かめかめ・かめラ
時刻表見聞録1988年3月
【7 北海道】

(記 2022/12/22)

175.快速海峡


 青森〜函館の快速海峡です。青函トンネルの開通に伴い、寝台特急北斗星などとともに今回のダイヤ改正の目玉の一つです。8往復設定されています。主な停車駅は奥内・蟹田・津軽今別・木古内・上磯ですが、一部の列車は竜飛海底・吉岡海底の両駅に停車し、海底駅の見学ができるようになっています。

 吉岡海底駅見学後は快速海峡5号に乗車できます。


 竜飛海底駅見学には海峡8号で降車することができます。

【快速海峡5号】3125:青森1049→蟹田1118→吉岡海底1210(乗車のみ)→1238木古内1240→1322函館【2時間33分】

【快速海峡8号】3128:函館1153→1234木古内1236→竜飛海底1320(降車のみ)→蟹田1353→1420青森【2時間27分】


 快速海峡は4両あるいは5両編成ですべて自由席です。1両が指定席になることもあり、禁煙車両は5両編成では2両、4両編成では1両あります。
176.海底駅見学


 時刻表の欄外に、「吉岡海底駅・竜飛海底駅の見学について」とあります。
1. 海底駅見学には専用車両の乗車指定席をお求めください。(吉岡海底駅見学の場合)降車できるのは海峡3号、乗車できるのは海峡5号のみで、2枚の指定券が必要です。(龍飛海底駅見学の場合)降車できるのは海峡8号、乗車できるのは海峡10号のみで、2枚の指定券が必要です。指定券は、1カ月前から全国のみどりの窓口で発売します。
2. 手荷物を確認させていただく場合があります。
3. 見学にあたっては係員の指示に従ってください。
4. 両駅とも地上との出入りは、当分の間行いません。
177.特急はつかり


 青函トンネル開通に伴い、盛岡〜青森の特急はつかりの2往復が函館まで乗り入れるようになりました。特急はつかり5号は青森〜函館間はノンストップの速達性です。盛岡をでると、二戸・八戸・三沢・野辺地に停車し、青森で進行方向が変わります。

【特急はつかり5号】1005M:盛岡1032→1141八戸1141→1243青森1252→1451函館【4時間19分】


 函館乗り入れの特急はつかりは6両編成で、自由席3両・指定席2.5両・グリーン席0.5両です。自由席1両、指定席1.5両が禁煙車両です。
178.急行はまなす


 青森〜札幌の夜行急行はまなすです。青函トンネル開通に伴い運行を開始しました。青森を22時55分に出発すると、函館まではノンストップです。


 函館では進行方向を変え、函館本線に入り、長万部からは室蘭本線に入ります。東室蘭・苫小牧に停車し、千歳線に入り、千歳空港・千歳に停車し、終点の札幌には6時18分に到着します。  夜行急行ですが寝台車はありませんでしたが、3年後の1991年からB寝台車を連結するようになりました。しかし2016年3月に運行を終えました。

【急行はまなす】201:青森2255→0113函館0131→0422東室蘭0426→0515苫小牧0516→0618札幌【7時間23分】


 全5両で自由席3両・指定席2両となっています。禁煙車両は自由席1両のみです。
179.快速マリンライナー・快速空港ライナー


 札幌〜小樽を中心とした快速マリンライナーが設定されています。札幌〜小樽は海沿いを走るので景色がきれいでしょうね。一部の列車は普通列車となり、函館本線の山線を長万部まで乗り入れています。

【快速マリンライナー】3154D:札幌1056→1133小樽(普通)1136→1308倶知安1313→1458長万部【4時間02分】


 千歳空港〜札幌〜小樽の快速マリンライナーもあります。千歳・北広島・新札幌・白石・札幌・手稲・小樽築港・南小樽に停車します。

【快速マリンライナー】3769D:千歳空港1345→1424札幌1435→1511小樽【1時間26分】


 札幌〜千歳空港を中心とした快速空港ライナーも数多く設定されています。

【快速空港ライナー】3753M:千歳空港1105→1145札幌(普通)1149→1207手稲【1時間02分】
180.急行ニセコ


 函館〜札幌を函館本線(山線)経由で結ぶ臨時急行ニセコです。山線唯一の優等列車です。函館を15時8分に出ると、大沼公園・森・八雲に停車し、長万部に16時51分に到着します。


