かめかめ・かめラ
北三陸紀行
(青森県〜岩手県)
(2014/7/19-21)

【1 八戸・みろく横丁】

(2014/7/19)(記 2014/11/29)


 2014年4月6日。三陸鉄道が全線で運行を再開しました。2007年7月下旬に一度乗車しています(北東北紀行:【1 北三陸ぐるり旅】【2 青森の二つの角】【3 陸中の山から海へ】【4 県境いったりきたり】)が、ご存じのように2011年3月11日の東日本大震災で被災してからは部分的な運行に留まっていました。それが全線運行再開したのです。鉄ちゃんとしては乗りに行くしかないでしょう(笑)。

 当初の計画は、八戸から三陸海岸を南下し、八戸ー(JR八戸線)ー久慈ー(三陸鉄道北リアス線)ー宮古ー(JR山田線代行バス)ー釜石ー(三陸鉄道南リアス線)ー盛ー(JR大船渡線BRT)ー気仙沼ー(JR気仙沼線BRT)−柳津を乗り通すものでした。しかし、二度目なので、北リアス線沿線を中心に乗り降りする計画に変更しました。

 具体的には、7月19日(土)の仕事の後、東北新幹線で八戸へ、そして八戸線で本八戸まで行き宿泊し、翌20日(日)は、本八戸から八戸線で久慈へ。そして久慈から宮古までを北リアス線の1日フリー乗車券で途中下車しながら楽しみ、21日(祝・月)は、宮古から山田線で盛岡へ。そして一ノ関で途中下車して、東北新幹線で東京へ、という計画です。事前購入したきっぷは4枚。

 
 これらは乗車券です。都区内ー八戸ー久慈(10,150円)と宮古ー盛岡ー都区内(9,830円)。合計で19,980円とバーゲン価格のような値段になりました。あとの2枚は新幹線特急券です。行きの東京ー八戸(指定席)(6,680円)と帰りの一ノ関ー東京(自由席)(4,960円)。久慈駅で三陸鉄道北リアス線1日フリー乗車券(2,500円)を購入する予定でした。


 ところが、しばらくして三連休乗車券が利用可能なことがわかり、コストの面でも圧倒的に有利であることがわかりました。経済効果(?)を計算すると、19,980円+2,500円ー13,390円=9,090円となり、9,000円余りの差額となりました。もちろん旅行会社に連絡し、引き替えてもらいました。

 さらに三陸鉄道は1日フリー乗車券ではなくなったので、20日(日)だけでなく21日(祝・月)の朝も三陸鉄道北リアス線に乗ることができることにもなりました。きっぷはよく検討する必要がある、ということですね。

 ネットでいろいろと情報を見ていると、久慈駅で予約制(1日20個限定)のうに弁当が人気ということでした。6月24日、早すぎて笑われないかなぁという心配をしながら、電話をしてみました。

「うに弁当を予約したいのですが」
「はい。いつですか?」
「7月20日の日曜日です。」
「ちょっと待って下さいね。7月の、、、、20日、あっ、ちょっと担当の者に
代わりますからちょっとお待ち下さい。」
(このあたりでちょっとイヤな予感が・・・・・)
「ところで、いくつですか?」
「一つです。」
「(担当者)その日はもう予約が一杯なのですが、一つだけなら余分に作りますよ。
お名前と連絡先を教えてください。」
となりました。

 日曜日とはいえほぼ一ヶ月前ですでに予約で一杯とは、うに弁当人気恐るべし! 
そして久慈の人のやさしさに感謝!

