かめかめ・かめラ
時刻表見聞録1964年10月
【7 北海道】
(記 2021/12/27)
246特急おおぞら
函館本線
時刻表は328ページから北海道に入ります。
上野13時30分発の特急はつかりに乗ると青森到着は23時55分と日付が変わる直前です。青函連絡船(青森0015−0435函館)に乗り継ぎ、仮眠をとっていると函館につきます。函館からは特急おおぞら(全車指定席)に乗り換えることができます。函館4時55分発で、旭川と釧路行きです。眠くてウトウトしちゃいそうですね。
函館を出ると長万部にも停車せず、室蘭本線に入り次の停車駅は洞爺です。なんと2時間以上も停まりません。
室蘭本線・千歳線
洞爺を出ると、東室蘭・登別・苫小牧に停車して9時25分に札幌に到着します。
函館本線
札幌で進行方向が変わります。札幌の次は、岩見沢・滝川に到着し、滝川で釧路行きを切り離して、旭川には11時28分に到着します。
根室本線
釧路行きは滝川から根室本線に入ります。帯広に停車するだけで釧路には15時25分に到着します。函館から釧路まで特急でも10時間30分もかかります。北海道は広いですね。
列車編成
12両編成で、釧路行きが7両、旭川行きが5両となっています。
【特03】はつかり:上野1330−1813仙台1818−2355青森
[青函連絡船]1:青森0015−0435函館
【特04】おおぞら:函館0455−0925札幌0929−1033☆滝川1037−1328帯広1330−1525釧路
(−−−☆滝川1040−1128旭川)
247急行ライラック
函館本線
函館6時ちょうど発の急行ライラック札幌行きです。函館を出ると森・八雲・長万部(おしゃまんべ)と停車し、函館本線の山線に入ります。倶知安(くっちゃん)・小沢・小樽に停車し、札幌には10時58分に到着します。函館から函館本線山線回りで札幌まで急行で4時間58分もかかります。
列車編成
7両編成で函館→札幌の下りには自由席がありますが、札幌→函館の上りは全車指定席になるようです。
[青函連絡船]11:青森0030−0500函館
【急38】ライラック:函館0600−0748長万部0750−1024小樽1026−1058札幌
248急行はまなす・天北(多層建て列車)
函館本線
小樽9時30分発の急行はまなす網走行きです。小樽発着の急行があるのですね。札幌には10時02分に着きます。
函館本線
札幌で急行天北(てんぽく)を連結します。札幌を出ると、岩見沢・美唄(びばい)・砂川・滝川・深川に停車し、12時25分に旭川に到着します。ここで稚内行きの天北を切り離して、石北本線に入ります。
石北本線
急行はまなすは旭川を出ると、上川・白滝・遠軽・生田原・留辺蘂(るべしべ)・北見・美幌に停車し、終点の網走には16時40分に到着します。
宗谷本線
一方、急行天北は旭川から宗谷本線に入ります。士別・名寄・美深・音威子府(おといねっぷ)に停車し、天北線に入ります。
天北線
天北線では中頓別(なかとんべつ)・浜頓別(はまとんべつ)・鬼志別(おにしべつ)・南稚内に停車し、終点の稚内には17時17分に到着します。小樽から天北線回りで稚内まで急行でも7時間47分もかかります。
列車編成
9両編成で、小樽−札幌は2両、札幌−旭川は9両、旭川−網走は5両、旭川−名寄は4両、名寄−稚内は3両となるようです。
【急39】はまなす:小樽0930−1002★札幌1010−1225☆旭川1229−1640網走
【急40】天北:★札幌1010−1225☆旭川1234−1434音威子府1440−1717稚内
249函館本線長距離普通列車
函館本線
函館6時23分発の普通列車旭川行きです。長万部18分(室蘭本線上り急行すずらんと接続)停車し函館本線山線に入ります。札幌には15時40分に到着します。
函館本線
札幌10分、岩見沢11分、滝川21分(根室本線普通列車と接続)停車し、終点の旭川には20時22分に到着します。朝から夜までの約14時間の旅です。
【普89】121:函館0623−1014長万部1032−(函館本線山線)−1540札幌1550−2022旭川(13時間59分)
250特急おおとり
函館本線
函館10時40分発の特急おおとり(全車指定席)釧路・網走行きです。上野18時30分の寝台特急はくつるに乗ると、青函連絡船(青森0630−1020函館)を経て特急おおとりに乗り継ぐことができます。
函館を出ると洞爺まで停まりません。特急おおぞらと同じですね。長万部からは室蘭本線に入ります。
室蘭本線・千歳線
洞爺・東室蘭・登別・苫小牧に停車し、札幌には15時15分に到着します。
函館本線
札幌で進行方向が変わります。岩見沢・滝川に停車して、ここで釧路行きを切り離します。網走行きは旭川に17時20分に到着します。
石北本線
旭川からは石北本線に入り、上川・遠軽・北見に停車して、終点の網走には21時15分に到着します。函館から網走まで特急おおとりでも10時間35分かかります。