 長万部をでると山線に入ります。黒松内・蘭越・ニセコ・倶知安・小沢・余市・小樽に停車し、終点の札幌には20時32分に到着します。

【臨時急行ニセコ】8101D:函館1508→1556森1558→1651長万部1657→1831倶知安1835→1958小樽2000→2032札幌【5時間24分】
181.寝台急行すずらん


 函館〜札幌の臨時寝台急行すずらん89号です。室蘭本線・千歳線経由です。函館を23時16分にでると、森・八雲・長万部・東室蘭・苫小牧・千歳・新札幌に停車し、終点の札幌には6時30分に到着します。北海道内だけでも数多くの夜行列車がありますが、すずらんもその一つです。よく見ると、長万部で2時間07分も!停車しています。北海道広しと言えども函館〜札幌の寝台列車では時間調節が必要のようです。  

【臨時寝台急行すずらん89号】9219:函館2316→0003森0005→0100長万部0307→0439東室蘭0442→0530苫小牧0531→0630札幌【7時間14分】
182.寝台急行まりも


 札幌〜釧路の寝台急行まりもです。札幌を23時ちょうどに出発すると、千歳空港に停車し、石勝線に入り追分・新得に停車します。


 新得からは根室本線に入ります。帯広・池田・浦幌・音別・白糠に停車し、終点の釧路には6時10分に到着します。釧路からは根室行きが接続(釧路0635→0932根室)しています。「でっかいどう、北海道」の道内での寝台列車の一つです。

【寝台急行まりも】411:札幌2300→2338千歳空港2338→0222新得0226→0311帯広0335→0610釧路【7時間10分】


 まりもは5両編成です。B寝台3両・自由席1.5両・指定席0.5両です。B寝台1両と自由席1両が禁煙車両です。
183.札沼線


 札幌〜新十津川の札沼線です。1935年に函館本線の札幌と留萌本線の石狩沼田が石狩川右岸で全通し国鉄札沼線となりました。1972年に新十津川〜石狩沼田間が廃止となりました。1988年では、石狩月形〜浦臼間でJRバスが併用されています。JR北海道になってからも、2020年に北海道医療大学(1988年当時は大学前)〜新十津川間が廃止となりました。沿線には北海道教育大学や北海道医療大学などがあるため学園都市線の愛称が付けられており、2021年現在、JR北海道としては海峡線、千歳線と並ぶ全線電化路線となっています。
184.特急フラノエクスプレス




 札幌〜富良野の特急フラノエクスプレスです。なんと札幌から富良野までノンストップです。「欧風車4両編成・全席指定席」とありますが、「1号車のみ乗車できます」とも書いてあります。これはどういう意味なのでしょう。2〜4号車は団体専用なのでしょうか?

【臨時特急フラノエクスプレス】8041D:札幌0803→1006富良野【2時間03分】
185.快速マリンライナー(パート2)


 快速マリンライナーは函館本線の山線にも走っています。長万部発札幌行きのマリンライナーは長万部〜小樽は普通列車なのですが、11駅も停車せずに、まるで快速並みの状態になっています。どうして快速扱いにしないのでしょうね。停車駅は、黒松内・蘭越・ニセコ・倶知安・小沢・余市・小樽・南小樽・小樽築港です。

【快速マリンライナー】3147D:長万部0553→0738倶知安0747→0859小樽(快速)0904→0941札幌【3時間48分】
186.急行天北


 札幌〜稚内を天北線経由で走る急行天北です。札幌を11時30分に出発すると、岩見沢・滝川・深川に停車して旭川には13時24分に到着します。


 旭川からは宗谷本線に入ります。和寒・士別に停車し、名寄には14時39分に到着します。


 名寄で8分停車します。そして美深に停車し、音威子府に到着します。


 音威子府からは天北線に入ります。天北線唯一の優等列車です。小頓別・中頓別・浜頓別・鬼志別・南稚内に停車し、終点の稚内には18時25分に到着します。

【急行天北】303:札幌1130→1236滝川1237→1324旭川1326→1439名寄1447→1542音威子府1544→1650浜頓別1651→1825稚内【6時間55分】


