かめかめ・かめラ
JR北海道全線制覇
(北海道)
(2006/10/13-21)

【2 江差線・大沼公園】
(2006/10/14)(記 2006/10/29)



10月14日の行程

 今日、10月14日は鉄道の日である。天気は快晴でそれだけでも清々しい気持ちになれる。函館駅のコインロッカーに手荷物を預け、リュック一つになって活動を開始する。

【函館7:00〜7:38木古内】スーパー白鳥10号

 
スーパー白鳥10号 ◇ 車内表示

 まずはスーパー白鳥に乗り、木古内まで戻る。スーパー白鳥グリーン車はサービスがよい。女性乗務員が、おしぼりと飲み物を運んでくる。普通はこんな短時間ではグリーン車なんて乗らないが、北海道フリーパスではグリーン車を選ぶことができるのが有効な利用方法である。座席も豪華で優越感に浸ることができる。いろいろな車両の座席については座席探訪に詳しい情報が掲載されている。

 
おしぼりと飲み物サービス ◇ パソコン専用コンセント

 木古内駅に到着した。時間があるので駅の周囲を散策する。小規模であるがしっかりと街の雰囲気がある。北海道新幹線が開通した時にはここにも駅が設置される予定である。

 
木古内駅名標 ◇ 記念スタンプ

 
駅舎 ◇ 駅前食堂

【木古内8:10〜9:19江差】<江差線完乗>

 
車両 ◇ 車内

 木古内駅から江差線の普通列車に乗り換える。1両セミクロス車。窓は小さめで、ドアの座席の間に仕切りがある。寒冷地仕様になっている。山にはちらほら紅葉が見られる。吉堀駅と神明駅は12.8kmの距離があり22分もかかる。

 
神明駅 ◇ 車窓

 江差の市街地から少し離れた高台に、終点の江差駅はあった。江差駅でニシンそばでも食べられればなぁと思っていたが食料品店が一軒あるだけで食堂などは何もない。

 
江差駅到着前の車窓 ◇ 江差駅名標

 
駅舎 ◇ 車止め

 駅から3分ほど歩けば海岸に出る。かもめ島を見ながらしばし海に見とれる。


かもめ島

 町中へ出る時間はないので駅前の食料品店でおにぎりを買って駅の待合室で食べる。これが朝食。

【江差10:09〜11:11木古内】

 乗ってきた車両で木古内へ戻る。途中、神明駅・吉堀駅・渡島鶴岡駅などは通過するので行きよりも早い。

【木古内11:20〜12:02函館】スーパー白鳥95号

 木古内駅で特急に乗り換えて、再度函館に戻る。ところでJR北海道の駅での到着案内は「特急○○△号は×番ホームに到着します。線路に向かって右側が□号車、左側が■号車になっています」という。他のJRではどのようなアナウンスをしていたかな。今度は注意して聞いてみよう。函館駅に戻る途中の右側には、海の向こうに函館山が見える。また左側には函館江差自動車道が着々と建設されている。公共事業にお金をたくさん使って“美しい国”だなんて、開いた口が塞がらないとはまさしくこういうことである。もっと社会保障にお金を注ぎ込まないと大変なことになってしまうってのが、私腹を肥やすことだけに興味のある多くの国会議員にはわからないんだね。

 
函館山 ◇ 函館江差自動車道

【函館12:16〜12:36大沼公園】スーパー北斗9号


スーパー北斗9号

 
グリーン車 ◇ グリーン席

 スーパー北斗9号に乗り換えて大沼公園駅まで行く。たった20分だがもちろんグリーン車である(嬉)。乗車時間が短く、おしぼりサービスだけで飲み物サービスが遠慮した(というか時間の関係で無理だった)。大沼公園駅で下車し、新日本三景の一つである大沼公園を散策する。アジア系外国人(中国人と韓国人と思われる)の団体旅行がとても多い。朝からおにぎり一つだけでお腹が空いたので、焼きホタテ(200円)を買って食べる。元祖“沼の家”の大沼だんご(315円)も買った。車内で食べよう。

 
大沼公園駅 ◇ 大沼国定公園

 
大沼と駒ヶ岳 

 
大沼 ◇ 大沼公園全景

 
焼きホタテ ◇ 大沼だんご包装

【大沼公園13:49〜14:06森】北斗11号


車内

 今度は北斗11号で森へ向かう。わずか17分のグリーン車の旅である。本当にこのきっぷの威力である。おしぼりだけをいただき森駅で下車する。森駅と言えば、いかめしで有名である。駅の売店でいかめし(470円)を購入。ちなみに北海道では町のことを「ちょう」と読むが、ここ森町だけは「もりまち」と読むそうだ。

 
森駅名標 ◇ 駅舎

 
鐘@ホーム ◇ ホームから海を望む

 
ホームから駒ヶ岳 ◇ 森まちの四季

【森14:30〜16:03函館】

 森駅からは1両セミクロスの普通列車で駒ヶ岳の東側を回り(砂原回り)、再度函館へ戻る。車内で、いかめしと大沼だんごを食べながらローカル線の旅情に浸る。


車内

 
いかめし ◇ 大沼だんご

 途中の流山温泉駅には古いタイプの新幹線車両が置かれていた。


流山温泉駅

 函館駅へ戻り、活気のなくなった朝市を覗いてみる。江差や大沼公園の散策で、情けないが足に張りが出てきていたのでドラッグストアでバンテリン(1,680円)を買った。そして駅でソフトクリーム(200円)を食べ、コインロッカーから荷物をとり出し、今日の宿泊場所の室蘭へ向かう。

 
函館駅 ◇ ソフトクリーム

【函館16:43〜18:29東室蘭】スーパー北斗17号

 
スーパー北斗17号 ◇ グリーン車内

 このスーパー北斗17号は函館〜札幌をちょうど3時間で結ぶ最速の北斗である。函館から東室蘭までは1時間46分をノンストップである。車内での飲み物サービスではレモンティーを飲んだ。北海道の日の入りが予想以上に早い。午後5時前には暗い状況である。

【東室蘭18:46〜18:59室蘭】

 
車内 ◇ 行き先表示

 東室蘭から室蘭までは、1両セミクロス(2列+1列)である。わずか13分で室蘭に到着した。室蘭ラーメンの“なかよし”で夕食を食べてホテルに向かう。ホテルではベッドサイドの電気がつかないハプニングがあったが、部屋を変えてもらって事無きを得た。
【1 北斗星で函館へ】  【2 江差線・大沼公園】  【3 日高本線】  【4 函館(山)線・留萌】  【5 宗谷本線】  【6 石北本線】  【7 釧網本線・花咲線】  【8 夕張・新得・富良野】  【9 一日散歩きっぷ】