根室本線
釧路行きは滝川から根室本線に入ります。富良野・帯広・池田に停車し、終点の釧路には21時30分に到着します。函館から釧路まで特急おおとりでも10時間50分かかります。特急おおぞらよりも20分余計にかかっています。
列車編成
12両編成で、釧路行きが7両、網走行きが5両となっています。
【寝特06】はくつる:上野1830−2347仙台2352−0610青森
[青函連絡船]3:青森0630−1020函館
【特05】おおとり:函館1040−1515札幌1520−1625☆滝川1629−2130釧路
(−−−☆滝川1632−1720旭川1724−2115網走)
251急行宗谷
函館本線
函館10時57分発の急行宗谷の稚内行きです。函館から稚内まで直通する唯一の優等列車です。前項の特急おおとりのすぐ後に出発します。大沼公園・長万部に停車して、函館本線山線に入ります。倶知安・小樽と停車し、札幌には16時05分に到着します。
函館本線
札幌を出ると、岩見沢・美唄・滝川・深川に停車して、旭川には18時20分に到着します。函館を17分早くでた特急おおとり(室蘭本線・千歳線回り)より1時間遅くの到着です。
宗谷本線
旭川を出ると、士別・名寄・美深・音威子府・天塩中川・幌延・豊富・南稚内と停車し、終点の稚内には22時43分に到着します。函館から11時間45分の長旅となります。
列車編成
8両編成で、旭川からは5両となります。
【寝特06】はくつる:上野1830−2347仙台2352−0610青森
[青函連絡船]3:青森0630−1020函館
【急01】宗谷:函館1057−1602札幌1609−1820旭川1825−2243稚内
252準急第4かむい・そらち2号・るもい2号(多層建て列車)
函館本線
小樽18時40分発の準急第4かむい(旭川・増毛行き)・そらち2号(富良野行き)です。南小樽に停車して札幌には19時13分に到着します。
函館本線
札幌を出ると、江別・岩見沢・美唄・砂川に停車し、滝川に20時39分に到着します。ここでそらち2号を切り離します。
江部乙の次の深川では第4かむいの増毛行きを切り離します。そして留萌から来た準急るもい2号と連結して旭川を目指します。終点の旭川には21時44分に到着します。
根室本線
準急そらち2号は、滝川を出ると赤平・芦別・上芦別へ停車し終点の富良野へは22時04分に到着します。
留萌本線
深川で切り離された第4かむい(時刻表の第3かむいは誤植)は、石狩沼田・留萌に停車し、終点の増毛には22時31分に到着します。
羽幌線
幌延15時47分発の普通列車が留萌から準急るもい2号となります。
留萌本線
準急るもい2号は、留萌を出ると恵比島・石狩沼田に停車し、深川で旭川行きの第4かむいと連結します。
列車運転略図
【準104】第4かむい:小樽1840−1913札幌1920−2039☆滝川2041−2107★☆深川2111−2144旭川
(−−−☆深川2118−2231増毛)
【準105】そらち2号:小樽1840−1913札幌1920−2039☆滝川2050−2204富良野
【準106】るもい2号:★留萌1951−2048★深川2111−2144旭川
【普90】2819D:幌延1547−1940★留萌
253寝台急行まりも
函館本線
函館14時25分発の寝台急行まりも釧路行きです。寝台列車としては少し早い出発時刻です。
函館を出ると、渡島大野(現:新函館北斗)・大沼公園・森・長万部に停車し、長万部からは函館本線山線に入ります。倶知安・小沢・小樽に停車し、札幌には20時16分に到着します。
函館本線
札幌を出ると江別・岩見沢・美唄・砂川に停車し、滝川には22時27分に到着します。
根室本線
滝川を出ると赤平・芦別へ停車し、富良野で翌日になります。落合・新得・帯広・池田に停車し終点の釧路には6時05分に到着します。函館から釧路まで15時間40分かかります。
列車編成
16両という長大な編成ですが、よくみると函館出発時は8-11両、札幌で寝台車を併結し客車を切り離し8-11両となります。16両で走る区間はないようです。
【寝急04】北斗:上野1950−0132仙台0140−0910青森
[青函連絡船]17:青森0930−1400函館
【寝急05】まりも:函館1425−2016札幌2040−2227滝川2236−0605釧路
254寝台準急たるまえ
函館本線
函館23時10分発の寝台準急たるまえ札幌行きです。函館を出ると渡島大野(現:新函館北斗)・大沼公園・森・に停車し、長万部には1時44分(1144は誤植)に到着します。長万部からは室蘭本線に入ります。
室蘭本線・千歳線
長万部を出ると東室蘭・苫小牧・千歳に停車し、終点の札幌には6時48分に到着します。函館−札幌で寝台列車が運行できるとは北海道の広さを感じます。
