かめかめ・かめラ
時刻表見聞録1958年11月
【8 私鉄】
(記 2023/11/19)
103寿都鉄道・夕張鉄道・大夕張鉄道・美唄鉄道・定山渓鉄道
函館本線・黒松内〜寿都の寿都鉄道です。わずか2往復の列車と3往復のバスが設定されています。1968年(昭和43年)に豪雨により休止となり、1972年(昭和47年)5月11日正式に廃止となりました。
函館本線・野幌〜夕張本町の夕張鉄道です。8往復と区間列車が設定されています。1974年(昭和49年)4月1日に廃止となりました。
夕張線・清水沢〜大夕張炭山の大夕張鉄道です。6往復と区間列車が設定されています。1973年(昭和48年)に三菱大夕張炭鉱閉山に伴い南大夕張〜大夕張炭山が廃止となり、1987年(昭和62年)7月22日に三菱南大夕張炭鉱の合理化に伴い、清水沢〜南大夕張が廃止となりました。
函館本線・美唄〜常盤台の美唄鉄道です。8往復の列車が設定されています。1972年(昭和47年)6月1日に美唄炭鉱の閉山に伴い、廃止となりました。
函館本線・東札幌〜定山渓の定山渓鉄道です。定山渓へは17本の列車が発着しています。1969年(昭和44年)11月1日に廃止となりました。
104羽幌炭礦鉄道・天塩鉄道・旭川電気軌道芦別鉄道・歌登村営軌道
羽幌線・築別〜築別炭礦の羽幌炭礦鉄道です。7.5往復の列車が設定されています。1970年12月15日に廃止となりました。
留萌本線・留萌〜達布の天塩鉄道です。4.5往復の列車が設定されています。1959年(昭和34年)に天塩炭礦鉄道に社名変更しましたが、1967年(昭和42年)7月31日に廃止となりました。
宗谷本線・旭川四条〜旭川追分〜東川の東川線と、旭川追分〜旭山公園の東旭川線の旭川電気軌道です。各15本くらいの列車が設定されています。1973年(昭和48年)1月1日に廃止となりました。
根室本線・芦別〜頼城の芦別鉄道です。芦別〜頼城14往復、三井芦別〜頼城5.5往復などの列車が設定されています。1972年(昭和47年)6月1日に廃止となりました。
北見線・小頓別〜歌登の歌登村営軌道です。6往復の列車が設定されています。1971年(昭和46年)には当時建設中であった美幸線とルートの一部が重複することから、軌道を撤去して建設用地に充てるよう日本鉄道建設公団より求められたため、1971年(昭和46年)5月29日に廃止となりました。しかし美幸線も完成せずに終わりました。
105十勝鉄道・北海道拓殖鉄道・雄別炭礦鉄道・釧路臨港鉄道・鶴居村営軌道・根室拓殖鉄道
帯広大通〜川西の十勝鉄道です。帯広大通〜川西4/6往復、帯広大通〜農学校前4/6往復の列車が設定されています。前年(1958年)に、川西〜戸蔦、藤〜八千代を廃止していて、翌年の1959年(昭和34年)11月15日に廃止となりました。
根室本線・新得〜東瓜幕の北海道拓殖鉄道です。新得〜東瓜幕4往復、新得〜瓜幕3往復と区間列車が設定されています。1968年(昭和43年)10月1日に廃止となりました。
根室本線・釧路〜雄別炭山の雄別炭礦鉄道です。5往復の列車が設定されています。1970年(昭和45年)4月16日に廃止となりました。
城山〜根室本線・東釧路〜入舟町の釧路臨港鉄道です。5往復の列車が設定されています。1963年(昭和38年)11月1日に廃止となりました。
根室本線・新富士〜下幌呂〜鶴居、下幌呂〜中幌呂の鶴居村営軌道です。新富士〜下幌呂〜鶴居2往復、新富士〜下幌呂〜中幌呂2往復の列車が設定されています。1968年(昭和43年)に廃止となりました。
根室本線・根室〜歯舞の根室拓殖鉄道です。4往復の列車が設定されています。1959年6月20日に廃止となりました。
106松尾鉱山鉄道・十和田観光電鉄・南部鉄道・花巻電鉄・仙北鉄道・栗原電鉄・秋保電鉄
花輪線・大更〜屋敷台の松尾鉱山鉄道です。大更→屋敷台に10本、屋敷台→大更に7本の列車が設定されています。1962年(昭和37年)に屋敷台駅を東八幡平駅に改称しました。1972年(昭和47年)10月10日に廃止となりました。
