かめかめ・かめラ
北陸〜北近畿紀行
(富山県〜石川県〜福井県〜京都府〜兵庫県)
(2006/7/21-23)

【6 播但線】
(2006/7/23)(記 2006/7/27)



7月23日の行程

 例年なら梅雨が明けて夏真っ盛りの時期なのに、梅雨前線が停滞して各地で大雨を降らせている。昨日は九州(鹿児島・熊本)で豪雨の被害も出たようだ。永眠された方々には心からご冥福をお祈りする。さて今朝の福知山はどんよりとした曇り空である。福知山駅は高架工事中であり、きれいになっている。朝食も新駅舎の1階になる北都でモーニングを食べる。これで500円とはコストパフォーマンスが高い。

 
北都 ◇ モーニング

 
福知山駅北口 ◇ KTR(北近畿タンゴ鉄道)乗り場


昔の地上ホーム

 
福知山駅南口 ◇ 福知山駅構内

 まずは山陰本線で和田山へ向かう。下夜久野駅と上夜久野駅の間で分水嶺があるよう(追記:大阪湾と日本海の分水嶺はもっと京都よりでした)で、川の流れの向きが変わった。中高年の行楽客は夜久野高原に行くようで上夜久野で下車した。

 
山陰本線車両 ◇ 車窓

 福知山も鉄道のまちだが、この和田山も鉄道のまちである。旧和田山機関区の給水塔と機関庫(車両庫)が残っている。またここから姫路まで行く播但線が分岐している。この播但線は途中の寺前までは非電化区間で寺前から姫路までは電化区間と運行体系も二つに別れている。なお今年で播但線は100周年を迎えた。

 
和田山駅名標 ◇ 和田山駅構内

 
給水塔 ◇ 機関庫(車両庫)

 播但線は1両セミクロス・ワンマン。最初の停車駅の竹田駅でいきなり対向列車と待ち合わせ。ここは竹田城(虎臥(とらぶす)城)や立雲峡などの観光地の最寄り駅である。車窓ものどかでゆったりとした時間の流れを感じさせてくれる。

 
播但線車両 ◇ 車内

 
車窓

 新井(にい)駅で20人くらいの乗車があった。この駅を過ぎてから線路は峠に向かい徐々に登り坂になる。列車のスピードは徐々に遅くなり、やがてメチャクチャに遅いスピードで坂を登って行く。苦しそうである。左手には峠を越える高速道路(播但連絡道路)が眼下に見ることができて面白い。途中で国道312号線を示すと思われる「R312」という植込みがありこちらも面白い。

 
播但連絡道路を見下ろす ◇ R312という植込み

 生野銀山の生野駅は峠の頂点にある。銀山は閉山しているが、駅周辺は意外ににぎわっている。


生野駅

 生野駅を過ぎると下りになる。今度は逆に軽快な足取りになり、軽やかに走っていく。

 
車窓(生野駅過ぎ) ◇ 車窓


車窓(寺前駅近く)

 寺前駅の手前から小雨となった。寺前駅からは2両ロング。そして乗客も多くて都市型路線になる。朝なのにビール片手のオッサン2人私の隣に座って酒の匂いをプンプンさせている。まったく困ったものである。


車止め(播但線姫路駅)

 姫路駅も高架工事中である。姫路駅に着き小腹が空いたので、山陽本線ホームで名物の“えきそば”を食す。ファストフードとしてはこれで十分である。

 
旧ホーム ◇ 姫路駅構内

 
えきそば
【旅程】
◆福知山(8:21)〜和田山(8:56) 山陰本線 青春18きっぷ 2,300円
◆和田山(9:12)〜寺前(10:06) 播但線
◆寺前(10:08)〜姫路(10:48) 播但線
【1 富山へ】  【2 氷見線】  【3 城端線】  【4 七尾線】  【5 小浜線】  【6 播但線】  【7 加古川線】  【8 福知山線】