[青函連絡船]501:青森1830−2250函館
【寝準03】たるまえ:函館2310−0144長万部0150−0445苫小牧0446−0648札幌
255長距離普通列車
函館本線
「でっかいどう北海道」では長距離普通列車がたくさん走っています。
まずは函館23時20分発の夜行普通列車の釧路行きです。函館本線の山線と通りますが、午前0時から6時までは快速列車のように停車しない駅もあります。札幌には7時41分に到着します。すでに朝になっています。
函館本線
札幌を出ると、岩見沢18分(室蘭本線下り準急第1夕張と接続)、滝川32分(函館本線上り急行紋別・はぼろと接続)停車して滝川から根室本線に入ります。
根室本線
滝川を出ると、池田19分(池北線上り準急第2池北と接続)停車して終点の釧路には18時50分に到着します。所要時間は19時間30分です。うーん、乗ってみたいような乗ってみたくないような複雑な気持ちです。
函館本線
次いで、小樽20時59分発の寝台普通列車の釧路行きと、小樽5時27分発の普通列車稚内行きです。まずは釧路行きからみていきましょう。札幌には21時59分に到着します。
函館本線
寝台準急石北の出発を待ってから22時14分に札幌を出発します。奈井江で午前0時を過ぎ、滝川には0時27分に到着します。
根室本線
帯広に5時57分に到着し13分停車します。そして終点の釧路には9時41分の到着です。所要時間は12時間42分です。寝台車で横になれればいいですね。
函館本線
最後は、小樽5時27分発の普通列車稚内行きです。仁木を4時38分発の列車も連結されるようです。札幌には6時20分に着きます。
函館本線
札幌12分、岩見沢15分、滝川15分(根室本線普通列車と接続)停車し旭川には10時46分に到着します。
宗谷本線
旭川10分、名寄17分(名寄本線普通列車と接続)、音威子府12分、幌延15分(羽幌線普通列車と接続)と停車し、終点の稚内には18時58分に到着します。所要時間は13時間31分です。朝から夜までの乗り通しはどんな気分なのでしょう。
【普91】419:函館2320−0236長万部0252−0636小樽0641−0741札幌0748−1012滝川1044−1520帯広1527−1850釧路(19時間30分)
【普92】421:小樽2059−2159札幌2214−0027滝川0040−0557帯広0610−0941釧路(12時間42分)
【普93】319:小樽0527−0620札幌0632−1046旭川1056−1303名寄1320−1509音威子府1521−1858稚内(13時間31分)
256準急第1夕張
函館本線
札幌7時20分発の準急第1夕張の夕張行きです。岩見沢からは進行方向を変え、室蘭本線に入ります。
室蘭本線
室蘭本線では栗山・由仁(ゆに)に停車して追分に8時51分に到着します。ここでまた進行方向を変えます。
夕張線
追分からは滝ノ上・紅葉山(現:新夕張)・沼ノ沢・清水谷・鹿ノ谷とこまめに停車し、終点の夕張には9時55分に到着します。所要時間は2時間35分です。
夕張鉄道地図
当時、函館本線の野幌から室蘭本線の栗山を通り夕張本町まで結ぶ夕張鉄道がありました。
路線図
国鉄では札幌−岩見沢−追分−紅葉山−夕張とジグザグに遠回りになるのに比べ、夕張鉄道はほぼ直線(錦沢駅でのスイッチバック以外)に結んでいました。
夕張鉄道
野幌(のっぽろ)(札幌から普通列車で25分程度)から夕張本町まで1時間40-50分の所要時間で着きます。太字の急行なら1時間17分です。国鉄よりも便利だったのでしょうね。
【準107】第1夕張:札幌0720−0758岩見沢0805−0851追分0855−0955夕張
257急行大雪・狩勝(多層建て列車)
函館本線
札幌7時30分発の急行大雪(網走行き)と急行狩勝(釧路行き)です。札幌を出ると、岩見沢・美唄・砂川に停車し滝川で急行狩勝を切り離します。急行大雪は深川に停車して旭川には9時41分に到着します。
石北本線
旭川からは石北本線に入ります。上川・丸瀬布(まるせっぷ)・遠軽・留辺蘂・北見・美幌に停車し、終点の網走には14時11分に到着します。
根室本線
滝川で切り離された急行狩勝は、赤平・芦別に停車し富良野へ9時46分に到着します。ここで旭川から来た急行狩勝と連結します。その後、新得・帯広・幕別・池田・浦幌・白糠(しらぬか)に停車し、終点の釧路には14時22分に到着します。
富良野線
富良野線唯一の優等列車の急行狩勝は旭川を8時45分に出発します。その後、美瑛(びえい)・上富良野に停車し、富良野で札幌からの急行狩勝と連結されます。
列車編成
札幌出発時は10両です。網走行きと釧路行きが5両ずつです。旭川からは2両で出発し、富良野からは7両で釧路を目指します。
【急41】大雪:札幌0730−0843☆滝川0850−0941旭川0959−1411網走
