かめかめ・かめラ
山陰・山陽紀行
(兵庫県〜岡山県〜島根県〜山口県〜広島県)
(2015/9/18-22)
【4 山陰海岸:出雲市〜益田】
(2015/9/20)(記 2015/5/13)
山陰山陽37:出雲市駅2
出雲大社の社を模した出雲市駅北口です。今日の旅はここからスタートします。
こちらは出雲市駅南口です。
駅構内には、プラレールを使った観光案内模型がありました。日御碕灯台や出雲大社、出雲ドームや一畑電車や宍道湖、そして寝台特急サンライズ出雲なども描かれています。
これは出雲大社の一部なのか、この地方の遺跡なのか、よくわかりません。
そしてこれは重要文化財で近代化産業遺産であるJRの旧大社駅です。
これは隣の西出雲駅近くにあるJR西日本の車両基地の様子です。蒸気機関車とブルートレイン、特急車両とサンライズ出雲などが並んでいます。鉄道好きにはいろいろと楽しめる駅ですね。
少し早めにホームに入ります。ホームには6時40分発の特急スーパーおき1号が到着しました。米子始発5時52分で終点の新山口には10時14分に到着予定です。
出雲市駅:スーパーおき1号到着
これから乗る6時51分発の浜田行きです。2両編成でトイレ付き、車掌さんは女性です。
座席はご覧の通りボックス席で、窓は手動で開くタイプです。
山陰山陽38:出雲市〜田儀
今日の前半の行程です。浜田で乗り換えて益田へ向かいます。益田で昼食の予定です。
右側に島根半島の山々の稜線が見えています。標高は400-500m程度ですが、急峻にそびえているように見えます。
小田を過ぎると、右手に日本海が広がります。今日は天気もよくて穏やかな日本海です。この景色を見たくて旅に出たのです。
動画も撮ってみました。
小田〜田儀
小田の集落の西側に小さな港がありました。
その先も写真のような絶景が続きます。
2015/9/20
出雲市0651ー0910浜田 山陰本線
山陰山陽39:田儀駅
田儀駅に着きました。ここで対向列車交換のために10分間停車します。
まずやってきたのは、特急スーパーまつかぜ4号です。益田始発5時52分で、終点の鳥取には9時27分到着予定です。
側面には島根のゆるキャラしまねっこが描かれています。
田儀駅ホームからも日本海が見渡せます。
田儀駅ホームから
田儀駅の隣に手引ヶ丘公園の入口がありました。
しばらくすると別の列車が来ました。浜田駅発5時30分の出雲市行き普通列車です。
それにしてもこのあたりには二文字の駅名が多い印象があります。小田(おだ)、田儀(たぎ)、羽根(はね)、久手(くて)と四駅連続ですし、大田市を過ぎてから仁万(にま)、馬路(まじ)などもあります。
山陰山陽40:田儀〜大田市
田儀駅を出てすぐに小さな港がありました。その付近の集落には赤い色をした石州瓦の屋根が見えます。
トンネルを超えて大田市に入るとまた海に近づきます。
田儀〜羽根
海が見えると短いトンネルに入り、そしてトンネルが終わるとまた海が見えるといった具合です。
線路から海を見下ろす感じになります。
羽根の集落は、石州瓦が目立ちます。
そろそろ羽根駅が近づいてきました。そしてその次が大田市駅です。
2015/9/20
出雲市0651ー0910浜田 山陰本線
山陰山陽41:大田市〜仁万
大田市駅は世界遺産である石見銀山の最寄駅の一つです。石見銀山へ行かないのか? はい、もちろん行きません(笑)
五十猛駅を出ると、線路はまた海に近づきます。穏やかな日本海です。窓を開けて写真や動画を撮っていますので、風の音も録音されています。
五十猛〜仁万
そして仁万に集落に近づくと、鮮やかな石州瓦が目に飛び込んできます。