東北本線・古間木〜三本木の十和田観光電鉄です。17往復の列車が設定されています。1961年(昭和36年)に古間木駅を三沢駅に改称し、さらに1969年(昭和44年)に三本木駅を十和田市駅に改称しました。2012年(平成24年)4月1日に廃止となりました。
東北本線・尻内〜五戸の南部鉄道です。10往復の列車が設定されています。1968年(昭和43年)に発生した十勝沖地震によって全線に壊滅的な被害を受け、復旧しないまま1969年(昭和44年)4月1日廃止となりました。
東北本線・花巻付近を中心に、西花巻〜花巻温泉(花巻温泉線)および中央花巻〜西鉛温泉(鉛線)の花巻電鉄です。花巻温泉線は24往復、鉛線は15往復の列車が設定されています。1965年(昭和40年)に花巻温泉線の中央花巻〜西花巻を廃止、1969年(昭和44年)に鉛線の花巻〜西花巻〜西鉛温泉を廃止、そして1972年(昭和47年)2月16日に花巻〜花巻温泉を廃止して全廃しました。
東北本線・瀬峰〜登米の仙北鉄道(登米線)です。11往復の列車が設定されています。1968年(昭和43年)3月25日に廃止となりました。なお瀬峰〜築館はバスになっていますが、こちらは以前は築館線として鉄道線でしたが、1950年(昭和25年)3月1日に廃止となりました。
東北本線・石越〜細倉鉱山の栗原電鉄です。16往復の列車が設定されています。1995年(平成7年)電気運転廃止に伴い、くりはら田園鉄道に社名変更(「くりでん」の愛称を残す)しました。2007年(平成19年)4月1日に廃止となりました。
東北本線・長町〜秋保温泉の秋保電鉄です。14往復の列車が設定されています。1961年(昭和36年)5月8日に廃止となりました。
107福島電鉄・沼尻鉄道・小名浜臨港鉄道/江名鉄道・庄内交通・山形交通・小坂鉄道・秋田中央交通・羽後交通
東北本線・福島〜飯坂温泉(飯坂西線)および福島〜保原〜掛田、福島〜保原〜梁川(飯坂東線)の福島電鉄です。飯坂西線には数多くの列車が設定されています。飯坂東線にも列車が設定されています。飯坂東線は1971年4月12日に廃止となりました。飯坂西線は、福島交通飯坂線として現在も走っています。頑張って欲しいものです。
磐越西線・川桁〜沼尻の沼尻鉄道(日本硫黄)です。8.5往復の列車が運行されていました。1967年(昭和42年)に磐梯急行電鉄へと改称しました。一般には沼尻鉄道の名前で呼ばれ、耶麻軌道(やまきどう)という名称でも呼ばれていました。1969年(昭和44年)3月27日に廃止となりました。
常磐線・泉〜江名の小名浜臨港鉄道・江名鉄道です。泉〜小名浜に15往復、泉〜江名に14往復の列車が設定されています。1966年(昭和41年)に小名浜〜江名の江名鉄道が休止となり、1967年(昭和42年)に福島臨海鉄道に社名変更しました。1972年(昭和47年)10月1日に泉〜小名浜の旅客営業が廃止となりました。
羽越本線・鶴岡〜湯野浜温泉の庄内交通です。18.5往復の列車が設定されています。1975年(昭和50年)3月31日に廃止となりました。
奥羽本線・糠ノ目〜二井宿(高畠線)、奥羽本線・大石田〜尾花沢(尾花沢線)、左沢線・羽前高松〜間沢(三山線)の山形交通です。高畠線、尾花沢線、三山線ともに多くの列車が設定されています。1970年(昭和45年)9月10日に尾花沢線が廃止となりました。さらに1974年(昭和49年)11月18日に三山線と高畠線が廃止となりました。
奥羽本線・大館〜小坂(小坂線)と大館〜花岡(花岡線)の小坂鉄道です。小坂線に7往復、花岡線に14.5往復の列車が設定されています。花岡線は1985年(昭和60年)4月1日に全線廃止、小坂線は1994年(平成6年)10月1日に旅客営業廃止となり、2009年(平成21年)4月1日に全線廃止となりました。
奥羽本線・一日市〜五城目の秋田中央交通です。15往復の列車が設定されています。1969年7月10日に廃止となりました。