 急行天北は4両編成で、自由席3.5両・指定席0.5両です。自由席1両が禁煙車両となっています。
187.急行狩勝


 札幌〜釧路を滝川・富良野経由で行く急行狩勝です。札幌を12時15分にでると、岩見沢・美唄・砂川に停車し、滝川には13時22分に到着します。


 滝川からは根室本線に入ります。赤平・芦別・富良野・山部・幾寅・新得・十勝清水・芽室に停車し、帯広には16時24分に到着します。帯広〜釧路までは普通列車となり釧路には19時48分に到着します。

 「この列車で札幌〜新得間を途中下車しないで新得以遠へ行く場合は千歳・石勝線経由の乗車券・急行券でそのまま乗車できます」とありますが、これはこの列車が遠回りをしているので、千歳・石勝線経由の距離で計算するということでしょう。池田で28分停車していますが、特急おおぞら7号に追い抜かれます。

【急行狩勝】401D:札幌1215→1322滝川1328→1427富良野1429→1539新得1541→1624帯広(普通229D)1630→1707池田1735→1948釧路【7時間33分、札幌〜帯広4時間09分】


 急行狩勝は全3両ですべて自由席で、帯広〜釧路の普通列車区間は2両となります。1両のみ禁煙車両となっています。
188.急行そらち


 札幌〜新得を滝川経由で結ぶ急行そらちで、2往復設定されています。急行そらち1号は札幌を13時30分に出発し、岩見沢・美唄・奈井江・砂川に停車し、滝川へは14時42分に到着します。


 滝川からは普通列車となり終点の新得へは18時8分に到着します。

【急行そらち1号】801D:札幌1330→1404岩見沢1404→1442滝川(普通4441D)1447→1624富良野1631→1808新得【4時間38分、札幌〜滝川1時間12分】


 急行そらち1号は2両編成で、すべて自由席です。1両が禁煙車両になっています。
189.急行宗谷


 札幌〜稚内を宗谷本線経由での急行宗谷です。札幌を16時28分に出発すると、岩見沢・滝川・深川に停車し、旭川には18時20分に到着します。


 旭川からは宗谷本線に入ります。和寒・士別に停車し、名寄には19時45分に到着します。


 名寄からは美深・音威子府・天塩中川・幌延・豊富・南稚内に停車し、終点の稚内には22時57分の到着です。所要時間は天北線経由の急行天北より約30分短いですが、稚内への到着はかなり夜遅くなります。

【急行宗谷】305:札幌1628→1734滝川1734→1820旭川1824→1945名寄1947→2037音威子府2038→2151幌延2151→2257稚内【6時間29分】


 下りの宗谷は4両、上りの宗谷は5両編成となっています。指定席は0.5両で他は自由席です。
190.寝台急行利尻


 札幌〜稚内の寝台急行利尻で、道内完結の寝台列車の一つです。札幌を21時57分に出発すると、江別・岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川に停車し、旭川には日付の変わる間際の23時59分に到着します。


 旭川で21分停車後、・和寒・士別に停車し名寄には1時47分に到着します。


 名寄に26分停車後、美深・音威子府(15分停車)・天塩中川・幌延・豊富・南稚内に停車し、終点の稚内には6時ちょうどの到着です。日の出の早い季節なら、豊富〜南稚内で利尻富士が綺麗に見えることでしょう。

【寝台急行利尻】311:札幌2157→2310滝川2311→2359旭川0020→0147名寄0213→0312音威子府0327→0444幌延0447→0600稚内【8時間03分】


 寝台急行利尻は5両編成です。B寝台車2両・自由席2.5両・指定席0.5両となっており、自由席1両が禁煙車両です。
191.寝台急行大雪


 札幌〜網走の寝台急行大雪です。こちらも道内完結の寝台列車です。札幌を22時50分に出発すると、江別・岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川に停車し、旭川には0時50分に到着します。


 旭川に25分停車した後、当麻・上川・白滝・丸瀬布・遠軽(15分停車し進行方向変える)・生田原・留辺蘂・北見・美幌・女満別に停車し、終点の網走には6時22分にと到着します。人口密度の少ない石北本線沿いに夜中でもこまめに停車していくいじらしさが素敵です。

【寝台急行大雪】511:札幌2250→0003滝川0004→0050旭川0115→0215上川0218→0358遠軽0413→0521北見0523→0622網走【7時間32分】