【急42】狩勝:札幌0730−0843☆滝川0845−0946★富良野0957−1204帯広1211−1422釧路
(旭川0845−0944★富良野−−−)
258歌志内線
歌志内線
函館本線の砂川−歌志内の全長14.5kmの路線です。11往復の列車が走っています。
地図
根室本線の茂尻や平岸への延伸する構想もありましたが結局実現しませんでした。1988年(昭和63年)に廃止されました。
259長距離普通列車
函館本線
札幌11時44分発の普通列車の網走行きです。岩見沢14分停車して旭川には15時20分に到着します。
石北本線
旭川17分、上川11分停車し、終点の網走には23時01分に到着します。所要時間は11時間17分です。昼から真夜中への旅です。
【普94】145:札幌1144−1520旭川1537−2005遠軽2011−2136北見2144−2301網走(11時間17分)
260急行阿寒
函館本線
札幌12時55分発の急行阿寒の根室行きです。道央と根室を結ぶ唯一の優等列車です。札幌を出ると、岩見沢・滝川に停車し、滝川から根室本線に入ります。
根室本線
滝川の次は富良野・新得・帯広・池田と停車し釧路には19時33分に到着します。
根室本線
釧路を出ると厚岸に停車するだけで、終点の根室には21時50分に到着します。8時間55分の急行列車の旅です。
列車編成
7両編成ですが釧路で3両は切り離され、終点の根室まで行くのは4両です。
【急43】阿寒:札幌1255−1405滝川1407−1732帯広1734−1933釧路1937−2150根室
261急行紋別・はぼろ・オホーツク(多層建て列車)
函館本線
札幌17時ちょうど発の急行紋別(遠軽行き)・はぼろ(幌延行き)・オホーツク(網走行き)です。岩見沢・滝川と停車し、次の深川ではぼろを切り離します。紋別とオホーツクは旭川に19時13分に到着します。
宗谷本線
旭川でオホーツクを切り離し、紋別は宗谷本線を一人旅です。士別に停車し名寄には20時43分に到着します。
名寄本線
名寄で進行方向を変えて名寄本線に入ります。下川・西興部・興部・渚滑に停車し、紋別には22時55分に到着します。紋別からは普通列車となり終点の遠軽には23時53分に到着します。
羽幌線
深川で切り離された急行はぼろは留萌本線に入り、次の留萌から羽幌線に入ります。小平(おびら)・苫前(とままえ)・羽幌・築別・初山別(しょさんべつ)・遠別・天塩に停車し、終点の幌延には22時39分に到着します。急行はぼろは羽幌線内で唯一の優等列車です。
石北本線
旭川で切り離された急行オホーツクは石北本線に入り、上川・白滝・丸瀬布・遠軽・留辺蘂・北見・美幌・女満別(めまんべつ)と停車し、終点の網走には23時49分に到着します。
「遠軽行き」と表示される急行紋別の遠軽到着は23時53分、「網走行き」の急行オホーツクの遠軽到着は21時39分です。乗り間違えると2時間以上遅れることになってしまいますね。
列車編成
各々2両編成で札幌出発時は6両となります。いずれの列車も各目的地への、札幌発の最終列車となっているようです。
【急44】紋別:札幌1700−1838☆深川1832−1913☆旭川1925−2043名寄2048−2241紋別(2255−2353遠軽)
【急45】はぼろ:札幌1700−1838☆深川1842−1934留萌1949−2239幌延
【急46】オホーツク:札幌1700−1838☆深川1832−1913☆旭川1919−2139遠軽2142−2252北見2255−2349網走
262寝台準急利尻
函館本線
札幌21時02分発の寝台準急利尻の稚内行きです。札幌を出ると江別・岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川に停車し、旭川には23時54分に到着します。
宗谷本線
旭川で25分停車の後、蘭留(らんる)・和寒(わっさむ)・士別・名寄・美深・音威子府・天塩中川・幌延・豊富・南稚内に停車し、終点の稚内には6時23分に到着します。真夜中でも主要駅に停車するのですね。
【寝準04】利尻:札幌2102−2354旭川0019−0203名寄0213−0314音威子府0323−0623稚内
263寝台準急石北
函館本線
今度の寝台準急は網走行きの石北です。札幌を22時10分に出発します。江別・岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川に停車し、旭川には日付の変わった1時03分に到着します。
石北本線
旭川からは石北本線に入り、当麻(とうま)・上川・中越・白滝・丸瀬布・遠軽・生田原・留辺蘂に停車し、北見に5時52分に到着します。北見からは普通列車となり終点の網走には8時01分に到着します。こちらも「利尻」と同じように、真夜中でも主要駅に停車しています。
【寝準05】石北:札幌2210−0103旭川0115−0418遠軽0426−0552北見(0616−0801網走)