 さて、出発当日。午前中の仕事を無事に終え、昼食を食べずに予定よりも早い小田急線で新宿へ。そして三連休乗車券を使い、中央線に乗り換えて東京駅に着きました。東京駅八重洲口では、八重洲地下街が有名ですが、そこと東京駅の間には細長い東京駅一番街があり、そこの一角の東京ラーメンストリートで昼食を食べようと思っていたのです。

 ここには、六厘舎、麺や七彩、麺処 ほん田、東京駅 斑鳩、塩らーめん専門 ひるがお、東京タンメン トナリなど、ラーメン好きなら一度は行ってみたいラーメン屋さんがずらりと勢揃いするのです。六厘舎にはいつも長い行列ができているのですが、今日も約2時間待ちでしたので諦めます。


 麺処 ほん田には行列がなかったので、特製醤油ラーメン(\1,010)の食券を買ってから店内に入りました。

 
 しばらくしてから特製醤油ラーメンが運ばれてきました。端正なビジュアルです。スープは鶏の旨みがジワーとでていて美味。チャーシューも厚くて二種類なのかな。焦がしネギがよいアクセントになっています。麺は細ストレート。値段は東京駅価格になっていますが、味には満足です。

 食後にみどりの窓口へ行き、予約していた新幹線よりも1本早い新幹線に予約変更しようとしましたが、満席で無理でした。待合室で読書をしながら出発時刻を待ちました。


 16時20分発のはやぶさ27号が予約していた新幹線です。こまち27号と盛岡まで連結しています。


 全席指定席であり、自由席はありません。はやぶさ27号は定刻に東京駅を出発しました。天候は曇りで、時々雨が降っています。あまりよい天気ではありません。


 約2時間半で八戸駅に到着しました。新幹線は速いですね。

東京1620ー1908八戸 東北新幹線 はやぶさ27号


 階段を登ると出口になります。当たり前のように書いていますが、以前は右側に在来線との連絡通路があったのです。廃止されたようですね。一度改札外へ出る必要があるようです。東北新幹線が八戸までだった頃は、必然的に乗り換え客が多かったので需要があったと思いますが、新青森まで延伸して現在では乗り換え客も少なくなってしまったのでしょうか? 私はその乗り換え客なんですが・・・


 改札を出ると、八戸三社大祭の案内がドーンと目立ちます。国指定重要無形民俗文化財なのですね。


 また第7回B-1グランプリ(2012年10月開催)でゴールドグランプリに輝いた「八戸せんべい汁研究所」の幟も誇らしげに掲げられています。


 こちらが在来線の改札口です。昔の東北本線の青森県内は、青い森鉄道と名前を変えており、JRは八戸線のみです。


 改札内には来駅記念の顔出し看板があります。向かって右の青い色の木のキャラクターは、青い森鉄道イメージキャラクターのモーリーです。


 こちらが新幹線と在来線との連絡通路だった場所です。なんだか寂しげですね。もっと何かに利用できないものでしょうか?


 八戸線の八戸から鮫の間は“うみねこレール”八戸市内線という愛称がついています。


 八戸駅名標です。

 
北海道・北東北の縄文遺跡群を世界遺産に!!」と車体に書かれています。世界遺産に認定されると集客効果が抜群ですからね。


 八戸線の地図です。鮫駅の先にうみねこの繁殖地の蕪島があるので、“うみねこレール”という愛称になったのですね。


 列車案内です。すでに19時17分を過ぎていますが、青森行きは遅れているのでしょうか。私は19時43分発の鮫行きの列車に乗ります。


 鮫発19時04分の列車が八戸駅に19時28分に到着しました。これが折り返しの鮫行きになります。高校生がたくさんおりてきました。


 車内の様子です。ボックスタイプのセミクロスシートです。


 車内はエアコンもありますが、天井には扇風機も回っていました。


 わずか9分で本八戸駅に到着しました。八戸市の中心部にある駅です。


 本八戸駅にも八戸三社大祭の幟がありました。

八戸1943ー1952本八戸 八戸線

 今夜の宿は本八戸駅から徒歩10分ほどの街中にあるビジネスホテルです。駅から南へ延びる通りを歩いていると、駅に向かって歩く浴衣の女性の姿が目立ちます。何か夏祭りでもやっているのかなと思い、ホテルで尋ねてみると、ちょうど八戸七夕まつりの開催中とのことでした。街の中心部が歩行者天国になっており、賑やかな光りと音のお祭りです。7月18日〜21日まで行われているようです。全く知らずに偶然に地元のお祭りと遭遇したのでラッキーです。