 全4両で、B寝台車2両・自由席1.5両・指定席0.5両です。
192.深名線


 函館本線の深川と宗谷本線の名寄を結ぶ深名線です。朱鞠内駅を境界として運行系統が分かれ、深川〜朱鞠内4往復、朱鞠内〜名寄3往復、深川〜幌加内1往復となっています。豪雪地帯の雨竜川上流を通る赤字の路線ですが、並行道路の未整備のために廃止されずにいましたが、1995年に廃止となりました。
193.函館本線上砂川線


 函館本線の砂川から上砂川までの函館本線の支線(通称上砂川線)です。6往復の列車が設定されています。1994年に廃止されました。
194.石勝線夕張支線


 石勝線の新夕張から夕張までの石勝線の支線(通称夕張支線)です。9往復が設定されています。1981年に石勝線が完成するまでは、室蘭本線の追分から夕張までを夕張線と称していました。しかし2019年に新夕張〜夕張は廃止されました。
195.富良野線


 函館本線・宗谷本線の旭川から根室本線の富良野を結ぶ富良野線です。普通列車ですが、旭川〜富良野の列車にはラベンダー(11往復)、そして旭川〜美瑛(8.5往復)の列車にはしろがねという名前が付いています。
196.快速十勝


 滝川〜帯広を結ぶ快速十勝です。滝川を8時3分にでると、赤平・茂尻・芦別・上芦別・野花南に停車し、富良野に到着します。富良野では、旭川からの普通列車を連結します。その後、山部・金山・幾寅・落合・新得・十勝清水・御影・芽室・西帯広に停車し、終点の帯広には11時40分に到着します。

【快速十勝】3435D:滝川0803→0908富良野★0915→1048新得1051→1140帯広【3時間37分】


 旭川7時46分発の普通列車は、いくつかの駅には停車せずに富良野に9時3分に到着します。そこで滝川からの快速十勝に連結します。

【富良野線普通列車】625D:旭川0746→0822美瑛0825→0903富良野★(0915→1048新得1051→1140帯広)
197.歌志内線


 函館本線の砂川と歌志内を結ぶ歌志内線です。8往復の列車があります。根室本線の赤平・茂尻への延伸計画もありましたが、1988年4月25日をもって廃止となりました。廃止前月の時刻表ということになります。
198.快速ぬさまい


 帯広〜釧路の快速ぬさまいです。新得〜帯広までは普通列車です。なお、この列車は下りの帯広〜釧路のみで、上りの釧路〜帯広での設定はありません。珍しいですね。停車駅は、札内・幕別・池田・豊頃・浦幌・厚内・音別・白糠・西庶路・庶路・大楽毛(おたのしけ)・新富士です。列車名は、釧路にある幣舞(ぬさまい)橋からの命名でしょう。

【快速ぬさまい】3223D:新得0730→0828帯広(快速)0838→0906池田0907→1118釧路【3時間48分】
199.急行ノサップ


 根室本線の釧路〜根室の急行ノサップです。根室本線の釧路以東では唯一の優等列車です。札幌8時04分発で釧路12時46分着の特急おおぞら1号に接続(乗り継ぎ5分)しています。札幌〜根室が6時間58分で結ばれます。停車駅は、厚岸・茶内・浜中・厚床です。

【急行ノサップ】511D:釧路1251→厚岸1342→1422厚床1423→1502根室【2時間11分】
200.根室本線普通列車


 根室本線普通列車で滝川〜釧路がありました。311.4kmの距離を7時間07分で走破します。2012年10月にこのスジと思われる普通列車に乗ってきました。この時点でこの列車は「日本一長い定期普通列車2429D」でした。滝川〜釧路の308.4kmの距離を8時間02分で結んでいます。二つの列車を比較してみましょう。

【根室本線普通列車1988年3月】437D:滝川0928→1041富良野1048→落合1158→1225新得1239→1336帯広1338→1635釧路【7時間07分】

[根室本線普通列車2012年10月]2429D:滝川0937→1048富良野1108→1210落合1221→1246新得1251→1410帯広1424→1739釧路[8時間02分]
201.標津線


 標津線はY字型をしており、その支点は中標津です。標茶〜中標津〜根室標津がいわば本線です。標茶〜中標津6.5往復、中標津〜根室標津6.5往復が設定されています。標茶から釧網本線に乗り入れて釧路発着の列車もあります。