264松前線
松前線
江差線の木古内−松前の全長50.8kmの路線です。9往復の列車が走っており、そのうち6往復は江差線経由で函館まで乗り入れています。函館発着の準急松前も1往復走っています。この準急は函館−木古内間は準急えさしと併結されています。
地図
1988年(昭和63年)に廃止されました。
【準108】松前:函館0917−1004☆木古内1017−1125松前
265瀬棚線
瀬棚線
函館本線の国縫−瀬棚の全長48.4kmの路線です。渡島半島を横断する路線です。7往復+区間運転で、多くは長万部に乗り入れています。優等列車の設定はありません。
地図
終点に近い今金−瀬棚に区間運転が設定されていたのは珍しいことと思われます。需要があったのでしょう。そんな瀬棚線ですが、1987年(昭和62年)に廃止されました。
266岩内線
岩内線
函館本線の小沢−岩内の全長14.9kmの路線です。10.5往復の列車があり、札幌発着の準急ニセコ・らいでんが普通車両となって乗り入れています。
地図
1985年(昭和60年)に廃止されました。
岩内線延伸計画(点線)
海岸線を寿都経由で函館本線の黒松内へ延伸構想がありましたが実現しませんでした。
267万字線
万字線
室蘭本線の志文−万字炭山の全長23.8kmの路線です。6往復の列車すべてが岩見沢発着です。
地図
1985年(昭和60年)に廃止されました。
268江差線
江差線
函館本線の五稜郭−江差の全長79.9kmの路線です。8往復+区間運転が設定されています。松前線の準急松前と併結する準急えさし以外にも準急おくしり・ひやまがあります。「おくしり」は奥尻島に、「ひやま」は桧山支庁にちなんだものです。
地図
2014年(平成26年)に木古内−江差(42.1km)が廃止されました。そして2016年(平成28年)に五稜郭−木古内(37.8km)が第三セクター道南いさりび鉄道へ転換されています。
【準109】えさし:函館0917−1004☆木古内1009−1110江差
【準110】おくしり:函館0630−0716木古内0717−0820江差
【準111】ひやま:函館1517−1603木古内1604−1708江差
269函館本線上砂川支線
函館本線上砂川支線
函館本線の砂川−上砂川の全長7.3kmの路線です。18往復の列車が走っています。途中駅に下鶉(しもうずら)・鶉(うずら)・東鶉(ひがしうずら)と「鶉」の文字の付く駅が並びますが、元々は上砂川市街は鶉市街だったようです。
地図
1994年(平成6年)に廃止されました。
270幌内線
幌内線
函館本線・室蘭本線の岩見沢−幾春別18.1kmと三笠−幌内2.7kmの全長20.8kmの路線です。岩見沢−幾春別11往復、三笠ー幌内10.5往復の列車が走っています。一部の列車は札幌・小樽・仁木まで乗り入れています。
地図
1882年(明治15年)に開業した道内で最も古い鉄道路線(手宮−南小樽−札幌−岩見沢−幌内)の一部です。由緒正しい路線です。しかし、1987年(昭和62年)に廃止されました。
271胆振(いぶり)線
胆振線(伊達紋別−倶知安)
室蘭本線の伊達紋別−函館本線の倶知安83.0kmと京極−脇方7.5kmの全長90.5kmの路線です。伊達紋別−倶知安の全線通す列車は5往復ですが、区間運転が多いです。
優等列車は準急いぶりが走っていますが、循環列車として興味深いので別項で取り上げます。
胆振線(京極−脇方)
京極−脇方は6往復です。倶知安・喜茂別へ乗り入れています。
地図
羊蹄山、洞爺湖、昭和新山などの観光地のすぐ近くを走っています。しかし、1970年(昭和45年)に京極−脇方(7.5km)が廃止され、1986年(昭和61年)には伊達紋別−倶知安(83.0km)も廃止されました。
272夕張線
夕張線
室蘭本線の追分−夕張43.6kmと、紅葉山−登川7.6kmの全長51.2kmの路線です。札幌−夕張間には準急夕張が2往復設定されていますが、川端・十三里(とみさと)・南清水沢に停車しないだけで他のすべての駅に停車します。
地図
1981年(昭和56年)に紅葉山−登川(7.6km)が廃止されるとともに、追分−新夕張(旧:紅葉山)が石勝線に改称されました。2019年(平成31年)に新夕張−夕張が廃止されました。
273準急第1ちとせ・日高(多層建て列車)
室蘭本線・千歳線
洞爺6時54分発の準急第1ちとせ札幌行きです。伊達紋別に停車した後、東室蘭で特急おおぞらの通過待ちをすると同時に室蘭発の第1ちとせと連結します。そして幌別・登別・白老に停車し、苫小牧には8時34分に停車します。苫小牧では様似5時40分発の準急日高と連結し、終点の札幌には9時52分に到着します。
日高本線
様似5時40分発の準急日高は、浦河・日高三石・静内・厚賀・富川・鵡川に停車し、苫小牧には8時31分に到着します。ここで第1ちとせと連結し札幌を目指します。