 多くの七夕飾りが掲げられています。そして若い東北美人の浴衣姿が艶やかです。


 コンサート会場ではセーリングというバンドがライブをしていました。


 公的なビルの一角には写真のような飾り付けひろばには、市民自作の飾り付けが所狭しを展示されていました。


 屋台村のみろく横丁の入口です。みろく横丁とは、中心街に位置する三日町と六日町を貫いて歩行者専用道路を造ったことから名付けられました。三日町側がおんで市、六日町側がやぁんせ市となっています。おんで市には15店舗、やぁんせ市には11店舗あり、それぞれ個性のあるメニュー構成となっています。


 みろく横丁の中の様子です。


みろく横丁

 
 店頭には七夕飾りが並んでいます。一つ一つのお店は小さいのですが、肩を寄せ合っているような楽しい雰囲気です。

 
 前もってホームページで調べて数軒のお店をピックアップしていたのですが、どこも満席です。きっと七夕まつり人出の一部が流れてきているのでしょう。三日町入口から入りましたが、六日町入口の近くまで来てしまいました。ピックアップしていたお店の一つである“あいちゃんの店 しおさい”も満席でしたが、ちょうど二人連れが席を立ったところでした。よいタイミングでした。これも何かの縁でしょう。早速空いた席に座り生ビールを注文しました。


 8席程度の小さなお店です。目の前のかわいい女性はどこかで会ったような気がしていましたが、しおさいのHPで見たことがあっただけでした(笑)。ちなみにのれんに書いてある“あいちゃん”は彼女ではありません。“あいちゃん”女将さんの名前でした。かわいい女性の名前を大ヒットしたNHKの朝ドラ「あまちゃん」にちなんでアキちゃんとしておきましょう(笑)。


 他のお客さんは二人連れで、一人のお客は私だけ。そんな関係でアキちゃんと話しやすい状況でした。八戸ならではの食べ物として、B-1グランプリでゴールドグランプリに輝いたせんべい汁を勧められました。もちろん異論はありません。生ビールと合うのですよ、これが。美味しくいただきました。今日は七夕まつりなので普段より人出が多くて忙しいようです。ちなみに今日の八戸七夕まつりは地元の人のお祭りで、八戸三社大祭は観光客のためのお祭りなんだそうです。

 
 アキちゃんからは明日の予定など聞かれて、八戸線で久慈まで行き三陸鉄道北リアス線に乗りに行くと伝えると、「ぜひ時間があったら種差海岸へ行ってみて! きれいだから」と勧められました。確か種差海岸という駅があったと思いましたが、「ホテルに帰って時刻表眺めながら考えてみるよ。ありがとう!」と返事しました。気分がよくなりさらに生ビールを追加し、アキちゃんからお勧めがあったいちご煮を注文しました。あわびとウニのお吸い物で、高級な郷土料理といった趣です。値段はちょっと高かったのですが、アキちゃんとの楽しいおしゃべり込みとあれば、まぁやむを得ないでしょう。


 写真はみろく横丁の六日町側の入口です。



 この入口の脇に「懐かしの昔味 八戸ラーメン 味のめん匠」というラーメン専門店があります。いろいろなご当地ラーメン(喜多方ラーメンなど)がありますが、八戸ラーメンは聞いたことがありませんでした。でも、少し小腹が空いているので、寄ってみました。(帰宅後にネットで調べると、八戸ラーメンというジャンルが70年前からあるんですね。失礼いたしました。)

 
 半分の量のミニらーめんを注文しました。スープは煮干し中心の魚介系で、縮れ麺によく絡みます。あっさりしており、すぐに食べ終わってしまいました。今日は早めにホテルに戻り、入浴してゆっくり休みましょう。
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