 中標津〜厚床には4往復が設定されています。

 残念ながら1989年に廃止になりました。
202.留萌本線


 函館本線の深川から増毛までの留萌本線です。深川〜留萌8.5往復、留萌〜増毛6.5往復の設定があります。2016年に留萌〜増毛が廃止されました。


 留萌から深川・旭川を経由し石北本線の伊香牛までの列車もありました。留萌12時10分発で深川には13時16分に到着します。


 深川からは函館本線に入り、旭川には13時53分に到着します。


 そして石北本線に入り、終点の伊香牛には14時52分に到着します。旭川〜伊香牛間は「とうま」という愛称がつきます。

【留萌本線・函館本線・石北本線普通列車】1746D:留萌1210→1256石狩沼田1257→1316深川1318→1353旭川1411→1452伊香牛【2時間42分】
203.名寄本線


 宗谷本線の名寄と石北本線の遠軽を結ぶ名寄本線です。興部・紋別・中湧別を経由しオホーツク海沿いを通ります。名寄〜紋別7往復、紋別〜遠軽9.5往復の設定があります。支線の中湧別〜湧別は1日わずか2往復しか列車のない超閑散区間です。1989年に廃止となりました。
204.池北線


 根室本線の池田と石北本線の北見を結ぶ池北線です。池田〜陸別7.5往復、陸別〜置戸5往復、置戸〜北見9往復の列車があります。1989年に第三セクター北海道池北高原鉄道ふるさと銀河線となりましたが、2006年に廃止されました。
205.石北本線


 旭川(正確には新旭川)〜網走の石北本線です。遠軽でスイッチバックする線形になっています。普通列車にも列車名がつけられており、旭川〜遠軽では「そううん」、旭川〜伊香牛では「とうま」、遠軽〜網走では「はまなす」となっています。特急オホーツクも4往復設定されています。

 臨時列車ですが快速きたみが旭川〜北見で1往復走っており、停車駅が特急とそれほど変わらないという特徴があります。ちなみに停車駅は上川・白滝・丸瀬布・遠軽・生田原・留辺蘂です。

【快速きたみ】9535D:旭川1452→1538上川1540→1656遠軽1658→1751北見【2時間59分】
206.宗谷本線


 旭川〜稚内の宗谷本線です。旭川〜名寄では普通列車にも列車名がついています。旭川〜永山では「ながやま」、旭川〜名寄では「かえで」です。急行宗谷・礼文・天北や寝台急行利尻などの優等列車もあります。快速ピヤシリ・えんれい・すずいし・てしおがわなどもあり、一部は名寄本線に乗り入れています。ピヤシリは名寄市のピヤシリ山、えんれいは名寄市沿線に自生する延齢草(えんれいそう)、すずいしは名寄市の国指定文化財の名寄鈴石、てしおがわは天塩川からの命名です。

 旭川〜名寄に快速ピヤシリがあります。旭川を10時2分に出発し、永山・比布・和寒・士別に停車し、終点の名寄には11時21分に到着します。

【快速ピヤシリ】3331D:旭川1002→1101士別1102→1121名寄【1時間19分】


 旭川〜稚内に急行礼文があります。旭川8時48分発の急行礼文は、士別に停車後、名寄には9時57分に到着します。


 名寄からは、美深・音威子府・天塩中川・幌延・豊富・南稚内に停車して、終点の稚内には12時44分に到着します。

【急行礼文】301D:旭川0848→0957名寄0958→1044音威子府1046→1148幌延1148→1244稚内【3時間56分】


 旭川〜名寄〜紋別〜遠軽に快速てしおがわがあります。旭川を19時12分に出発すると、永山・比布・和寒・士別に停車し、名寄には20時36分に到着します。


 名寄からは名寄本線に入ります。快速としては名寄までなのですが、名寄本線内もいくつかの駅には停車しません。紋別では10分停車します。そして終点の遠軽には日付のかわる直前の23時44分の到着です。

【快速てしおがわ】3337D:旭川1912→2016士別2017→2036名寄(普通633D)2040→2205興部2206→2236紋別2246→2320中湧別2321→2344遠軽【4時間32分、旭川〜名寄1時間24分】
207.天北本線


 音威子府〜南稚内の天北線です。札幌〜稚内の急行天北も走っています。稚内まで全通したのは、宗谷本線より天北線の方が早かったのですね。驚きました。しかし天北線は1989年に廃止されました。
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