かめかめ・かめラ
北海道東・道北紀行
(北海道)
(2012/10/3-9)

【11 海に浮かぶ利尻富士】

(2012/10/7)(記 2013/5/8)


 
地図 ◇ 筬島駅

 音威子府の次は筬島駅です。筬島駅と佐久駅間はゆったりと流れる天塩川に沿って走ります。駅間距離は18.0kmもあります。

   
天塩川(筬島〜佐久)


筬島〜佐久

 
歌内駅 ◇ 問寒別駅

 特急停車駅の天塩中川の後は、歌内、問寒別と停車します。


糠南〜雄信内

 糠南駅(秘境駅16位)は通過しましたが、写真は撮り損ねました。そして雄信内駅(秘境駅82位)には停車したのですが、写真を取り損ねました。小百合さんとの会話に夢中だったのかも知れません(笑)。何の会話に夢中だったのかなぁ、と思い出してみると、このあたりでエゾシカが線路に出てきたのでした。いろいろな話しをしている時、急に運転士さんが警笛を鳴らしました。反射的に前方に目を向けると、線路の上にエゾシカがいたのです。警笛に驚いたエゾシカは左側の藪の中に逃げ込みました。一瞬の出来事でした。 「話しには聞いていましたけど、本当に線路にシカが出てくるんですね。初めて見ました。」というと、小百合さんも「私も初めてです。本当にあるんですね。ビックリしました。」と答えます。この後、また話しが弾んだのは言うまでもありません(笑)。

 
天塩川

 
安牛駅(秘境駅55位) ◇ 安牛駅を通過

 雄信内を出た後は、安牛駅南幌延駅上幌延駅と秘境駅が連続するのですが、いづれも停車せずに通過してしまいます。

 
南幌延駅(秘境駅61位) ◇ 南幌延駅を通過

 
上幌延駅(秘境駅60位) ◇ 上幌延駅を通過

   

 
幌延駅

 幌延駅に到着しました。ここは特急列車も停車します。「トナカイの里 ほろのべ」「北緯45度の町 北半球ど真ん中」と書いてあります。ここで14分停車しますので、ホームに降りて一休みします。年配の男性が「先ほど、左前方に形のいい山が見えましたが、利尻富士ですかね?」と聞かれました。「利尻富士はもう少し先で見えてくると思いますよ」と答えましたが、その後、あれっ、ひょっとして見えるかも知れないと思い返し、座席に戻って地図を確認すると、見えてもおかしくありません。「見えたのは利尻富士かも知れませんね」と訂正いたしました。

 
幌延〜下沼

 幌延を出ると広い牧場が続きます。放し飼いのように感じるほど広いのです。

 
下沼駅(秘境駅36位)

 下沼駅も貨車駅です。ちょっと年季の入った貨車ですね。


下沼を出発

 
下沼〜豊富

 まだまだ広々とした牧場が続きます。

 
利尻富士(下沼〜豊富)

 牧草地のはるか向こうに利尻富士がくっきりと見えてきました。見事な富士山型ですね。ほれぼれしてしまいます。


利尻富士@下沼〜豊富

 
徳満駅(秘境駅90位) ◇ 徳満駅を出発

 豊富駅を過ぎると次は徳満駅です。この辺りの左側には地図によるとサロベツ原野が広がっているのですが、どこまでが原野なのかは、車内からはわかりにくいですね。

   
兜沼 ◇ 兜沼駅

 兜沼駅で7分停車します。ホームから兜沼が見渡せます。小百合さんもホームに降りて身体をほぐしています。

「稚内まであと30分ですよ。もう少しですね。」と声をかけると
「そうですね。子供たちは元気ですけど、私はちょっと疲れてきました。」とにこにこ笑っていました。
 さらに名寄在住だったことを思い出し、
「名寄駅前に三星食堂ってありますが、地元での評判はどうですか? 稚内からの帰りに寄ってみようかと思っているんですよ。」と問うと、
「よくご存じですね。三星食堂は地元でも評判いいですよ。味もいいしボリュームも多いということで満足する人が多いみたいですよ。」と答えてくれました。

 
運賃表(抜海駅まで)

 さて兜沼を出て勇知の次は抜海です。旭川から抜海までの運賃は4,930円です。ちなみに旭川から稚内までの運賃は5,250円です。

   
地図 ◇ 抜海駅(秘境駅41位)

 抜海駅は日本最北の木造駅舎の駅としても知られています。秘境駅ですが、列車交換ができます。撮り鉄が一人いました。熱心にこの列車を撮影していましたが、線路に降りてはいけませんね。


抜海駅を出発

   
抜海〜南稚内 ◇ 利尻富士(抜海〜南稚内)

 原野を抜けると、左側の日本海の向こうに利尻富士がくっきりと大きく見えてきます。列車は速度を落として走ってくれます。絶景ですね。南稚内の次が終点の稚内です。


利尻富士@抜海〜南稚内
(音威子府)
0920
|  宗谷本線  稚内行き
1030
(幌延)
1044
|  宗谷本線  稚内行き
1135
(抜海)
1136
|  宗谷本線  稚内行き
1152
稚内
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