【準112】第1ちとせ:洞爺0654−0732★東室蘭0746−0834★苫小牧0841−0952札幌
(室蘭0730−0741★東室蘭−−−)
【準113】日高:様似0540−0831★苫小牧0841−0952札幌
274室蘭本線長距離普通列車
函館本線
函館8時06分発の普通列車の岩見沢行きです。大沼10分、森13分停車し長万部に11時59分に到着します。
室蘭本線
長万部に20分停車し、室蘭本線に入ります。東室蘭11分停車し、終点の岩見沢には18時10分に到着します。所要時間は10時間04分です。
【普95】219:函館0806−1159長万部1219−1430東室蘭1441−1612苫小牧1617−1810岩見沢(10時間04分)
275急行すずらん・準急えりも(多層建て列車)
千歳線・室蘭本線
札幌7時15分発の急行すずらん(全車指定席)(函館行き)・準急えりも(様似行き)です。急行と準急の併結列車となります。苫小牧で準急えりもを切り離し、急行すずらんは登別・東室蘭・伊達紋別・洞爺に停車し、長万部に10時15分に到着します。
函館本線
長万部からはノンストップで終点の函館には12時05分に到着します。
日高本線
一方、苫小牧で切り離された準急えりもは、鵡川・富川・厚賀・静内・日高三石・浦河に停車し、終点の様似には11時26分に到着します。
列車編成
8両編成で6両がすずらん、2両がえりものようです。
【急47】すずらん:札幌0715−0816☆苫小牧0818−0901東室蘭0903−1015長万部1017−1205函館
【準114】えりも:札幌0715−0816☆苫小牧0838−1126様似
276準急いぶり・第2ちとせ・ニセコ(多層建て列車・循環列車)
千歳線・室蘭本線
札幌10時05分発の準急いぶり(札幌行き:循環列車)・第2ちとせ(伊達紋別・室蘭行き)です。札幌を出ると、恵庭・千歳・苫小牧・白老・登別に停車し、東室蘭には12時14分に到着します。ここで室蘭行きの第2ちとせを切り離します。そして伊達紋別に12時38分に到着し、第2ちとせを切り離します。
胆振線
伊達紋別からは胆振線に入り、壮瞥(そうべつ)・北湯沢・新大滝・喜茂別・京極に停車し、倶知安には14時46分に到着します。
函館本線
倶知安では準急ニセコおよび函館本線蘭越発の普通列車と併結します。次の小沢では岩内線の普通列車と連結します。そして余市・小樽に停車して札幌には16時46分に到着します。準急いぶりは札幌から胆振線経由で6時間41分で一周して札幌に戻ってきます。逆方向の準急列車もいぶりといいます。胆振線の京極駅で上りと下りの準急いぶりが待ち合わせしますが間違えないのでしょうかね。
運転略図
【準115】いぶり:札幌1005−1125苫小牧1127−1214☆東室蘭1216−1238☆伊達紋別1242−1446★倶知安1458−1511★小沢1514−1646札幌
【準116】第2ちとせ:札幌1005−1125苫小牧1127−1214東室蘭1216−1238☆伊達紋別
(−−−☆東室蘭1218−1227室蘭)
【準117】ニセコ:★倶知安1458−1511★小沢1514−1646札幌
【普96】917D:蘭越1402−1450★倶知安
【普97】932D:岩内1440−1503★小沢
277日高本線
日高本線
室蘭本線の苫小牧−様似の全長146.5kmの路線です。全線通しの列車は8往復、苫小牧−静内1往復、静内−様似1往復設定されています。優等列車は準急えりも・日高があります。
地図
2015年(平成27年)以降に発生した自然災害で、鵡川−様似間は代行バスによる運行が続いており、鉄路で復旧するかどうか地元自治体などによる協議が続いていましたが、2021年4月に正式にバスに転換されることになりました。
278富内線
富内線
日高本線の鵡川−振内の全長58.4kmの路線です。5往復の列車が走っており、一部は苫小牧まで乗り入れています。
地図
1964年(昭和39年)11月5日に振内−日高町(24.1km)を延伸開業し全線(82.5km)開通しました。さらに占冠(しむかっぷ)を通って北上し根室本線の金山あたりまで延伸する構想がありましたが実現しませんでした。地図の点線の部分です。「のぼりかわ」から占冠を通って新狩勝トンネルまでの点線は石勝線です。
富内線は1986年(昭和61年)に廃止されました。
279深名線
深名線
函館本線の深川−宗谷本線の名寄の全長121.8kmの路線です。朱鞠内付近は北海道でも豪雪地帯でその中を走っていました。深川−朱鞠内間は6往復、朱鞠内−名寄間は5往復の列車がありました。
地図
朱鞠内付近から羽幌線の羽幌まで延伸構想(地図の点線:名羽線)がありましたが完成しませんでした。1995年(平成7年)に廃止されました。
280準急ぬさまい・第1池北(多層建て列車)