奥羽本線・湯沢〜梺(ふもと)(雄勝線)、奥羽本線・横手〜二井山(横荘線)の羽後交通です。雄勝線に10本、横荘線に8本の列車が設定されています。1971年(昭和46年)7月20日に横荘線が廃止され、1973年(昭和48年)4月1日に雄勝線が廃止となりました。
108相模鉄道・東野鉄道・九十九里鉄道・日本ニッケル鉄道・草軽電鉄
東海道本線・横浜〜小田急線・海老名の相模鉄道です。この時期には小田急線の本厚木駅に乗り入れていました。
東北本線・西那須野〜黒羽の東野(とうや)鉄道です。17本の列車が設定されています。1968年(昭和43年)12月16日に廃止となりました。
東金線・東金〜上総片貝の九十九里鉄道です。11往復の列車が設定されていました。1961年(昭和36年)3月1日の廃止となりました。
八高線・丹荘(たんしょう)〜若泉の日本ニッケル鉄道です。4往復の列車が設定されています。1973年(昭和48年)1月1日に旅客営業廃止となりました。
信越本線・軽井沢〜草津温泉の草軽電鉄です。6往復の列車が設定されています。1960年(昭和35年)新軽井沢〜上州三原が廃止となり、1962年(昭和37年)2月1日に上州三原〜草津温泉が廃止され全線廃止となりました。
109日立電鉄・常総筑波鉄道・鹿島参宮鉄道・茨城交通
鮎川〜常磐線・大甕(おおみか)〜常北太田(水郡線・常陸太田至近)の日立電鉄です。数多くの列車が設定されています。2005年(平成17年)4月1日に廃止となりました。
常磐線・土浦〜筑波〜水戸線・岩瀬の常総筑波鉄道筑波線です。12往復と区間列車が設定されています。1987年(昭和62年)4月1日に廃止となりました。
常磐線・佐貫〜竜ヶ崎(竜ヶ崎線)と常磐線・石岡〜鉾田(鉾田線)の鹿島参宮鉄道です。竜ヶ崎線21往復、鉾田線14本の列車が設定されています。1979年(昭和54年)4月1日に鉾田線が鹿島鉄道に分離され鹿島鉄道線となりましたが、2007年(平成19年)4月1日に廃止となりました。竜ヶ崎線は、関東鉄道竜ヶ崎線として走っています。
上水戸〜常磐線・水戸〜大洗(水浜線)、常磐線・赤塚〜上水戸〜御前山(茨城線)、常磐線・勝田〜阿字ヶ浦(湊線)の茨城交通です。赤塚〜上水戸に32往復、上水戸〜御前山に11往復、水戸〜大洗にも数多くの列車が設定されており、勝田〜阿字ヶ浦に16本の列車が設定されいます。水浜線は1966年(昭和41年)6月1日に、茨城線は1971年(昭和46年)2月11日に廃止となりました。湊線は、ひたちなか海浜鉄道として走っており、延伸も計画されています。
110上田丸子鉄道・長野電鉄・頸城鉄道・長岡鉄道・栃尾電鉄・新潟交通・蒲原鉄道
信越本線・上田を中心とした上田丸子鉄道です。列車本数もかなりの数あります。下之郷〜西丸子(西丸子線)は1963年(昭和38年)11月1日に廃止、上田東〜丸子町(丸子線)は1969年4月20日に廃止、上田〜真田・傍陽(そえひ)の(真田傍陽線)も1972年2月20日に廃止となりました。上田〜別所温泉(別所線)は、上田電鉄として走っています。
信越本線・長野〜湯田中(長野線)、須坂〜信越本線・屋代(屋代線)、信州中野〜木島(木島線)の長野電鉄です。数多くの列車が走っています。木島線が2002年(平成14年)4月1日に、屋代線が2012年(平成24年)4月1日に廃止となりました。長野線は、現在でも走っています。
信越本線・黒井至近の新黒井〜浦川原の頸城(くびき)鉄道です。10本程度の列車が設定されています。1971年(昭和46年)5月2日に廃止となりました。
信越本線・来迎寺〜西長岡〜越後線・大河津〜寺泊の長岡鉄道です。1960年(昭和35年)長岡鉄道・栃尾鉄道・中越自動車の三社合併により越後交通となると長岡線と改称しました。1975年(昭和50年)3月31日限りで旅客営業が廃止となりました。
悠久山〜信越本線・長岡〜栃尾の栃尾電鉄です。1960年(昭和35年)長岡鉄道・栃尾鉄道・中越自動車の三社合併により越後交通となると栃尾線と改称しました。1973年(昭和48年)に上見附〜栃尾 (10.4km)、悠久山〜長岡 (2.8km) が廃止され、1975年(昭和50年)4月1日に長岡〜上見附 (13.2km) の廃止により、越後交通栃尾線が全線廃止となりました。
