶴岡からの準急月山を併結します。

【準97】あさひ1号:新潟0735−0802新発田0802−0823坂町0824−1008米沢1010−1054★山形1102−1228仙台
【準98】月山:酒田0835−0846★余目0850−0939新庄0941−1051★山形1102−1228仙台
(鶴岡0821−0841★余目−−−)
229準急仙山1号


仙山線

仙山線には優等列車がいくつか走っていますが、仙台−山形間だけの準急仙山も3往復あります。至る所に準急が走っていたのですね。

【準99】仙山1号:仙台0950−1126山形(1130−1147上ノ山)
230準急鳴子いでゆ・くりこま2号(多層建て列車)


陸羽東線

仙台12時51分発の準急鳴子いでゆ鳴子(現:鳴子温泉)行きです。仙台を出ると、塩釜・松島に停車し、小牛田から陸羽東線に入り、陸前古川(現:古川)・岩出山・東鳴子(現:鳴子御殿湯)に停車して終点の鳴子には14時20分に到着します。

 週末の土日だけの運転です。明らかに鳴子温泉への観光客ねらいですね。鳴子で13分休んだ後、今度は仙台へ向かいます。


東北本線

小牛田で盛岡13時ちょうど発の準急くりこま2号と連結して仙台には16時10分に到着します。

 くりこま2号は鳴子いでゆと連結するため、小牛田で11分間停車するのですが、平日は連結がありません。ぼーっとしながら11分間停車しているのでしょうね。

【準100】鳴子いでゆ:仙台1251−1328小牛田1329−1420鳴子(現:鳴子温泉)(土曜日曜運転)
【準101】鳴子いでゆ:鳴子(現:鳴子温泉)1433−1521★小牛田1527−1610仙台(土曜日曜運転)
【準102】くりこま2号:盛岡1300−1426一ノ関1428−1516★小牛田1527−1610仙台
231準急みくに


八高線

 新宿14時25分発の準急みくにです。八高線回りで水上が終点です。八高線にも優等列車が走っていたのですね(ただし土日だけですが)。新宿を出ると立川に停車して八王子へ。八王子で進行方向が変わります。

 八高線内では拝島・東飯能・高麗川・越生・小川町・寄居・群馬藤岡と停車して高崎には16時54分に到着します。


上越線

 高崎からは上越線に入ります。新前橋・渋川・沼田・後閑・上牧と停車し終点の水上には18時02分に到着します。土日のみの運転なので水上温泉への観光需要かと思いましたが、18時到着では少し遅いですね。どういうことなのでしょう。

【準103】みくに:新宿1425−1502八王子1504−1654高崎1655−1802水上
232山田線


山田線

 盛岡−宮古−釜石の山田線です。陸中山田を通っているので山田線と名付けられました。2011年(平成23年)の東日本大震災で大きく被災し宮古−釜石間はしばらく不通でした。しかし2019年(平成31年)に第三セクター三陸鉄道に転換され鉄路で復活しました。三陸鉄道は久慈から盛まで繋がりました。

 陸中山田は三陸鉄道の駅になってしまいましたが、路線名は山田線のままです。
233大船渡線


大船渡線

 東北本線の一ノ関から盛までの大船渡線です。準急むろね・準急さかりなども走っています。2011年(平成23年)の東日本大震災で被災し、気仙沼−盛はBRT(バス)方式になり、一ノ関−気仙沼が鉄路で繋がっています。
234大畑線


大畑線

 大湊線の下北−大畑の全長18.0kmの路線です。今やまぐろで有名になった下北半島突端の大間まで延伸する計画でした。


地図

 しかし1985年(昭和60年)に下北交通に転換され、2001年(平成13年)に廃止となりました。
235準急よねしろ1号


花輪線

 盛岡6時22分発の準急よねしろ1号秋田行きです。好摩からは花輪線に入り、大更・荒屋新町・湯瀬(現:湯瀬温泉)・八幡平・陸中花輪(現:鹿角花輪)・十和田南・大滝温泉・扇田・東大館に停車し、大館には8時58分に到着します。


奥羽本線

 大館からは奥羽本線に入り、鷹ノ巣・二ツ井・富根・東能代・森岳・一日市(現:八郎潟)・追分・土崎に停車して終点の秋田には10時56分に到着します。

【準103】よねしろ1号:盛岡0622−0643好摩0644−0807陸中花輪(現:鹿角花輪)0808−0858大館0901−1056秋田
236生保内(おぼない)線


生保内(おぼない)線

 奥羽本線の大曲−生保内(現:田沢湖)の全長35.5kmの路線です。生保内まで8往復の列車が走っていました。

 1966年(昭和41年)に岩手県の橋場線と繋がり、盛岡−大曲間を田沢湖線と改称しました。今では秋田新幹線の一部として「こまち」が走っています。
237奥羽本線普通列車


奥羽本線

 奥羽本線の普通列車です。まずは上野22時45分発の夜行列車の青森行きです。6時05分に福島に到着し、福島14分、米沢17分、山形7分(左沢線普通列車と接続)、新庄10分、横手7分(横黒線普通列車と接続)停車し、秋田には15時29分に到着します。

 次いで福島8時06分発の大館行きです。山形16分、新庄11分、横手12分停車し、秋田には17時20分に到着します。

 その次は福島10時16分発の能代行きです。米沢15分、山形7分(左沢線普通列車と接続)、横手20分(横黒線普通列車と接続)停車し秋田には19時56分に到着します。