仁万駅に着きました。高校生が数多く下車しました。地図を見ると県立邇摩(にま)高校が近くにありました。
このあたりは島根県邇摩(にま)郡仁摩(にま)町大字仁万(にま)町と表記していた時期もありましたが、2005年に大田市と合併したため、邇摩(にま)郡と仁摩(にま)町は消滅しました。
また仁万駅近くには仁摩サンドミュージアムがあります。こちらには「仁摩」の文字が残っています。もちろん行きませんよ(笑)。
2015/9/20
出雲市0651ー0910浜田 山陰本線
山陰山陽42:仁万〜江津
馬路の集落にも石州瓦の屋根が多いです。
馬路駅に着きました。マジです。駅から徒歩5分で、鳴り砂で有名な琴ヶ浜海水浴場がありますが、もちろん行きません(笑)
馬路からは、湯里、温泉津と山あいを走りますので海は見えません。
石見福光駅を出ると福光川越しに日本海が見えてきます。
黒松駅は江津市です。こちらも石州瓦が目立ちます。
黒松〜浅利〜江津にかけての海岸沿いでは風力発電が行われています。普段は風が強いのしょうね。今日は穏やかです。
浅利〜江津でも海沿いを走ります。
江の川を江の川橋梁(486m)で渡ります。向こうに見える橋は江津バイパスです。
浅利〜江津
江の川橋梁を渡り終えると、三江線が左側から合流します。もうすぐ江津駅です。
2015/9/20
出雲市0651ー0910浜田 山陰本線
山陰山陽43:江津駅
江津駅に着きました。ここで10分の停車時間があります。快速アクアライナー(7時44分益田発、11時06分米子着)と列車交換するためです。
この列車で浜田まで向かいます。
向かって右側にカーブしている線路が三江線です。
山陰山陽44:江津〜浜田
都野津(つのづ)駅手前でも海が見えます。
都野津駅に着きました。
都野津からは、敬川(うやがわ)、波子(はし)、久代(くしろ)、下府(しもこう)、浜田とほとんど海は見えません。山あいを走りますので緑がきれいです。
こちらでも石州瓦の家並みが目立ちます。
波子駅に着きました。こちらの駅舎の屋根も石州瓦ですね。
そして波子駅を過ぎると右側にしまね海洋館アクアスが見えてきます。
久代駅です。音だけだと、釧路駅と同じです。
こちらの駅は下府(しもこう)駅です。読むのが難しいですね。
海の青と木々の緑、そして空の青がきれいです。
2015/9/20
出雲市0651ー0910浜田 山陰本線
山陰山陽45:浜田駅
浜田駅に着きました。この列車の終点です。北口には浜田医療センターができていました。
次に乗る列車は9時53分発の快速アクアライナーですが、43分時間があるので途中下車します。
途中下車印が押されました。女性駅員でした。男性駅員よりも女性駅員の方が途中下車印を押してくれますね。
二階の改札を出ると北口方面には、どんちっち三魚と書かれた大きな看板と、浜田医療センターを示す小さな看板がありました。どんちっち三魚とは、どんちっちアジ、どんちっちのどぐろ、どんちっちカレイのことだそうです。
こちらが浜田駅南口です。市民サロンが併設されています。
浜田駅舎の全体像です。新しくなりとても綺麗になりました。
駅前ロータリーには石見神楽からくり時計がありました。
石見神楽からくり時計
ロータリーから街中へ向かうところにも「どんちっちタウン」と書かれていました。
南口駐車場から、浜田医療センター(左側)と浜田医療センター付属看護学校(右側)を望みます。
山陰山陽46:浜田〜周布
そろそろ出発時刻が近づいてきました。益田までは快速アクアライナーで移動します。快速といっても浜田〜益田は各駅に停車します。
雲ひとつない青空です。素晴らしい!