弥彦線・燕〜県庁前の新潟交通です。かなりの本数の列車が設定されています。1985年(昭和60年)に新潟県庁移転に伴い県庁前駅を白山前駅に改称しました。1992年(平成4年)に白山前〜東関屋(2.6km)が廃止、1993年(平成5年)に月潟〜燕 (11.9km) が廃止、1999年(平成11年)4月5日に東関屋〜月潟 (21.6km) が廃止となり全線廃止となりました。
磐越西線・五泉〜信越本線・加茂の蒲原鉄道です。30本近くの列車が設定されています。1985年(昭和60年)4月1日に加茂〜村松が廃止、1999年(平成11年)10月4日に村松〜五泉が廃止され全線廃止となりました。
111東濃鉄道・山梨交通・静岡鉄道・遠州鉄道・豊橋鉄道・神岡鉄道
中央本線・多治見〜笠原(笠原線)、中央本線・土岐津〜東駄知(ひがしだち)(駄知線)の東濃鉄道です。笠原線は15往復、駄知線は17.5本の列車が設定されています。笠原線は1971年(昭和46年)に旅客鉄道営業休止、駄知線は1972年(昭和47年)に豪雨による橋梁流失に伴い全線で営業休止となりました。1974年(昭和49年)10月21日に営業休止状態のまま、全線廃止となりました。
中央本線・甲府〜甲斐青柳の山梨交通です。かなりの本数の列車が設定されています。1962年7月1日に廃止となりました。
東海道本線・静岡駅を中心に5つの路線を持っている静岡鉄道です。新静岡〜新清水(静岡清水線)、静岡駅前〜安西(静岡市内線)、港橋〜横砂(清水市内線)、大手〜新藤枝〜新袋井(駿遠線(すんえんせん) )、新袋井〜遠州森町(秋葉線)です。それぞれ数多くの列車が走っています。静岡市内線は1962年9月15日に廃止、清水市内線は1975年3月22日に廃止、駿遠線は1970年(昭和45年)7月31日に廃止、秋葉線は1962年(昭和37年)9月20日に廃止となりました。
なお新静岡〜新清水(静岡清水線)は現在でも健在です。
東海道本線・浜松至近の新浜松〜二俣線・西鹿島(西鹿島線)および遠鉄浜松〜二俣線・金指〜奥山(奥山線)の遠州鉄道です。奥山線は1964年(昭和39年)11月1日に廃止となりました。
新浜松〜西鹿島(西鹿島線)は現在でも走っています。

東海道本線・豊橋至近の新豊橋〜三河田原(渥美線)および飯田線・本長篠〜三河田口(田口線)の豊橋鉄道です。数多くの列車が設定されています。田口線は1968年9月1日に廃止となりました。
新豊橋〜三河田原(渥美線)は現在でも走っています。
高山本線・猪谷〜神岡町の神岡鉄道です。朝晩、2往復の列車のみ設定されています。1962年(昭和37年)11月3日に旅客営業廃止となりました。なお1966年(昭和41年)には国鉄神岡線となり1984年(昭和59年)神岡鉄道となり、2006年(平成18年)12月1日に廃止となりました。
112加越能鉄道・北陸鉄道・尾小屋鉄道・京福電鉄・福井鉄道
北陸本線・石動(いするぎ)〜城端線・福野〜庄川町の加越能鉄道(加越線)です。かなりの本数の列車が設定されています。1972年9月16日に廃止となりました。
北陸本線・金沢を中心にいくつかの路線を持つ北陸鉄道です。数多くの列車が設定されています。現在では石川線の野町〜鶴来、浅野川線の北鉄金沢〜内灘が健在ですが、それ以外は廃止となっています。
石川線:白菊町〜野町〜新西金沢〜鶴来〜加賀一の宮:白菊町〜野町は1972年(昭和47年)9月20日に廃止、鶴来〜加賀一の宮は2009年(平成21年)11月1日に廃止
金名線:加賀一の宮〜白山下:1987年(昭和62年)4月29日に廃止
能美線:新寺井〜鶴来:1980年(昭和55年)9月14日に廃止
浅野川線:北鉄金沢〜内灘〜粟ヶ崎海岸:内灘〜粟ヶ崎海岸は1974年(昭和49年)7月8日に廃止
金沢市内線(路面電車):1967年(昭和42年)に廃止