根室本線
帯広8時26分発の準急ぬさまい(釧路行き)・第1地北(北見行き)です。幕別に停車し、池田で第1地北を切り離します。準急ぬさまいは、豊頃・浦幌・白糠に停車し、終点釧路には10時57分に到着します。
地北線
池田で切り離された準急第1地北は進行方向を変え、本別・足寄(あしょろ)・陸別・置戸(おけと)・訓子府(くんねっぷ)に停車し、終点の北見には11時35分に到着します。
【準118】ぬさまい:帯広0828−0900☆池田0903−1057釧路
【準119】第1池北:帯広0828−0900 ☆池田0904−1135北見
281広尾線
広尾線
根室本線の帯広−広尾の全長84.0kmの路線です。7往復の列車が走っています。1973年に愛国駅と幸福駅がテレビなどで紹介され「愛の国から幸福へ」にちなんで「愛国駅→幸福駅」への切符が年間300万枚も売れたようです。時刻表を見ると愛国はありますが、幸福はありません。
広尾線路線図
路線図にはありました。時刻表ではスペースの関係で省略したようですね。
1987年(昭和62年)に廃止されました。廃止後でも、「愛国駅→幸福駅」の切符は代行バスを運行している十勝バスが引き続き硬券乗車券を発売しているようです。
282士幌線
士幌線
根室本線の帯広−十勝三股の全長78.3kmの路線です。全線通しは5往復、帯広−上士幌3往復の列車が走っています。
地図(延伸計画)
三国峠を越えて石北本線の上川まで延伸する構想がありましたが実現しませんでした。1987年(昭和62年)に廃止されました。
283標津線
標津線(標茶−根室標津)
釧網本線の標茶−根室標津69.4kmと、根室本線の厚床−中標津47.5kmの全長116.9kmの路線です。標茶−根室標津には7.5往復+区間運転の列車があり、釧路発着の準急らうすが2往復あります。
釧路9時56分発の準急第1らうすは、最初の停車駅が標茶です。標茶を10時58分に出て、西春別(にししゅんべつ)・計根別(けねべつ)・中標津に停車し、終点の根室標津には12時24分に到着します。
標津線(厚床−中標津)
厚床−中標津は6往復の列車があります。
地図
標津線は中標津を中心にして、標茶・(根室)標津・厚床と三方向に線路が延びている珍しい路線です。
しかし1989年(平成元年)に全線廃止となりました。
【準120】第1らうす:釧路0956−1043標茶1058−1224根室標津
284天北線
天北線
宗谷本線の音威子府−宗谷本線の南稚内の全長148.9kmの路線です。全線通しは6往復の列車があり、区間運転もあります。小樽発着の急行天北も走っています。
地図
1989年(平成元年)に廃止となりました。
285湧網線
湧網線
石北本線・釧網本線の網走−湧別の全長94.7kmの路線です。網走−中湧別は7往復の列車がありますが、中湧別−湧別はわずか2往復しかありません。1本は遠軽まで乗り入れています。
地図
1987年(昭和62年)に廃止されました。
286根北線
根北線
釧網本線の斜里(現:知床斜里)−越川の全長12.8kmの路線です。4往復の列車があり、網走や緑まで乗り入れています。路線名の「根」は根室、「北」は北見であり、越川から根室標津まで延伸の構想がありましたが実現しませんでした。1970年(昭和45年)に廃止されました。
287準急礼文・旭川(多層建て列車・循環列車)
宗谷本線
旭川6時18分発の準急礼文(稚内行き)・旭川(旭川行き)です。和寒・士別に停車し、名寄には7時30分に到着し、準急旭川を切り離します。その後、美深・音威子府・天塩中川・幌延・豊富・南稚内に停車し、終点の稚内には10時44分に到着します。
名寄本線
名寄で切り離された準急旭川は進行方向を変え、下川・西興部・興部・渚滑・紋別・中湧別に停車し、遠軽には10時24分に到着します。
石北本線
遠軽からは石北本線に入り、丸瀬布・白滝・上白滝・上川・伊香牛(いかうし)・新旭川に停車し、終点の旭川には13時24分に到着します。
旭川を出発し、目的地が旭川。そして列車名も準急旭川って、旭川尽くしですね。7時間06分かけて一周し旭川に戻ってきます。
【準121】礼文:旭川0618−0730☆名寄0733−0821音威子府0825−1044稚内
【準122】旭川:旭川0618−0730☆名寄0740−0912興部0912−1024遠軽1038−1324旭川
288長距離普通列車
石北本線
網走6時25分発の普通列車の小樽行きです。遠軽11分、上川24分停車し、旭川には14時03分に到着します。
函館本線
旭川に34分停車した後、札幌へは18時20分、そして終点の小樽には19時19分に到着します。所要時間は12時間54分です。
【普98】522:網走0625−1403旭川1437−1820札幌1825−1919小樽(12時間54分)
289寝台準急石北(キセル準急?)