快速アクアライナーが定刻(9時47分)に到着しました。6分間停車してから出発です。2両、ワンマン、ボックス席、トイレ付きです。
浜田駅を出て1km過ぎで右手に港が見えてきます。
西浜田駅の手前でも右手に浜田港がぐーっと広がります。
浜田〜西浜田
西浜田〜周布(すふ)間にはソーラーパネルがありました。
2015/9/20
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
山陰山陽47:周布〜折居
周布〜折居間はトンネル、海、トンネル、海、トンネル、海の連続です。
海の変化を楽しむことができます。
日本海の絶景が続きます。
まだ続きます。
やっと折居駅に着きました。
2015/9/20
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
山陰山陽48:折居〜三保三隅
折居駅を出てからしばらく海岸線に沿って走ります。
透き通っていて海底が見えています。
折居〜三保三隅
本当にきれいな海岸線です。
2015/9/20
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
山陰山陽49:三保三隅〜鎌手
三保三隅駅を出発すると、右手前方に見えるのはおそらく三隅火力発電所です。
三隅川を渡って、岡見駅に着きました。
岡見駅を出てから車窓右には三隅火力発電所の高い煙突がみられます。
相変わらず美しい海が続きます。
こちらも同じです。
岩場や砂浜など多彩な海の景色をみせてくれます。
2015/9/20
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
山陰山陽50:鎌手〜石見津田
鎌手駅を出てからすぐに右手に大浜の港がみえてきます。
大浜の港を右手にみることができます。
いろいろな姿の日本海です。
石見津田駅の近くの集落の屋根には石州瓦です。
2015/9/20
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
山陰山陽51:石見津田〜益田
石見津田駅を出てからしばらく海岸沿いを走ります。
穏やかな波が漂っています。
石見津田〜益田
なかなか見ごたえがあります。
波打ち際までしっかり見えています。
2015/9/20
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
山陰山陽52:益田駅
10時44分の定刻に益田駅に着きました。「人麿と雪舟の里」と書いてあります。
改札前にも「柿本人麿 生誕の地 益田へ」「なつかしの国石見へようきんさった!」と方言が迎えてくれました。
駅スタンプにも、「人麻呂と雪舟ゆかりの駅」と書いてあります。
益田駅舎です。快晴でとても暑い日差しです。
益田駅前ロータリーです。ホテルや飲食店が見えます。
ロータリーの反対側から益田駅舎を見てみます。
BSジャパンの番組で「聞き込みローカル線 気まぐれ下車の旅」というのがあります。これが何故だかお気に入りで録画してから見ています。益田駅での乗り換えに何と2時間43分もの時間があったので、似非「聞き込みローカル線 気まぐれ下車の旅」をやってみました。まずは駅前の「旅のサロン」と表示してある益田市観光案内所へ行きました。担当の女性にご挨拶してから、「この近くにどこかお勧めのお土産屋さんはありますか?」と尋ねてみると、ロータリーの反対側を指差して、「向こう側の白い建物のお店が森谷(もりたに)さんで、山陰地方のお土産が置いてありますよ」と丁寧に教えてくれました。お礼を言ってから、森谷さんへ向かいます。
この白い建物がお土産の森谷さんです。いろいろなお土産があるので迷ってしまいましたが、いくつか選んで自宅まで発送してもらいました。そして、「お昼ご飯をこれから食べるのですが、この近くでお勧めのレストランはありますか?」と尋ねると、「道の向こう側に豊味軒という中華屋さんがあります。あそこは美味しいと評判ですよ」とこちらも丁寧に教えてくれました。
山陰山陽53:豊味軒
お土産屋さんの森谷さんで教えていただいた豊味軒です。渋い感じのする外観です。
店内は喫茶店と間違うような革張りの椅子が並んでいます。とても中華料理屋さんには見えない内装です。さて何を食べましょうか。メニューは、麺・餃子、湯(スープ)、飯類、一品料理、定食の他に、洋食類(カレーライス、チキンライス、オムライス、トンテキ、トンカツ)も揃っています。昨日の昼と夕がラーメンだったので、今度は焼きそばにしてみましょう(笑)。かた焼きそば(750円)を注文しました。
たちまち出てきたかた焼きそばは、ボリューム満点!
大きめなラーメン丼に揚げた麺が入っており、その上に餡がこぼれんばかりにたっぷりと乗っかっています。
麺は昔懐かしい自宅近くにあった小松食堂の揚げ麺に似ています。餡の中にも具がたっぷり! なんとか全部食べきりました。満足、満腹です。どうもごちそうさまでした。
2015/9/20
出雲市0651ー0910浜田 山陰本線
浜田0953ー1044益田 山陰本線 快速アクアライナー
【1 サンライズ瀬戸】
【2 中国山地:姫新線】
【3 中国山地:芸備線・木次線】
【4 山陰海岸:出雲市〜益田】
【5 山陰海岸:益田〜下関】
【6 山陽本線】
【7 呉線】
【8 井原鉄道:神辺〜矢掛】
【9 井原鉄道:矢掛〜総社】