かめかめ・かめラ
北海道東・道北紀行
(北海道)
(2012/10/3-9)

【12 最北の地・稚内 〜リシリアンカレー〜】

(2012/10/7)(記 2013/5/8)


       
稚内駅:札幌より396.2km◇函館より703.3km◇東京より1574.5km◇指宿より3084.0km◇西大山より3095.0km◇枕崎より3126.1km

 稚内駅に到着しました。旭川から5時間47分、259.4kmの旅が終わりました。小百合さんともお別れです(涙)。以前の稚内駅は島式ホームの1面2線でしたが、新しい稚内駅は1面1線になっていました。日本各地からの距離表示は昔のままですね。

 
稚内駅名標 ◇ 改札口

 改札口は空港を思い出させます。狭い通路でホームにつながっています。

   
スタンプ

 稚内駅には道の駅わっかないが併設されています。スタンプには「日本最北端の駅 宗谷本線・稚内駅」とあり、道の駅わっかないには間宮林蔵から名付けられた“りんぞうくん”がいます。

 
最北端の線路

 最北端の線路はここです! という看板です。一時は取り外されていたようです。

 
駅舎

 2011年4月に近代的で立派な駅舎になりました。お腹が空いて来たので昼食を食べましょう。いろいろと候補はあったのですが、きれいな利尻富士を見てきたのので、リシリアンカレーを食べることにしました。

 
喫茶店:お天気屋 ◇ リシリアンカレー

 喫茶店のお天気屋は駅から徒歩3分。大きな通りに面しています。ご飯の上にドライカレーをのせたものですが、これを利尻島の利尻富士に見立ててリシリアンカレーというのです。こういうオヤジギャグ、大好きです(笑)。東京出身のご主人が作るスパイシーなドライカレーは、かなりのボリュームがあります。

 
店内

 店内には鉄道模型が飾ってありました。食後、時間があるので稚内駅周辺を散策します。

 
日本最北端の線路

 駅舎からやや北側に「日本最北端の線路」がありました。おそらく以前はここまでレールがあったのでしょう。今後はこのレールの上を列車が走ることはありません。

 
駅前ロータリー

 駅前ロータリーがあり、バスやタクシーで賑やかでした。

 
駅ビル:キタカラ

 駅舎に繋がっているのが駅ビルのキタカラです。わっかない映画祭が行われていました。吉永小百合主演の「北のカナリアたち」が稚内や利尻・礼文両島で撮影されたのでちょうどよいタイミングなのでしょう。

 
道路案内標識

 道路標識をよく見ると、日本語・ローマ字の下にロシア語が並記されています。

 
ラーメンのたからや

 ここでラーメンを食べたことがあります。少し場所が移動して新築したようです。行列ができていました。徳光アナウンサーも、息子さんと一緒にラーメンを食べた想い出の店としてテレビで話してました。

 

 
フェリー乗り場

 もう少し足を伸ばしフェリー乗り場までやってきました。遊歩道などがよく整備されています。ここからフェリーは、利尻・礼文、奥尻や樺太まで出ています。

 

 
北防波堤ドーム

 北防波堤ドームです。美しい形をしていますね。昔はここまで線路が来ていました。

 
稚泊航路記念碑

 北防波堤ドームのそばには稚泊航路記念碑がありました。稚泊航路とは、稚内と樺太の大泊とを結んでいた連絡船です。

 
宗谷湾

 宗谷湾は風と波がやや強めです。

 
稚内全日空ホテル

 2006年に来たときにこのホテルに宿泊しました。従業員の方の接客が素晴らしかったことを覚えています。

 
北市場

 駅裏の北市場でおみやげを買いました。店内は中国人の団体でごった返していました。

   
地図 ◇ 特急サロベツ@稚内

   
特急サロベツ@稚内

 特急サロベツ札幌行きに乗ります。この特急列車は4両編成で、先頭は4号車です。1・2号車は指定席、3・4号車は自由席でした。4号車の前から二列目の座席に座れました。網走〜遠軽まで乗った特急オホーツク4号の時と同じシュチエーションです。

 
利尻富士

 南稚内〜抜海の間では、今度は右側に利尻富士が見えてきます。来るときにも見ていますが、今度は太陽が海が反射して輝き、また別の美しさがあります。

 
車窓

 二列目の座席から車窓はこんな具合に見えています。

 さて、名寄駅着は16時32分の予定です。当初の計画では、名寄で下車し、駅前食堂の三星食堂で早めの夕食を食べてから、名寄駅18時24分発の普通列車で旭川(20時15分着)へ戻ろうと考えていました。しかし、困ったことにお腹が空きません。全く空きません。リシリアンカレーがまだお腹に残っているのです。

 予定変更します。名寄駅で途中下車するのを止めて旭川に直行します。小百合さんには申し訳ないのですが、三星食堂に行くのを泣く泣く諦めました。

 
旭川駅 ◇ スタンプ

 17時33分に旭川駅に到着しました。駅に併設されている観光案内所によりスタンプ(「雄大な大雪山連峰の駅」函館本線・旭川駅)を押してから、いろいろとお話しを伺いました。

 観光案内所で旭川ならではの食事は何かという話しを伺うと、旭川ラーメンとともにお勧めできるのがお寿司だというのです。旭川盆地という内陸にありながらどうしてお寿司なのかと問うと、太平洋・日本海・オホーツク海からほぼ同じ距離にあるため、多彩な魚介類が味わえるのだそうです。いくつかのお店を勧められましたが、いずれも中心街にある大規模なお寿司やさんでした。そこでホテルに近くちょっと路地を入った小規模な二幸支店に入りました。

   
二幸支店 ◇ カニ? ◇ 焼きサバ

 
ホタテ ◇ いくら

 大将と食べ物や鉄道の話しをしながら、美味しい海の幸をいただきました。もちろん美味しい地酒の男山も。そろそろにぎり寿司を食べようかと思いましたが、まだまだお腹が空かないので、ここまでにしてホテルに帰りました。
稚内
1345
|  宗谷本線  札幌行き  特急サロベツ
1733
旭川
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