函館本線
時刻表のページをめくりながら、長距離夜行普通列車をみつけました。網走20時52分発の函館行き(16時25分着)で所要時間は19時間33分です。札幌から長万部(18分停車)までは函館本線の山線を回り、森から大沼までは砂原回りです。
石北本線
網走20時52分発の列車を石北本線のページで確認すると、、、、、、
北見までは普通列車ですが、北見−札幌間は寝台準急石北であることがわかりました。札幌から函館まではまた普通列車に戻るようです。
【寝準06】石北:(網走2052−2225)北見2233−0324旭川0344−0634札幌(0654−0952倶知安0956−1158長万部1216−1625函館)(19時間33分)
290札沼線
札沼線
函館本線の桑園−石狩沼田の全長111.4kmの路線です。全線通しが6往復+区間運転があります。優等列車の設定やありません。
地図(新十津川−石狩沼田)
1972年(昭和47年)に新十津川−石狩沼田(34.9km)が廃止されました。
路線図(北海道医療大学−新十津川)
さらに2020年(令和2年)4月に北海道医療大学−新十津川(47.6km)が廃止されました。
路線図(2020年(令和2年)5月以降)
そのため桑園−北海道医療大学の28.9kmのみとなりましたが、学園都市線という愛称がついています。
291函館本線南美唄支線
函館本線南美唄支線
函館本線の美唄−南美唄の全長3.0kmの路線です。7往復の列車があり、一部札幌・小樽乗り入れています。1971年(昭和46年)に廃止されました。
292名寄本線
名寄本線
宗谷本線の名寄−石北本線の遠軽の全長143.0kmの路線です。優等列車も準急天都・旭川・紋別が設定されています。
地図
1989年(平成元年)に廃止となりました。
293準急天都・第1わこと・第2らうす(多層建て列車)
名寄本線
興部8時07分発の準急天都の釧路行きです。渚滑・紋別・上湧別に停車し、遠軽には9時23分に到着します。
石北本線
遠軽からは石北本線に入ります。生田原・留辺蘂・北見・美幌に停車し、終点の網走には11時34分に到着します。
釧網本線
網走から準急天都の一部の車両は、網走発の準急第1わことと連結し12時ちょうどに出発します。浜小清水・斜里(現:知床斜里)・清里町・川湯・弟子屈(現:摩周)・標茶に停車し、終点の釧路には15時22分に到着します。なお標茶では標津線からの準急第2らうすを併結します。
標津線
根室標津12時41分の準急第2らうすは、中標津・計根別・西春別に停車し、標茶には14時13分に到着します。標茶からは準急天都・第1わことと連結し釧網本線で釧路に15時22分に到着します。
【準123】天都:興部0807−0923遠軽0931−1134★網走1200−1419★標茶1425−1522釧路
【準124】第1わこと:★網走1200−1419★標茶1425−1522釧路
【準125】第2らうす:根室標津1241−1413★標茶1425−1522釧路
294留萌本線
留萌本線
函館本線の深川−増毛の全長66.8kmの路線です。優等列車も急行はぼろ、準急るもい・かむいなどが走っています。札沼線や羽幌線にも乗り入れています。
地図
2016年(平成18年)に留萌−増毛(16.7km)が廃止され、現在は深川−留萌の50.1kmのみとなっています。
295羽幌線
羽幌線
留萌本線の留萌−宗谷本線の幌延の全長141.1kmの路線です。全線通し6往復+区間運転です。優等列車は急行はぼろが走っています。留萌本線との乗り入れも多いです。
地図
羽幌から東へ伸びる点線は、名羽線の構想です。1987年(昭和62年)に廃止となりました。
296興浜南線
興浜南線
名寄本線の興部−雄武の全長19.9kmの路線です。8往復の列車が走っています。
地図
オホーツク海に沿って走ります。
興浜線延伸計画
雄武と、次の興浜北線の北見枝幸とを結んで(雄武−音標−北見枝幸)、興浜線とする計画がありましたが、実現しませんでした。そして1985年(昭和60年)に廃止されました。
297興浜北線
興浜北線
天北線の浜頓別−北見枝幸の全長30.4kmの路線です。6往復の列車が走っています。
地図
北見枝幸から興浜南線の雄武へ延伸予定がありましたが実現しませんでした。そして1985年(昭和60年)に廃止されました。
298渚滑線
渚滑線
名寄本線の渚滑−北見滝ノ上の全長34.8kmの路線です。8往復の列車があり、半数は紋別発着です。
地図
1985年(昭和60年)に廃止されました。
299池北線
池北線
根室本線の池田−石北本線の北見の全長140.0kmの路線です。全線通し6往復+区間運転で、準急池北2往復(帯広−北見、帯広−陸別)も設定されています。
地図
道央と北見(旧:野付牛)・網走を結ぶ幹線の網走本線と称していた時期もありました。
1987年(昭和62年)に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線に転換され、2006年(平成18年)に廃止となりました。
300相生線
相生線
石北本線の美幌−北見相生の全長36.8kmの路線です。8往復の列車があり一部は北見に乗り入れています。
地図
釧路まで延伸する構想(釧美線)がありましたが実現しませんでした。1985年(昭和60年)に廃止されました。
301美幸線
地図
宗谷本線の美深−仁宇布の全長21.2kmの路線です。1964年(昭和39年)10月5日に開業したばかりで、間に合わなかったのか、列車時刻の掲載はありません。
延伸計画
仁宇布からは歌登を通って北見枝幸までの延伸計画がありました。美幸線の「美」は美深、「幸」は北見枝幸なのです。しかし1985年(昭和60年)に廃止されました。
302白糠線
白糠線
根室本線の白糠−北進の全長33.1kmの路線です。1964年(昭和39年)10月7日に白糠−上茶路(25.2km)開業したばかりで、間に合わなかったのか、列車時刻の掲載はありません。1972年(昭和47年)に北進まで延伸し全線(33.1km)開業しました。
延伸計画
北進からは足寄・士幌・新得まで延伸(釧勝線)計画がありました。しかし1983年(昭和58年)に廃止されました。
【1 総論】
【2 東海道・中部】
【3 関西・中国】
【4 四国】
【5 九州】
【6 関東・東北】
【7 北海道】