かめかめ・かめラ
北海道妄想の旅1978
(北海道)
(1978/10/1-20)

【2 道南8の字めぐり】
(1978/10/2)(記 2018/1/26)

北海道妄想の旅1978:02青森〜函館

【1】(青森駅見取り図)

【10】(青森駅)
 10月2日(月)の朝に青森駅に到着した津軽1号を下車した乗客の多くは、ホームを進行方向に進み、桟橋跨線橋を渡って青函連絡船乗り場へ急ぐ。

【HPから】(青函連絡船旅客名簿)
 あらかじめ車内で配られ住所、名前、年齢、性別を記入した青函連絡船旅客名簿を箱に入れて、晴れて青函連絡船の乗客となった。

【10】(青函連絡船:出発)
 大きな連絡船は気がつかないような穏やかさで岸壁を離れた。岸壁では関係者や見送りの人達が大きく手を振っていた。

【10】(青函連絡船:出発)
 乗客も目一杯手を振り、紙テープが舞っている。

【10】(青函連絡船:船内)
 お腹が空いたので船内食堂で鮭三平汁定食を食べた。そしてしばし休息をとる。青森を出てから約3時間後の12時過ぎには前方に函館山が迫ってくる。

【34】(函館入港)
 連絡船は函館山の西側をまわって入港態勢に入る。5分ほど遅れたが無事に函館港に入港した。

【1】(函館駅見取り図)
 下船してから連絡通路を渡り、函館駅の函館本線の優等列車用ホームの4番、5番線へ向かう。

青森0950-1340函館 青函連絡船 7便
北海道妄想の旅1978:03函館〜大沼公園

【1】
 1978年10月2日の旅(1)

 函館から大沼公園を経て森へ。そして森から函館へ戻ってくるのだ。8の字状になっているので、8の字の通りに乗ろうという魂胆である。

【1】
 函館発14時29分の急行ニセコ3号に乗ろう。特急北斗3号出発の4分後に急行ニセコ3号が出発した。憧れの北海道の旅が始まり、胸がわくわくしてきた。

(桔梗駅)
 次の五稜郭駅で江差線を左へ分け、函館行きの普通列車とすれ違い、さらに北上を続ける。市街地をぬけて桔梗駅を通過し、線路は函館平野の東端の小高い丘を走っていく。そのため左手には函館平野を眼下に望める。

【4】
 七飯(ななえ)から先は、線路が左右に二つに分かれている。特急や急行などの優等列車が通る通称藤城線は、七飯駅を出てまず左へ分かれ、そして右へオーバークロスし函館平野の東端を走る。急行ニセコ3号ももちろん藤城線経由である。

【26】(大沼〜大沼公園)
 いくつかのトンネルの後にやや長い新峠下トンネル(1,250m)を出たとたん、車窓左手には小沼の水面とその向こうに雄大な駒ケ岳が見えてくる。駒ケ岳の左端の尖った部分は剣ヶ峯で、その右側が馬の背となる。

(大沼公園駅)
 大沼公園駅に停車した。途中下車して観光したい気持ちもあるのだが、先を急がなければならない。

(大沼公園)
途中下車したら、こんな写真のような駒ケ岳と大沼の絶景を拝むことができるのだ。

(沼の家)

(大沼だんご)
 また明治38年創業の沼の家で、大沼だんごを食べることもできる。あ〜ぁ、残念!

