かめかめ・かめラ
大山街道(赤坂御門ー伊勢原)
(東京都ー神奈川県)
(2019/12/15)

【12 青葉台〜長津田】
(2019/12/15)(記 2020/5/31)

124伊勢原〜中央林間

 今日は2019年12月15日。7か月ぶりに大山街道歩きの第五弾である。


 今回は「わけ」あって少し遅めの9時過ぎに伊勢原駅へ。


 相模大野駅で9時47分発の各駅停車片瀬江ノ島行きに乗り換え。




 あっという間に中央林間駅へ。

伊勢原0921-0939相模大野
相模大野0947-0951中央林間
125中央林間駅探訪

 ちょっと時間があるので中央林間駅周囲を探索する。




 西口は商店街が広がっている。

 写真はないが、南口にはスロット・パチンコ店が2店軒を並べ、北口には日本そば屋があった。


 東口(東急正面口)が一番広く、タクシー乗り場がある。


 「わけ」とは1か月前の10時から販売される特急ロマンスカーのチケットを購入することなのだ。

 無事に1月15日のチケットを購入し、大山街道歩きへ出発である。
126中央林間〜青葉台


 10時9分発の急行大井町行きに乗る。


 平日19時30分以降の有料座席指定サービスのQシートがあるようだ。


 これがQシート列車の時刻表。大井町から長津田までの区間運用である。


 ちょうど10分で青葉台駅に到着した。

中央林間1009-1019青葉台
127榎田橋


  (1)青葉台駅、(2)榎田橋


 明治地図では目印が少なすぎて(2)の場所ははっきりとはわからないが、川の流れから推測すると(2)の場所であろう。


 青葉台駅を出るとすぐに青葉台駅西側交差点がある。向こう側には東急スクエアがある。


 その次の信号は青葉台交差点だ。


 国道246号線をアンダークロスする直前を右折する。


 左側のガードレールが榎田橋だ。


 橋の左手には、このようにしらとり川が見える。


 橋の右手は、暗渠になっている。
128日本料理青柳


 (4)日本料理青柳


 明治地図では(4)の場所はわかりにくい。大幅に再開発されたからであろう。


 榎田橋を渡ると登り坂となり、右側には青葉台幼稚園がある。


 そして地図ではコジマとなっている場所を右折。コジマではなく別の会社になっている。


 まっすぐ進み、


 次の十字路を左折する。


 すると「青柳」という看板が見えてくる。紅葉が美しい。


 右にカーブしながら登っていくと、


 こちらにも「青柳」の入口(裏口)があった。
129トレファクスポーツ


 (7)ブックオフ


 (6)の場所はこのあたりと思われる。


 青柳の裏口から進み、十字路(矢印)を左折する。


 右にカーブしながら坂を登る。


 今度は下る。


 左手には国道246号線が見え隠れしている。


 ここが(6)の交差点。宮川酒店があったようだが、見当たらない。


 交差点を渡った左手の自販機のある家に、大山街道のステッカーをみつけた。


 そしてすぐに右折する。正面のしらとり台交差点は国道246号線である。


 (7)はブックオフではなく、トレファクスポーツになっていた。


 VERONAというラブホテル。宅地の中に堂々と存在している。
130富士山


 (8)交差点、(11)恩田茶屋跡




 ラブホテルを超すと、


 正面には富士山が顔をだす。


 そしてその近くには大山(矢印)が雄姿をみせる。明治地図の矢印の方向には、きっと富士山や大山が今よりくっきりと見えていたことだろう。


 先に進もう。


 ここで道を間違えた。(8)の場所をすぐに左折したのだが、この道ではないと思い、引き返してしまい、まっすぐと進んでしまったのである(赤点線部分)。最初の左折で合っていたのだ。