 最後は福島12時23分発の秋田行きです。米沢12分、山形12分(仙山線準急仙山2号と接続)、横手26分停車し終点の秋田には22時40分に到着します。


奥羽本線

 上野発青森行きは、秋田21分(上野発の羽越本線普通列車と接続)、東能代15分停車して終点の青森には21時30分に到着します。

 福島発大館行きは、秋田11分停車して終点の大館には20時44分に到着します。

 福島発能代行きは、秋田14分、東能代18分停車して終点の能代には22時01分に到着します。

【普82】411:上野2245−0605福島0619−(奥羽本線)−2130青森(22時間45分)
【普83】413:福島0806−2044大館(12時間38分)
【普84】415:福島1016−2201能代(11時間45分)
【普85】417:福島1223−2240秋田(10時間17分)
238横黒線


横黒線

 東北本線の北上と奥羽本線の横手を結ぶ全長61.1kmの路線です。奥羽山脈を横断する路線です。11往復の列車が走っています。

 北上駅は、1954年(昭和29年)まで黒沢尻(くろさわじり)駅でした。そのため横手の「横」と黒沢尻の「黒」で横黒線と称したのです。横黒線が北上線に改称されたのは1966年(昭和41年)でした。

 「おうこくせん」って、音だけでは王国線みたいな感じですね(笑)
239急行あけぼの・しらゆき(多層建て列車)


奥羽本線

 青森6時25分発の急行あけぼの(仙台行き)と急行しらゆき(金沢行き)です。青森を出ると、浪岡・弘前・大鰐(現:大鰐温泉)・大館・鷹ノ巣・東能代・森岳・鯉川・一日市(現:八郎潟)・土崎に停車し、秋田には9時43分に到着します。


横黒線

 秋田で急行あけぼのと急行しらゆきは分離され、急行あけぼのは秋田を9時50分に出発します。大曲に停車して横手からは横黒線に入ります。陸中川尻(現:ほっとゆだ)に停車して北上には12時19分に到着します。


東北本線

 北上からは東北本線に入り、水沢・平泉・一ノ関・小牛田・松島・塩釜に停車し、終点の仙台には14時30分に到着します。


羽越本線

 急行しらゆきは秋田を9時58分に出発し、羽後本荘・羽後平沢(現:仁賀保)・象潟・酒田・鶴岡・温海(現:あつみ温泉)・村上・坂町・新発田に停車し、新潟には14時59分に到着します。


信越本線

新潟で進行方向が変わり、新津・東三条・長岡・柏崎・直江津と停車していきます。


北陸本線

 直江津からは北陸本線に入り、糸魚川・泊・黒部・魚津・滑川・富山・高岡・石動・津幡と停車し、終点の金沢へは20時36分に到着します。


あけぼの列車編成


しらゆき列車編成

【急36】あけぼの:青森0625−0943☆秋田0950−1058横手1104−1219北上1222−1430仙台
【急37】しらゆき:青森0625−0943☆秋田0958−1459新潟1505−1720直江津1723−2036金沢
240矢島線


矢島線

 羽越本線の羽後本荘−羽後矢島(現:矢島)の全長23.0kmの路線です。


地図

 1985年(昭和60年)に第三セクター由利高原鉄道鳥海山ろく線に転換されました。駅数は9から12へ増えました。
241黒石線


黒石線

 奥羽本線の川部−黒石の全長6.6kmの路線です。15往復の列車が走っており、弘前や碇ケ関へも乗り入れていました。1984年(昭和59年)に弘南鉄道に転換されました。


地図

 しかし1998年(平成10年)に廃止となりました。
242羽越本線普通列車


羽越本線

 羽越本線の長距離普通列車です。まずは新津5時40分発の青森行きです。酒田で12分停車して秋田には12時59分に到着します。

 次いで上野21時58分発の秋田行きで高崎線・上越線回りです。夜行の普通列車です。新津を7時30分に出て、終点の秋田には15時43分に到着します。秋田駅には上野発東北本線・奥羽本線回りの普通列車がすでに停車しており、7分後の出発の準備をしていますので乗り換えることが可能です。

 その後は、直江津6時18分の秋田行きです。新津を11時09分に出て、終点の秋田には18時49分に到着します。


羽越本線

 新津発青森行きは、秋田に11分停車して、終点の青森には18時50分に到着します。

【普86】829:新津0540−1850青森(13時間10分)
【普87】813:上野2158−(上越線・羽越本線)−1543秋田(17時間45分)
【普88】811:直江津0618−1849秋田(12時間31分)
243阿仁合線


阿仁合線

 奥羽本線の鷹ノ巣−比立内の全長46.1kmの路線です。鷹ノ巣−阿仁合までの区間運転の列車には「汽」のマークがあります。これは汽車のことですから、蒸気機関車だったのでしょうか? 鷹ノ巣と阿仁合に転車台があったのでこの運用になった可能性が高いと思われます。


路線図

 1986年(昭和61年)に第三セクター秋田内陸縦貫鉄道に転換され、1989年(平成元年)に鷹巣−角館が全線開業(94.2km)し、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線として走り続けています。
244船川線


船川線

 奥羽本線の追分−船川の全長26.6kmの路線です。15往復の列車が走っています。こちらにも「汽」のマークがありますが蒸気機関車なのでしょうか。

 なお1968年(昭和43年)に船川駅を男鹿駅と改称と同時に男鹿線へと線名も改称しました。
245津軽線


津軽線

 東北本線・奥羽本線の青森−三廏の全長55.8kmの路線です。三廏まで6往復の列車が走っています。

 2016年(平成28年)に開業した北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅は、津軽二股駅に併設されています。
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