函館1429-1521森 急行ニセコ3 函館本線 103
北海道妄想の旅1978:04大沼公園〜森(藤城線)

【1】
 1978年10月2日の旅(2)

【4】
 大沼から森までは左右に分かれている。急行ニセコ3号は、距離の短い駒ケ岳の西側を通っていく。大沼公園駅を出た急行ニセコ3号はさらに先に進む。左手に小沼、右手に大沼を眺められるいい区間だ。

(駒ケ岳駅付近)
 進行方向右手には駒ケ岳が見える。その特徴的な容姿は、角度によりいろいろな形に見えている。駒ケ岳駅までは登りが続くが、そこから先は逆に下りの急勾配となり線路はくねくね曲がっている。姫川を過ぎて右から砂原線と合流して森駅に着く。

(森駅)

(森駅)
 駅のホームからは駒ケ岳や内浦湾(噴火湾)を見ることができる。

(森駅)
 ここで下車する。

函館1429-1521森 急行ニセコ3 函館本線 103
北海道妄想の旅1978:05森(砂原線)〜函館

【1】
 1978年10月2日の旅(3)

【4】
 森からは渡島砂原(砂原線)を通り、渡島大野を経て函館へ戻る。駒ケ岳の北→東→南を通る遠回りのルートである。

【5】(いかめし)
 森といえば「いかめし」。昭和16年創業の阿部商店のいかめしは駅構内の売店でも買うことができる。

【1】
 16時25分、森駅始発の普通列車に乗り込んだ。

(森〜東森)
 車内は空いている。

(いかめし)

(いかめし)
 さっそくいかめしを食べるとしよう。甘すぎず、辛すぎず、絶妙の味が食欲をそそる。おやつにちょうどいい分量だ。

 この砂原線は、海沿いの線路のように思われるが、海の見える区間は少ない。渡島沼尻から銚子口まではほとんど深い森の中を走る。銚子口からは右手に大沼が見えてきてやがて大沼駅に到着する。大沼駅で長万部行きの普通列車と列車交換し、森から駒ケ岳駅経由の632D列車を併合し、結局14分停車して函館へ向かう。

【7】(函館駅)
 函館駅には夕暮れの中、到着した。

森1625-1809函館 函館本線(砂原線) 644D
北海道妄想の旅1978:06来々軒

【7】(函館市電:函館駅前電停)
 お腹が空いてきたので来々軒へ行こう。昭和10年創業の老舗だ。路面電車で函館駅前電停から十字街まで行き徒歩約3分で着いた。

(来々軒外観)

(来々軒外観)
 老舗の風格のある外観である。

(来々軒店内)

(来々軒店内)
 創業当時はカフェだったので、内装がとてもハイカラである。店内にはジャズが流れている。

(ラーメン)
 ラーメンを注文した。スープは透明感が高いがしっかりとしたダシが出ている。豚骨を中心に使っているようだ。洋風なスープでコショウを少し入れると深みが増す。麺は中ほぼストレートでつるつるしている。

函館駅前1825-1835十字街 函館市電
北海道妄想の旅1978:07函館山・エビス軒

 食事をして満足した。さてと、函館山から夜景でも眺めてみよう。まずは徒歩で函館山ロープウェイの乗り口の山麓駅へ。函館山頂へはわずか5分だ。

十字街1920-1935山麓 徒歩
山麓1940-1945函館山頂 函館山ロープウェイ (往復900円)

【HPから】(函館夜景)
 うーん、息を飲む美しさだ。絶景だ!。砂州になってくびれているのがいいのだろう。よし明日からもがんばるぞ!

函館山頂2000-2005山麓 函館山ロープウェイ

 まだ小腹が空いている。

山麓2010-2025十字街 徒歩
十字街2035-2050松風町 函館市電

【14】(エビス軒外観)
 松風町電停近くのエビス軒にやってきた。このエビス軒は、昭和4年に駅前の屋台から出発した。店内には昨年大ヒットした沢田研二の「勝手にしやがれ」がながれている。

【14】(ラーメン)
 またラーメン!!!   まぁまぁ、いいじゃないですか、妄想の旅なんだから(笑)。美味しいラーメンだった。満足だ。

松風町2150-2155函館駅前 函館市電

 今夜は函館駅近くのホテルニューオーテに泊まろう。昨日はあまり熟睡できなかったので、今夜は早めに休もう。
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