 ここは地図の★の場所。あきらかに外れている。


 この道で国道246号線へ向かう。


 平成地図の(11)恩田茶屋跡は、明治地図では(イ)であろうか。明治地図の欄外には「恩田村岐路(イ)」の様子が描かれていた。
131恩田大橋〜片町


 (13)恩田大橋、(15)片町交差点




 国道246号線に合流するため、右折して坂をのぼる。


 (13)恩田大橋から田奈駅方面を望む。


 単調な国道246号線沿いを進む。(14)の二十三夜塔は見過ごしてしまったようだ。


 (15)片町交差点にやってきた。


 この右の路地へ入る。なんだか旧道っぽい様子に心が躍る。


 バス停の名前も片町である。私の自宅近くにも片町をいうバス停があるのでなんだか親近感を覚えた。
132地蔵堂


 (17)地蔵堂




 JR横浜線のガードをくぐる。


 (17)で左からの道と合流。この道は明治地図にも載っている。


 その左手に片町地蔵堂があった。読み取れなかったが、台石には「向テ 右 かな川 みぞノ口」、「南 カナ川道 東 江戸道」と記してあるようだ。


 さらに道を進む。
133常夜灯(下宿)


 ●が常夜灯の場所




 道の右側にあるはずの石造物は見当たらず。そのかわり(?)、道の左側に常夜灯などがあった。


 長津田宿には常夜灯が二基残っており、ここはその一つとなる。

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横浜市地域史跡  長津田宿常夜燈二基
平成元年十二月二十五日登録

 県北を通る公道矢倉沢往還(大山街道)は、東海道の裏道にあたり、大山参詣の信仰の道でもありました。長津田は江戸初期から荏田とともに宿駅に指定されていました。
 現在、上宿、下宿に常夜燈が残されています。当時の宿の繁栄を物語るものの一つです。
●上宿常夜燈(緑区長津田町2322-1) 総高 240センチメートル、天保14年(1843)に宿中の秋葉山講中が建立したもの。
●下宿常夜燈(緑区長津田町五丁目1652-1) 総高 210センチメートル、文化14年(1817)に宿中の大山講中が建立したもの。
   平成2年3月  横浜市教育委員会
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 長津田の地名は戦国時代からの文献に出てくるが、渡辺崋山の「游相日記」には「長蔦」と記されている。音は「ながつた」と「た」は濁らない。

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長津田十景
(7)下宿晴嵐(しもじゅくせいらん)
 宵闇のなか旅人を迎えてきた常夜燈はまさに長津田の宿場町の歴史を象徴する歴史的資産であり、晴嵐はかっての宿場町の活気を表します。
 宿場の入口には常夜_燈があり、灯火を灯して道を照らし、宿場の安全と暗い夜道を行く旅人のための道しるべでありました。
 下宿常夜燈とともに上宿常夜燈も横浜市の地域史跡に登録されています。
 平成20年12月にこの地に移築されました。
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 「旧大山街道」と案内板があった。


 「大山まいりすごろく」手ぬぐいにも、溝の口→長津田→鶴間と描かれている。
134長津田駅南口入口




 明治地図では長津田駅入口は赤丸の場所であろう。


 さらに進んでみよう。ここが長津田駅南口入口交差点である。


 この交差点の角にも「旧大山街道」の案内板があった。ほっとする。


 お昼時になったので、長津田駅に向かい昼食を取ることにしよう。


 長津田駅南口は現在再開発工事中であった。駅構内や北口周辺でラーメン屋さんや他の飲食店を探すが、よさそうなお店は見当たらない。再び駅構内に戻るが、テイクアウトのお店は数軒あるがそこでは食べることはできない。

 さぁ、どうしよう!
135しぶそば


 困ったときは立ち食いそばだ!(笑) ということで駅構内のしぶそばに入った。カレーうどん500を美味しくいただいた。


 さて、旅を続ける。長津田駅南口交差点に戻り、ここを右折する。


 そして真っすぐ進む。


 コンビニを過ぎると右手に坂が見えてきた。
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