かめかめ・かめラ
北陸〜北近畿紀行
(富山県〜石川県〜福井県〜京都府〜兵庫県)
(2006/7/21-23)

【2 氷見線】
(2006/7/22)(記 2006/7/27)



氷見線

 全国各地で大雨の被害が出ている中、今朝の天気は雲は低いがわずかに晴れ間ものぞくまずますの天気。朝食は宿泊したホテルにあったカップうどんで済ます。あっさりしていて美味しい。

 
朝食

 富山駅へ行くと、地鉄の路面電車が元気に走っていた。3年前に来たときには乗りまくったなぁ。富山駅南口は工事中だったが、JR富山港線のかわりに富山ライトレールが今年の4月29日に開通した。今回は時間の関係であきらめるが、次に来るときにはぜひ乗ってみたいものだ。

 
富山駅舎 ◇ 元気に走る路面電車

 ホームでは6時53分発の臨時特急ユニバーサルエクスプレスが出発を待っている。もちろんUSJ(ユニバーサルシティ駅)まで行く列車である。このような臨時特急ができるのはJR西日本がUSJのオフィシャルトレインだからであり、つまりJRが細分化されたための効果である。逆にいくつかのJR会社を跨がるような寝台列車のような列車は、「さくら」や「あさかぜ」や「出雲」のように廃止されつつあるのが現状である。


臨時特急ユニバーサルエクスプレスの行き先表示

 さて7月となり今年も“青春18きっぷ”のシーズンがやって来た。すべてのJR会社が関係するがこちらは将来はどうなるのだろうか? 老婆心ながら心配である。


青春18きっぷ


青春18きっぷのポスター

 さて予定よりも1本早い列車で富山を出発し高岡へ向かう。

 
高岡までの車両 ◇ 車内

 高岡駅で下車し、駅前周辺を散策する。路面電車の万葉線の駅が駅前にあり利便性が高い。大伴家持像もある。

 
高岡駅舎 ◇ 高岡駅前

 
万葉線 ◇ 大友家持像

 駅の構内には風鈴があちこちにぶら下がっており、高岡が風鈴の街であることを知らせてくれる。

 
風鈴

 
風鈴 ◇ 高岡駅構内

 高岡駅の7番のりばに向かう。氷見線のりばには2両セミクロス・ワンマンが発車を待っていた。反対側のホームには忍者ハットリくん列車が止まっていた。作者の藤子不二雄A氏の出身が氷見市なので氷見線と城端線に走っている。

 
高岡駅名標(氷見線) ◇ 車両


忍者ハットリくん列車

 早めに乗車してボックス席の進行方向窓側に座る。出発時間が近づくにつれ、地元の高校生が多くなり、発車間際になったら対面に20歳前後の若い女性が座った。朝から幸先がよい(笑)。高校生は立ち客も多い。伏木駅の次の越中国分駅で高校生が大量に下車し、車内が空いてきた。ここからは海岸線を通る。天気がよければ立山が富山湾越しに見えるはずだが、残念ながら雲に遮られて見えない。しかし能登半島国定公園にも指定されている雨晴海岸なので、海岸線だけでもいい眺めである。距離は短いが景色はよい。

 
雨晴海岸

 
雨晴海岸 ◇ 雨晴海岸駅名標

 氷見駅に到着した。対面の若い女性も氷見駅で下車した。定期券利用者で氷見駅前の駐輪場から自転車に乗っていった。朝帰りか、これから仕事なのか? まぁどちらでもいいか。

 
氷見駅舎 ◇ 車止め(氷見駅)

 さて氷見線は盲腸線なのでここから高岡へ引き返す。やはりボックス席の進行方向窓側に座る。今後は対面には人生に疲れ切ったような中年のおばさんが座った。プラスマイナスゼロである。帰りの雨晴海岸を車窓から楽しむとあっという間に終点の高岡である。

 
車両@氷見駅 ◇ 車止め(高岡駅)
【旅程】
◆富山(7:03)〜高岡(7:20) 北陸本線 青春18きっぷ 2,300円
◆高岡(7:42)〜氷見(8:11) 氷見線
◆氷見(8:18)〜高岡(8:50) 氷見線
【1 富山へ】  【2 氷見線】  【3 城端線】  【4 七尾線】  【5 小浜線】  【6 播但線】  【7 加古川線】  【8 福知山線】