かめかめ・かめラ
北三陸紀行
(青森県〜岩手県)
(2014/7/19-21)

【3 久慈駅周辺】

(2014/7/20)(記 2014/11/29)



 時間があるので久慈駅の周囲をグルッと回ってみましょう。目立つのはなんと言ってもあまちゃん関連です。掲示板には、2012年7月27日の岩手日報がありました。ヒロインのアキちゃん役に能年玲奈さんが1,953人の中から選ばれたことが報道されています。


 三陸鉄道が全線開通した今年の4月6日の一日前の4月5日の岩手日報です。宮本信子さんからのメッセージが掲載されています。あまちゃんは見ていないので詳しくはわからないのですが、鉄道が復旧するシーンがあったのでしょうね。それが現実になったという内容の記事です。


 駅前のお土産屋さんの屋上には「祝 三陸鉄道北リアス線全線運行再開」とあります。久慈駅周辺はこのように三陸鉄道大歓迎といった感じなんです。


 駅前の歩道には「海女とやきものと琥珀のまち」と書いてあります。焼き物は小久慈焼というものがあるそうです。


 ちょっとレトロなゾーンに足を踏み入れてみました。「北限の海女のふるさと 久慈市へようこそ! 岩手県久慈市はあまちゃんのロケ地です」と書いてありました。


 「紅の翼」の看板です。裕次郎と書いてあります。知らなかったので帰宅後に調べてみました。「紅の翼」は1958年(昭和33年)に公開された日活の映画だそうです。出演は、石原裕次郎、芦川いづみ、中原早苗、二谷英明、岡田真澄などです。なんでこの看板がここにあるのでしょうか?


 JR八戸線久慈駅の目の前にある、その名も駅前デパートです。観光客の多くがデパートの写真を撮っているので、私もパチリと撮ってみました。


 壁面の看板には「北の海女 美しき 海女の郷 北三陸」「北三陸鉄道」「潮騒のメモリーズ 北三陸で会えるアイドル」などの文字が並んでいます。あまちゃんで使われたもののようです。今、気がついたのですが、主人公の名前が「天野アキ」というのは「海女のアキ」に通じるのでしょうか(笑)


 雑誌「旅と鉄道」2014年5月号は三陸鉄道の特集でしたが、帰宅後に見直すと、久慈駅前の駅前デパートは、あまちゃんでは「北三陸市観光協会」という設定で使われていたそうですし、壁面の看板もロケの当時の面影をそのまま残しているそうです。だからあまちゃんファンは必ず写真を撮るわけですね。このビルは2015年度に解体される予定だそうです。

 
 JR八戸線の久慈駅の隣に別の建物として三陸鉄道久慈駅があります。看板には「琥珀王国」の文字が書かれています。


 こちらもあまちゃんばかりです。


 こんな衣装もありました。自由に着て、写真を撮ることができます。


 いろいろな有名人の色紙がありました。


 三陸鉄道久慈駅のスタンプです。「琥珀の国 入国管理局」とは洒落ていますね。


 こちらはウニと海女さんと列車が描かれています。


 これは日テレプラスの鉄道発見伝という番組のスタンプです。三陸鉄道の特集をしたのでしょうね。

 
 ちょっと秋葉原のオタクっぽいのですが、鉄道むすめの久慈ありすと釜石まなです。面白いですね。


 改札のところにはこんなオブジェクトが。牛が「モー一歩、ゆっくり、しっかり」と言っています。

 
 さて遅めの朝食です。ここ三陸リアス亭でほたてそばを注文しました。久慈駅の駅そば屋にほたてそばがあるという情報は事前に知っていたのですが、最初はJR久慈駅の駅そば屋に入ってしまい、メニューを探しましたがほたてそばがありません。私の勘違いかなと思って、久慈駅の周囲を回った後に三陸鉄道久慈駅の三陸リアス亭に来てみると、ほたてそばがありました。駅そば屋が別々にあるとは思いませんでした。

 
 ほたてそば490円、にしんそば490円、天玉そば440円、めかぶそば420円、天ぷらそば400円、月見そば350円、かけそば300円となっています。たぬきそばはメニューにないのですね。この値段設定ならほたてそばを注文することでしょう。あまり他の駅そばでは見かけぬメニューですからね。それに490円と安いのです。そして電話で注文しておいたうに弁当もここで受取ました。こちらは1,470円。今はほたてそばだけ食べて、うに弁当はバックパックにしまっておきましょう。


 朝食のほたてそばです。大きなほたてが二つトッピングされています。平打ちのそばは柔らかくてお腹に優しい感じです。うーん、満足です。


 まだ30分ほどあるので、もう一度久慈駅周辺を歩いてみます。すると10時オープンのあまちゃんハウスがありました。ちょっと入ってみましょう。


 アキちゃんこと能年玲奈ちゃんが迎えてくれます。


 「北三陸鉄道リアス線」ということはこれもテレビで使われたものなのでしょう。


 2012年7月1日 祝 北三陸鉄道リアス線 「北三陸〜畑野駅間」運転再開と書いてあります。これもテレビで使われたのですね。


 あまちゃんハウスの壁には、一面のじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ!!  この言葉も流行語になりましたね。テレビを見ていなくてもこのくらいは知っています。


 袖が浜漁業協同組合と書いてあります。これもセットで使われたのでしょう。テレビであまちゃんを見ていたファンなら、懐かしくてうれしくてたまらないことでしょう。


 女性駅員さんと、じぇじぇじぇのTシャツです。


 こちらは海女さんが「ウニはゼニ(銭)」と言っています。こんなセリフもテレビで言ったのでしょうか?


 このジオラマには「北三陸市 全景模型」とタイトルがありました。北三陸市の設定がジオラマにまでなっているとはすごいことです。さてあまりゆっくりしていると予定の列車に乗り遅れてしまうので駅に戻りましょう。


 10時30分発の列車に乗りましょう。朝・夕は1時間毎、昼は2時間毎のダイヤとなっています。


 三陸鉄道久慈駅のホームは駅舎から一番遠いところにあります。「不思議の国の北リアス」という看板の下を通り、まず階段を上ります。


 登り切ったところには「2014年4月6日 三陸鉄道北リアス線 全線復旧  走れさんてつ 夢と希望をのせて!」という垂れ幕がありました。駅名が黄色になっている区間が最後に開通したのですね。


 そのすぐ隣には「お座敷列車 潮騒のメモリーズ号」がありました。記念写真用なのでしょうか。でもこれでは逆光になってしまいそうです。


 跨線橋を渡り、ホームへ下っていくところにも「不思議の国の北リアス」という看板がありました。


 大きなビデオで撮影しています。機材に書いてある名前をちらっと見ると、フジテレビジョン系列の制作会社のようでした。ホームで乗客が待っています。かなりの盛況のようです。


 駅名標の写真を撮っている間にも、乗客がホームにどんどん増えてきます。三陸鉄道では、各駅にそれぞれ愛称がついています。ここ久慈駅の愛称は“琥珀いろ”です。


 列車が入線してきました。2両編成です。写真に写っているのは後ろの2両目ですが、こちらは団体専用です。


 こちらが先頭(1両目)の一般車両です。桜の花びらがデザインしてあります。あっという間に、ボックス席にお客さんが乗り込んでいます。
【1 八戸・みろく横丁】  【2 八戸線】  【3 久慈駅周辺】  【4 白井海岸駅・堀内駅】  【5 島越駅・田野畑駅】  【6 田老駅・防潮堤】  【7 摂待駅・宮古駅】  【8 一の渡駅・山口団地駅・佐羽根駅】  【9 快速リアス】