金石線:中橋〜大野港:1971年(昭和46年)9月1日に廃止
小松線:小松〜鵜川遊泉寺:1986年(昭和61年)5月31日に廃止
能登線:羽咋〜三明:1972年(昭和47年)6月25日に廃止
山中線:大聖寺〜山中:1971年(昭和46年)7月11日に廃止
粟津線:新粟津〜粟津温泉:1962年(昭和37年)11月23日に廃止
片山津線:新動橋〜片山津:1965年(昭和40年)9月24日に廃止
動橋線(いぶりはしせん): 新動橋〜宇和野:1971年(昭和46年)7月11日に廃止
連絡線:粟津温泉〜河南:1971年(昭和46年)に廃止
松金線:松任〜野町:1955年に廃止(この時刻表以前に廃止)
北陸本線・小松至近の新小松〜尾小屋(おごや)の尾小屋鉄道です。13往復の列車が設定されています。1977年(昭和52年)3月20日に廃止となりました。
北陸本線・福井を中心にいくつかの路線を持つ京福電鉄です。数多くの列車が設定されています。福井〜東古市〜京福大野(越前本線)、金津〜本丸岡〜東古市〜永平寺(永平寺線)、福井〜西長田〜三国港(三国芦原線)、西長田〜丸岡〜本丸岡(丸岡線)があります。丸岡線は1968年(昭和43年)7月10日に廃止、永平寺線の金津〜東古市は1969年(昭和44年)に廃止、残る東古市〜永平寺も2002年(平成14年)に廃止、越前本線の勝山〜京福大野は1974年(昭和49年)に廃止となりました。
越前本線の福井〜勝山と三国芦原線は、現在えちぜん鉄道として走っています。
北陸本線・武生〜戸ノ口(南越線)、北陸本線・福井至近の福井新〜武生(福武線)、北陸本線・鯖江〜織田(鯖江線)の福井鉄道です。数多くの列車が設定されています。南越線は1981年(昭和56年)4月1日に廃止、 鯖江線は1973年(昭和48年)9月29日に廃止となり、現在では福井新〜武生の福武線が健在です。
113北丹鉄道・江若鉄道・三重交通・淡路交通・野上電鉄・有田鉄道・御坊臨海鉄道・別府鉄道・加悦鉄道
山陰本線・福知山〜河守の北丹鉄道です。6往復の列車が設定されています。1974年2月28日に廃止となりました。
東海道本線・膳所〜近江今津の江若鉄道です。数多くの列車が設定されています。1969年11月1日に廃止となりました。
洲本〜福良の淡路交通です。淡路島にも鉄道が走っていました。いくつかの列車が設定されています。1966年(昭和41年)9月30日に廃止となりました。
紀勢本線・海南〜登山口の野上電鉄です。かなりの本数の列車が設定されています。1994年(平成6年)4月1日に廃止となりました。
紀勢本線・紀伊湯浅〜紀勢本線・藤並〜金屋口の有田鉄道です。13本の列車が設定されています。2003年(平成15年)1月1日に廃止となりました。
紀勢本線・御坊〜西御坊〜日高川の御坊臨海鉄道です。22往復の列車が設定されています。1973年(昭和48年)1月1日に紀州鉄道となり、1989年(平成元年)4月1日に西御坊〜日高川が廃止となりました。
山陽本線・土山〜別府港〜高砂線・野口の別府鉄道です。土山〜別府港に6往復、別府港〜野口に11往復の列車が設定されています。1984年(昭和59年)2月1日に廃止となりました。
宮津線・丹後山田〜加悦(かや)の加悦鉄道です。13往復の列車が設定されています。1985年(昭和60年)5月1日に廃止となりました。
114法勝寺電鉄・西大寺鉄道・岡山臨海港鉄道・玉野市営電気鉄道・下津井電鉄・片上鉄道・井笠鉄道
山陰本線・米子〜法勝寺の法勝寺電鉄線です。15往復の列車が設定されています。1967年(昭和42年)5月15日に廃止となりました。
後楽園〜西大寺市の西大寺鉄道です。20本の列車が設定されています。1962年(昭和37年)9月7日に廃止されました。
宇野線・大元〜岡山港の岡山臨港鉄道です。13本の列車が設定されています。1984年(昭和59年)12月30日に廃止となりました。
宇野線・宇野〜玉の玉野市営電気鉄道です。数多くの列車が設定されています。1972年(昭和47年)4月1日に廃止となりました。
宇野線・茶屋町〜下津井の下津井電鉄です。24往復の列車が設定されています。1991年(平成3年)1月1日に廃止となりました。
片上〜山陽本線・和気〜棚原の片上鉄道です。13本の列車が設定されています。1991年7月1日に廃止となりました。
山陽本線・笠岡〜北川〜福塩線・神辺および北川〜矢掛の井笠鉄道です。15〜20本の列車が設定されています。1971年(昭和46年)4月1日に廃止となりました。
115尾道鉄道・防石鉄道・船木鉄道・山陽電軌・一畑電鉄
山陽本線・尾道〜石畦(いしぐろ)の尾道鉄道です。20往復の列車が設定されています。1964年(昭和39年)8月1日に廃止となりました。
山陽本線・三田尻〜堀の防石鉄道です。社名の由来は周防と石見を結ぶ目的からつけられたもので、津和野を通り益田へ抜け、山陽と山陰を結ぶ鉄道として計画されました。10往復の列車が設定されています。1964年(昭和39年)7月1日に廃止となりました。
山陽本線・西宇部〜万倉の船木鉄道です。11本の列車が設定されています。1961年(昭和36年)10月19日に廃止となりました。
山陽本線・下関〜山陽本線・長府などの山陽電軌です。ほとんどが路面電車だったようです。数多くの列車が設定されています。1971年(昭和46年)2月7日に廃止となりました。
山陰本線・出雲広瀬〜荒島の広瀬線および山陰本線・出雲市〜川跡〜一畑口〜北松江および川跡〜大社神門および山陰本線・出雲市〜出雲須佐(立久恵線(たちくえせん))の一畑電鉄です。数多くの列車が設定されています。広瀬線は1960年6月20日に廃止、立久恵線は1965年(昭和40年)2月18日に廃止となりました。
116琴平参宮電鉄・熊延鉄道・山鹿温泉鉄道・熊本電鉄・島原鉄道
予讃本線・坂出〜善通寺赤門前〜琴参琴平および多度津桟橋通〜善通寺赤門前の琴平参宮電鉄です。数多くの列車が設定されています。1963年(昭和38年)9月15日に廃止となりました。
豊肥本線・南熊本〜砥用の熊延鉄道(ゆうえんてつどう)です。熊延鉄道という社名は熊本と延岡(宮崎県)を結ぶ鉄道を計画していたことに由来しますが実現には至リませんでした。15本の列車が設定されています。1964年(昭和39年)3月31日に廃止となりました。
植木町〜山鹿の山鹿温泉鉄道です。12往復の列車が設定されています。1965年(昭和40年)2月4日に廃止となりました。
長崎本線・諫早〜加津佐の島原鉄道です。数多くの列車が設定されています。2008年(平成20年)4月1日に島原外港〜加津佐が廃止となりました。
117佐賀関鉄道・大分交通・宮崎交通・南薩鉄道
日豊本線・幸崎〜佐賀関の佐賀関鉄道です。18本の列車が設定されています。1963年(昭和38年)5月15日に廃止となりました。
日豊本線・中津〜野路〜守実温泉(耶馬溪線)、豊後高田〜日豊本線・宇佐〜宇佐八幡(宇佐参宮線)、日豊本線・杵築〜国東(国東線)、大分〜別府(別大線)の大分交通です。数多くの列車が設定されています。耶馬溪線は1971年(昭和46年)10月1日に野路〜守実温泉が廃止となり1975年(昭和50年)10月1日に中津〜野路が廃止、宇佐参宮線は1965年8月21日に廃止、国東線は1966年4月1日に廃止、別大線は1972年4月5日に廃止となりました。
日豊本線・南宮崎〜青島〜内海の宮崎交通です。21本の列車が設定されています。1962年(昭和37年)7月1日に廃止となり、跡地は大半が国鉄日南線の建設に利用されました。
鹿児島本線・伊集院〜阿多〜加世田〜枕崎(枕崎線)および加世田〜薩摩万世(ばんせい)(万世線)および阿多〜知覧(知覧線)の南薩(なんさつ)鉄道です。いくつかの列車が設定されています。万世線は1962年1月15日に廃止、知覧線は1965年11月15日に廃止、枕崎線は1984年3月18日に廃止となりました。
【1 総論】
【2 東海道・山陽】
【3 近畿・中国・四国】
【4 九州】
【5 北陸・中央】
【6 東北・上信越】
【7 北海道】
【8 私鉄】